沖縄本島から飛行機で1時間。石垣島を中心とする八重山諸島には、沖縄本島とはひと味違った独自の食文化が根づいています。
島の食材を使ったレストランや海の見える絶景カフェなど、石垣島・八重山諸島には魅力的なお店がたくさん!限られた滞在期間ではどこのお店に行くべきか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、食べるの大好き・石垣島在住の筆者が、石垣島・八重山諸島を訪れる皆さんにぜひ行っていただきたいおすすめのお店をご紹介します。
<もくじ>
◆◇◆離島ターミナル・市街地周辺◆◇◆
1.離島ターミナルからほど近いホテル内にあるおしゃれカフェ
ブルーカフェ石垣島
2.新鮮なお魚の丼を食べるならココ
一魚一会
3.カウンターでひとりでも楽しめる居心地のよいお店
キジムナーの台所
4.いつまでも風に吹かれていたい海の特等席
PUFF PUFFプカプカ
5.伝統家屋の一軒家レストランで極上の炭火焼肉
石垣屋
◆◇◆川平湾周辺・その他◆◇◆
6.世界遺産の川平湾で、伝統の八重山そばに舌鼓
川平公園茶屋
7.海が見渡せる美しいロケーションのチャイニーズキッチン
花風(ハナカジ)
8.青い海が舞台!パエリヤが自慢の地中海風レストラン
海カフェ&キッチン セントエルモ
おわりに
1.ブルーカフェ石垣島
2016年10月にオープンしたホテル「ブルーキャビン石垣島」内にある、洗練されたスタイリッシュなカフェ。
テラスからは石垣島の海が見え、風を感じながらまったりステイ。市街地・離島ターミナルが近く営業時間は長くメニューも豊富なので、かなり使えるカフェです。
この店の、いちおしランチメニューは、「パングラタン」!
パンを丸ごと器に見立てた、見た目も可愛いいグラタンで、クリーミーなベシャメルソースと芳醇なチーズがパンと絡まり、まるでチーズフォンデュ!
サラダとコーヒー飲み放題が付いて1,100円。
他に、バゲットピッツァ、パスタ、スープランチがあり、ランチメニュー全てにサラダとコーヒー飲み放題が付きます。
軽く済ませたい方には、オリジナルの「黒糖ワッフルセット」がおすすめ。外はカリカリ、中はしっとり。ほんのり甘い黒糖の味とバニラアイスのひんやり感がベストマッチ!
サラダ、ヨーグルト、コーヒーが付いて900円とお得です。
[ブルーカフェ石垣島] 住所:石垣市美崎町2-6ホテルブルーキャビン石垣島内 TEL:0980-82-5252 営業時間:ランチ11:30-15:00 定休日:無休 HP:https://bluecabin-ishigakijima.jp/cafe/ |
2.一魚一会
「一期一会?」と思うと、じつは「一魚一会」魚という文字を入れているんですね。
おもしろいネーミングの通り、この店は石垣近海で獲れた新鮮な魚介を楽しむことができる漁師の居酒屋。
ランチタイムには、お得な丼セットがあり、880円の「天丼」や980円の「カニずくし丼」、980円の「バラチラシ丼」など、美味しそうなものが目白押し。
なかでも、1,480円の「特上生チラシ丼」は、大きな甘えびやカニ、いくら、その日のおすすめ刺身が数種類入っており、お得感あり!
庶民的な、「島の居酒屋」という雰囲気の店内には、沖縄ならではの三線やギターが置かれており、夜はライブなどで盛り上がっているといった様子が目に浮かびます。
新鮮なお魚が食べたくなったら一魚一会の出会いを!
