沖縄で楽しむことができるのは何でしょうか。
海に観光、グルメにショッピングなど沢山ありますが、ぜひもう一つ楽しんでもらいたいのが「沖縄ドライブ」。
沖縄ならではの景色が楽しめる場所って結構あるんですよ!
今回は、車でしか行けないスポットや、今何かと話題になっている場所などを個人的に10ヶ所ピックアップしてみました。
どこも捨てがたいステキな場所ばかりをご紹介したいと思いますので、皆様の参考になれば嬉しいです!
尚、気を付けなくちゃならない沖縄ルールもあるので、合わせてご紹介します。
<目次>
【沖縄本島・橋を楽しむ編】
1.島と島を繋ぐ「海中道路」
2.今こそ旬な「古宇利大橋」
3. 古宇利島と合わせて楽しむ「ワルミ大橋」
4. 外せない定番スポット「ニライカナイ橋」
【沖縄本島・沖縄を感じる編】
5. 国道58号線、嘉手納でアメリカンロード気分。
6. 最北端。辺戸岬の断崖絶壁から海を一望
【石垣島編】
7. 絶対に外せない「川平湾」
8. 石垣島の最北端へ「平久保岬」
【宮古島編】
9.ロングブリッジ「池間大橋」と「来間大橋」
10.「東平安名崎」の絶景にうっとり
あとがき
【沖縄本島・海にかかる橋を楽しむ編】
1.島と島を繋ぐ、テーマパークのような海中道路を走る
海中(かいちゅう)道路は沖縄本島の中部地区にある海に敷かれた道路です。
全長約5㎞で通行無料の道路に広がる左右には、光の加減で何色にも変わる澄み切った海を眺めながらドライブができます。
また、海中道路を抜けると4つの特徴ある離島があります。
島の半分以上を占める石油タンクが林立する平安座(へんざ)島。
神々の棲み家と言われすべての願いが叶うと言われる浜比嘉(はまひが)島。
離島の中でもアップダウンが激しく高台からの眺めがとてもキレイな宮城(みやぎ)島。
リゾート化されて数々のアクティビティが楽しめる伊計ビーチがある伊計(いけい)島。
4つの島を結ぶ橋が架けられているので、いずれも車で行くことができます。
こちらは海中道路から約30分、伊計島の大泊ビーチ。穴場の天然ビーチです♪
2.今帰仁村(なきじん)が何かと話題に。今こそ旬な古宇利(こうり)島
今帰仁村は沖縄の中でも一番映画やドラマなどの撮影に使われるスポットとして知られています。
それほどにも沖縄ならではの景色が今帰仁村にあるからなんです。
古宇利島も実は今帰仁村。古宇利大橋は絶好のドライブスポットとして最近話題になっています。
全長何と言っても橋から望める絶景が息を飲むほど美しいんです。秘密は左右に広がる海はもちろん、古宇利大橋の造りにあります。
橋へ向かうまっすぐな道から高低差があり、ウェーブしているような構造になっているので視界に入ってくる景色に変化があるのが特徴です。
古宇利島には新しくオープンしたオーシャンタワーや、古宇利大橋の下には沖縄屈指の透明度を誇るビーチスポットなどもありますので、ぜひお出かけの際は水着も持って行きましょう!
3. 別角度から古宇利大橋を望める絶景スポット、ワルミ大橋も合わせて走りたい
2010年12月に開通した全長315mのワルミ大橋は、沖縄本島と屋我地島を繋ぐ海峡横断橋として重要な役割を果たしています。
地球環境を考えられた構造で上路式RC固定アーチ橋が架けられ、新しいマリンビュースポットとしてぜひ走ってみて欲しい場所です。
橋の上からは古宇利大橋や島が望め、真下には深いエメラルドグリーンに輝く海。
橋が下りになっているので、方向としては今帰仁村から屋我地島方面へ抜けるのがオススメです。
橋を下っていくドキドキ感を味わえます。
なお、橋の手前にパーキングがあるので空いているところに車を泊めて橋の上の歩道を散歩する方法もあります。
最高のロケーションを感じながら自然豊かな木々の中を突き抜け、個性ある今帰仁村と屋我地島を巡ってみませんか?
