沖縄本島だけでも、北部・中部・南部と範囲が広いです。
レンタカーが主な移動手段ですが、土地勘が無い場所を運転するのは少し抵抗がありますよね。
筆者は歴史に興味があるので、沖縄南部の歴史スポットを効率良く回れないかと模索…。
経済的、かつ効率的に観光できるものは…と考えた結論は“バスツアー”。
そこで、今回は1日で沖縄南部の観光地5カ所を巡れる観光バスに実際に乗車してきました!
時間内で観光してきた様子を、どうぞご覧ください♪
2019年10月31日に発生した「首里城火災」により、Aコースは2019年11月1日からのコース一部変更がございます。
<目次> 1. 那覇バスの定期観光バスとは? 2. 実際に乗車してみた! 2-1. 那覇バスターミナルから首里城まで 2-2. 首里城 2-3. 旧海軍壕 2-4. ひめゆりの塔&昼食 2-5. 平和祈念公園・平和の礎 2-6. おきなわワールド・文化王国玉泉洞 2-7. おきなわワールドから沖縄都ホテルまで 3. 乗車体験を踏まえての感想 3-1. 良かった点 3-2. 惜しかった点 4. 那覇バスの定期観光バス 他コースの紹介♪ 4-1. 美ら海(ちゅらうみ)水族館満喫コース 【Bコース】 4-2. 美ら海(ちゅらうみ)水族館 西海岸 【Cコース】 最後に |
1. 那覇バスの定期観光バスとは?
那覇バスの定期観光バスとは、那覇バス(株)が運行する観光バス。
一部日程を除いて、365日毎日運行しています。(NAHAマラソンや観光施設の工事日は運休。)
沖縄本島を観光するコースとして、以下の4つのコースを用意しています。
・首里城・戦跡・おきなわワールドコース【Aコース】※ランチ付 ・美ら海(ちゅらうみ)水族館満喫コース 【Bコース】※ランチ付 ・美ら海(ちゅらうみ)水族館 西海岸 【Cコース】※ランチ付 |
沖縄南部・中部・北部の観光地を各々バランスよく網羅できるコースで、目的に合わせた使い方が出来ます。
移動も楽チンで、バスガイドさんがついてくれるので初めて沖縄に来た人には特におすすめ♪
2019年7月1日よりB・Cコースがリニューアルされました!全3コース新車運行で、バスは3列シートのワイド仕様(座席30席)&フットレスト付きで車内でも広々快適!
多言語音声ガイドシステム内蔵(8言語)、各シート充電用USBジャック付き、フリーWI-HIの利用ができます!
2. 実際に乗車してみた!
今回、私は『沖縄南部を観光したい』と思いから首里城・戦跡・おきなわワールドコース【Aコース】を選択しました。
首里城などの歴史建築物の見学や、沖縄の歴史についてたっぷり学んできた約7時間10分のバス旅の様子をご紹介!
※2020年2月現在、首里城正殿等が焼失したことに伴い、行程内容を一部変更して運行しています。
2-1. 那覇バスターミナルから首里城まで
まずは出発の様子から、首里城までの様子をご紹介。
8:30 ゆいレール・旭橋駅到着
那覇バスターミナルがある、東口まで向かいます。
東口に向かっていくと、那覇バスの車体が見えてきました!
バスを目の前にして、ますますツアーが楽しみに。
いよいよ、那覇バスターミナル・待合所に到着しました。
最寄り駅の旭橋駅からは、徒歩約5分。
標識が多いので、迷わず行けるかと思います。
中は白を基調としており、明るい雰囲気でした。
お手洗い・自動販売機があり、待合座席は約20~30人定員のソファーがありました。
受付の方は、常に笑顔で対応してくれ、好印象でした。
9:00 バス乗車
資料を整理しながら待っていると、バスガイドさん自ら『那覇バスの定期観光バス Aコース』というアナウンスをしてくれました。
ガイドさんがチケットを確認し、入口に貼ってある座席表を見て指定の席に座ります。
虹色の模様がなんとも可愛いバスです。
ちなみに座席表はこんな感じ。当日は満席。
参加される方は、様々な年代の方がいらっしゃいました。
早速中に入って、目についたのはこちらの可愛いイルカ柄の椅子!
