夏の沖縄に切っても切れないもの、台風。台風あり・無しで旅行の内容は大違いです。
この記事では沖縄の台風の時期や特徴、降水量についてお話していきます。ぜひ沖縄旅行計画の参考にしてみて下さいね!
1.沖縄台風の発生時期と特徴
2.降水量を確認しよう
3.沖縄旅行なのに台風が発生してしまった場合
┗出発前
┗旅行中
┗帰着日
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1.沖縄台風の発生時期と特徴
沖縄の台風時期は5~10月、台風シーズンのピークは7・8・9月と夏休みと丸かぶりとなります。
2020年代に大きな被害を被った大型台風は、ピークシーズン中に発生しています。
<甚大な被害を残した台風一例>
発生日 | 沖縄接近期間 | |
2021年 台風6号 | 7月17日 | 7月20日~24日頃 |
2022年 台風11号 | 8月28日 | 9月1日~4日頃 |
2023年 台風6号 | 7月31日 | 8月1日~8月6日頃 |
2024年 台風3号 | 7月19日 | 7月24日~7月25日頃 |
台風シーズン全体では平均して7.8個の台風が接近し、月平均では1~2個が沖縄に影響を及ぼします。
上陸したとしてもその影響は1日~2日間、長くても3日で抜けていく事がほとんど。ただし波が高いなどの理由でシュノーケリングやダイビングなどのマリンスポーツはもう少し長期間で影響を受けます。
台風の影響が多いのは何月?
なぜ台風が夏に来るのかと言うと、太平洋高気圧の外周に沿って日本に向かって北上する台風が多くなるから。
初夏、沖縄は通過地点に位置するので、その分接近する確率が高まります。上の地図は、月別の台風の進路モデルコースです。
7・8月は太平洋高気圧の勢力が強く、また、台風を流す上空の雲がまだ弱いため不安定な経路をとる事が多いのですが、9月以降になると太平洋高気圧の張り出しが弱まる&大陸からの偏西風に乗りやすくなるため、台風の進路が短かくさらにスピードも速くなると言われています。
そのため7月の台風は沖縄状況に要注目ですが、8月9月は日本全体に台風の影響があると考えられます。
上記グラフは2014~2024年の間に沖縄300km以内に接近した台風の数を月ごと積み上げ棒グラフにしました。
7月~9月が群を抜いて多いですが、ピークシーズンでも1か月あたりに接近する台風の平均は約2個です。
2.降水量を確認しよう
台風の次に確認したいのが降水量!やっぱり、雨も気になるトコロ。
不確定要素が多くてなかなか適確にお答えしにくいのですが、今までのデータから推測して頂けると思います。少しみていきましょう。
棒グラフを見てみると、やはり5~6月にかけて梅雨時期と8・9月の台風時期には降水量も増えることがわかります。
気温に関しては、通年通して高めではありますが、6月~10月に掛けては真夏のように暑くなります。
比較的台風が少なく、営業しているビーチの多い10月はかなり狙い目と言えるかもしれません。
ただ天候に関しては本当に運次第。
夏だからと言って必ず台風が来るわけでもなく、7月~10月の間でも指で数え切れるくらいの確率!
あまり悩まずに真夏の沖縄を体感しに来ていただきたいきたいですね。
沖縄旅行なのに台風が発生してしまった場合
まず、予約前に飛行機やホテル、レンタカー、アクティビティなど各々のキャンセル規定をしっかり確認して予約することは、台風の有無関係無くとても大切です。また各予約先の連絡手段を把握しておくことも重要です。
例えば、旅行会社で飛行機を予約した場合、航空会社ではキャンセル・払い戻しの手続きが出来ないなんて場合もあります(旅行会社に対応を依頼しなくてはならない)。出発までに余裕があれば、連絡先と併せてキャンセル手続きのフローも確認しておくと、いざという時に慌てず対処できます。もし飛行機が欠航してしまった場合、航空会社の電話やサイトが繋がりにくくなりますので、SNSをフォローしておくと当日の運行情報が得られやすいです。
出発前
キャンセルの手数料が不要か否かは必ず予約先で確認
台風により飛行機が欠航もしくは欠航が予想される場合、手数料無しで払い戻しできるもしくは変更できる場合がほとんどです。
ただし航空会社や旅行会社、予約内容によって条件が異なりますので、必ず予約先で条件を確認しましょう。
欠航が決まるのは、搭乗当日から早くても2日前です。
予約先から電話やメールで連絡が来る場合もあるので、未登録の電話番号やメールアドレスの着信拒否をされている方は受信できるようにしておきましょう。
行きの飛行機が欠航・変更になった場合は、帰りの飛行機やホテル、レンタカー、現地体験などの予約変更・取り消しもお忘れなく。
旅行中
車がひっくり返るほどの強風や、道路が寸断されるほどの大雨に見舞われる事もあります。
沖縄滞在中に台風に遭遇してしまったら、極力外出は避けるようにしましょう。
帰着日
欠航に伴う延泊・延長料金は基本自分で手配・費用は自己負担が基本
帰着便の飛行機が欠航してしまい、当日中に帰れなくなってしまった場合、宿泊やレンタカーの延長は自分で手配する必要があり費用も自己負担となります。
背に腹は代えられない状況に備えて、台風シーズンは旅行保険に加入しておくと安心。
欠航保障(延泊)付きの国内旅行保険は、加入日の締切が出発日の10日前などに限定されているものが多いです。また保険サービスが付帯した旅行商品(パッケージツアーなど)も販売されていますので、予約時に有無を比較できるといいですね。
<国内旅行保険一例>
・AIG損保 国内旅行傷害保険
・東京海上日動 国内旅行傷害保険
また延泊・延長と同時に、飛行機予約の振替変更も進めなくてはなりません。
”自分の予約していた便は欠航なのに、他社便は飛ぶ”なんて事も稀にありますが、他社便への振替はほぼ対応してもらえません。
便数・路線が豊富なANAやJALであれば、振替の選択肢(直行便OR経由便など)が豊富なので、窮地の際は心強いです。
(同路線別便への振替が基本。経由便などのバリエーションは予約先が振替案として条件提示した場合に限ります。)
もし台風と遭遇した際は・・・そんな時のために関連記事では雨の日の遊び方をご紹介。ぜひ併せて目を通していただければと思います。
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