沖縄旅行で新しい発見をお探しの皆様にお届けする『あえて車を降りて歩いてみる旅』。
第2弾は、ワクワクする発見が眠る魅惑の街・沖縄市のコザへおさんぽ旅へいって来ました!
メインストリートの「コザゲート通り」を中心に、懐かしくて新しいコザの街並みを気ままに散策。歴史も時代も国も超えてミックスされた独特の文化が生きる街で、今回も歩いてみなきゃ分からないステキな発見を、写真たっぷりでご紹介します♪
<もくじ>
1.コザってどんなトコロ?
2.コザ散策を楽しむコツ
3.レトロ&アートな街並みをおさんぽ
4.“可愛いチャンプルー”が見つかる雑貨屋さん
5.コザのとっておき“おやつタイム”
6.コザへのアクセス
7.歩いて感じる不思議な魅力
1.コザってどんなトコロ?
コザは沖縄本島中部に位置する沖縄市中心地のこと。
沖縄ミュージックシーンを牽引する「音楽の街」、そして沖縄伝統の「エイサーの街」として愛される沖縄市は、1974年にコザ市と美里村が合併してできました。現在でも市の中心地が「コザ」の愛称で呼ばれているのは、かつての名残からなのだとか。
戦中・戦後の苦難の時代を力強く乗り越え、今も共に生きるコザ。
沖縄の伝統と異国情緒がミックスされた独特の文化は、沖縄方言で“混ぜこぜ”を意味する言葉を使い『チャンプルー文化』と呼ばれることもあります。
また昼と夜とで、まったく違った顔になるのもコザの魅力の1つ。
今回は、レトロな雰囲気を味わいながら昼のコザを、ゆっくりまったりご紹介していきます!
2.コザ散策を楽しむコツ
散策をたっぷり楽しむなら「コザMAP」を忘れずに。
無料のガイドブックやMAPは「中央パークアベニュー」にある「コザインフォメーションセンター」や各店舗などでもらうことができます。
通常のガイドブックだけでは分からない、カフェやレストラン、お土産や体験・イベントの情報も満載。1つあると、とっても便利です♪
『MAPを見たら、アッチもコッチも行きたくなった!』なんて欲張りさんは、コザを周遊するバスを使うのがオススメ。
「胡屋(ごや)ルート」&「コザルート」の2ルートがあり、コザの主要スポットを循環しています。1回利用/一律100円(※小学生以下は無料)で利用できるのも嬉しいポイント。MAPやバスを上手に使って、かしこく散策を楽しんでくださいね♪
【中心市街地循環バス】
■胡屋ルート(50分おきに運行)
主な停留所:ミュージックタウン/沖縄こどもの国/コザ運動公園 など
■コザルート(45分おきに運行)
主な停留所:ミュージックタウン/コザ十字路 など
※バスルート等の詳細は、上記「コザMAP」や各停留所でご確認ください。
3.レトロ&アートな街並みをおさんぽ
散策のスタートは、その独特な街を歩いてみるのが◎。
中でもハズせないのは、コザのメインストリート「コザゲート通り」と「中央パークアベニュー」、そして2つの通りの間に位置する「一番街サンシティ」周辺です。
その魅力は、とても“ヒトコト”ではお伝えできませんが・・・
看板を見れば日本語に英語、見慣れない異国の文字もある!
おしゃれなカフェやレストランもあれば、大衆食堂や沖縄天ぷらの店もある!
大きなテーラーショップもあれば、毛糸やミシンが並ぶ小さな洋裁店もある!
大型犬と散歩を楽しむ外国人カップルもいれば、おしゃべりに花を咲かせる沖縄のおばあちゃん達もいる!
―――と、こんなふうにクルクル変わる街並みは、なんとも不思議なトリップ感。歩いているだけで、いろんな国や時代を旅している気分になれます。
少し足を伸ばして散策するなら、ぜひ「コザ十字路」へ。
現在はコザゲート通りがメインストリートとなっていますが、戦後間もない頃は、ココ「コザ十字路」の周辺が人々の集まる中心地だったそう。
最盛期には125軒もの商店があったという「銀天街」のアーケードは、当時の名残と時の流れを感じられる場所です。
また通りに面した建物には、コザの人々の歴史が「コザ十字路絵巻」として色鮮やかに描かれています。
琉球王国の時代から戦後・現在・未来とテーマごとに描かれた壁画は見ごたえ充分!
歴史や時代背景を分かりやすく解説するパネルが用意されているので、アートとして楽しみながら、コザの文化を知ることもできます。
4.“可愛いチャンプルー”が見つかる雑貨屋さん
時間も場所も越えて人やモノ・文化が集まる場所。
もし、そんなコザの街が1軒のお店になったら、きっと「ムズイズム」みたいなお店になるはず!
コザらしい“ちょっと不思議な雑貨屋さん”があるのは、「一番街サンシティ」のアーケードを抜けた先。真っ赤なお家「ポゴタウン」が見えたら到着です。
ポゴタウンは、アーティストやデザイナーが集まるシェアスペースのような所。その1スペースにあるのが「ムズイズム」です。
扉をくぐれば、そこは色とりどりのカラフルな世界!