海をモチーフにしたデザインに、カラフルなイルカが旅の気分を上げてくれます♪
座席のフット部分はこんな感じ。
154cmの私は、ほどほどに足が伸ばせ、狭すぎず快適に座れました。
(先頭の席のため、2列目以降の席であればもう少し足を延ばせます)
このように、お客様が沢山!
やはり効率良く観光するなら、バスが便利ですよね~。
ある程度人数が揃った後に、
・那覇バスの定期観光バスのパンフレット
・本日の注意事項についてのお知らせ
が配布されました。
こちらが本日のパンフレット。
沖縄南部の観光地を5つ巡れるなんて、本当に贅沢!
注意事項を熟読。
団体行動は、時間厳守が重要ですよね。
9:15 那覇バスターミナル出発
バスは、定刻通りにターミナルを出発しました!
スタッフの方が外に出て、バスが見えなくなるまでお見送りをしてくださいました。
9:20~25 国際通りを車窓から
バスガイドさんが、絶妙なタイミングで那覇市内の観光地・国際通りを紹介してくださいました!
・国際通り
約1.6キロに渡る那覇のメインストリート。
各店舗には、沖縄のお土産処が所狭しと並びます。
多くの店舗は10:30~23:00まで空いているところが多く、夜の方が賑わっているそう。
9:40 都ホテル到着
こちらからツアーに参加される方のピックアップのため、立ち寄り。
2名のお客様が乗車されました。
9:45 都ホテル出発
バスガイドさんがもう一度人数確認を行い、首里城に向けて出発。
都ホテル~首里城までは、バスで約2~3分の距離です。
2-2. 首里城
9:50 首里城到着
都ホテルから、あっという間に首里城到着です。
観光時間は60分。次は10:50に集合というアナウンスがされました。
集合場所は、B2階のA11エリア。
首里城から距離があり、迷いやすいので要注意とのことでした。
(毎回、1~2人は迷われるそうです)
さあ、ここから実際に首里城を観光しました♪
*守礼門(しゅれいもん)
「守礼(しゅれい)」とは「礼節を守る」という意味で扁額には、「琉球は礼節を守る国」という文言が記載されています。
首里城の代表的な門で、中国風の牌楼(ぱいろう)形式で建立されています。
1933年(昭和8)に国宝に指定され、沖縄戦の影響で崩壊。
現在の門は1958年(昭和33)に復元されたもので、2,000円札の絵柄にも指定されています。
こちらが守礼門からメインの正殿まで、実際に辿ったルートの地図です。(所要時間:約20分)
守礼門➡➡➡歓会門(かんかいもん)➡➡➡漏刻門(ろうこくもん)➡➡➡広福門(こうふくもん)➡➡➡奉神門(ほうしんもん)➡➡➡正殿・南殿入口
実際に歩いてみると、坂道や急な階段が所々にあり、少ししんどかったです。(雨だったので、より一層慎重に移動しました。)
こちらのバスツアーは結構歩きますので、歩きやすい靴で来られるのをオススメします!
*正殿・南殿入口
入園料(ツアー料金外・別途820円)を支払い、せっかくなので中も覗いてきました♪
こちらが、首里城のメインスポットである正殿。琉球王国で最大規模の木造建築物です。
沖縄を象徴する”赤色”が映え、雨模様でもその美しさが際立っていました。
時間は限られていましたが、中にも入ってみました。
琉球王国で使用されていた、再現部屋の見学や
2階にある、※御差床(うさすか)を間近で見られたり
※御差床…国王が座る玉座。
金色の龍柱が立つなど、非常に豪華な装いですよね!
出口付近には、首里城の模型が展示されていました。
改めて、こんな立派な建築物が木造だなんて…素晴らしい!
*レストラン
首里城内には、レストランもありました。
沖縄そばやタコライスなどの沖縄料理が、中心のラインナップ。
10:50 首里城出発
世界遺産である『首里城』をこの目で見られて、感激しました。
定刻通りに首里城を出発し、次なる目的地・旧海軍壕に向かいます!
