いよいよ沖縄は夏本番!
6月、梅雨が明けると一気に日差しも強くなり、沖縄の暑い夏がやってきます。
では、初夏と共に楽しめるスポットはどこだろう・・・とお考えの方!
もちろんそうでない方にもオススメしたい観光地があります。
そこで今回は、6月の沖縄旅を盛り上げてくれる観光スポットをご紹介したいと思います♪
その他気候や旅行代金事情に少しだけ触れたいと思いますので、参考にしていただけると嬉しいです。
<もくじ>
1. 6月の沖縄
2. 6月の沖縄旅行にオススメの観光スポット
2-1. 首里城下町さんぽ
2-2. 琉球ガラス村
2-3. うるま市勝連平敷屋の平敷屋製糖工場跡
3. 6月の沖縄で行われる各種イベントを一気にご紹介!
4. 6月の沖縄の気候について
おわりに
1. 6月の沖縄
6月の沖縄。
下旬過ぎれば本州よりも一足先に梅雨が明け、本格的な夏モードに突入。
本島・離島の海では続々とハーリー開催され、沖縄の海が活気付く時期です。
また平均水温も25度と暖かく、シュノーケリングやダイビングにもピッタリなシーズンとなります。
5月のジメジメっとした気候とは打って変わり、カラッとした暑さ。
夏とは言え7月上旬までは、比較的過ごしやすい気候であると言えるでしょう。
2. 6月の沖縄旅行にオススメの観光スポット
本格的な暑さが少しずつ増してくる6月の沖縄の気候。
でも観光の時間帯を意識したり、暑さ対策をしっかりすれば大丈夫!
ということで、6月の沖縄旅行でオススメの観光スポットをご紹介していきますね♪
今回は
★“ガッツリ観光”なら-首里城下町さんぽ
★“施設内でのんびりおさんぽ買い”なら-琉球ガラス村
★“ちょっと珍しい遺跡関係を観る”なら-うるま市勝連平敷屋の平敷屋製糖工場跡
以上の3箇所をピックアップしました!
ご参考になれば幸いです。
2-1. 首里城下町さんぽ
2019年10月31日の火災以降、修復がすすめられる首里城。
修復の様子も公開されて貴重な機会となっていますが、せっかくなら首里の城下町には足を運んで沖縄の歴史を深堀してみませんか。
まずは首里城を後にして守礼門方面へ向かうと見えてくるのは、②の園比屋武御嶽です。
こちらの後ろに広がっている森が聖地だとされ、この石門は拝殿の役割を持っていました。
その昔国王が外へ出る際の安全祈願をされていたところだと言われています。
扉以外は琉球石灰岩で作られているのですが、見事な存在感です!
お次は③の弁財天堂。
1502年に建てられたものなのですが、残念ながら戦災に遭ってしまいます。
がしかし戦後修復され、見事なまでに復活しました!
赤瓦屋根の天堂までにかかっている天女橋は、日本でも最古の中国式アーチ橋となっていて、国の重要文化財に指定されています。
もし時間があれば、道路を挟んだ反対側にある「円覚寺跡」も行ってみて!
そして少し離れたところに④の玉陵(たまうどぅん)があります。
こちらも1501年に創建された古い建物で、第二尚氏王統歴代の陵墓です。
3代目の尚真王が父親である尚円王のために築いたとされる、沖縄最大の爆風墓となっています。
とにかく広くて大きいので、ビックリすると思いますよ!
歴史を散策したあとは⑤の首里金城町石畳道をおさんぽしてみましょう!
入口はごく普通にある景色で、小学生たちの通学路にもなっていますので、平日の午後ならランドセルを背負った子供たちが元気よく駆け抜けていきます。
一歩入るとこの通り!坂道の長さは約300mで、県の指定文化財にもなっています。
6月は青々とした空と緑、そして石畳で整備された坂道とのコントラストが最高に生えますよ!
一見穏やかな城下町ですが、それでも沖縄戦の戦火を潜り抜けて残っている貴重なもの。
王朝文化を感じさせる石畳を歩いて、よく残ってくれたと称えながら思いをはせてみてはいかがでしょう。
往復で約20分程度ですが、途中地図★の首里金城村屋で休憩ができますので、赤瓦屋根の開放的な家でちょこんと腰を降ろしてみて!
※なお雨の日は滑りますので注意しましょう。
⑥ちょっとだけ寄り道してみて!金城町の大アカ木
石畳道を少し入ると樹齢200年のアカギ群があります。
戦争時、奇跡的に無傷だった大アカギは全部で6本ありますが、6月は新緑真っ盛りでまさに圧巻!
