沖縄本島から北に40kmほど離れた伊平屋島へのアクセスは、沖縄北部の運天港からのフェリー一択のみ。約80分の船旅ののちに、到着します。
伊平屋島へ行くには避けては通れないフェリー利用。
観光地としてもまだまだ伊平屋島の名が知られていないせいか、気になっても詳しい情報が載ってないのが現状です。
今回は、じっさいに伊平屋島へ行ってきた筆者が気になる疑問を解決!
フェリーの運航情報・料金・内部まで、一挙にご紹介していきます。
<目次>
1. 伊平屋島フェリーの概要
1-1 フェリーターミナル
1-2 フェリーの内部
2. 予約・チケットの買い方
3. 伊平屋島に着いてからの流れ
4. まとめ
1. 伊平屋島フェリーの概要
冒頭でも申し上げた通り、伊平屋島へのアクセスは沖縄北部の運天港から1日2便でるフェリーオンリー。
運天港からの始発は11:00に出て12:20に伊平屋島着。次の便は15:00に出て16:20に伊平屋島に着きます。
逆の伊平屋島発の最終便は13:00発、まず日帰り観光は不可能でしょう。
伊平屋島を観光するなら、日をまたぐこと前提で旅程を立ててくださいね。
以下ではフェリーターミナル・フェリー内部の2つの項目に分けて、ご説明していきます。
1-1 フェリーターミナル
こちらが沖縄北部の今帰仁村にある運天港のフェリーターミナル。那覇市内から車で約90分かかります。
ナビの指示通りに行けば問題なく着きますが、港まで何度か交差点を曲がることも覚えておきましょう。
那覇空港から出ているバス、やんばる急行でもアクセス可能ですよ。
あいにく運天港の駐車場は関係者以外駐車禁止。
観光で伊平屋島を訪れる際は、別の有料駐車場に止める必要があります。
上記画像撮影時より駐車場料金が改訂されています
有料駐車場はフェリーの向かい側にあり、料金は1日1,000円。
車を停めて、そして受付に車の鍵を預けて駐車カードを受け取ります。
駐車カードは車を引き取る際に必要になるので、なくさないように気を付けましょう。気になる運天港のフェリーターミナル館内は、こんな感じ。内部には売店もあります。
ただちょっとした飲み物やお菓子しか売られていないので、フェリーターミナルに行く前にコンビニやスーパーで買い物をしておくのがベターでしょう。
1-2 フェリーの内部
沖縄本島と伊平屋島をつなぐフェリーⅢは、全3階建て。
内部にはエレベーターやスロープなどが設けられ、完全バリアフリー仕様になっています。2014年に就航されたようで、とっても綺麗な船内が印象的でした。1階の座席はこんな感じ。大きな窓を正面に、シートがずらり。
2階に上がるとフラットスペースというのが設けられていて、枕やちょっとした掛布団も用意されています。
床はじゅうたんになっているので、快適に寝ることができますよ。船に乗るとき、どうしても船酔いはついて回るものですよね。
そんな時はこちらのスペースがイチオシ。
船からでる排気ガスのにおいで気持ち悪くなってしまう方も多いかと思いますが、そんな方は煙突から離れた前方の座席に行くように心掛けましょう。またさわやかな風を感じるなら、デッキもオススメ。
筆者はこのデッキが好きで、伊平屋島に着くまでの間はここから海や空を撮影して楽しみます。
島が近くなると、トビウオが海面を飛ぶ姿やウミガメが泳ぐ姿も見られますよ・・・これぞ離島感満載!
こんな感じで船内はとっても広くなっているので、探索してみるのも面白いかもしれませんね。
ちなみに伊平屋島へのフェリーは、別料金で自転車やバイク、車まで持ち込むことが可能。
軽自動車なら往復15,860円。この料金には運転手1名分のチケット代も含まれています。フェリーの運航状況は伊平屋島公式ホームページ「てるしのNET」で毎朝7時半に更新されるので、行かれる当日の朝にチェックするようにしてくださいね。
2. 予約・チケットの買い方
現状伊平屋島行きのフェリーチケットは、フェリーターミナルでしか購入することができません。
こちらは便や席を指定するというものではなく、購入日から数日以内であればどの便でも乗ることができる回数券仕様。
基本的に予約は不要で、チケット売り場では「伊平屋島へのチケット、大人往復〇枚」などの簡単な内容を伝えればOK。
料金は大人1名往復で4,720円で、更に100円の環境協力税が上乗せされます。
ただし車を乗せる場合のみ事前電話予約が必須となるので注意しましょう。
(詳しくは公式ホームページより、ご確認ください。)
3. 伊平屋島に着いてからの交通手段
伊平屋島内での移動手段は、徒歩・レンタル自転車・レンタカー・レンタルバイク(原付)・コミュニティーバスのいずれか。
伊平屋島フェリーターミナル周辺には数軒のレンタカー・レンタバイクショップがあります
▶そよかぜレンタカー
▶れんたる いへや
参考までに、レンタカー(軽自動車)24時間 5,000円、レンタルバイク1日3,500円。
返却時はガソリン満タン返しが基本です。
注意するべきは、フェリーの発着時前後しかお店の方がいないトコロ。
お店の方がいない場合は電話をしてお店まで出向いてもらいましょう。(電話番号はお店の扉に記載あり、約5~10分で来てくれますよ。)
このほか島内北回り・南周りそれぞれ1日3便走っているコミュニティーバスは、どのバス停からいくら乗っても運賃100円一律。
リーズナブルですし、のんびり観光を楽しみたい方はこれを活用するのもアリかもしれません。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?
伊平屋島に行くには必ず使わないといけないフェリー。情報がない分、事前に把握できていれば安心して船旅を楽しむことができますよね。
伊平屋島は観光地としてはまだまだ未開拓。
だからこそ昔ながらの原風景が色鮮やかに残っています。
長いお休みが取れたら、ぜひ伊平屋島に足を運んでみてはいかがでしょうか?