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首里染織館suikara|豊かな色彩が織りなす沖縄伝統の美しい布の物語の世界

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公開日:2024/2/14

首里染織館suikara

首里染織館suikara(しゅりそめおりかんすいから)は、那覇市首里にある「紅型(びんがた)」・「首里織(しゅりおり)」を見て・買って・学べるスポット。

沖縄県の無形文化財・国指定伝統的工芸品にも指定されている紅型・首里織を、後世へと受け継ぎ、発信する拠点として2022年4月にオープンしました。

お客様と作り手である職人を繋ぐ場所として県内・県外の方々が集う拠点にもなっていて、沖縄を代表する紅型・首里織という伝統工芸の“歴史”と“最前線”に触れられます。

この記事では紅型と首里織の概要、首里染織館suikaraの館内のみどころをご紹介します。

<もくじ>
1.「紅型」「首里織」とは
2.美しい布を見る・知る・作る
3.ワークショップ
4.営業時間・アクセス

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1.「紅型」「首里織」とは

紅型は沖縄を代表する染物の名称で、鮮やかな色使いと、花や生き物など表現された模様が特徴です。
首里染織館suikaraカラフルな色遣いとなめらかな線で描かれたデザインの染物は、南国沖縄らしさと華やかさを感じられます。
首里染織館suikara一方首里織は、1983年に国の伝統的工芸品に指定されるタイミングで、首里で継承されてきた織を総称したもの。
そのため、ひと口に「首里織」と言っても首里道屯織(どうとんおり)・首里絣(かすり)・首里ミンサーなど技法は多岐に渡り、なかでも「首里花倉織」や「首里花織」といった、かつて首里の王族・貴族にしか着用を揺らされなかった織がある事も特徴のひとつです。
織物の素朴なパターンの中に、沖縄の歴史もしっかり織り込まれているんですね。
首里染織館suikara

2.美しい布を見る・知る・作る

首里染織館suikaraは3階建ての施設となっていて、フロアごとに異なった楽しみ方が出来るようになっています。
首里染織館suikara1階フロアは展示ギャラリー・ショップコーナー・情報コーナーが設けられています。展示ギャラリーに並ぶのは首里織、紅型の着物・帯の数々。色鮮やかな着物・帯が並ぶ光景は、まるで美術館のよう。
首里染織館suikara単に着物・帯を展示するだけじゃないところに首里染織館suikaraのこだわりが光っています。着物・帯を単体で展示するのではなく、セットで並べたり、扇子やカバンと一緒に並べるなどコーディネートのイメージがしやすい工夫が見受けられます。
首里染織館suikaraちなみに、展示とは銘打っているものの購入も可能なので、お気に入りの着物・帯があればお買い物することも出来ちゃいます。

展示コーナーのお隣ショップコーナーは、首里織・紅型のグッズがズラリと並びます。普段あまり着物を着る機会がなくても首里織・紅型に触れられる小物を中心としたラインナップです。沖縄旅行の思い出や、プレゼントにぴったりなエリアとなっています。
首里染織館suikara
情報コーナーでは、首里織・紅型をはじめとする県内の織物について、映像や書籍で紹介。一角には仕事道具も展示され、首里織・紅型といった工芸品についての知識を深められます。
首里染織館suikara
階段を上がって2Fフロアは「紅型」の作り手さんが集うエリアです。工房や琉球びんがた事業協同組合の事務室があり、タイミングによっては、作家さんが作品作りしている様子を垣間見ることも。
首里染織館suikara工房に向かう廊下にある紅型作家さんのファブリックボードは、ぜひ見ていただきたいポイント。一口に紅型と言っても作り手によって異なった個性を持っているのが感じられます。
首里染織館suikaraさらに階段を上がり3Fフロアは「首里織」の作り手さんが集まるエリアとなっています。こちらも工房が設けられており、作家さんが布を織っている様子が伺えます。
首里染織館suikara織機がズラリと並ぶ様子は圧巻・・・!「1Fの着物や帯は、こうやって作られているんだ」と改めて感じ、あまり見ることのない伝統工芸品作りの裏側を見れたようで、より首里織が身近になったような気がします。
首里染織館suikara2F・3F共に、タイミングによっては仕事現場の様子を覗けたり、作家さんとコミュニケーションをとれるのが魅力的。ただ、1Fとは違い、どちからと言うと作り手さん向けのフロアとなっているので、お仕事を邪魔してしまわないようご注意下さい。

ちなみに、紅型・首里織ともに工房でワークショップを行っています。体験プログラムが用意されていて、伝統工芸を学べますよ。

3.ワークショップ

首里染織館suikaraでは、工芸作りを体験できるプログラムが用意されています。体験プログラムは通常体験と本格体験によって内容が分かれています。

「琉球びんがた染め体験プログラム」は、オリジナルの柄をトートバックに染めるワークショップ。料金は3,520円から。所要時間60分~120分となっています。トートバックは大・中・小のサイズがあり、好きな大きなさから選べます。
首里染織館suikara
「首里織体験プログラム」は約10cmの絹糸の花織を作るワークショップ。料金は4,400円。所要時間は約60分となっています。1時間で体験できるので、忙しくなりがちな沖縄旅行の最中でも、気軽に参加できるのが魅力です。
首里染織館suikara
「琉球びんがた本格体験プログラム」は4日間をかけてショールを染めていくプログラムです。料金は106,700円と一見するとお高めですが、伝統工芸士さんが付きっきりで指導してくれるというから贅沢・・・!現在、内容のバージョンアップを検討中とのこと。最新情報はHPをご確認ください。
首里染織館suikara
「首里織本格体験プログラム」は4日間で首里花織の半幅帯を織るプログラムです。料金は179,300円から。こちらも国認定の伝統工芸士または県認定の工芸士から直接指導いただける内容となっています。
首里染織館suikara

詳細はコチラから
首里染織館suikara 体験プログラム

4.開館時間・アクセス

首里染織館suikaraは首里城から歩いて10分ほど。首里城観光の前後で立ち寄りやすい立地です。「あのお城に居た人は、こんな着物を着ていたんだ」と、首里城とセットで立ち寄ると歴史について解像度が上がるはず。
首里染織館suikara同じく那覇市内の国際通りからは車で約15分。国際通りからはモノレールでアクセスすることも可能です。駐車場は会館前に7台停められるスペースが用意されています。
首里染織館suikara

首里染織館suikara

住所
沖縄県那覇市首里当蔵町2丁目16

HP
https://suikara.ryukyu/

営業時間
11:00~18:00 閉館日:火曜日・年末年始・ウークイ(旧盆最終日)

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