沖縄本島の南西約290㎞の洋上にうかぶ宮古島。沖縄県内でも随一の美しさを誇る海に憧れて、宮古島に行きたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
2017年3月時点、宮古島は沖縄本島からの水路もなく、唯一のアクセス方法は飛行機となります。
今回は南の楽園・宮古島行きの飛行機を直行便・乗り継ぎ便の比較、所要時間の比較、料金の比較の3点を柱に徹底解剖していきたいと思います。
<もくじ>
1.宮古島へのアクセス概要
2.直行便と乗り継ぎ便の所要時間の違い
2-1.直行便
2-2.乗り継ぎ便
2-2-1.乗り継ぎ便の所要時間
2-2-2.那覇空港の乗り継ぎ時間に注意
2-2-3.近いようで遠いLCCターミナル
3.宮古島への飛行機、料金はHOW MUCH
3-1.まずは 搭乗直前まで設定がある料金を把握しよう
3-2.先手必勝 早期割引
3-3.パッケージツアーもある
3-4.宮古島行き格安航空券を探すなら
4.宮古島の飛行機運行状況をチェックするなら
5.宮古島の観光情報
(この記事の内容は2017年3月時点の内容となります。)
1.宮古島へのアクセス概要
先述の通り、宮古島へ行くための手段は飛行機1択。最寄りのハブ空港:那覇空港からは、那覇空港発宮古島行きが約55分、宮古島発那覇空港が約50分かかります。
数年前はスカイマークも運行していましたが、2017年3月現在はANAとJAL(本文ではJAL・JTA・RAC3社を指すものとします)のみの運行となります。
2.直行便と乗り継ぎ便の所要時間の違い
昨今では各都市と那覇空港間でLCCが多く就航するようになり、宮古島への飛行機も組み合わせが増えました。まずは移動にかかる所要時間から比較していきたいと思います。
2-1.直行便
基本的に羽田-宮古島線は定番路線として定着していますが、羽田以外の空港-宮古島線は、期間限定のものが多く、常に就航しているものではありません。
2017年3月時点では、羽田空港のほか関西国際空港(以下関空)発と2017年6月17日からは中部国際空港(以下中部)から期間限定で直行便が運行予定です。
直行便所要時間一覧
宮古島行き | 宮古島発 | |
羽田 | 3時間 | 2時間35分 |
関西 | 2時間25分 | 2時間10分 |
中部 | 2時間40分 | 2時間20分 |
※復路は風等の影響で飛行時間が短くなり、往復で所要時間の差が生じます。
2-2.乗り継ぎ便
2-2-1.乗り継ぎ便の所要時間
時間は多少かかるけど、条件が揃えば格安で航空券が手配できる乗り継ぎ便。こちらもまずはそれぞれの路線の所要時間をチェック。ただし、乗り継ぎ便利用の場合は航空会社間の連帯運送契約の有無やターミナルの違いも把握しておかなければなりません。
主要空港-那覇空港 航空会社と所要時間
/ | 就航航空会社 | 那覇行き | 那覇発 |
羽田 | ANA・JAL・SKY | 2時間45分 | 2時間25分 |
成田 | バニラ・JETSTAR | 3時間 | 2時間35分 |
伊丹 | ANA・JAL | 2時間5分 | 1時間55分 |
関空 | ANA・JAL・JETSTAR・ピーチ・バニラ | 2時間5分 | 1時間55分 |
神戸 | ANA・SKY | 2時間5分 | 1時間50分 |
中部 | ANA・JAL・スカイマーク・JETSTAR | 2時間20分 | 2時間5分 |
福岡 | ANA・JAL・スカイマーク・ピーチ | 1時間40分 | 1時間45分 |
※vanilla air=バニラ、ピーチアビエーション=ピーチと表記しております。
※航空会社や時間帯によって想定所要時間は5~10分程度前後する場合があります。また当日の天候やその他要因でスケジュールが変更になる場合もあります。
2-2-2.那覇空港の乗り継ぎ時間に注意
繰返しになりますが、那覇-宮古間はANAもしくはJALのみが運行。ANAとJALは乗り継ぎの必要時間に関して、以下の規定を設けています。
ANAからANAもしくはJALからJAL | 20分 |
ANAからJALもしくはJALからANA | 30分 |
那覇空港での乗り継ぎで、他社便への乗り継ぎ必要時間は、会社間ごとで異なります。
上記の30分ルールが適用されるのは、航空会社同士が連帯運送契約を結んでいる場合のみ。ANAとJALは連帯運送契約を締結しています。連帯運送契約というのは、簡単に言うと「お客様が便利に安心して飛行機を利用できるよう航空会社同士協力しあいましょう」というもの。
具体的なメリットとしては、バゲッジスルーが可能ということ。バゲッジスルーとは、受託手荷物がある場合、1区間目の出発空港で乗り継ぎがある旨を申告しておけば、中継地点で荷物も他社便に乗り継ぎをして、最終目的地まで運んでくれるのです。
乗り継ぎで宮古島に行くためには最終的にANAかJALに乗らなくてはなりませんが、那覇空港を発着するLCC各社とANA・JALは連帯運送契約を結んでいません。つまり、もし受託手荷物があるならば、那覇空港で一度受け取って、再度カウンターで預けなおさなくてはならないのです。
2-2-3.近いようで遠いLCCターミナル
さらに複雑なのが那覇空港の国内線ターミナルとLCCターミナル。
スカイマークとJETSTARはANA・JALと同じ国内線ターミナルを利用しますが、ピーチとバニラは専用シャトルバスでしか入ることも出ることもできないLCCターミナルを利用します。
LCCターミナル利用の場合、飛行機が到着してから無料のシャトルバスで国内線ターミナルに着くまでは、少なく見積もっても40分はかかります。国内線ターミナルに到着したら3階まであがってチェックイン(荷物がある場合は預けましょう)、出発15分前までに保安検査所を通過するとなると、乗り継ぎに120分はあけておきたいものです。