【基本情報:首里城】
住所:沖縄県那覇市首里金城町1丁目2
TEL:098-886-2020
営業時間:
4月~6月 8:00~19:30
7月~9月 8:00~20:30
10月~11月 8:00~19:30
12月~3月 8:00~18:30
※有料区域は、上記時間より30分営業時間が短くなります。 (該当施設:正殿・奉神門・南殿・番所・書院・鎖之間・黄金御殿・寄満・近習詰所・奥書院・北殿)
休館日:7月の第1水曜日とその翌日
※2020年2月現在、首里城火災の為奉神門から先は入場できません。
入場料:大人810円、高校生620円、小中学生310円、6歳未満は無料
URL:http://oki-park.jp/shurijo/
11:25 旧海軍司令部壕到着
首里城で歩き回った反動からか、バスでは夢の中に…
あっという間に、旧海軍司令部壕へ到着していました。
*慰霊塔
到着してすぐに、慰霊塔の見学を行いました。
こちらの塔は、1958年に
・沖縄海友会
・海軍戦没者慰霊之塔建立発起人会
上記2団体の協力により、建立。
晴天時には、首里城や沖縄南部の市街が見渡せるそう。
*旧海軍司令部壕資料館
資料館への入口には、戦争の写真が掲載されていました。
どの写真も当時の情景を表しており、見ていると胸が痛くなります。
海軍の方が、命を懸けて一人でも多くの住民を助けようとする姿が見て取れます。
資料館への階段途中に、掲げられた一枚の絵。
実は全部、千羽鶴で作成してあるのです。
早速、資料館を見学。
当時の日本海軍が使用していた船の模型、そして絵画です。
中に入ります。
こちらは、当時海軍の方が使用していた戦闘服と武器。
戦争で使用されていた銃器や槍が展示されています。
沖縄戦の生々しい実態が感じられる、写真資料や言葉。
いつまで経っても、忘れてはいけない出来事ですね。
*旧海軍司令部壕
資料館で沖縄戦の歴史を学んだ後は、※壕見学に行ってきました。
※壕…沖縄戦時に、大日本帝国海軍の司令部として使用された防空壕のこと。
入口には、平和の願いが込められた献花や折り鶴が展示されていました。
約20mの階段を下ります。(階段は濡れており、滑りやすくなっておりますので要注意)
実際に壕の中に入り、歴史を体験できるのも貴重ですよね。
中に入ると、壕内の見取り図を発見しました。
当時の約2/3が復元されており、中は300mにも及びます。(当時は450mあったそう)
順序通りに進んでいくと、『幕僚室』を発見しました。
当時の厳しい状況から、幕僚たちが自決した跡がくっきり残っています。(当時のまま)
薄暗い通路を通り、出口付近に発見したのは『出撃風景』を描写した絵。
当時の生々しい様子が、垣間見られます。
11:55 旧海軍司令部壕出発
約30分の観光時間を終え、出発。
沖縄に深く関わっている海軍の歴史を学び・体験でき、大満足でした。
次はいよいよ、お昼ご飯&ひめゆりの塔!
【基本情報:旧海軍司令部壕】
住所:沖縄県豊見城市豊見城236
TEL:098-850-4055
営業時間:8:00~17:30
休館日:年中無休
入場料:大人450円 、小人230円
URL:http://kaigungou.ocvb.or.jp/top.html
2-4. ひめゆりの塔&昼食
12:25 ひめゆりの塔到着
約30分のドライブを経て、ひめゆりの塔へ到着しました。
バスを降りると、人数分の傘がバスのドア付近に用意されておりました。
些細な心遣いが嬉しいですね。
まずは『ひめゆりの塔』を訪れるため、徒歩で移動します。
*ひめゆりの塔
『ひめゆり学徒隊』は、沖縄の女学生によって構成された介護要員。
沖縄戦では、200人以上が命を落としました。
塔の前には防空壕もあり、多くの学徒隊はここで亡くなりました。
彼女たちの健闘を称え、黙祷を行いました。
※晴天時の『ひめゆりの塔』。
防空壕は、写真右手に位置しています。
また、ひめゆりの塔付近には『平和祈念資料館』も併設。
(今回のバスツアーでは対象外。見学希望の方は、別途入館料300円必要。)
黙祷後は、『優美堂』で昼食を頂きます。
(※日によって会場変更あり:奇数日『ひめゆりの塔』・偶数日『優美堂』)
バスガイドさんの誘導のもと、昼食会場へと向かいます。
席に着くと、沖縄そばやじゅーしー等の沖縄料理が!
