トゥクトゥクとは、別名ベイビータクシーやトライシクルなど呼び名はさまざま、東南アジアおよび南アジア各国で庶民の足として活躍する三輪タクシー。
バイクの荷台に屋根付きのベンチシートを取り付けた形状の乗り物です。
日本では普段あまりお目にかかる事のないトゥクトゥクですが、じつは沖縄でレンタカーとして気軽に乗る事が出来るとの事。
ということであればさっそく乗ってみるのが沖縄ラボというものです。
※沖縄トゥクトゥク那覇店が移転のお知らせ※
沖縄トゥクトゥク那覇店はすでに沖縄市に拠点を移しております。
以下は2017年1月時点に取材した際の内容です、あしからずご覧ください。
<もくじ>
1.沖縄のトゥクトゥク基礎知識
2.トゥクトゥクGO ―乗車体験―
2-1.貸出手続き~乗り方レクチャー
2-2.国際通りをぐるっと一周
3.トゥクトゥクを借りる方法
1.沖縄のトゥクトゥク基礎知識
まずはトゥクトゥクの紹介から。
今回は取材させていただいた沖縄トゥクトゥク株式会社さんの車両をベースにご紹介させていただきます。
※日本の公道を走行できるようオリジナルで製造されています。
最大乗車人数 | 4人(運転手含む) |
排気量 | 659cc |
最高速度 | 100(km/h) |
形状は先にも記述した通りですが、運転席はバイク風、荷台部分が座席になっています。
乗車人数は運転手含め4名、運転席に1人(ドライバー)と後部ベンチシートに3名です。
※少数ですがベンチシートが2列ある7名乗りもあります。
運転をするためには普通免許が必要。オートマ限定でOKです。
運転席の仕様は、バイクと自動車のハイブリッド。
ハンドルはバイク仕様で右手側のグリップにアクセル、右足元にブレーキペダルがあります。
ウィンカーはハンドル左手、ギアの切り替えはシフトレバー。
車幅は軽自動車と同じくらい。
車の運転が出来るなら、トゥクトゥクを運転するのにそう難しいことはなさそうです。
唯一の難点と言えば、運転席はシフトレバーを跨いで座るようになるので、スカートはちょっとお奨めできない点でしょうか。
あと、カーナビが無いのも少し不安が残る所。
スマホを運転席から見える位置にセット出来るので、スマホのマップ機能を利用される方が多いそうです。
という事でスマホの充電は念のため満タンにしてきましょう。
後部座席のベンチシートはきっちりビニールでコーティングされていて、足元には人工芝が敷かれています。
夏なんかは海辺で遊んでから裸足で乗れちゃいますね。
旅を盛り上げてくれる音楽もバッチリ。
超高性能スピーカーを搭載しているので、こちらもスマホとつなげればお気に入りの音楽を聴きながらドライブが出来ますよ。
悪天候の時のために雨除けやミストで涼める装置、車体に張り巡らされたイルミネーションはトゥクトゥクならではです。
2.トゥクトゥクGO ―乗車体験―
2-1.貸出手続き~乗り方レクチャー
お店に到着したらさっそくトゥクトゥクがお出迎え。
店舗に置いてあるトゥクトゥクは売り物のようです。
トゥクトゥクの奥が手続き等を行うカウンター。
貸出にあたっては、必要書類への記入・運転免許証の提示・清算・注意事項の案内など、ほぼほぼレンタカーを借りるのと同じ手続きです。
カウンターにはおすすめのモデルコースがファイリングされて置かれているので、ぜひご参考に。
もしスーツケースのような大きな荷物がある場合は店舗で預かってもらえますよ。
トゥクトゥクの鍵や最寄りのガソリンスタンド、事故が発生した時の連絡先など、必要な書類一式はクリアケースに入れて渡してもらえます。
クリアケースを持っていざ出発。
まずは、簡単なレクチャーからスタート!
