那覇空港からクルマで約15分、橋でつながっている離島・瀬長島。
瀬長島といえば、ショッピングスポット「ウミカジテラス」が定番の観光スポットですが、隣接する瀬長島ホテルの「琉球温泉 龍神の湯」もお見逃しなく!
日帰り入浴もOKなんですよ。
この記事では、琉球温泉 龍神の湯がどんなところか、日帰り入浴も宿泊利用もした経験をもとにレポートします!
目次……
【はじめに】瀬長島とは
【1】どんなお風呂があるのか
【2】温泉の感想
【3】イベント企画
【4】クチコミ評価
【5】風呂以外の設備(ロッカー、休憩室、周辺情報)
【6】営業時間・料金・割引
【7】アクセス
【はじめに】瀬長島とは
那覇空港の南に位置する離島です。
離島と言っても、道路で本島とつながっています。クルマで来たら、離島に着いたと気づかないかも。それくらい、那覇からスグこられる位置にあります。
周りは美しい海に囲まれており、島周辺では潮干狩りなんかも楽しめます。
民家はありませんが、ウミカジテラスには飲食店も多く、遊歩道や展望台(那覇空港を離発着する飛行機が大迫力で見られます)、野球場やバーベキューを楽しめる施設、子宝岩などなど、外周はクルマで回れば5分ほどと小さな島ですが、多くの人で賑わっています。
【1】どんなお風呂があるのか
大浴場では、大小様々な露天風呂、内湯、サウナとが楽しめます。
「金龍の湯」「銀龍の湯」とがあり、1日おきに男女入れ替え。ただ、上の構内図のとおり、おおよその配置は同じです。
違いはサウナと露天風呂。
「金龍の湯」だと、これぞ温泉という風貌の「岩風呂」、そしていろんな香りがたのしめる「アロマサウナ」。
「銀龍の湯」だと、空をみあげてのんびりできる「寝湯」、そして発汗ばっちり「塩サウナ」です。
宿泊の場合は、夜と朝とに入れば、両方楽しめます。
ここ「龍神の湯」の特徴は、なんといっても美しい海!
目で癒され、お湯で癒されます。
できるかぎり海とお湯を一緒に楽しめるように配置されており、一人で入れるつぼ湯も水平線が眺められます。
晴れた日には慶良間諸島まで見渡せるこのロケーション。とくにおすすめは夕方。もともと、瀬長島は夕陽が有名。温泉ができる前から、夕陽が美しいドライブスポットとして人の集まるところなのです。
この美しい海を満喫できるのは、口コミ人気も高い「立ち湯」!
立ち湯とは、書いてそのまま、立ったまま入るお風呂。
水深1.2mの湯船です。
座ってはいるより、からだ全体が伸びる感覚がして不思議。
おすすめの過ごし方は、胸のあたりまでお湯につかり、縁に肘をつくスタイル。写真のようなパノラマを楽しめます。
足元には丸石が敷き詰められています。ちょっと浮きながら、足のツボに軽く当たる丸い感覚がまた心地よい◎
人がいないときなら、軽く歩いてみるのもオススメです。もしくは、景色をながめながら、土踏まずでグリグリ押してみる。
初めて入ったときは、景色と心地の良さとで、30分はつかっていました。(結果、那覇空港へ向かうのが遅れ、帰りの飛行機の時間ぎりぎりに……)
2度目に瀬長島へきたときは、この立ち湯に入るのが楽しみで楽しみで。全国の温泉の中でも、個人的にはベスト3に入る大好きなお風呂です。
定番の水湯と、内湯もモチロンあります。
ちなみに、上記の写真には写っていませんが、露天風呂には日よけネットがかけられています。
お客さまの声からうまれたというこの工夫。沖縄のまぶしーーーい太陽も、ほどよく避けることができ、日焼けの心配が軽減されています。
【2】温泉の感想
地下1,000mに掘り当てたというこの温泉。
色はやや茶色、手触りはさらさら。離島という立地もあってか、口に入るとけっこう塩辛いです。
源泉は50℃の高温泉。泉質はナトリウム-塩化物強塩泉。
しっかり肩までつかれば、1~2時間たっても、どこかぽかぽか。あとで聞くと、体を芯から温める成分が含まれるとのことで、たしかに。
効能は、
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、病後回復期、病労回復、健康増進
……とのこと。
個人的な体験としては、筋肉痛に効いたように思います。
体験ダイビングでクタクタになった翌日、ここで温まりながらマッサージ。この温泉のおかげかどうかは分かりませんが、筋肉痛が夜には楽になっていたんです。
【3】イベント企画
イベントもいろいろ企画されています。バックナンバーを挙げてみると……
<常設・時間限定>
- 背中を流してくれる「お背中流し隊」
- サウナでは、最近話題のロウリュウ
<過去の季節限定イベント>
- 冬至に内湯でゆず湯
- ホワイトデーに内湯がミルク風呂
- 1,080本もの生バラを内湯に浮かべる、母の日の「バラ風呂」
- アジサイが内湯の坪庭を彩るGWの「あじさい祭り」
- 開運!運気上昇in龍神の湯(日替わりで『金運』『恋愛運』『仕事運』の運気上昇アロマを使用)
- 22(フウフ)日限定、夫婦で来館、受付時にハグで奥さま半額
スタッフさんの盛り上げようという心意気が感じられるし、リピーターには変化があってうれしいですね。
最新情報は、facebookで随時お知らせされています。
【4】クチコミ評価
大手宿泊サイトに寄せられた口コミ評価を調べてみました。宿泊した方の感想になりますが、どのサイトでもお風呂に対しては4.4~4.7点(5点満点)!なかなかの高評価です。
宿泊客、地元リピーターのほか、「沖縄旅行の最終日、レンタカーを返す前に立ち寄った」という人も。