気持ちのいい神聖な空気が漂っていますので、ぜひ立ち寄ってみて♪
こちらの記事も、ご参考までにどうぞ!
⇒首里城以外も観光スポットが満載!首里をのんびり歩くぶらり旅
今までとは違う新たな首里の一面が、垣間見えるかもしてませんよ♪
2-2.琉球ガラス村
琉球ガラス村は、その道を究めたガラス職人が丹精込めて作りあげる琉球ガラスに触れるとこのできる場所です。
職人がいる琉球ガラス工房・ガラスショップ・アウトレットショップのじゃんがらや・琉球ガラス美術館・レストランぎやまん館・相田みつを言葉の森と多彩なエリアで楽しみ方もイロイロ!
時間をたっぷり使ってめいっぱい楽しめるのが魅力です♪
その中でも琉球ガラスを少しずつ知ることができる、オススメの楽しみ方をお教えいたしますね。
➡ まずは琉球ガラスについて知るために美術館へ。
こちらでは、職人が織りなす技と逸品が展示・販売されている場所です。
見学が無料なのも大変ありがたい!
琉球ガラスの歴史年表や昔の琉球ガラス作品の展示品などもあるので、ぜひゆっくり見学してみてくださいね。
より琉球ガラスのことがわかるハズですよ♪
➡ 次に、その作品が生まれる場所であるガラス工房・職人へ。
工房の中央にある窯は何と1,300℃!
一番涼しい場所では真夏でも40度を超えるという工房を間近で見学することができます。
沖縄県から認定を受けた「沖縄県工芸士」、そして次世代を担ぐ若手ガラス職人たちが日々費やす熱き思いは、きっとアナタの心に届くことでしょう。
美術館で見た琉球ガラスができるまでが、いかに大変であるかが分かる瞬間です。
なお「私もぜひやってみたい!」そう思われた方は、小学生以上から気軽に参加できる琉球ガラス体験がありますので、興味のある方はぜひどうぞ♪
※お皿作り体験のみ中学生以上です
※体験の詳しい内容はコチラ
➡ 工房見学が終わり、琉球ガラスができるまでを知ったら次はショップへ!
直売ならではの限定品や新作などがズラリと並ぶ「ガラスショップ」、そしてアウトレットショップの「じゃんがらや」があります。
その中でもアウトレットショップは、価格自体のお得さもさることながら、そこにしかない掘り出し物も多数。必見です!
➡ そして途中でぜひとも寄って頂きたいのがコチラ。
相田みつをさんとコラボした商品が並んでいる「相田みつを言葉の森」は、心に深く響く詩が琉球ガラスに刻み込まれています。
使うのはもったいない!という方はインテリアにするのもオススメ。
世代問わず訪れることができ、雨の心配いらずな「琉球ガラス村」。のんびり見学や体験を楽しんでみてくださいね。
【施設情報:琉球ガラス村】
住所:沖縄県糸満市字福地169番地
電話:098-997-4784
営業時間:9:00~18:00(年中無休)
※工房見学は17:30まで
※レストラン営業時間:11:00~17:00(ラストオーダー16:00)
公式サイトはコチラ
2-3.うるま市勝連平敷屋の平敷屋製糖工場跡
さて、3か所目のスポットは、リピーターさんにオススメしたい少しディープなスポットを。
サトウキビ畑の奥にポツンと立っている煙突の姿がありますが・・・ただの煙突ではありません。
こちらはうるま市に位置する「平敷屋製糖工場跡」と言って、1940年にサータヤーと呼ばれる11組の黒糖小屋同士が合併して新設されたもの。
しかしながらわずか4年ほどしか稼働できず、その理由としては戦時中(沖縄戦)に破壊されたからだということでした。
当時の面影を残す生々しい姿は、サトウキビが収穫されると上記の画像のように全体を良く見ることができます。
16mもの高さがあるレンガ造りの煙突でとても立派なものなのですが、良く見てみると上部の方まで穴が開いていますよね・・・。
そうです、実は戦時中に受けた銃痕が生々しく残っているのがわかります。
これだけ大きな弾の後が残っていながらも戦前の煙突がほとんど原形のまま残っています。
実は煙突のすぐそばに貯水槽もあったのですが、こちらは半壊してしまったそうです。
ただし激しい戦争を耐え抜いたことから、近代の沖縄の糖業史を現すもの、そして技術展開を残す遺跡であるということで2015年1月26日に国登録文化財として登録されたのです。
小高い丘からは、アメリカ軍港やホワイトビーチをのぞむことができます。
今現在は知っている方も少ないため観光客の足取りも少なく、落ち着いて観光ができるのではないでしょうか。
ただ国の登録記念物に指定されたことがあってか、地元新聞やテレビなどのメディアで見かける回数も増えてもきました。
予想だと数年後には観光客でいっぱいになるのではないかと思われます。
世界遺産の勝連城跡も近いので、合わせて足を伸ばしてこの煙突が残った意味を、戦争を知らない私たちに何を伝えたかったのかを考えるキッカケを作ってみるのもいいかも。
場所は世界遺産の勝連城跡を過ぎた後で、県道8号線を進み勝連半島の先端を目指します。平敷屋という集落があり、突き当たりに米軍基地「ホワイトビーチ」のゲートを手前で右折。そのまま坂を登って行くと煙突が見えてきます。
【スポット情報:平敷屋製糖工場跡】
住所:うるま市勝連平敷屋3371番地付近
電話:098-973-4400 (うるま市教育委員会教育部 文化課)
詳しいサイトに関してはコチラ
3.6月に沖縄で行われる各種イベントをご紹介します!