バスツアーでも、沖縄料理が存分に楽しめるなんて◎ですね♪
<メニュー> ・沖縄そば(アーサ入り) ・じゅーしぃ ・もずく酢 ・ゴーヤチャンプルー ・きんぴらごぼう ・ゴーヤー味噌 ・かぼちゃ入りサンダーアンダギー |
メインの沖縄そばは『アーサ』入り♪
あっさりとした鰹ダシのスープに、磯の風味がよく合います。
麺は普通の太さで、上のお肉も美味しかったです☆
デザートは、自家製のかぼちゃ入りサンダーアンダギー。
揚げたてなのか、中はまだ温かくしっとりしていました。
外はサクッとしており、絶品でした!
先程頂いたサンダーアンダギーは、前述の通り実際に店内で手作りしています。
長年に渡り人気だそうで、地元の方もよく買いにこられると伺いました。
対応してくださった店員さんの笑顔が、非常に素敵でした。
夏季限定で、サンダーアンダギーの製作体験も行っています。
(こちらは毎年人気で、早めの予約が吉だそう。)
優美堂入口~レストラン会場への途中には、広々としたお土産コーナーも併設しています。
ほとんどのお菓子には、試食コーナーが設けられています。
買う前にあらかじめ、味を確かめられるのは大きいですよね。
お土産をまとめ買いされる方にオススメ!
箱菓子1つサービスしてくれるなんて、太っ腹ですね。
出口付近には、ちょっとしたお菓子も並びます。
スッパイマンやミミガーチップは、自分用へのお土産でも◎。
13:25 ひめゆりの塔出発
ひめゆりの塔への参拝や、沖縄らしい昼食、お土産を見られて大満足の1時間でした。
次は、資料館やサンダーアンダギーの手作り体験にも参加してみたいです!
【基本情報:ひめゆりの塔】
住所:沖縄県糸満市字伊原671−1
TEL:098-997-2100
営業時間:9:00~17:30
休館日:年中無休
入場料:大人450円、高校生250円、小中学生150円、6歳未満は無料
※6月23日(慰霊の日)は入館料無料
URL:http://www.himeyuri.or.jp/JP/top.html
【基本情報:優美堂】
住所:沖縄県糸満市伊原372−2
TEL:098-997-3443
営業時間:8:30~17:30
休館日:年中無休
URL:http://www.yubido.jp/
2-5. 平和祈念公園・平和の礎
13:30 平和祈念公園・平和の礎到着
ひめゆりの塔からバスで約5分。あっという間に到着しました。
ガラス張りのスタイリッシュな看板、そしてシーサーがお出迎え。
・平和の礎(いしじ)
まず、バスガイドさんが案内してくださったのは『平和の礎』。
沖縄戦での戦没者約20万人(国内外)の名前が、刻銘碑に記されています。
一通り案内して頂き、改めて沖縄戦での被害の大きさを痛感させられました。
続いて案内してくださったのは、『平和の火』。
平和の火の側面には、沖縄を拠点とする日本地図が描かれています。
・沖縄戦最初の上陸地、座間味村阿嘉島 ・広島市の「平和の灯」 ・長崎市の「誓いの火」 |
上記3か所から集められた火が、焚かれています。
平和の礎を一通り見学した後は、資料館の中を見学。
お土産屋さんでは、平和の火を象ったキャンドルが販売されていました。
全国各地から、お祈りの千羽鶴が送られてきているようです。
中には、キッススペースも用意されていました。
内容としては、世界情勢を気軽に知れ、大人の方が覗いても十分楽しめるかと思います。
※私も実際に立ち寄りましたが、分かり易い言葉で世界情勢を学べるため、非常にタメになりました。
14:00 平和祈念公園・平和の礎出発
旧海軍司令部壕・ひめゆりの塔に続き、沖縄戦をより深く知るいい機会でした。
沖縄戦終焉の地ということもあり、沖縄戦に関するストーリー性が見え訪れて良かったな、と思いました。
【基本情報:平和祈念公園】
住所:沖縄県糸満市字摩文仁577
TEL:098-997-2765
(平和祈念公園資料館について)
営業時間:9:00~17:00(受付最終16:30まで)
休館日:12/29~1/3
入場料:大人300円 、小人(小学生以上)150円、6歳未満無料
URL:http://kouen.heiwa-irei-okinawa.jp/index.html
2-6. おきなわワールド・文化王国玉泉洞
14:15 おきなわワールド・文化王国玉泉洞到着
15分のドライブを経て、いよいよバスツアー最後のスポット『おきなわワールド』に到着!
