せっかく沖縄へ旅行に来たのだから、いろいろな伝統文化を体験してみたい。
しかしたくさんある体験型施設の中からどこへ行こうか決めかねている、という方は多いのではないでしょうか?
琉球村は、沖縄県中部のリゾート地恩納村にある沖縄伝統文化を体験できるテーマパーク。
園内にはかつて実際に人が住んでいた古民家が9軒移築され、その多くは築100年以上。国の有形文化財に登録されています。
一つのエリアでこれだけの数の古民家に囲まれると、まるで昔の沖縄にいるかのような気分に浸れますよ。
また文化体験の種類は30種類以上にも及ぶので、きっとあなた好みのものが見つかるはず。
今回は、そんな古き良き沖縄を感じられる「琉球村」の楽しみ方をご紹介します!
<目次>
1. 琉球村ってどんなトコロ?
2. どんなことが体験できる?
2-1 有料エリア
2-2 無料エリア
3. 琉球村で見るべき2つの演目
3-1 道ジュネー
3-2 エイサー
4. お食事処
4-1 きじむなあ食堂
4-2 古民家夕食
5. 琉球村基本情報&お得な情報
6. おわりに
1. 琉球村ってどんなトコロ?
琉球村は沖縄の昔ながらの雰囲気と伝統文化を体験できるテーマパーク。
琉球村の園内は無料エリア(=沖縄の駅ちゃんぷるー)と、有料エリアに分かれています。
メインである有料エリアでは沖縄各地から本物の古民家が移築されており、まるでタイムスリップしたかのような昔の風景が広がります。
国内外のドラマ撮影も数多く行われており、かなり本格的。写真撮影にはぴったりです。
見るだけでなく古民家の中で工芸体験ができたり、沖縄伝統菓子がいただけるのも琉球村だけ。
特に沖縄の昔ながらの雰囲気を楽しみたい方は、ぜひ有料エリアに行かれることをオススメします。
また園内入ってすぐの無料エリアでは、琉装やシーサーの色付けなど、気軽にできる体験メニューが楽しめる赤瓦の小屋が並んでいます。
ドーム型の屋根がついているので、雨の日でも安心して遊べますよ。
沖縄料理が楽しめる食堂やおみやげ屋もあり、食事や買い物もできて便利です。
時間はないけど何か一つでも伝統体験をしてみたい、そんな時にでもさくっと立ち寄れる場所です。
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2. どんなことが体験できる?
2-2 有料エリア
①三線
琉球村では1日5回、三線を使った島唄ライブも開催されていますが、聞くだけではなく古民家の中で弾く事もできます。
三線は独特な楽譜を見て演奏しますが、体験コースでは分かりやすい譜面に変えてくれるので、未経験でも三線を奏でる楽しさを感じる事ができますよ。
1日7回(9:15、11:00、11:40、13:20、14:20、15:00、16:50)と教室開始時刻が決まっているので、確認してから申し込みましょう。
②ゆしびん体験
ゆしびんとは、ひょうたんのような形をした沖縄の伝統的な酒瓶。
琉球村の体験コースでは、どうのように泡盛が作られるのかを学ぶ泡盛講座から。
講座が終わると新酒の泡盛をゆしびんに移して、木札に名前やメッセージを書きます。
持ち帰って3年以上寝かされば古酒となり、口当たりのよい泡盛になりますよ。
ゆしびん体験を行っているのは、数多くある体験型施設の中でも琉球村だけです。
【2合瓶】2500円 所要時間:20分 【4合瓶】5000円 所要時間:30分 |
③織物
琉球村で作れる織物は、コースターやミニセンター、伝統的な柄の入った花織の3種類。
花織は、古くは王朝や貿易相手国に献上されていた品なだけあり人気の柄です。
五つと四つの柄が並ぶミンサーという模様は、「いつ(五)の世(四)までも末永く…」という意味合いもあり、婚約や結婚記念の思い出に作る方もいるのだそう。
機織り機の台数は2台しかないので、体験したい方は予約をしてから行きましょう。
【コースター】料金:1000円 所要時間:20分 【ミニセンター】料金:1500円 所要時間:30分 【花織】料金:2500円 所要時間:120分 |
2-2 無料エリア
①琉装体験
カラフルで可愛い紅型(びんがた)の着物やエイサーの衣装を着られる琉装体験は、琉球村の中でも特に人気のメニュー。
紅型の独特な色使いは沖縄の自然を表現したもので、カラフルな中にもどこか温かみを感じられます。
撮影した写真はダウンロードしてデータとしても残せるので、簡単に共有することが可能。
着付けに時間のかからない簡単琉装から本格琉装までメニューも豊富なので、時間やご予算に合わせて選んでみてください。
【簡単琉装衣装】料金:1200円 所要時間:10分 【本格琉装衣装】料金:4000円 所要時間:着付け/20分・お散歩/60分 【ニービチ婚礼写真】料金:髪結あり/10000円・髪結なし/8000円 所要時間:30分 |