【メインイベントは ➡ ハーリー!】
6月は漁民が航海安全と豊漁を祈願するハーリー「海神祭」が沖縄県内であちこちで開催される月。
漁船であるサバニに乗って迫力ある競い合いが繰り広げられますので、ぜひ見学してみて!
以下では、毎年開催されている主要なお祭りをご紹介させて頂きます。
★石垣市爬龍船競漕大会
★伊江村海神祭
★糸満ハーレー
★港川ハーレー
公式サイトはコチラ
★北谷ニライハーリー
※その他嘉手納ハーリー・前兼久ハーリー・久米島ハーリー・座間味サバニレースなど多数
【ロングランイベント】
★ビオスの丘 ナイトツアー(完全予約制)
ホタル観賞をはじめ、夜だけにしか味わえないビオスの丘の自然を体験することができます。
開催期間 | 2024年5月18日(土)~6月30日(日)の土・日開催 18:15~21:00 |
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料金 | 大人(中学生以上)3,300円、小人(4歳~小学生)1,650円 |
HP | ビオスの丘 ナイトツアー2024 |
4. 6月の気候について
沖縄の6月は、ほとんどの方が梅雨を心配されるかと思います。
この時期は中旬を過ぎると梅雨が明けて、一気に夏到来!
午前中と午後、朝夕と温度差が結構ありますので、上手に温度調整ができるよう、服装に若干気を使われると良いかと思いますよ♪
そして梅雨、と言っても沖縄の場合は本州と違ってジメジメ降り続けるワケではありません。
いわば「スコール」のようなものなので、パッと雨宿りしたり、折り畳み傘でしのぐなどの対策をあらかじめ考えておけば大丈夫!
それでも心配な方は室内を中心とした観光スポットを選ぶといいかも。
でもせっかくの旅行で行きたい場所に行けなかった・・・と心残りにならないように、予定をカンタンに前後できる計画を立てておくとラクですよ♪
■過去5年間の沖縄の梅雨明け日
2015年 | 6月8日頃 |
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2016年 | 6月16日頃 |
2017年 | 6月22日頃 |
2018年 | 6月23日頃 |
2019年 | 6月29日頃 |
2020年 | 6月12日頃 |
2021年 | 7月3日頃 |
2022年 | 6月20日頃 |
2023年 | 6月25日頃 |
沖縄の梅雨明け、平年値は6月21日ごろ。
年によって日にちはかなり前後していますが、大体6月の中旬から下旬にかけて明けるのが一般的なようです。
なお”コスパ良く”旅行できるのも梅雨明けごろ。
旅行代金を6月前半と比較すれば1.5倍ほどにはなりますが、7月~10月の体育の日までのオンシーズンと比べればお値打ち。
海でもばっちり泳げてほぼ夏なのにお値段は控えめな6月後半の沖縄、とってもおすすめなシーズンです。
【関連記事】
・沖縄に行くなら知っておきたい梅雨の過ごし方と楽しみ方!
・沖縄の梅雨明けはいつ?梅雨明けの沖縄がオススメな訳♪
おわりに
いかがでしたでしょうか。
計画をキチンと立てる必要のある6月の沖縄旅行ですが、そのぶんバッチリ型にハマればより満足感が得られる旅になるハズですよ!
6月は梅雨に悩まされがちですが、そのぶん安く旅行へ行けちゃうという大変お得な時期でもあります。
そしてイベントも満載!
先にご紹介しきれないほどまだまだ沢山あるんですよ♪
安いとあれば逆にチャンスです!ぜひとも沖縄の6月を満喫してくださいね。
ツアーの申し込みがまだの方もお済の方も!
6月の沖縄旅行におすすめのツアー・お役立ち情報はこちら!