タイ・台湾・中国・香港・アメリカ・ヨーロッパ、日本の昭和レトロまで。オーナーさん自らが足を運んで集めた雑貨やファッションアイテムが並びます。
「ムズイズム」にある“可愛いモノ”は国も時代も関係ない、全部混ぜこぜの“可愛いチャンプルー”状態です♡
『ちょっと“入りにくいお店”って思われることもあるんですが・・・ぜひ気軽に遊びに来てください』そう言って笑うオーナーさんは、とってもフレンドリーです!
不思議でクセになる「ムズイズム」の世界を、アナタも体感してみてはいかが?
【ムズイズム】
■住所:沖縄県沖縄市中央1-26-12ポゴタウン
■TEL:050-1449-2308
■OPEN:13:00~20:00
■定休日:不定休
■HP:http://mzizm.com/
※定休日はHP(Twitter)で確認できます。
5.コザのとっておき“おやつタイム”
たくさん歩けばオナカが空くもの。
ということで来たのは、ライブハウスが数多くある“音楽の街コザ”の本陣ともいえる場所。コザゲート通りの入口、胡屋(ごや)十字路の角にある「ミュージックタウン」です。
この1Fにあるのが、サンドイッチやお弁当を販売している「パーラーチョキ」。テイクアウト専門のお店ですが、店舗前にテーブル・イスがあるので、その場で食べることができます。
特にオススメなのが牛肉100%の手作りハンバーグを使った「チーズバーガー/320円(税込)」。野菜たっぷりのシンプルな味付けで、ジューシーで香ばしいハンバーグの美味しさが際立つ絶品!
ちなみにポテト+ドリンクをセットにしても570円(税込)のハッピープライス。
小腹が空いたときにピッタリ・・・と言いたいところですが、あまりの美味しさに『追加で、もぅ1つ!』となること間違いなし。
【パーラーチョキ】
■住所:沖縄県沖縄市上地1-1-1 コザミュージックタウン1F
■TEL:098-933-8448
■OPEN:11:00~18:00
■定休日:土・日
美味しいオヤツを見つけたら、お土産にも買って帰りたいですよね!
そんな時は、「ムズイズム」から中央パークアベニュー方面へ1分ほど歩いた所にある「nicoli KOZA(ニコリ コザ)」へ。コチラはマフィン&スコーン&スムージーのテイクアウト専門店です♪
甘い香りでいっぱいの店内は、おしゃれなブランジェリーへ来たような雰囲気。ふわふわのマフィンに、ツヤツヤ輝くスコーン・・・見ているだけでもたまりません!
マフィン&スコーンは1つ120円(税込)から。具材ゴロゴロの贅沢マフィンも200円(税込)という嬉しいプライス。ついついたくさん買っちゃいます♡
1番人気は、スタンダードな「チョコ」。外国人にファンが多いという「ブルーベリークリームチーズ」は、たっぷりのチーズとベリーが至福の逸品です。他にもモチモチ食感がクセになる「もっちりマフィン(4種)」もオススメ。
スタッフさんイチオシの「チョコパイ/180円(税込)」は、サクサクパイの中に香り高いチョコレートが“ぎっしり”。チョコパイといよりは、むしろ“パイ付きのチョコ”と言いたいくらい!チョコレート好きならマストバイの1品です。
マフィン&スコーンは常温で2日程度、冷蔵では5日ほど保存OK。トースターで温めればお家でも焼きたての美味しさを楽しめます。
『今回はコレ、次はアレを食べよう』なんて悩みながら選ぶのも幸せな時間。旅の思い出と一緒に、「nicoli」の“とっておき”をお持ち帰りしてくださいね♪
【nicoli KOZA(ニコリ コザ)】
■住所:沖縄県沖縄市中央1-15-8
■TEL:098-989-7150
■OPEN:10:00~20:00
■定休日:なし
6.コザへのアクセス
【車の場合(コザゲート通り付近)】
那覇空港より那覇空港自動車道で「沖縄南IC」まで。その後、県道85号線→県道20号線(コザゲート通り)所要時間:約40分
※「ミュージックタウン」に24h営業の有料駐車場(1h/100円)あり。ほかコザ周辺には各社コインパーキングあり。
【バスの場合】
ミュージックタウン(コザゲート通り)付近を散策するなら、「胡屋(ごや)」バス停で下車するのがオススメ。「胡屋」に停車する各社バス系統は、主に下記のとおりです。
■琉球バス|21・23・27・63・90・112・113・123・323・263
■沖縄バス|27・77・80・127・227
■東陽バス|31
※詳しくは各バス会社へお問い合わせください。
7.歩いて感じる不思議な魅力
歩いて旅する沖縄・コザ編はいかがでしたか?
おまけの楽しみ方として、沖縄市のゆるキャラ「エイ坊」を散策途中に探してみるのもオモシロいですよ♪
彼は相棒(?)の「サーちゃん」や仲間と一緒に、街のいたる所で出迎えてくれる働き者。
「エイ坊ポスト」に手紙を投函すれば“限定のエイサー消印”を押してもらえたり、アプリをダウンロードすれば「エイ坊」のフレームで記念写真を撮ることだってできます。
1度行ったら好きになる、何度も行きたくなる不思議な街コザ。
歩いて旅して、ステキな発見してみませんか?