沖縄に行ったら食べたいもののひとつ、海ぶどう!
あのぷっちぷちの食感がなんとも言えずおいしいんですよね。
そういえば海ぶどうってなんなんだろう。
気になっちゃったんだから仕方ない、それなら調べるしかないでしょう!
今回は沖縄の海ぶどうの養殖の現場に足を運び、おいしい食べ方など海ぶどうのあれこれを聞いてきました。
<もくじ>
1.海ぶどうとは
2.海ぶどうの美味しい食べ方
3.海ぶどう養殖の現場
3-1.海ぶどう養殖の現場へ
3-2.最後は海ぶどうの試食
4.海ぶどうを安く買うなら
5.おわりに
1.海ぶどうとは
海ぶどうの正式名称「クビレズタ」。沖縄を含め、オーストラリアやハワイなど暖かい海の海藻です。
広く分布しているとはいっても自然の群生は宮古島の一部にしか無く、普段私たちが口にするものは養殖ものがほとんど。
日本国内では沖縄(恩納村や久米島が主産地)が養殖生産量1位です。
海ぶどうの呼び名はその見た目の通り、ビーズのような緑色のプチプチが蔦に連なってできる見た目がぶどうの様だから。
ほかにグリーンキャビアと言われる事もあります。
温度に敏感で、暑くてもダメだし寒くてもダメ。
大事な事なので最初に言いますが、もし海ぶどうを買ったら「冷蔵庫には入れない」でください。
適温は15~28℃なので、過ごしやすい室内の日かげに置いておくのがベスト。
冷蔵庫に入れてしまうと、水が抜けてしぼみ、あのプチプチ食感が無くなってしまいます。
2.海ぶどうの美味しい食べ方
ベストコンディションの海ぶどう、プチプチ食感とささやかな塩味が醍醐味。
後ほど久米島の養殖場の様子をお伝えしますが、まずはそちらでお伺いした海ぶどうの美味しい食べ方をお教えします。
2-1.海ぶどうそのままを三杯酢やタレにつけて
まずは奇をてらわずシンプルに。長い時間調味料に浸しておくとしぼんでしまうので作り置きはおすすめしません。
2-2.サラダ
サラダもよくあるパターンですが、トッピングと言わず海ぶどうメインで思いっきり食べちゃいましょう。
ツナと合わせたり、さっぱりかつお節をふっていただくのもGOOD!
2-3.海ぶどうを納豆にまぜて
なんとなくおいしい味が想像ができる1品。生卵を混ぜてずるっ&プチっといきたいですね。
2-4.山かけ&海ぶどう
納豆にも通じる所がありますが、山かけにだって合う!マグロが入る事でお酒のアテにピッタリになります。
2-5.海ぶどうとアボカドを韓国のりで
海ぶどうはコクのある食材との相性がいい!アボカドの代わりにクリームチーズでもOK。
全部を適当に切って、塩昆布とごま油で和えるなんてのも美味しいですよ。
豚の角煮や鯖など、油たっぷりの肉・魚料理の添え物としてもいい仕事します!
3.海ぶどう養殖の現場
「いつか山盛りいっぱいの海ぶどうが食べてみたい」なんて思いが念願かなって、海ぶどうの一大産地・久米島へ!
久米島の中心地イーフビーチから車で2~3分の場所に、海ぶどうを養殖生産する「久米島海洋深層水開発株式会社」はあります。
久米島海洋深層水開発株式会社では、海ぶどうの養殖現場を見学させていただきました。
3-1.海ぶどう養殖の現場へ
海沿いエリアにビニールハウスが並ぶ一角。ビニールハウスの中にはたくさんの生け簀が並びます。
生け簀を覗いてみると、、、生い茂る海ぶどう!
海ぶどうがゆらゆらと水に揺れています。
海ぶどうの養殖方法を簡単に教えていただききました。
網目状のネットの上に海ぶどうの苗をバサッと置き、
ワッシャーと広げていきます。
同じネットで挟むように苗を固定。これをお水の中に設置します。
するとネットに根付き、上から押さえていただネットを外すと、どんどん成長していくというわけです。
白い部分が海ぶどうの根っこ
とっても単純ですが、これが出来るのも久米島名物海洋深層水のおかげ。
深海の海水は不純物が少なく、ミネラルが豊富、低温に保たれているなど、海ぶどうの養殖に適しているのだそう。
海ぶどうは海藻なので、日にあたる部分が緑に、反対に当たらない部分は白っぽい。
もし持って帰った海ぶどうが白っぽくなっちゃっても、日に当てれば緑色が復活するんですって。
30日ほどで十分な大きさに。
収穫時期を迎えた海ぶどうは、枝分かれした部分を手作業で剪定して形を揃えていきます。
そういえば海ぶどうってどれもまっすぐの形に整ってますが、こんな手作業があったんですね。
スタッフの方に混ざって剪定作業に参加させていただきました。
生け簀のなかの海ぶどうをガシっと掴み
ブチブチっと引き抜きます。
引き抜いて海ぶどうをプラスチックのケースの中に置いて、1本1本余計な部分をちぎって整えていきます。
この後洗浄等の工程を経て、各地に出荷されて行くのです。
3-2.最後は海ぶどうの試食
帰り際に海ぶどうの試食させていただきました。
「!」
弾力が抜群で、プチプチを超えてポリポリとした食感。
それに海ぶどうのタレがまた美味しいのです。これこそ「やめられない、とまらない」
この海ぶどうのつけタレも旨みがあって美味しいのですが、やっぱり一番はフレッシュな海ぶどうの食感でした。
4.海ぶどうを安く買うなら
狙うべきは道の駅か地元スーパー。お土産物屋さんよりも確実に安く買えます。
那覇空港の近くであれば、糸満の道の駅がおすすめ!
もし海ぶどうを買ったら、そう冷蔵庫には入れないでくださいね。
4.おわりに
海ぶどうの事ばかり考えてたら、さっそく食べたくなってきてしまいました。
今度また沖縄に行くときは、改めて海ぶどうを堪能しようと思います。