ハンドルやシフトレバー、ウィンカー、ブレーキなど運転に関する主要各部分に関しては普段見慣れたバイクや自動車と同じ。
いろいろ覚えなくちゃいけないと気負う事はありません。
停車中という事もありますがハンドルがかなり重くて、ブレーキの利きも割と鈍い!
公道に出る前にちゃんとコツをつかんでおきましょう。
ボタンの位置を確認したり、スマホをセットしてみたり、音楽を選んだり、諸々セッティングしていざ出発~!
2-2.国際通りをぐるっと一周
今回は国際通りを牧志駅周辺から沖縄県庁に向けて走ります。
トゥクトゥクに乗ったこの日はちょっと暑い(12月で最高気温26℃)の日だったので、トゥクトゥクが走り出すと風が気持ちいい!
どこかに掴まっていないと座ってられないというほどでもありませんが、振動をかなりダイレクトに感じます。
国際通りは何度も往復した見慣れた場所ですが、トゥクトゥクからの別視点だからかなんだか違う街に来たような気分。
対向車線からの視線が刺さります。慣れれば笑えます。
運転を交代して、動画も撮ってみました。(音が流れますのでご注意ください!)
車より視線が低くなるのか、単に壁が無いからなのか、街並みを近くに感じます。
国際通り突き進み、県庁前に到達。ハンドルを切って久茂地川沿いを帰路に。
最後はガソリンを満タンにして無事返却。
お店に着いた時には笑いすぎて口がカラカラ。ペットボトルの飲み物も必須かもしれません(笑)。
あと髪の毛が長い方は、髪を結わえるゴムがあった方がいいでしょう。
今回は国際通りを走ってみましたが、交通量と信号が多く「颯爽ドライブ」とは行かずこれはちょっと残念。
いつ・どこを走るかってかなり重要!
今度は景色のいい所は風を感じながら走りたいなぁ~。
3. トゥクトゥクを借りる方法
沖縄本島でトゥクトゥクをレンタルできるのは、沖縄中部の沖縄市・北谷市。
宮古島・石垣島にも店舗があるようです!
トゥクトゥクレンタカー沖縄
〒904-2154 沖縄県沖縄市東一丁目3番12号
営業時間:9:00-18:00
定休日:年末年始(12月30日~3日)
TEL:098-989-3915
トゥクトゥクレンタカー北谷店
〒904-0117 沖縄県中頭郡北谷町北前1-1-4 (株)ジョイ内
営業時間:9:00-20:00
定休日:無し
TEL:098-960-0056
レンタルプラン料金表(4名乗)
1時間 | 3,480円 | 2時間 | 6,800円 | 3時間 | 9,800円 | 4時間 | 12,800円 |
5時間 | 15,300円 | 6時間 | 17,800円 | 7時間 | 19,800円 | 8時間 | 21,800円 |
9時間 | 23,800円 | 10時間 | 25,800円 | 11時間 | 27,800円 | 1泊2日 | 39,800円 |
免責補償費・ガソリン別。免責は保証制度は任意加入で運転手ひとりあたり¥2,300/日です。
運転手の方は、裸足、ビーチサンダル、サンダル、ヒール、底の厚い靴等での運転は禁止。
貸出前日の18:00までであればネット予約も可能。
当日でも空車があればレンタル出来ますので、急ぎの場合は電話で確認してみましょう。
街がいつもと違って~とは前述の通りですが、トゥクトゥクは何よりもアトラクション要素が強いし、写真映えもするから、記憶に残る思い出作りにはうってつけ。
対向車線を走る車のドライバーさんの視線がかなり刺さり、初めは恥ずかしいですが、旅の恥はかき捨て、最終的にはいい思い出です。
残念ながら高速道路は走行できないのと、一般的な車と比べると振動があるので長距離の移動目的には向きませんが、トゥクトゥクで日帰りショートトリップは本当に思い出に残る経験になりますよ!