現在、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、臨時休業や営業時間短縮など、サイト内でご紹介している施設・店舗でも営業内容が通常と異なる場合があります。

伊平屋島で泊まるなら「松金ホテル」┃小さな島で何もしない贅沢を

松金ホテル沖縄北部の運天港(うんてんこう)からフェリーで約80分の離島伊平屋島(いへやじま)は、県内最北端の有人島。

県外での知名度はあまり高くないものの、縄文時代の貝塚が今でも見つかったり、大昔の地層が出土したり、伝説の洞窟があったりとじつは歴史的にも大変興味深い島なんです。

そんな沖縄本島とは違う独自の文化や歴史が感じられる伊平屋島ですが、宿泊施設の選択肢があまり多くないのが実情。
だからこそ、しっかりと事前リサーチしておきたいものですよね。

今回は筆者が滞在したお宿「松金ホテル」について詳しくご紹介します。
ホテルから歩いて数歩で海に出られ、部屋からは集落や山々を見渡すことが可能、伊平屋島を観光するには持ってこいの拠点となるお宿ですよ。

<目次>
1. のどかな集落にたたずむ「松金ホテル」
2. 客室の様子をご紹介
3. 「松金ホテル」の朝ごはん
4. おわりに-基本情報-

1. のどかな集落にたたずむ「松金ホテル」

松金ホテル瓦屋根の古民家に、一面に広がる田んぼやサトウキビ畑、そんなのどかな我喜屋集落に位置する「松金ホテル」。
フェリーターミナルがある港からも、徒歩約10分という好アクセスです。

そんな「松金ホテル」は、昭和52年から松金旅館として開業。平成8年に現在の「松金ホテル」としてリニューアルしました。

もともと旅館ということやご家族で切り盛りしているということもあり、今でもアットホームな雰囲気でもてなしてくれます。これも離島ならではの醍醐味ではないでしょうか。

松金ホテル伊平屋島にはコンビニや大型スーパーなどはないのですが、その代わりにいくつか売店があります。
「松金ホテル」のすぐ隣にも夜10時まで営業している売店があり、ちょっとしたお買い物ならこちらで十分です。

ちなみに「松金ホテル」は基本的に夕食の提供はありません。なので夜は外に食べに行くか、売店でお惣菜などを買っていただきます。

売店の品ぞろえはお菓子やパンをはじめ、お刺身・おつまみ、そしてソフトドリンクにお酒まで意外に豊富。
気になるお値段も本島価格にプラス1割程度、離島だからといってそこまで高い印象はありませんでした。

地元の居酒屋などに行くのももちろんオススメ。
でも売店でお酒を買って、部屋やホテル目の前の海辺ででのんびりと味わうのも筆者イチオシの過ごし方です!

波の音と都会では味わえない星空を眺めながらの晩酌タイムは、まさに伊平屋島ステイの醍醐味と言っても過言ではありませんよ。

2. 客室の様子をご紹介

松金ホテル「松金ホテル」の客室は洋11室と和6室の全17客室、すべて2階に集約されています。

どちらも最大定員は3名様までで、洋室の方が少しだけ広め。ベッド2台とソファベッド1台が備わっています。
和室は6畳程度となっているので、敷布団を3名分敷くと結構ギリギリ。

今回筆者は1人での利用だったので、和室に宿泊。
荷物を置くスペースも確保でき、テーブルにPCを置いて作業を行うこともできました。松金ホテル畳6畳分のスペースのほかユニットバスも各部屋に完備。
ドライヤー・バスタオル・フェイスタオル・歯ブラシといった必要最低限のアメニティ類も用意されています。

部屋からは、集落を見下ろす感じの眺め。「ザ・離島」な雰囲気。松金ホテル館内にはWi-Fiも飛んでいますが、より安定したインターネットを利用されたい場合はフロントで無料貸し出しされているLANケーブルを使うのがベター。
自動販売機やコインランドリーもあり、洗濯物は屋上バルコニーで干すことができますよ。松金ホテル1階と2階には、ゆんたく(共同)スペースも設けられています。
こちらでは新聞を読んだり、テレビを見たり、思い思いに過ごしましょう。
他の宿泊者の方やスタッフの方との会話を楽しんでみるのも、イイかもしれませんよ。

「松金ホテル」に宿泊の際、注意しなければいけないのは夜0時以降の外出。
ホテルとはいえここは小さな離島。夜になるとスタッフがいなくなり、入口ドアも閉められてしまいます。
鍵を開けて外に出ること自体は問題はないものの、その間に鍵を閉められてしまうと中に入れなくなってしまうので、スタッフがいる内に外出するように気を付けてください。

宿泊料金は1名の和室利用、朝食付きで5,400円。
予約は電話のみで、現地での現金決済となっています。また有料で車による各地域への送迎も行ってくれますよ。

3. 「松金ホテル」の朝ごはん

松金ホテル島の宿泊の楽しみといえば、現地食材を使ったお食事。
「松金ホテル」では1階ロビー横に設けられている食堂にて、朝7時半から8時半までの1時間、朝食が提供されます。

献立は和食メインで、モズク酢や湯し豆腐、地元で採れた野菜やお魚を使った料理が、お盆に所せましと並びます。
中でも筆者のオススメは、伊平屋島の特産品でもあるモズク。伊平屋のモズクは特に太くてシャキシャキッとした噛み応えが抜群なんです。

ご飯はおひつで提供されるので、その入っている分はお代わり自由。朝からモリモリいただくことができますよ。松金ホテルコーヒー・お茶・お水はセルフサービス、朝食時以外でも自由に飲んでOK。
伊平屋島にゆかりあるアーティストや沖縄の民謡を聞きながら、ゆったりといただく朝食。これだけでも伊平屋島に来てよかった、と思わせてくれるひと時になりました。

4. おわりに

松金ホテル伊平屋島は沖縄の離島の中でも地場産業で支えられてきた島なので、観光地としてはまだまだ知れ渡ってはません。

その中でも「松金ホテル」は古くから観光客の受け入れを行ってきた老舗。立地的にも観光拠点として利用しやすい場所にあるので、特に伊平屋島ビギナーにはオススメですよ。

キレイな海を体験できる春や夏、夜の手ながダコ漁「イザリ」が盛んになる秋と冬。四季に応じた素朴な伊平屋島を、ぜひ「松金ホテル」から体感してみてはいかがでしょうか?


施設名:松金ホテル
住  所:〒905-0703 沖縄県島尻郡伊平屋村我喜屋2135-27
電話番号:090-46-2282
総客室数:17室
チェックイン/アウト:13:00/10:00
駐 車 場:あり
ホームページ:http://matugane.com/


 

Copyright 沖縄ラボ All rights reserved.