沖縄を愛する皆さん、ハイタイ!
『ハイサイ(ハイタイ)=こんにちは』
『めんそーれ=いらっしゃいませ』
『にふぇーでーびる=ありがとうございます』
沖縄を旅していると色々な場所で出会う「うちなーぐち(沖縄の方言)」。
どことなく温かみのある言葉は『沖縄に来たなぁ』という感じがしてホッコリしますよね!
そこで今回は、そんな“うちなー方言”のあるあるをご紹介したいと思います♪
沖縄に移住して約2年の移住妻が、日常で出会ったちょっと不思議で面白い“うちなー方言あるある”たち。コレが使いこなせれば、アナタもうちなーんちゅの仲間入り!?
(※記事中の出来事は全て事実ですが、あくまでも移住妻が聞いて・感じたものです。また、厳密には方言として分類されない言葉もありますが『沖縄で良く耳にする言い回し』ということでご紹介させていただきます。どうぞあしからずご容赦くださいませ。)
<もくじ>
1.思わず言っちゃう便利な相槌『だからよー』
2.思わず言っちゃう便利な共感『イイはず』
3.お誘いではない『○○しましょうね』
4.『洋服をつける』『メガネをはく』
5.相手目線を大切にする『もらう』『いつ帰るの?』『今から来るよ!』
6.言葉を知れば、もっと距離が近くなる!
1.思わず言っちゃう便利な相槌『だからよー』
仲間内の会話では欠かせない『だからよー』から、あるあるスタートです!
老若男女問わず超・頻出する、かつ、感染力が非常に高い言葉。そのため気が付くと自分も使ってしまううちなー方言です。会話の中で、相手が『だからよー』と言ってくれたら仲良くなった証。
【だからよー|da↓ka↑ra↓yo-↓】
《意味》
:そうだねぇ・そうなんだ・そうだ!・だよねぇ etc
《類語》
:だからよ/だからね/だからさ/だから
《ネイティブ・ポイント》
:ニュアンスや場の空気で、便利に変わる魔法の相槌。相手の話を受けて、肯定・否定どちらでも使えます。ただし、オフィシャルな場や目上の人には使いません。
長い話を適当な所で終らせたい時に使うという上級ワザもあります。気心知れた相手だとお互い『だからよー』だけで、ほぼ会話が成立することも。
《ありがちな間違い》
A:『台風が上陸する前に、食料の買出し行かなきゃ!』
B:『だからよ~』
A:『・・・?』
【解説】
この場合、Bの『だからよ~』は『そうだね~』という相槌。
“だから”と付くと、ついついその後に『だから○○だね』といった提案や共感の言葉を待ってしまいますが、会話はこれで成立しています。
《上級応用編》
A:『○○が××でさ~』
B:『だからよー』
A:『△△と思うけど■■も気になるし』
B:『だからよ!』
A:『でも、やっぱり○△■だよね!』
B:『だからよ~』
【解説】
この様に、上手に使い分ければ話が長い人との会話もストレスフリーで進めることができます。
しかしながら、『だからよー』は汎用性が高い分、ちゃんと相手のニュアンスを汲み取らないと“空気が読めない認定”されてしまう諸刃の剣。
なにごとも用法・用量には注意が必要です。
2.思わず言っちゃう便利な共感『イイはず』
お次も気付くとクチから出てるうちなー方言『イイはず』。
男女関係なく使いますが、特に女性同士の会話で良く出てきます。移住妻が一番最初にナチュラルに使うようになったうちなー方言です。
【イイはず|i↓i↑ha↑zu↑】
《意味》
:いいじゃん!・うらやましいなぁ・それはイイね
《類語》
:『ジョートー』/いいね・よくできたね・十分だ
《ネイティブ・ポイント》
:どちらも物や人を褒める際に使う言葉ですが、『イイはず』は羨望、『ジョートー』は賞賛の気持ちが強いイメージです。基本的にはポジティブな意味ですが、場合によっては相手をチクリと刺すイヤミへと姿を変えます。
《ありがちな間違い》
A:『新しい服買ったんだけど、似合うかな?』
B:『イイはず!』
A:『・・・(似合ってないってこと?)』
【解説】
“はず”が付くと、曖昧でネガティブに捉えがちですが、この場合は『いいね!』という意味になるので落ち込まないで!
《実はチクリと刺されてるかも》
B:『昨日はお酒飲みすぎちゃったよ~』
A:『イイはずね』
【解説】
もし冷めた目で『イイはず』と言われたのなら、『まぁうらやましいご身分ですこと!』的なニュアンスです。勘違いしないよう。
同じように冷めた目で『ジョートーよ』と言われたら『アナタにしては頑張ったんじゃない?』的なニュアンスです。勘違いしないよう。