玉泉洞に実際に入ったり、沖縄文化に触れられると聞いて、テンションが上がってきます♪
入口では、シーサーが『めんそーれ』と私たちをお出迎えしてくれました^^
敷地の広さから、観光地の規模の大きさを感じられます。
中に入ると、バスガイドさんが施設内の説明をしてくれました。
『とにかく広いので迷わないように』、とのこと。
方向音痴の筆者が、少しだけ不安になったのはここだけの話。
こちらが、『おきなわワールド』の全体像です。
これから私達は玉泉洞を見学しますが、その広さは約900m!
どんな世界が広がっているのか、ワクワクします。
館内に入っても、『めんそーれー』という看板を発見しました。
至る所に、おもてなしの心を持っていますね。
この日は雨も降っていたせいか、少し蒸し暑かったです。
・玉泉洞
さあ、こちらでまず1つ目のスポット『玉泉洞』へと向かいます。
館内の玉泉洞は全て天然のサンゴで出来ており、ここでしか見られない貴重なものなんだそう。
『洞窟』という空間に初めて行く私は、未知なる世界との遭遇に心が躍ります。
こちらが、全体図です。
鍾乳石に関する豆知識や歴史など、タメになる知識が沢山。
このように、実際に体験すると記憶にも残りやすいですよね。
さあ、いよいよ中に入ります。
入口は全体的に濡れているので、足元には注意して進みましょう。
階段を下がると、広がるのは鍾乳石が並ぶ洞窟の世界。
館内は年中21度に保たれていますが、湿気が高く体感温度はそこまで寒く感じませんでした!
実際に撮ってきた、館内の様子です。
大小様々の鍾乳石が軒を連ねています。
ちなみに、1年で約3~4cmしか成長しないそう。
大きいものは何百年もの歴史が、感じられますね。
中には、鍾乳石がライトアップされる場所も。
赤や青など色とりどりの光が、鍾乳石を照らします。
玉泉洞を歩いていると、コース約半分の地点に『地煙の滝』を発見。
鍾乳石の迫力、そして滝の勢いが圧巻です!
思わず見とれてしましました…。
先程もお伝えしましたが、玉泉洞内は地面が濡れており非常に滑りやすいので要注意。
小さいお子様は、手すりに捕まって移動するのが吉。
鍾乳石の連なりと、青い光が何とも幻想的な『青い泉』。
その姿は、『青い洞窟』を彷彿とさせます。
出口付近に発見したのは、鍾乳石がオーロラのように集まる『白銀のオーロラ』。
白い光に照らされた長~い鍾乳石が、何とも言えない素敵な空間を演出します。
約900m、30分に渡る玉泉洞探索もこれでおしまい。
次はおきなわワールド内の施設を散策してきました♪
・各種体験コーナー
実際に私が回ってきた、館内の様子についてレポートします。
– フルーツ農園
まず訪れたのは、玉泉洞に程近い『フルーツ農園』。
こちらでは沖縄でも有名な南国フルーツが、約10種類展示されています。
甘~い香りが漂ってきそうな、バニラの木もありました。
実際にバニラビーンズも展示されており、アイスクリームを彷彿とさせる香りが楽しめました。
– フルーツ王国
続いて訪れたのは、沖縄の南国フルーツやその加工品が販売されている『フルーツ王国』。
パイナップルやマンゴー、フルーツケーキ、さらにはイートインスペースなど魅力がぎゅっと詰まっています。
生のココナッツジュースも販売していました!
沖縄で、このようにフルーツを楽しむのも◎かもしれませんね。
– ブクブクー茶屋
沖縄のお茶『ブクブク茶』が楽しめる喫茶店。
※ブクブク茶…炒った米を煎じた湯と茶湯(さんぴん茶)が原材料。沖縄のサンゴ礁が入っている、硬度が高い水ではないと泡立たないそうです。
お好みで、砕いたピーナッツをかけて食べるのが特徴。
– 王国歴史博物館
琉球王国の歴史が堪能できる博物館。
実際に使用されていた衣装や道具など、琉球王国での生活を垣間見できます。
– 琉球衣装・着付け体験
こちらは館内人気No.1の琉球衣装着付け体験。
10分以内で簡単に体験できるそうで、バスツアー当日も沢山の方が列に並ばれていました。
(私も時間があったら、体験してみたかったな…。)
– 琉球ガラス体験
お次は、少し移動して体験コーナーへとやってきました。
こちらは、実際にオリジナルの琉球グラスが作れるそうです。
お土産屋さんで見かけるのはほんの数種類ですが、実際には約25種類も!