4.外せない定番ドライブスポット、ニライカナイ橋に琉球音楽を添えて
全長660mある大きな蛇行線上の橋は、二ライ橋とカナイ橋に分かれています。
2つの橋が繋がり、ニライカナイ橋、と呼ばれるようになりました。一番高くて約80mあるので、下りは迫力のある景色を楽しむことができます。
沖縄のよく澄んだ海に浮かぶ久高島やコマカ島も望め、まさに沖縄らしいパノラマビューが待っています。
そんな外せない定番スポットにスパイスを加えたいオススメアイテムは「琉球音楽のCD」です。
沖縄独自の三線や音楽が車中に鳴り響き、印象深い時間を過ごせると思いますので、ぜひお試しくださいね!
もちろん、ラジオでも十分沖縄をあじわうことができますよ!
ニライカナイの意味=遥か遠い東にある海の彼方の神界。そこには、あらゆる富や豊穣、生命の根源があるという言い伝えがあるようです。
【沖縄本島・窓を全開にして沖縄を感じる編】
5.嘉手納基地を通過する国道58号線を走ってアメリカンロード気分を味わう
国道58号線は沖縄本島の中部西海岸に位置している道路です。高速を使わずに本島を縦断できる道となっています。
北上していき道の駅「かでな」方面へ向かっていくと嘉手納基地が見えてきます。
道路の両脇には南国を象徴する木々が広い道路を演出し、爽快にドライブを楽しむことができます。
タイミングさえ合えば頭上を米軍ジェット機が離着陸する姿を見ることができるで、迫力あるドライブスポットとして人気があり、嘉手納独特の雰囲気を味わえるのも楽しみの一つです。
また、嘉手納周辺の中央分離帯付近で見つけられる面白い植物があります。
それは、アメリカハマグルマと呼ばれるつる性の植物。通常は地面を這うように伸びて行く植物なのですが、見栄えよくマリモのように盛り上がっている工夫がされています。
街路樹にもぜひ注意して探してみてくださいね!
6.せっかくなら最北端へ。辺戸岬の断崖絶壁から海を一望
国道58号線で本島を縦断する形で北上していくと最北端に位置する国頭村の辺戸岬(へどみさき)があります。
太平洋と東シナ海の荒波が打ち寄せる沖縄本島最北端の岬で、晴れていれば約22km先の与論島や沖永良部島が肉眼で望める場所でもあります。
辺戸岬は自然の美しさが残る断崖絶壁ですが、その影には険しさや深い悲しみが眠る無言のメッセージも残されています。
沖縄本島がアメリカの統治下にあった時、本土復帰を願い立ち上がったと言われています。
祖国復帰拠点としても知られている場所です。
また、国頭村には高さ80mもある断崖が東シナ海へ向かって切り立っている茅打ちバンタがあり、国道58号線上にあるのでドライブがてらぜひ立ち寄ってみましょう。
沖縄海岸国定公園の海を展望できる景勝地としても有名です。
【石垣島・定番を押さえて秘密スポットは自分で探す旅編】
7.石垣島=川平Bayがどうしても切っても切れない定番スポット
沖縄県石垣市の石垣島北西部に位置する川平湾は、2007年8月に西表国立公園だったものが拡張されて西表石垣国立公園に指定され、石垣島を代表する景勝地となっています。
まさに神秘と呼ばれる川平ブルーは潮の干潮時と満潮時の影響でその姿を幾つにも変え、観光客を魅了する絶好のポットにもなっています。(遊泳は禁止です)
グラスボートなどの船から真下に泳ぐかわいい魚やサンゴを見ることができるので、利用してみたり白い砂浜を裸足で散歩したり。
日蔭でひと休みしているにゃんこ達と触れ合ったりと、楽しみ方は色々です。
また、川平湾に隣接されている展望台からの眺めも最高です。
いくつもの小島に囲まれた川平湾を見下ろす景観も楽しみたいところ。自分流に遊んでみてくださいね。
8.石垣島の最北端へ。やっぱり足を向けたくなる平久保岬でスローなひとときを
県道206号を北上していき最北端を目指すプチトリップへ。
時間をかけた分報われる瞬間が待っているのが平久保岬。
水平線が広がり、東シナ海が望める大パノラマが圧巻で、真っ白な灯台とのコントラストが絶妙な場所です。
改めて地球が丸いことが実感できると思います。
灯台までの小高い丘から見える放牧地は、思わず走って転がってしまいたくなるほど広く、緑のじゅうたんが敷き詰められたような雰囲気です。
灯台と海、放牧地の他には何もなく、ただただ絶景だけが心を癒してくれると思います。
日本本州の最先端をサクっと行くのはとっても大変なことですが、島の最先端に来たぞ!という楽しさと、思い出深い記念を残すことができるのは離島ならではの楽しみ方だと思います。
ぜひ、写真で「最先端」を持ち帰ってみませんか?