②シーサー色付け
子供から大人手軽にできるのが、シーサーの色付け体験。
用意されているのは、土台となる真っ白なシーサーと染料のみ。
笑顔にしてみたり、強そうな表情にしてみたり、シンプルながらも思い思いの表情に仕上げることができます。
色付けしたシーサーは、その場ですぐに持ち帰ってお土産にできるのもポイント。
家族で作って玄関の守り神にしてもいいかもしれません。
【シーサー色付け】料金:1300円 所要時間:50分 |
③島ぞうり
沖縄ではビーチサンダルの事を島ぞうりと呼びます。
琉球村では、そんな島ぞうりにイラストを彫る体験もできるんです。
サンダルに好きなデザインをカッターナイフで彫るので、意外と難しく集中力が必要。その分できあがった時の嬉しさはたまりません。
島ぞうりのサイズはS・М・Lの3種類。ナイフを使うので15歳以上が対象です。
【島ぞうり彫り】料金:1800円 所要時間:90分 |
3. 琉球村で見るべき2つの演目
琉球村園内の有料エリアでは古民家で文化体験ができるのみならず、一日に複数回沖縄の伝統演目を見ることができます。
以下では、特に筆者がオススメしたい2つの演目についてご紹介致します。
3-1 道ジュネー
道ジュネーとは、集落の間を踊り練り歩く、沖縄の伝統行事。
琉球村では、毎日2回、10:00と16:00に中央広場で開催されています。
本土のお祭りでは見る事のない独特な神様や演舞に、見ているこっちもノリノリに。
道ジュネーの後半では、お客さんも交えてカチャーシーを踊ります。
カチャーシーとはお祝い事や仲間が集まった時に、皆で幸せを分かち合おうと踊られる舞いです。
毎週日曜の16:00の道ジュネーでは、景品がもらえるカチャーシーチャンピオンを開催しています。
ルールはとにかく楽しく踊るだけ。あなたにもチャンピオンになれるかもしれません。
3-2 エイサー
エイサーは旧盆に、「ご先祖様が無事に帰れるように」という願いをこめて舞う踊り。
琉球村では、大太鼓・パーランクー(小太鼓)・指笛・三線を弾きながら唄う地方(じかた)、というエイサーが見られます。
一日3回、9:00・12:00・14:00から開催。
開始時間によって会場が異なるので、注意しましょう。
とにかく迫力があって、かっこいいのが琉球村のエイサー。
ぜひ一度、生で見て頂きたいです。
4. お食事処
4-1 きじむなあ食堂
お食事処「きじむなぁ食堂」では、沖縄そばや沖縄食材を使った料理が食べられます。
タコライス丼(800円)やもずく丼(800円)などの丼ぶりメニューが豊富ですが、おすすめは石垣牛とやんばる豚のハンバーグ(1200円)。
200gとボリュームも満点で、男性にもおすすめです。どのメニューも、プラス300円でライス・サラダ・日替わりスープをつけて定食にできます。
三枚肉の乗った沖縄そば(小/550円・普/700円)など、定番メニューも充実です。
隣接するちゃんぷるー劇場では、毎日4回の沖縄民謡や三線のショーが見られるので、食事をしながら沖縄の雰囲気を味わえますよ。
4-2 古民家夕食
旬の食材をふんだんに使ったコース料理を古民家の中で食べられるのが、琉球村の「古民家夕食」。
ライトアップされた古民家は懐かしいだけでなく、どこかロマンチック。
三線の弾き語りを聞きながらいただくお食事は、いつもにまして美味しく感じます。
最低6名からの完全予約制になりますが、ご家族やグループで一度体験されてみてはいかがでしょうか。
5. 琉球村基本情報&お得な情報
旅行中に琉球村と沖縄美ら海水族館へ行く予定があるなら、事前のネット予約が断然おトク!
通常大人1名様3,050円のところ、2,750円でご購入可能ですよ。
※入場日はバラバラでも大丈夫ですが、先に琉球村に行かなければならないのでご注意ください。
またこの他にも様々なお得なプランがあるので、気になる方はコチラからご確認下さい。
■住所:〒904-0416 沖縄県国頭郡恩納村山田1130 ■電話番号:098-965-1234 ■営業時間:8:30~17:30(最終受付:17:00) (サマータイム:7/1~9/30は9:00~18:00) ■定休日:年中無休(台風時閉園) ■公式サイトURL:https://www.ryukyumura.co.jp/official/ ■入園料:大人/1200円 子供(6~15歳)/600円 |
6. おわりに
「琉球村」の楽しみ方、いかがでしたか?
沖縄県内にも古民家は点在していますが、琉球村のように100年も200年も前の古民家がこれだけ一気に見られる場所はありません。
じっくり一日かけて遊ぶのもよし、気になるものだけ少し体験してみるのもよし。
ぜひ、あなただけの琉球村での過ごし方を探しに行ってみて下さい