実際に作ると、より一層愛着が湧きそうですね。
お土産コーナーにも、立ち寄ってみました。
この時期には、10/31のイベント『ハロウィン』の琉球グラスが。
どれも可愛くて、ついつい写真を撮りました。
定番の琉球グラスが、所狭しと並びます。
お好きな色や形を、用途に合わせて選んでみてくださいね♪
– 琉球焼き物体験
琉球グラスの他に、焼き物も体験できます!
シーサーやろくろなど、種類も様々です。
– お酒類
続いては、お酒コーナーを覗いてきました♪
沖縄の地ビールがその場で楽しめる…お酒好きにはたまりません!
お土産コーナーも、充実の品揃えです。
泡盛はもちろん、ハブ酒や果実のリキュール、35コーヒーリキュールまで…
甘いもの~少し渋めのものがありますので、幅広い世代の方に対応しているかと思います。
おきなわワールドから新発売されたのが、この『琉球ハブボール』。
ハブの独特の風味、そして柑橘系の爽やかな風味が相まって◎だそうです!
気になった方は、ぜひどうぞ☆
※お酒は20歳になってから、飲酒するようにしましょうね!
館内には、沖縄独特の『がじゅまる』も発見しました。
ひっそりと佇んでいましたが、存在感は大きかったです。
約100分、ずっと歩いていたのですこし休憩しようと軽食処へ。
赤瓦の屋根が何とも沖縄らしいですね。
店内の注文カウンターはこんな感じ。
甘い~辛いまで、何でも揃っています!
私は甘いものが食べたかったので、ブルーシールアイスを注文しました。
ここは欲張ってダブルを注文!
上:ブルーウェーブ(ラムネ味+パイナップルアイス)
下:塩ちんすこう(バニラアイス+塩ちんすこう)
さっぱりとしたブルーウェーブ、少し濃厚な塩ちんすこうアイスは一瞬で完食。
疲れも取れたような気がします。
これにて、おきなわワールドでの滞在は終了。
上記で紹介したもののほかに
・エイサー舞踊
・ハブショー
・セグウェイ乗車体験 etc…
まだまだ、魅力的な場所が沢山!
詳しくは、公式ホームページで!
【基本情報:おきなわワールド】
住所:沖縄県南城市玉城前川1336
TEL:098-949-7421
営業時間:9:00~18:00(最終受付17:00まで)
休館日:12/29~1/3
入場料:
・フリーパス(玉泉洞・王国村・ハブ博物公園):大人1,700円、小人850円
・玉泉洞&王国村:大人1,300円、小人650円
・王国村:大人620円、小人310円
・ハブ博物公園:大人650円、小人350円
※小人は4歳から14歳まで、15歳以上は大人料金。(いずれも税込み価格)
URL:http://www.gyokusendo.co.jp/okinawaworld/
2-7. おきなわワールドから沖縄都ホテルまで
16:15 おきなわワールド出発
2時間の観光時間を終え、ついにこのバスツアーの日程が終了。
鍾乳洞見学にフルーツ農園、琉球グラスなど沖縄文化を存分に体感できました。
目的地である沖縄都ホテルまでの道のりで、バスガイドさんから歌のプレゼントが。(三味線と共に)
ツアー中は、
・面白い沖縄あるあるの提供 ・丁寧な案内 ・観光地のオススメスポット紹介etc… |
様々な場面での対応が、素晴らしかったです!
7時間10分という短い間でしたが、大変お世話になりました!
16:40 沖縄都ホテル到着
おきなわワールド出発から、25分。
降車地である沖縄都ホテルに到着しました。
ホテルの入り口から、バスが見えなくなるまでその姿を見送りました。
3. 乗車体験を踏まえての感想
今回乗車した観光バス、「首里城・戦跡・おきなわワールドコース【Aコース】」の感想をまとめました。
3-1. 良かった点
○ 時間を有効に、南部の観光地を回れた!
