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重要文化財で泡盛づくり?歴史ある工場にロマンを感じる津嘉山酒造所

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公開日:2022/4/7

津嘉山酒造所

津嘉山酒造所は名護市の商店街から裏手に入った、ひっそりとした通りにある泡盛の工場です。

王道の観光スポットではありませんが、酒造所が持つストーリーと建物の歴史的価値に着々とファンが増えている、知る人ぞ知る通なスポット。

この記事では津嘉山酒造所の歴史的価値から工場見学(施設見学)、製造している泡盛「國華」についてご紹介します。

<もくじ>
1.津嘉山酒造所は重要文化財であり現役
2.津嘉山酒造所の施設探検
3.津嘉山酒造所の泡盛「國華」
4.津嘉山酒造所の基本情報

もくじをすべて表示

1.津嘉山酒造所は重要文化財であり現役

津嘉山酒造所の歴史は古く大正13年に創業と今から約100年前に誕生しました。沖縄県内で見ても「老舗」に分類される酒造所となっています。
津嘉山酒造所
外観は沖縄らしい赤瓦屋根の木造建築。一般的にイメージする「工場」からはかけ離れているため「本当にここでお酒づくりをやっているんだろうか」と思わず疑ってしまう佇まい。
そんな沖縄らしいこの建物に津嘉山酒造所の魅力が隠れています。じつは、その価値から「重要文化財」に指定されているんです。

敷地面積がおよそ600坪。建物の面積は約340坪と現存する木造建築で作られた赤瓦屋根の屋敷の中では最大級の広さを誇っており、歴史的価値があることから重要文化財に指定されているとのこと。あの「首里城」と同じ扱いなんです。
津嘉山酒造所
戦前からある建物で未だに泡盛を作っているのも津嘉山酒造所だけなんだとか。ここにも津嘉山酒造所のストーリーが存在しています。沖縄戦にて辺り一面が爆撃されたにも関わらず津嘉山酒造所だけは攻撃されなかったそう。その理由がアメリカ軍の戦略です。
津嘉山酒造所
戦後アメリカ軍が北部を管理する事務所として利用するため、津嘉山酒造所の建物はわざと残されたと言われています。そのような歴史を辿り今でもお酒づくりが行われていることに感慨深い思いにさせてられてしまいます。

2.津嘉山酒造所の施設探検

津嘉山酒造所で楽しめるのは予約不要の工場見学。ただ、「工場見学」と言っても普通の工場とはひと味もふた味も違います。
津嘉山酒造所
津嘉山酒造所は「工場」と「住居」が併設されていて、泡盛づくりの場所だけではなく戦前の沖縄様式の建築まで見学出来ちゃうんです。

さらに追い打ちをかけるかのようにユニークなのが案内をしてくれる杜氏「秋村さん」の存在。「ブラック企業から逃れるために沖縄移住して、ここで働いているのに全然休みがないよ~」と、ぼやくくせに一度話し出すともう止まらない(笑)
津嘉山酒造所 秋村さん

伝えたいことが多すぎるのか、早口で津嘉山酒造の魅力を面白おかしく語ってくれるサービス精神旺盛な名物案内人です。
津嘉山酒造所 秋村さん

そんな秋村さんがまず案内してくれるのが工場。赤瓦屋根の外観と打って変わり、大きなタンクや瓶がいくつも並び、そのギャップが印象的。
津嘉山酒造所

木が白っぽくなっているのは黒麹菌が付着している証拠で、この菌が津嘉山酒造所が作る泡盛の美味しさを生み出しているそうです。
津嘉山酒造所
そして次に案内してくれるのがキレイに手入れされたお庭です。こちらの黒木は樹齢100年以上にもなるようで、津嘉山酒造所の歴史を感じてしまいます。
津嘉山酒造所

最後に案内してくれるのが住居スペース。木造の作りがほっとする雰囲気を演出していて、なんだか実家のような安心感があります。
津嘉山酒造所

ふと目線を上に向けてみると梁に「OFFICERS QUARTERS(将校宿舎)」の文字が。アメリカ軍が彫った文字をあえて残しているとのこと。
津嘉山酒造所

また、塀には銃弾のあとが残されており、津嘉山酒造所が接収されていた当時の様子が伺えます。
津嘉山酒造所

ただ、秋村さんの案内には悲壮感が一切ありません。面白おかしく説明するその奥に、ただただ津嘉山酒造所のことを知ってほしい。そんな気持ちを感じてしまいます。

3.津嘉山酒造所の泡盛「國華」

津嘉山酒造所を代表する泡盛が國華(こっか)です。アルコール度数30度と43度、そして泡盛を3年以上寝かせた「古酒(古酒)」のラインナップで販売されています。
津嘉山酒造所 國華

こちら30度の國華は泡盛の中でもクセが少なく飲みやすい一品。「初めて泡盛を飲む!」なんて方にオススメです。
津嘉山酒造所 國華

こちらは「古酒(こしゅ)」の國華です。津嘉山酒造所では瓶に寝かせて古酒を作っているとのことですが、瓶によって味が変わってくるんだそう。
津嘉山酒造所 國華

例えば、メープルシロップの香りが漂う瓶があるなど、一口に「古酒の國華」と言っても出来上がりには違いがあり、愛好家にもなれば「メープルシロップの香りがする瓶は最高だよね」とコメントをする方もいるそう。
津嘉山酒造所 古酒

工場見学も大満足ですが、旅のお土産に赤瓦屋根の下で作られた泡盛を買ってみるのもいいかもしれませんね。

4.津嘉山酒造所の基本情報

津嘉山酒造所は県道84号線「名護本部線」の裏手にあります。84号線は歩道にアーケードがついた商店街になっているので分かりやすいはず。那覇空港から北上し郵便局を過ぎた交差点を右折。
津嘉山酒造所

すると、すぐに津嘉山酒造所が見えてきます。車は津嘉山酒造所のスペース内に駐車出来るようになっていますよ。
津嘉山酒造所

津嘉山酒造所

住所
沖縄県名護市大中1-14-6

TEL
0980-52-2070

HP
https://www.awamori-kokka.co.jp/

営業時間
10:00~16:30(見学受入時間)※昼休み12:00~13:00

備考
見学の予約は不要。詳細は津嘉山酒造所HP内案内をご確認ください。

おわりに

建物の歴史的価値もさることながら、赤瓦屋根の屋敷でお酒を作っていたり、アメリカ軍が接収していた当時の様子が垣間見えたり、情報量の多い津嘉山酒造所。一言では表せられない形容しがたい魅力をぜひ体感されて下さい。

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