私も、日帰り利用のときは、日曜の夕方、那覇空港から地元へ帰る前に立ち寄りました。
夕陽を眺めてぼんやりし、旅の疲れをとる。いい思い出になっています。
お風呂に入っていて気付いたのが、日帰り入浴の人が多いということ。聞こえてくる言葉には、地元の人ならではの響きが多かったです。
日曜の夕方にいったときは、特にそう感じました。
地元の人に支持されているということは、人気が定着しつつあるということだと思います。
一方、宿泊サイトのクチコミでは、「空いている時間帯があんまりない。宿泊者だけの時間帯もあればいいのにな」という声も。確かに、誰もいない湯船は少なかった記憶が。
静かに、のんびりとした時間と空間を独り占めしたいという人には、人気があるのも困り者かもしれません。
【5】風呂以外の設備(ロッカー、休憩室、周辺情報)
【5-1】ロッカー・荷物置き場
ロッカーは、受付のときに鍵をもらって使います。(このため、自分では場所を選べません)
温泉宿の大浴場には、ロッカータイプでなく、大きいカゴに持ち物を入れておく……というところもあります。
私の場合、それでは少し不安なので、ロッカーが(別料金かからず)使えるのはうれしいところでした。
容量もたっぷりで、ショルダーバッグは余裕で入ります。
【5-2】脱衣所
狭くはないのですが、すごく広くて湯上がり後ものんびり休憩できる……という感じでもないです。
牛乳を1本飲み干すくらいなら、ベンチに座っててもいいかな。(自販機で販売されています)
ドライヤーは、正確な数は忘れてしまいましたが、特に待つことなく使えました。
(日帰り利用の多い日曜の夕方、宿泊客が増える受付時間終了前の22時台と、わりと人のいる時間帯の体験)
【5-3】休憩室
和室の休憩室があります。
新聞なども置いてあるので、お父さんが長風呂のお母さんを待つ、という使い方ができそう。
ただ、宴会場のように広い和室ということもないです。(12畳くらい?)
こちらも、混んでくると長々と居続けるのはつらいかもしれません。
【5-4】物販
まず飲み物。脱衣所には定番の牛乳が販売されていました。
そのほか、受付ではヤクルトなどのドリンクが販売されています。
けっこうラインナップ豊富。
そのほか、化粧品などを取りそろえています。
瀬長島ホテルのロビーに入ると、売店があります。
ここでは、「ブルーシールアイスクリーム」や、ご当地色のあるドリンク類を販売。
アイスを買って、外に出るのもいいかもしれません。
【6】営業時間・料金・割引
営業時間…
6:00~24:00(23:00最終受付)
料金・割引…
宿泊客は何度でも無料。受付カウンターで部屋番号を伝える必要があります。
外来の場合は下記の通り。タオルもセットの価格です。
大人(中学生以上)……平日1,500円 土日祝1,700円
小人(小学生)……800円 幼児/無料 ※入湯税・消費税込
(入浴税非課税対象者……12歳未満、修学旅行生、身体障害者)
回数券割引
回数券は、平日料金(1,360円)10回分の料金で11枚綴り。
1回あたり約1,240円になります。(120円相当の割安)
さらに、値段が上がる土日祝に利用しても追加料金がかかりません。
【料金改定】2023年4月1日~
(現)13,600円 ⇒(新)15,000円 ※消費税・入湯税込み
とはいえ、いきなり1万円以上の買い物はちょっと怖いかもしれません。
まずは通常料金で試して、家族で何度か利用したい、となったら検討してみましょう。
基本料金内で利用できること……
<料金セット内容>
バスタオル・フェイスタオル(受付時に渡されます)
<備え付け備品>
シャンプー、リンス、ボディーシャンプー、
ヘアブラシ、ドライヤー、
※男性用※トニック、アフターシェーブローション
※女性用※スキンローション、ミルキーローション
他の那覇近辺の温泉と少し比べてみました
りっかりっか湯(那覇セントラルホテル内/那覇市牧志)
タオル貸出付で大人は平日1,500円、日曜・祝日1,650円。
ゆいレールでも行けること、那覇空港へもクルマで20分程度と、立地の良さはあります。
ロワジール温泉「三重城(みえぐすく)温泉」(ロワジール スパタワー 那覇内/那覇市西)
大人3,500円。高級ホテルだけあって、施設は立派です。(そして、料金も高級)
浦添のスポーツクラブ「ジスタス浦添」にある太古海水天然温泉「浦添の湯」
少し足を伸ばして……となりますが、こちらは格安。
サービスタイム(平日9~17時、土日祝9~12時)620円、その他は1時間700円、時間制限無しで1,00円。
それぞれに特徴がありますが、私が調べたかぎり、那4覇周辺で海を見晴らせる温泉は瀬長島の「龍神の湯」だけです。
新しさとロケーションの良さという点では、「龍神の湯」は他にない強みがあると思います。
【7】アクセス
〒901-0233
沖縄県豊見城市瀬長174-5 琉球温泉瀬長島ホテル
- 那覇空港まで車で15分前後(夕方の那覇空港への道が混み合う時間帯は、余裕をもって出発するのがオススメ)
- 国際通りまで車で25分前後
カーナビの種類によっては、ホテル代表番号での検索結果が、ホテル住所と異なる場合があるそう。
住所検索【豊見城市字瀬長175】 もしくはマップコード 【33 002 605】 で設定してみてください。
【7-1】バス
瀬長島ホテルへはバスでもアクセス可能。那覇空港、赤嶺駅、あしびなー、イーアス沖縄など、那覇空港周辺のショッピングエリアと交通洋書を結ぶバスが運行しています。
時刻表はこちら。