沖縄南部の観光地は多数ある中、主要観光地を1日で5つ回れたのは良かったです。
特に、旧海軍司令部壕・ひめゆりの塔・平和記念公園の回り方は、沖縄戦に関するストーリー性があり個人的に有意義でした。
適度にお土産を買う時間もあり、沖縄にあまり滞在できない方でも効率良く観光が出来るな、と思いました。
○ バス会社のスタッフさん・バスガイドさんの対応が丁寧だった。
最初のバス予約の確認~バスツアー中まで、至る所で人の温かみを感じられました。
バスツアーに出発する際は、スタッフさんが外までお見送り。
バスガイドさんは、終始沖縄に関する豆知識や三味線で、バス車内を盛り上げてくださいました。
どちらの方も、私が不安に思っていた質問にも丁寧に回答してくださったのも、印象的でした。
3-2. 惜しかった点
× 天候に恵まれなかったこと。
私が当日乗車した日は、沖縄では珍しい大雨。(台風ではありませんでした)
首里城や平和記念公園など、屋外の観光施設が多かったので傘を持っての移動が、しんどかったです。
(びしょ濡れのまま座席に乗るのが、申し訳なくなりました…。)
雨が降った時に備えて、カッパなんかを用意しておくと雨天時でも観光を楽しめるのかな、と思いました。
× (欲を言えば)車内に充電器が欲しかった。
現在は各シートに充電用USBジャックが完備されています。
当日は観光地を5つ回るということで、各観光地の写真スポットを撮影する機会が多かったです。
その際に充電の心配なく、バスツアーを楽しめたらよりいいだろうな、と思いました。
(携帯を頻繁に使用する若者に、便利だと思います。)
定期観光バス:首里城・戦跡・おきなわワールドコース【Aコース】
【料金】
大人:5,500円
小人(6~11歳):3,000円
※希望者のみ、首里城正殿への入場料が別途必要(大人:820円、中人 (高校生):620円、小人 (小・中学生):310円、6歳未満:無料) 現在閉鎖中
【所要時間】
7時間10分
※2016年10月1日現在の情報です。
※運行時間は、道路状況にも左右されます。
★こちらのバスツアーの詳細はコチラより、ご覧ください!
4. 那覇バスの定期観光バス 他コースの紹介♪
最初の方でもちらっとお話しした、那覇バスの定期観光バスの他3コースを一挙ご紹介!
4-1. 美ら海(ちゅらうみ)水族館満喫コース 【Bコース】
美ら海水族館⇒ナゴパイナップルパーク⇒森のガラス館を巡るバスツアー。(各施設入場料込・昼食自由)
美ら海水族館では3時間30分滞在するので、人気のイルカショーも観覧頂けます!
ジンベエザメを筆頭に、美ら海水族館をたっぷり満喫できます♪
ナゴパイナップルパークでは沖縄名産パイナップル、森のガラス館では琉球グラスを手に入れられます☆
コースの詳細はコチラをご覧ください!
4-2. 美ら海(ちゅらうみ)水族館 西海岸 【Cコース】
こちらは、沖縄中北部の人気観光地を巡るバスツアー。
琉球村、万座毛、御菓子御殿(恩納店)、美ら海水族館など、一日で多くの施設を観光できます。
(上記スポットの他に、奇数日は「名護パイナップルパーク」・偶数日は「OKINAWAフルーツらんど」を巡ります。)
観光客の方には嬉しい昼食付きで、バスツアーの中でもお得感があります♪
※美ら海水族館・琉球村への入場料は自己負担となりますので、ご注意を。
美ら海水族館:1,800円、琉球村:1,500円 (いずれも大人・通常料金)
コースの詳細はコチラをご覧ください!
4-3. 絶景!古宇利(こうり)島・今帰仁(なきじん)・美ら海(ちゅらうみ) 【現在終了コース】
沖縄の海・歴史が一度に楽しめる、バスツアー。(各施設入場料込)
古宇利大橋から見る絶景の海、そして今帰仁城跡では歴史が学べます。美ら海水族館にも立ち寄るので、様々なジャンルの観光地を楽しみたい!という方には非常にオススメです♪
コースの詳細はコチラをご覧ください!
筆者からの感想
ここは、那覇バスの定期観光バスでの沖縄・南部観光についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
車が運転できない私にとって、沖縄南部地方は行きにくい場所でした。
ですが、観光バスでお得に効率よく回れることで行動範囲も広がり、一日を有意義に過ごせ、なんだか得した気分に。
普段触れる機会が少ない、『沖縄戦』について実際に学べたのも大きな収穫でした。
効率良く観光できる『那覇バスの定期観光バス』、沖縄旅行の際に利用してみてはいかがでしょうか♪