そもそもLCC各社の乗り継ぎの案内には、「最終的に乗り継ぎげなくても責任はとれないので各自の責任のもと余裕をもって乗り継ぎを行ってくださいね」とされています。格安運賃で旅のきっかけを増やしてくれるLCCですが、何かあった時を考えると一抹の不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし乗り継ぎで宮古島に行く場合は、それぞれの区間の所要時間に加えて、乗り継ぎのための時間を最短20分~最長120分超見込みましょう。
3.宮古島への飛行機、料金はHOW MUCH
同じ区間の航空券を買うにしても、航空会社や割引運賃などの種類が増え選択肢が増えてきました。これは嬉しい反面、決めてが分からず悩ましくもあります。
航空券の運賃は、航空会社や直行・乗り継ぎの違いはもちろん、購入日時点で適用される割引の種類や便などさまざまの要因で複雑に変動します。一概に「このパターンが絶対に安い」と断言するのは難しい。ただ乗り換えの有無や所要時間など利便性が値段に反映するのは確かです。今回は航空券を探す際に覚えておきたいポイントを4つお教えします。
3-1.まずは 搭乗直前まで設定がある料金を把握しよう
例として羽田空港出発宮古島行きで、搭乗直前まで設定がある航空券の料金を調べてみました。
/ | 料金目安 | 想定最短所要時間 |
ANA・JAL直行便 | ¥65,000前後 | 3時間 |
ANA特定便乗り継ぎ割引※1 | ¥59,000前後 | 4時間 |
JAL特別乗り継ぎ割引 | ¥65,000前後 | 4時間 |
スカイマークからANA・JAL | ¥54,000前後 | 5.5時間 |
成田発JETSTARからANA・JAL | ¥45,000前後 | 5.5時間 |
※1 1・2区間の組み合わせが決まっています。
※スカイマークとJETSTARの那覇空港乗り継ぎ時間は2時間を想定しています。
所要時間はかかるものの、やはりLCC利用の乗り継ぎパターンだと明らかに料金が変わってきますね。とにかく安く格安航空券を探している方は、LCC利用那覇乗り継ぎで探すと効率がいいかもしれません。
前述の通り、航空会社によって那覇空港の到着ターミナル異なりますので、この点も考慮するとさらに絞り込みが進められますね。
3-2.先手必勝 早期割引
旅割や早得など、どの航空会社も「搭乗〇日前まで購入・決済」を条件にかなり安い割引運賃を設定しています。
ANAの旅割 | 75日前、55日前、45日前、28日前、21日前 |
JALの早割 | 75日前、55日前、45日前、28日前 |
ANAにしてもJALにしてもこの75日前までの購入が断トツ安い!
ANA・JAL直行便で比較すると75日前割引適用運賃は¥19,000前後、割引率は約70%OFFです。
そもそも安いLCC乗り継ぎならもっと安くなるのではと、スカイマーク⇒ANA・JAL乗り継ぎパターンの料金も調べてみましたがほぼ同額。
割引運賃はキャンセルチャージの条件が厳しかったり、入金期限が短いなどデメリットもありますが、3か月以上前に旅行に行くことが決まっているなら、検討材料の筆頭にくるのではないでしょうか。
3-3.パッケージツアーもある
ホテルとのパックにはなりますが、旅行会社が販売するツアーも基本は安いです。航空券単体を手配する場合は、利用日が近づくに連れて運賃が高くなっていきますが、旅行会社は直前に割引ツアーが発売されることもあります。一番有益なのは、ほとんどの場合出発日の21日前まではキャンセル・変更チャージがかからない事。安くは行きたいけど、日程が変更になる可能性がぬぐい切れない、、、と不安がある方は特に、パッケージツアーも含めて探してみるといいですね。
※キャンセル・変更に関するルールは旅行会社・商品によって異なります。申込時に確認してください。
3-4.宮古島行き格安航空券を探すなら
もし航空会社が決まっているようなら、お目当ての航空会社のSNSをフォローしましょう。最新のお得情報が配信されています。もしSNSを利用されていない場合は、各社のホームページをチェックしましょう。
どこの航空会社でもOKという方は、航空会社単位で探すよりも、航空券検索サイトで探すのが便利。沖縄ラボの検索でも、航空会社を横断的に検索する事ができますので一度利用してみてくださいね。
4.宮古島の飛行機運行状況
運行状況の確認は各航空会社ホームページで行いましょう。ただし、台風がまさに接近中という状況では、航空会社のホームページサーバーがパンク状態になりなかなか表示されなくなってしまいます。そのためにも、問合せ窓口の電話番号を控えておくといいですね。
航空会社 | 電話問合せ | WEB運行状況の確認 |
ANA | 0570-029-767 ( 6:30~22:00) |
コチラ |
JAL | 03-5796-9345 (24時間) |
コチラ |
スカイマーク | 050-3786-0283 ( 8:30~22:00) |
コチラ |
ジェットスター | 050-3163-8538 (9:00~21:00) |
コチラ |
ピーチ | 0570-200-489 (9:00~18:00) |
コチラ |
バニラエア | 0570-6666-03 (9:00~18:00) |
コチラ |
※通話・通信は有料でお客様のご負担となります。
5.宮古島の観光情報
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