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移住妻のおもしろ沖縄あるある話|その4【沖縄の春夏秋冬 編】

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公開日:2017/10/17

3.秋|イリだ!アガリだ!シシマイだ!

沖縄の春夏秋冬
秋(9・10・11月)―――
いつの間にか来て、よく分からないうちに暮れて行く季節。とはいえ、よくよく観察すれば海の色や風に夏とは違う趣を感じることができる、そんな季節のお話。

ある秋の日。

夫:『妻~!今年もふちゃぎもちもらったよ!』

妻:『!!』

夫:『それとTさんが豊年祭を観においでって誘ってくれた。獅子舞もあるって』

妻:『(餅を食べながら)!!』

夫:『ついでに今度の大綱引きの予定も決めちゃう?』

妻:『(獅子舞踊りながら)!!』

それでは1つずつ説明しよう。

ふちゃぎもち(吹上餅)

沖縄の春夏秋冬
旧暦の8月15日、中秋の名月(十五夜)に食べられる縁起物の餅。本土のお月見と違い、豊作祈願や厄払いのために行われる行事です。

ふちゃぎもちは仏壇などにお供えしたあと食べるのですが、とにかく見た目が衝撃的。真っ白い餅に、びっしりと“小豆が丸のまま”くっついています。そのファーストインパクトが持つ破壊力は、他の餅の追随を許しません!

スタンダードは薄い塩味。甘く味がついているものもあります。大胆な見た目とは裏腹に飾らない素朴な味も、またイイ。SNS映え間違いなしの移住妻イチオシ餅です。

獅子舞

沖縄の春夏秋冬
日本各地で見られる獅子舞。真っ赤な顔のシシガシラに、緑・赤などの布で体を覆い舞うおめでたい舞です。沖縄にも獅子舞はありますが・・・そこは沖縄。やっぱり少し独特です。

沖縄で獅子舞が演じられるのは、主に秋の豊年祭や十五夜の時期。2人1組で、全身毛むくじゃらの大きな獅子を演じます。ワクヤーと呼ばれる獅子使いがいるのも特徴で、まるで猛獣使いか闘牛士のように、獅子をあやしたり挑発したりするのが面白いポイント。

ダイナミックな動きをしたかと思えば、首を傾げてお尻をフリフリ・・・犬好きの移住妻としては、獅子が時おり見せる愛嬌たっぷりの仕草がたまりません。

沖縄の獅子舞は災いを祓う力がある、ありがた~い舞。五穀豊穣や子孫繁栄をもたらすそうで、沖縄で秋を感じる風景の1つです。

大綱引き

沖縄の春夏秋冬
晩夏~秋にかけての沖縄で、忘れちゃいけないのが大綱引き。地域によって「大綱曳き」「大綱挽」と表記が少し違います。大抵の場合は、綱引きが行われる集落を東「アガリ」と西「イリ」の2チームに分け、豊漁・豊作祈願や厄払いのために綱を引くスタイルです。

で、もちろん“大”綱引きというからには大きい綱を引きます。とっても大きい(太い?)綱を引きます。

とくに県内最大級にしてギネス認定も受けた「那覇大綱挽」は、想像を凌駕する迫力。どれぐらいスゴイかって、全長約200m・総重量43tの綱を1万5,000人で引きます―――って言われても良くわからない。とりあえず、綱の太さは移住妻の身長くらいあります!

ちなみに、沖縄には「綱武士(チナムシ)」というパワーワードが存在します。『大綱引き』と聞けば心踊るのが沖縄県民。そう、大きな綱を前にすれば、みんな武士なのだ!

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