那覇から車を走らせること、約1時間。海中道路を抜けてくるまで行ける離島、うるま市宮城島。
その宮城島の先端に位置する絶景ポイント「果報バンタ(かふうばんた)」をご存じでしょうか?
果報は、沖縄の言葉で幸福。バンタは、崖を意味し、別名「幸福の崖」。
ここに来ると幸せになれる言い伝えもあるのです。
離島でありながら、車でアクセス可。しかもパワースポットと聞いたら、行かない訳にはいきません。
今回は、そんな「果報バンタ」の魅力と、併せていきたいスポットを紹介していきます。
<目次>
1.絶景スポット果報バンタの魅力とは?
2.併せて行きたい!ぬちまーす工場
3.おわりに
1.絶景スポット果報バンタの魅力とは?
果報バンタは、塩工場のぬちまーす工場の敷地内にある絶景ポイントです。
この駐車場も高台にあり、それだけでも充分気持ち良いですが、さらに絶景を目指して登ります。
遊歩道の周りには、季節の花々が咲き誇り、蝶々や野鳥たちも出迎えてくれました。
遊歩道を上がって、まず最初に現れるのが三天御座(ミティンウザ)。
根を広げて大地に根付く大きなガジュマルと、ソテツに守られた鍾乳洞です。
この聖地の中心、心臓部分なのだそう。
沖縄では、天・地・海(龍宮神)の3つの神様がいて、三天御座はその3つの神様が集まる場所。この場所全てに良いエネルギーを送り出しており、全ての繁栄を応援する温かいエネルギーなんです。
この看板が見えたら左側へ。頂上はすぐそこ。
その先の手すりの所まで行ってみましょう。
ついに「果報バンタ」に到着!いかがでしょうか?
360度パノラマで、地球が丸いことがわかります。
標高が120mほどあるので、見下ろす海は圧巻。青・コバルトブルー・エメラルドブルーなど、深さで変わる海の色は、言葉にもできない感動モノですよ。
駐車場に降りて、建物の脇を進んでいった先には、龍神風道があります。
こちらのパワースポットを訪れるのもお忘れなく。
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2.併せて行きたい!ぬちまーす工場
「果報バンタ」を訪れた際に、ぜひとも足を運んでいただきたいのが、併設のぬちまーす工場。
沖縄の方言で命のことをぬち、塩のことをまーすと言います。ぬちまーすは、命の塩という意味です。
ぬちまーす工場は、自由に見学ができます。
ロビーで待ってると、20分おきに無料工場案内が受けられますよ。(※9:40〜16:40・所要時間10分)
コチラが製塩風景。海水を細かい霧にしつつ、温風をあてて水分だけを蒸発。海水に溶けてたミネラル成分を含んだ塩が降り積もります。
降り積もった塩を全て集めて乾燥させたら、命の塩「ぬちまーす」の完成です!
また工場2階は、ぬちまーす塩を用いた料理がいただけるレストランやお土産ショップもあります。
スイーツとお食事メニューが並びますが、筆者のお目当ては、ぬちまーすの塩ソフト!(550円)
ぬちまーす塩を使ったこのソフトは、ほんのり塩味が感じられました。
これで終わらない筆者は、欲張って、果報(しあわせ)パフェ(950円)もいただきました。
塩ソフトよりも、ぬちまーすの塩味がしっかりと感じられるテイストです。
同じ2階にあるショップでは、ここでしか手に入らないお土産も満載。
まずは、オリジナルのぬちまーす塩から。
結構な量を盛られ一気にいただきましたが、全然塩辛くありません。不思議です。
続いて、ぬちまーす塩を使用したドライトマト。
おやつにはもちろん、お酒のつまみにも合いそう。
最後は、ぬちまーす塩が入った金のもろみ酢。
健康的なものばかり試食して、何だか身体の中からデトックスした気分になれました。
- 住所
- 沖縄県うるま市与那城宮城2768
- TEL
- 098-983-1140
- 営業時間
- 9:00~17:30(カフェのランチタイムは9:00~15:30。15:00L.O.)
3.おわりに
いかがでしたでしょうか?
頂上の絶景スポットから見える下のビーチは、ぬちの浜と呼ばれています。
残念ながら降りられませんが、満月の夜にウミガメが産卵をしにくる神秘的な浜辺なんですよ。
また果報バンタから、龍神風道に向かう途中、海岸線沿いでふと耳を澄ましたら、時折ゴォーゴォーという音が聞こえてきました。
それはあたかも、龍が鳴いているような感じ。
果報バンタは、パワースポットであるのと同時に、古代ロマンを感じさせるスポットと言っても過言でないかもしれません。
筆者:EIICHI