ある日、上司が得意気に話しかけて来たんです。
「南城市に絶景カフェを見つけた!」
実際見つけたのは上司では無く上司の奥様が見つけたそうですが、確かに初めて聞く名前のお店。インターネットで調べてもクチコミも少なく中々情報が得られない!という事で直接お邪魔する事にしました。
<もくじ>
1.その店の名は「ピザ喫茶ミモザの木」
2.「ピザ喫茶ミモザの木」に行くならGoogleマップは使うな
3.やっと着いた「ピザ喫茶ミモザの木」。名物「小谷ピザ」の秘密
4.「ピザ喫茶ミモザの木」はみんなに優しいお店だった
1.その店の名は「ピザ喫茶ミモザの木」
「浜辺の茶屋」や「くるくま」など、ガイドブックでもおなじみの絶景カフェが集まる南城市に、今回ご紹介する「ピザ喫茶ミモザの木」はあります。
他の著名なカフェは割と海に近い場所にありますが、もう少し内陸側に入った位置にあり、沖縄の東側の海(太平洋)を見渡す高台にあります。
オープンは2016年8月2日ですが、いま現在もお客様の9割が地元の方で、観光客が訪れる事は少ないそうです。
2.ピザ喫茶ミモザの木行くならGoogleマップのナビは使うな
今回利用した車のカーナビだと電話番号でも目的地設定が出来ない!かなりローカルな場所のようです。スマホのGoogleマップで調べてみると、ちゃんと目的地指定できる♪
とりあえず南城市まで行って、南城市に入ったらGoogleマップのナビを使って行く事にしました。
ほーこんな所曲がるのね(秘境なの?わくわく)
対向車が来たらアウト!でもドンドン登っていく!(とにかくわくわく)
「景色いい~」とはしゃいでいた所、こんどはドンドン下り坂。登った分だけ下り、不安に駆られていた頃、やっとお店の看板を発見!
「おぉ~!Googleマップ間違って無かった~(道のチョイスイマイチ)!」
那覇から30~40分で着くと見込んでましたが、Googleマップのナビ通りに進んだら1時間以上かかりました。
後々確認したところが、331号線(2車線)から県道137号線(2車線)に行くのが正解だったようです。もしカーナビで上手く表示されない場合は、お店の近くにある老人ホーム「小谷園(おこくえん)」をセットするといいかもしれません。
137号線の側道に入るあたりからたくさん案内看板が出ていて、小谷園の手前を左折するとすぐお店。この看板を辿りましょう。
3.やっと着いた!ピザ喫茶ミモザの木。名物「小谷ピザ」の秘密
Googleマップに翻弄されながらも無事お店に到着。駐車スペースは15台分ほどありますが、「わ」・「れ」ナンバーの車はありません。
建物と風景がマッチしていていい雰囲気♪ 期待が高まります。
お庭のアプローチを抜けて、階段を上って右手がお店の入り口、小上がりになっています。
先客は1名、テイクアウトのピザを待たれていました。
店内は4名掛けのテーブルが4か所、テラスのカウンター席は10席。建物は木造で、靴も脱げるので自然と寛いでしまいます。
メニューはピザがメインですが、沖縄県産野菜のサラダや数量限定でパスタもあります。
でもここはやっぱりお店の名前にもあるピザ!小谷ピザとミックスピザの2種類を注文しました。
ピザが作られている間にテラスからの眺めを。海だー!
なによりとても静かで落ち着きます。本当に静かです。先客のお客様がピザを待ちながらコーヒーを飲んでゆっくりされていた理由が分かります。
ここで小谷ピザとミックスピザが出来上がりました!
小で直径23センチ、中で直径30センチという事です。今回はどちらも小でお願いしましたが、大きく見えました。お皿が可愛い。
焼きあがってすぐ!チーズがのびーる!
丸いソーセージがミックスの目印。
2種類頼んで正解!全然味が違うんです!
ミックスピザはにんにくやソーセージの風味がするこれぞ「ピザ」といったお味ですが、小谷ピザは野菜の存在感が強い! 野菜の歯ざわりはもちろんですが、ちゃんとジューシーなのに軽い。なんなんだこの違いは?!
店長の山入端(ヤマニハ)さんに聞いてみると、小谷ピザに使っている豚肉とピザソースが違うとのこと。
小谷ピザに使っている豚肉は、スーチカーという沖縄の伝統的な調理法で作った塩漬けの豚肉。
「スー」は「塩」、「チカー」が「漬ける」という意味で、昔、冷蔵庫のない時代の保存食として広まった調理法。塊肉に塩をすり込み、3日ほど冷蔵庫(もしくは冷凍庫)で寝かせ、その後鍋でコトコト1時間ほど茹でで塩抜きすればスーチカーの出来上がりです。
スーチカーは不思議とあっさりしていて、豚肉の甘みと野菜が合うーーー!
またピザソースもにんにくを控えるなどあっさり仕上げ、小谷ピザが出来上がります。チーズたっぷりなのに軽い、女性でもひとりで1枚ペロリと召し上がる方がいらっしゃるそうです。
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4.「ピザ喫茶ミモザの木」はみんなに優しいお店だった
今回は2階の席を利用させてもらいましたが、1階は座敷になっていて、混雑時と小さなお子様がいらっしゃる時に使えるそうです。
座敷からは直接芝生の庭に降りられるので、もしお子様が食べるのに飽きてしまっても遊ばせられるので安心です。
お腹もいっぱいになったので余った分は箱に包んでテイクアウト。箱代は¥100です。
店員さんは皆さん気さくで、私たちが質問する事に丁寧に答えてくださいました。またお店を大切に思っている事が自然と伝わってきます。
「ピザ喫茶ミモザの木」カフェ激戦区の南城市でこれからが期待できるお店でした。
珍しい夫婦シーサーがお見送り(付くもの付いてます)
ピザ喫茶ミモザの木 基本情報
沖縄県南城市佐敷字小谷122番 tel098-947-4727
月、水~日、祝日、祝前日: 11:00~19:00 (料理L.O. 18:00 ドリンクL.O. 18:00)
注:帰りは幹線を通り、予想通り40分ほどで那覇に帰り着きました。