[一魚一会] 住所:石垣市大川216ピュアスイング1F TEL:0980-87-0926 営業時間:ランチ11:30-14:00 定休日:水曜日(ランチのみ) HP: http://ichigyoichie.com/ |
3.キジムナーの台所
キジムナーとは、ガジュマルの木に宿るといわれる精霊で、古くから沖縄に伝わる伝説の妖怪。
幸運のシンボルとも考えられており、店の名前の由来となっています。
店内は、南国のオープンカフェのような雰囲気で、居心地のよい空間を生み出しており、フレンドリーなスタッフの接客も人気のヒミツ。
さて、この店のいちおしランチメニューは「石垣牛鉄板ハンバーグステーキ」。
ライス、サラダ、ドリンクがついて2,500円。
他には、石垣牛をたっぷり使った野菜のロコモコ「石垣島のロコモコハイキング」1,300円、ココナツ仕立てのレッドカレー「パパイヤと海老ちゃんのレッドジャグジー」900円などがおすすめです。
「キジムナーの台所」は、ひとりでもカウンターで安心して楽しめるのがウリで、マスターのハットンさんとの会話を楽しみに来るお客様も多いとか。
テイクアウトも出来ます。
[キジムナーの台所] 住所:石垣市大川201-5ユーグレナモールアーケード内 TEL:0980-83-2341 営業時間:ランチ11:30-14:00 定休日:不定休 HP: http://ishigaki-cafe.com/ |
4.PUFF PUFFプカプカ
離島ターミナルから車で約10分、タクシーだと600円程度。
市内中心部から少しだけ離れていますが、目の前にはビーチが広がり、南の島のバカンスの雰囲気が味わえる絶景カフェをご紹介します。
「PUFF PUFF」と書いて、プカプカ。
プカプカという言葉には、「ぼーーっとする。の~んびりする。」という意味があるそうで、その名前のように、石垣島の心地よい風に吹かれながらのんびり過ごせる素敵なお店です。
外観も店内も白で統一され、自然光たっぷりの明るい店内。でもせっかくならテラス席から石垣島の海をご堪能ください。
人気のハーブブッフェランチは、全てのメインデイッシュにブッフェが含まれており、ブッフェの内容は、前菜、サラダ、パン、スープ、ソフトドリンク、ワインなど。豊富なメニューに大満足すること間違いなし!
メインは、ピッツァやパスタ、タコライス、石垣牛ともろみ豚のハンバーグ、石垣牛を使ったキーマカレーなどの中から好きなものを選ぶスタイルになっています。
本格的なグリーンカレーもお勧め。豆の入った健康的なライスと、ちょっぴりピリ辛のココナツ風味が南国的!
エメラルドグリーンの海を眺めながら、ワインを飲んで、優雅な非日常を味わうにはもってこいのお店です。
[PUFF PUFF プカプカ] 住所:石垣市真栄里193-1 TEL:0980-88-7083 営業時間:ランチ10:00-14:30 定休日:無休 HP: http://puff2.com/ |
5.石垣屋
真栄里北の交差点を横に入ったところに位置しておりますが、その立派な門構えに驚かされます。
赤い瓦屋根が特徴の大きなお屋敷で、入口には立派な門があり、夜はここに灯がともされ、ひときわ目をひく一軒家レストランです。
ランチは限定メニューになっており、1,000円の牛丼セットから6,300円の炭火焼肉ステーキコースまであり、楽しめます。
単品での一押しは、「噂の特選牛のにぎり」。限定で3巻1,500円。石垣牛の旨みが凝縮された一品ですよ。
この店は、その立派な外観もさることながら、内部も天井が高く、樹齢300年の吉野杉を使用したこだわりの内装も趣があります。
伝統ある家屋で心ゆくまで、最高級の石垣牛を堪能したいところです。
[石垣屋] 住所:石垣市真栄里547-7 TEL:0980-82-4400 営業時間:ランチ11:30-14:00 定休日:火曜日 HP: http://ishigakiya.com/ |
6.川平公園茶屋
世界遺産に登録されている、美しい川平湾が見える川平公園内に位置するレストラン。
駐車場がある辺りから、公園内に入るとすぐ右手奥に見えます。
まずは、目の前に広がる絶景ポイントで写真撮影をしてから、ゆっくりとランチはいかがですか。
店内は、沖縄の伝統家屋の雰囲気が感じられ、どことなくノスタルジックな気分にさせられます。
「茶屋」という言葉がぴったり!
飾らないけど、人柄の良さが伝わるご夫婦のつくる料理は愛情たっぷり。
そして、この店は、八重山そば選手権で入賞も果たしている有名店なんですよ。
ぜひ、八重山そばかソーキそばをお召し上がりください。
カツオのだしがきいたスープは最高ですよ!
