金武町・新開地は米軍基地キャンプハンセン「ゲート1」前の門前町として飲食店を中心に集まったエリア。
色褪せたペンキも剥がれかかった壁には昔ながらのスナックやアルファベットのネオンが輝き、アメリカンでもありながら昭和も感じる独特の世界がひろがっています。
飲み屋が多いからかどことなく色気も漂う街並みは、王道の観光スポットとは一味もふた味も違うディープなエリアとなっています。
この記事では、新開地の街並みや、新開地名物のタコライス、アクセス・駐車場についてお届けします!
1.まるでアメリカ!新開地の街並み
2.新開地の老舗タコライス店「キンタコ」・「GATE1」
3.新開地のアクセス・駐車場
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1.まるでアメリカ!新開地の街並み
新開地の一番の魅力とも言える「街並み」。目につくのは英語の看板ばかり。米軍基地キャンプハンセンが目と鼻の先にあることも相まって、まるでアメリカに迷い込んでしまったかのよう。
▲新開地の入り口の門。道を挟んで向かいにキャンプハンセンの入り口がある▲
外国人の方が歩いているのも日常風景で、さながら洋画の世界が広がっています。
ただ、一口に「アメリカ」と言っても、レトロな雰囲気なのが特徴的。老朽化した建物が哀愁を漂わせ、どこか怪しい雰囲気も感じられます。
この唯一無二の世界観が新開地ならでは。王道の観光スポットとは全く違うディープな空気感は、街を歩くだけでワクワクしてしまいます。
そんな街並み、じつはBTSのMVでも登場しているんです。2018年にリリースされた「LET GO」のMV冒頭1分間は新開地で撮影されており、聖地巡礼している様子の観光客もチラホラ。
一方で、アメリカンな店舗の中に、地元向けのお店があるのも新開地の面白さ。
夜になればネオンが輝き、バーやクラブといった店舗に人が吸い込まれていきます。金曜日・土曜日は活気づき、特にペイデイ(アメリカ軍人の給料日。毎月1日と15日)は多くの米軍基地関係者で賑わいます。
一言では言い表せられず、なんとも形容しがたいけど、なぜか惹きつけられる。そんなディープでカオスな香りを感じられるスポットです。
2.新開地の老舗タコライス店「キンタコ」・「GATE1」
街並みも魅力的ですが、新開地発祥の沖縄ソウルフード「タコライス」も見逃せません。じつは、沖縄B級グルメの代表格タコライスは、ここ新開地で生まれたんです。
キングタコライスこと「キンタコ」は、沖縄を代表するタコライスの名店。地元客からも支持される老舗店。
これでもかっ!と、具材が盛られたタコライスは「もうお腹いっぱい…」とギブアップしてしまうほどのボリューム感で、昼食や夜食にピッタリ。
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町金武4244-4
- TEL
- 090-1947-1684
- 営業時間
- 10:30~21:00 定休日無し
「GATE1」はキングタコスと同様に、新開地のタコライス文化を築いてきた店舗。米軍基地キャンプハンセンのゲート1前にあります。
甘辛のミート、細かいチーズ、シャキシャキレタスの組み合わせが文句なしのバランス。こちらもボリューミーなので、お腹を空かせて行くのがオススメです。
- 住所
- 沖縄県国頭郡金武町金武4257
- TEL
- 098-968-3743
- 営業時間
- 10:30~20:00 定休日無し
3.新開地のアクセス・駐車場
新開地は那覇空港から車で1時間30分ほど。国道329号線を北に走らせ、米軍基地キャンプハンセンゲート1前を目印に、真向いに広がるエリアです。
最寄り駐車場は、「金武アクティブパーク」。
ただ、満車になっていることも珍しくありません。また路地の中にあり、道がやや狭く、周辺は一方通行も多いので、場所は事前にしっかりチェックしておいた方がいいですよ。
もし満車の場合などは、キャンプハンセンゲート1の手前にある金武町公共駐車場がおすすめです。
おわりに
米軍基地キャンプハンセンの門前町として栄えてきた新開地。その背景から、生活に根付いたアメリカ文化を肌で感じられるスポットとなっています。ディープで絵になる街並みもさることながら、沖縄のソウルフード「タコライス」をとことん楽しめるのも新開地ならでは。フードを頬張りつつ、街歩きを楽しんでみてはいかが。