沖縄ではシュノーケルでザトウクジラ達が泳ぐ姿を見ることができちゃうホエールスイムというアクティビティがあります!
今回はホエールスイムを実際に体験してきた筆者が体験記を元に詳細をご紹介します。
1.ホエールスイムができる時期・ツアー
2.ホエールスイムへGO
3.服装、持ち物
4.おわりに
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1.ホエールスイムができる時期・ツアー
毎年冬(12月下旬~4月初旬)、ザトウクジラは出産、子育てをするために北の海から沖縄近海まで回遊してきます。
そのためホエールスイムができる時期は大体1月末〜3月くらいの2か月ほどの短い期間です。
沖縄でホエールスイムが出来るのは慶良間諸島が代表的なスポットのため、那覇発設定のツアーが多いです。ツアー代金は1日コース20,000円〜/1人が相場で、シュノーケリング機材やウエットスーツの貸出しもある場合がほとんど。
またホエールスイムツアーの参加条件に、ダイビングライセンス、もしくはスキンダイビング、フリーダイビング資格が必要となる場合が一般的。
筆者は当初資格を持っていなかったので、半日ほどのプログラムで取得できるスキンダイバーのライセンスを事前に取得しました。各ライセンスの内容とツアー会社の参加条件を確認してみてくださいね!
2.ホエールスイムへGO
ツアーは7:30に那覇の港へ集合。那覇発ホエールツアーのほとんどが事前に伝えれば那覇市内のホテルまで送迎にきてくれます。
私は那覇に前泊、全日からワクワク・ドキドキ。当日は服の下に水着を着てスタンバイ、送迎車ピックアップ後で移動中に注意点や規約にサインしている間に港に到着です。
ネットで申し込みをした時に細かくチェック項目を済ませているので当日の手続きはサクッと終わりました。
参加者が揃ったら船に乗り込みます。
慶良間諸島周辺のクジラ出現スポットまでは大体1時間弱。予約時に伝えていたサイズのウエットスーツ、フィン等の機材を受取り船内で各自着替えます。
着替えが終わったら見学時のルール説明を受けます。
基本は、クジラの進行方向へ先回りし、海に浮かんで上からクジラが通っていくのを待ちながら観察します。
待機・観察は1回10~15分ほど、海中にいる間はバタ足をしたり潜ったりしてクジラに近づくのはNGです。
特に子育て中のクジラは警戒心が強いので、怖がらせないようにそっと見守ってあげるのが大切。
移動からのクジラ探索、出港から大体1時間ほどたった頃、クジラの背びれを発見!ガイドさんの合図に従っていよいよ海に入ります。
向こうからやって来たのは母、子のクジラとエスコートと呼ばれるオスクジラです。
私たちのはるか下を通って行ったのですが、それでもクジラ自体がとても大きいのでしっかり見えた!悠々と泳ぐ姿に感動~!
クジラが通り過ぎることもあれば、私たちの下で停滞してくれることもあります。通り過ぎていったら一度船に上がり再び先回りして海に入って待つ、の繰り返しです。
4回目くらい繰り返した時に、赤ちゃんクジラが息継ぎをしに近くに浮上してきました。
キラキラと差し込む太陽の光が子クジラに降り注いで神々しかったです。
赤ちゃんクジラが無邪気にお母さんに甘える姿もとっても可愛い!
船上でお昼ご飯をはさみつつ、午前午後にかけて今回は6回ほどホエールスイムを堪能、大体14:30頃に帰り支度を始めます。
船内にはシャワーがあるので順番に使い更衣室で服に着替え。陸に着いたら解散もしくは那覇市内のホテルまで送迎してもらいます。
3.服装、持ち物
ホエールスイムツアーの持ち物は、着替え・タオル・サンダル・昼食(ツアーによる)・水着は服の下に着た状態で向かいましょう。ツアーシーズンとなる冬季は波が高めなので、酔い止めの薬も持っていきましょう。
日焼けしたくない方は顔用の日焼け止めもお忘れなく。ウエットスーツ、シュノーケルセット等はほとんどのツアー会社で貸し出しています(金額はツアー会社による)。フィンやGoProなど水中カメラも持ち込み可能な場合がありますが、サイズに制限がある場合があるので、ツアー会社ごとよく確認してください。
※例:ロングフィン禁止。水中カメラの延長ポールは30cm未満(一番短い状態)のみなど
4.おわりに
世界でも稀なホエールスイム体験が沖縄の海でできるなんて、筆者も長年知らなかったので驚きましたし、何にも例えられないような感動体験でした!
野生生物なのでツアーに参加すれば必ず見られるというものではありませんが、同じ沖縄の海を感じながら出逢えた時の感動はひとしおですよ。
クジラ達にストレスを与えないように、ツアーガイドさんの指示を守って参加しましょう。