八重山そばは、そば粉ではなく、小麦粉を使用しているのが特徴。
大・中・小を選ぶことができて、それぞれ、700円、600円、500円。
ソーキそばは、大・中・小それぞれ、900円、800円、700円。
ソーキとは、豚の骨付きあばら肉(スペアリブ)のことを指し、そばのトッピングに使用されています。
トロトロに煮込んだお肉は、とても柔らかく、口の中でとろけます。
小さな唐辛子の入ったビンがテーブルの上におかれており、辛口がお好きな方はこれをかけて食べるのもおすすめ。
ビンには、ご夫婦の似顔絵のはいったラベルが貼られていて、なんだか親しみが感じられます。
[川平公園茶屋] 住所:石垣市川平934-37 TEL:0980-88-2210 営業時間:11:00-16:00 定休日:不定休 参考サイト: http://www.yuinou.net/kabira/ |
7.花風(ハナカジ)
花風と書いて、ハナカジと読みます。
川平湾から東へ海沿いに北上する道路沿いにあり、この辺りは、リゾート感のあるところ。レンタカーを借りて、ぜひ出かけてみたい場所です。
お店は1軒屋で、店内からは美しい海が一望できる最高のロケーション。
全体的にとてもボリュームがあり満足感のあるランチ。
日替わりランチや、期間&数量限定もあったりして、ランチの割に豊富なメニューが嬉しいですね。
また全てのメニューにドリンクバーがついており、さんぴん茶やアイスコーヒー、ジュースなどが自由に飲めます。
野菜や魚介類など、島の食材にこだわっており、おすすめは「石垣産車エビのから揚げ」。
頭から尻尾まで食べられるように調理してあります。
石垣牛の花風風焼き肉丼は、トッピングに温泉たまごが乗っていて、とろ~りとした黄身とお肉のコラボが絶妙。
他には、野菜やお肉、魚貝がいっぱいの「あんかけ焼きそば」もおすすめですよ。麺は、八重山そばを使用しており、カリッと焼いたそばとあんかけのトロリ感がマッチング。
川平湾へ行ったら、少し足を延ばして、ぜひ立ち寄ってみてはいかがですか。
[花風] 住所:石垣市川平山原1216-594 TEL:0980-87-5017 営業時間:11:30~なくなり次第終了。ランチのみ営業。 定休日:金曜日・最終土曜日 参考サイト: https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47013953/ |
8.海カフェ&キッチン セントエルモ
海に面して建てられた一軒家で、帆船をイメージしたテラス席は白で統一。
エメラルドグリーンの海の先には、竹富島や西表島などの島々が一望できます。
夏しかオープンしていないので、ぜひ一度覗いてみたいですね。
石垣島の中心部、離島ターミナル周辺からは車で10~15分。タクシーだと料金は1,000円以内の距離です。
ランチセットの看板メニューはイカスミパエリヤ。
石垣島では、昔からイカスミを使った料理が親しまれてきました。
アカジン、アカマチ、ミーバイなどの石垣島の魚を、コラーゲンいっぱいのスープで贅沢に炊き上げています。
イカスミパエリヤの他に、石垣産ハーブのグリルドチキン、近海マグロのカツカレーなどがあり、ランチセットメニューの中から選ぶことが出来て1,500円。
小皿料理、サラダ、ドリンクがついています。
また、プラス200円で、ビールやグラスワインに変更することもできますよ。
石垣の心地よい海風を感じながら、優雅なランチタイムはいかがでしょうか。
[海カフェ&キッチン セントエルモ] 住所:石垣市新川1629-3 TEL:0980-87-6250 営業時間:ランチ11:30-17:00(2017年はGWから営業。冬季は休業) 定休日:水曜日 公式FBページ: https://www.facebook.com/cafeSt.ELMO/ |
あとがき
食は旅行の大きな楽しみ。あれが食べたい・これが食べたいと「食」がベースに旅の行程が決まっていく、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
今回は郷土料理に限らず、バラエティ豊富なラインナップでご紹介させていただきました。
お得感のあるランチは新しいお店にチャレンジする絶好のチャンスです。
おいしい料理と一緒に石垣島・八重山諸島の旅を楽しんでください。
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