沖縄旅行で最高の思い出づくりをするなら、やっぱり海へ行かなくちゃ!
シュノーケリング、ダイビング、SUP―――沖縄で楽しめるマリンアクティビティは、たくさんありますよね。
とはいえ、「準備が大変」「意外と費用がかかる」「滞在中、さすがに何回もできない」と感じたことはありませんか?
そこでオススメなのが“イノー遊び”。
子供から大人まで沖縄の自然を手軽に楽しめるだけでなく、ビーチで遊ぶのとは一味違った思い出づくりができるかも!
今回は「イノー遊びって何?」という疑問から、イノー遊びをする際のポイント、おススメのスポットまで、たっぷりご紹介します♪
<もくじ>
1.イノー遊びって何?
2.イノー遊びのポイント・注意点
3.イノー遊びで準備するもの
4.沖縄本島オススメのイノー遊びスポット
4-1.南部・糸満市|大度浜海岸(ジョン万ビーチ)
4-2.南部・南城市|奥武島
4-3.中部・読谷村|渡具知ビーチ
4-4.中部・恩納村|真栄田岬
4-5.北部・名護市|古宇利島
5.沖縄の海をワイルドに楽しもう!
1.イノー遊びって何?
©OCVB
サンゴ礁に囲まれた浅い海=礁池(しょうち)のことを、沖縄の方言で“イノー”といいます。“イノー遊び”とは、その名のとおりイノーで遊ぶことです。
波が打ち寄せ、大きな岩がゴロゴロしている“磯”とは違い、イノーには穏やかな海が広がります。潮が引けば石灰質のサンゴ礁の上を歩いて、波が砕ける沖合のヘリ近くまで歩いていくことができるのも、イノーならでは。
沖縄では昔から「海の畑」と呼ばれるほど、魚・海藻など豊かな生態系が育まれてる場所です。
イノーを歩くだけで、様々な海の生き物と出会うことができるため、美しく豊かな沖縄の海を身近に感じることができます。
2.イノー遊びのポイント・注意点
イノー遊びを満喫するために、押さえておきたいのが潮の満ち引き。
満潮時にはイノーのほとんどが海の下に潜ってしまうため、イノー遊びには向きません。つまり、イノーを楽しみたいなら「干潮の時間帯」に訪れるのがベスト。
第十一管区海上保安本部のHPでは「イノーカレンダー」が公開されていて、干潮の時刻やイノー遊びに適した日が一目でわかるようになっています。
予定を立てるなら、ぜひチェックを忘れずに!
自然本来の姿を見せてくれるイノーには、一方で危険があることも知らなければいけません!
まず気を付けたいのが、オニヒトデをはじめとする有毒の危険生物です。
小さい子供がいる場合や、初めてイノーで遊ぶ場合は、「無闇に生き物に触らない」「大人が目を離さない」よう気を付けて。イノーで遊ぶ前に、海の危険生物について沖縄県のHPやリーフレットで確認しておくと、より安心です。
また、イノーには“リーフカレント”と呼ばれる沖への急な流れがある場所があります。
ライフジャケットを着用するなど、安全第一で楽しみましょう。万が一の際は躊躇せず「118番(第十一管区海上保安本部 海の相談室)」へ電話を。
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3.イノー遊びで準備するもの
イノー遊びを楽しく、安全に楽しむためのオススメ装備を紹介します♪
★底の固いマリンシューズ(アクアシューズ)
イノーは固く尖ったサンゴ礁でできているため、裸足で歩くとケガをする危険があります。(というか痛くて歩けません!)できればビーチサンダルよりも、底の固いマリンシューズが◎。
誤って危険生物を踏んでしまった場合も、毒などから足を守ってくれます。
★ライフジャケット
万が一の時のため、子供だけでなく大人も着用しましょう。
★帽子・ラッシュガードなど
日差し・日焼け対策。たとえ気温が30℃前後でも、沖縄の日差しは強烈です!
もちろん、こまめな水分補給も忘れずに。
ほかにも、バケツや網などがあると、海の生き物を観察に便利です。
4.沖縄本島オススメのイノー遊びスポット
©OCVB
島のそこらじゅうに美しいイノーがあるといっても過言ではないのが沖縄。
今回は旅行中の人でも行きやすい、沖縄本島にあるイノー遊びスポット5つを厳選してご紹介します。
4-1.南部・糸満市|大度浜海岸(ジョン万ビーチ)
©OCVB
ウミガメが産卵に訪れることでも有名な、美しいイノーが広がる隠れ人気スポット。
特にシュノーケリング上級者に人気がある場所ですが、干潮時にはイノー遊びも楽しめます。
有料シャワーや売店は夏期のみ(不定期)。
屋根付きの東屋・トイレがありますが、管理室などはありません。そのため、小さい子供が自由に遊ぶ場所としては不向きかも。
多少不便はあるものの、しっかり準備をし安全に配慮すれば、離島にも引けをとらない青く澄んだ海が楽しめます。
4-2.南部・南城市|奥武島
車で行ける離島として、何より美味しい“うちなー天ぷら”の島として人気の奥武島(おうじま)。
島の南側、太平洋に向かって広がるイノーでは、地元の人々が釣りやアーサ(あおさ)採りを楽しむ姿が見られ、なんとも穏やかな時間がながれます。
公共のトイレはありますがシャワー・更衣室はないため、バシャバシャ海に入るよりは、のんびり天ぷらを食べながらイノー歩きを楽しむのがオススメ!
4-3.中部・読谷村|渡具知ビーチ
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小さな子供と一緒にイノー遊びを楽しむならココ。
トイレ・シャワーなどの基本施設はもちろん、公園・レストラン・BBQ施設もあり1日とおして沖縄の海を満喫できます。
透明度の高い遠浅の海で子供も遊びやすく、東シナ海に沈む夕日を臨む抜群のロケーションも相まって、休日には多くの家族連れで賑わうスポット。
イノー遊びデビューにもオススメですよ!
4-4.中部・恩納村|真栄田岬
©OCVB
“青の洞窟”のシュノーケリング&ダイビング・スポットとして知られていますが、イノー遊びだって負けてはいません。
実は、真栄田岬には浅いイノーが広がる小さなビーチがいくつもあり、生き物を観察するのにピッタリ。貝殻やシーグラス、よくよく探せば生きた星砂も見つけることができるかも!
トイレ・シャワー・売店などの設備も充実しているため、快適にイノー遊びを楽しむことができるスポットです。
4-5.北部・名護市|古宇利島
北部の人気観光スポットでも、イノー遊びができますよ!
恋の島・古宇利島(こうりじま)を代表するロマンティックなスポット“ハートロック”がある島の北側には、イノーが広がる大小さまざまなビーチが連なっています。
ビーチ周辺にはトイレ・シャワー・自動販売機があり安心。また島内には、売店・レストラン・カフェもあるので、長時間の滞在も楽しめます。
通り過ぎるだけではもったいない、離島ならではの青い海とイノーで遊びましょう♪
5.沖縄の海をワイルドに楽しもう!
手軽にダイナミックな自然を感じることができる沖縄のイノー遊び。
青い海でダイビング、白いビーチでまったりもいいけれど、ありのままの姿を残すイノーでワイルドに遊んでみれば、今までとは少し違うワクワクするような思い出がつくれるはず。
さぁ!子供も大人もみんな一緒に、イノー遊びをしてみませんか?
筆者:mochiking