平久保岬へ向かう途中にある「石垣島サンセットビーチ」も美しいですよ♪
★ドライブ情報:新石垣空港から車で約50分
【宮古島・島を結ぶ架け橋×2と宮古屈指の景勝地を訪ねる編】
9.海に架かるロングブリッジを軽快に楽しむ池間大橋と来間大橋
宮古島は島をぐるりと1周できるようになっていて、道路の左右に広がるサトウキビ畑やただの山道でさえも絵になる場所が沢山あります。
そのドライブに花を添えてくれるのが池間大橋です。
北西部に位置している池間島を繋ぐ全長1,425mの橋は、眼下に望める宮古の澄んだ海を見渡しながら気持ちよくドライブできるスポットとして有名です。
海の上をまっすぐに伸びている橋は、池間島へ渡る手前に展望できる場所があるので、そこへ車を泊めて橋を見上げてみるのもまた違った景色を楽しめて面白いと思います。
画像提供元 http://www.photolibrary.jp/
来間大橋(くりまおおはし)は全長1,690mの農道橋として日本最長でしたが、古宇利大橋がきてから長さは抜かれたようです。
同じブリッジドライブでも景色はガラリと変わるので、やはり島と島の架け橋はぜひ楽しんでもらえたらいいなと思います。
10.宮古屈指の景勝地。東平安名崎の絶景にうっとり
東平安名崎は、宮古島の最東端に位置しています。日本百景にも選ばれる景勝地で、宮古島を代表する観光地でもあります。
宮古島をドライブするなら、来間島・池間島・東平安名崎は絶対見逃せないところです。
深い青の世界が一望でき、大海原に向かって東平安名崎が2kmほど海に突き出したような景色が絶景です。
駐車場は灯台よりもずっと手前にあり、ゆっくり歩いて10分ほどで灯台へ到着します。
せっかくなので、灯台からの絶景も楽しんでみてはいかがでしょうか。
尚、突き出た東平安名崎の写真スポットは駐車場にはありません。
岬の手前で左折をして、少し登ると展望スペースがあります。
観光バスや駐車場を案内してくださるおじさまもいますので、すぐわかると思います。そちらも合わせて楽しみましょう。
★ドライブ情報:宮古島空港から車で約40分
沖縄ドライブで注意すること
楽しいドライブも何かトラブルがあったら台無しですよね?
ということで、気を付けてほしいことをいくつかご紹介いたします。
<盗難に注意!>
ドライブしていると「ここでちょっとジュースを」、「ちょっとだけ止まって写真を撮りたい」という行動は通常のことです。
でも、実はその少しだけの時間を狙った車上荒らしや盗難が非常に多いんです。
ほんの数分でも油断は禁物です。少し面倒でも必ず鍵をかけましょう。
<スピードの出し過ぎは忘れられない思い出を作ることになります>
あまりの爽快さに、スピードを出すつもりがなくても気分が解放されて知らない間にスピードを出していることがあります。(経験済です)
メーターよりも周りの景色に目が行く分、気が付いたら後ろにパトカーがいたという経験をされる方が非常に多いそうです
(〇〇の場所が特によく捕まる、という情報はここではご紹介できないのですが・・・)。
わき見運転も事故の元になりかねません。常にゆっくりドライブを意識して、楽しい思い出のみを残しましょう。
<那覇の専用レーンには気を付けましょう>
国道58号線は先にご紹介した通り、ドライブをするなら必ずと言っていいほど利用する道の一つです。
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ちなみにこちらは国道58号線、那覇市内中心部ですが、写真でもわかるように、3車線になっているのはどうしてかご存じでしょうか?
実は一番左側の車線はバスの専用レーン(時間帯による)となっていて、一般車は侵入禁止になっています。
例え観光客なので知らなかったと言っても警察は許してくれません。
今非常に多いレンタカーの侵入でどんどん取締りが厳しくなっているのも事実です。
尚、2015年2月から那覇市内のバスレーンが延長されています。
夕方17時~19時まで那覇市旭橋から天久までの2.8kmが浦添市牧港までの7.4kmに変更されているので、那覇市街を中心に規制されている道路は道路標識の確認を必ずしましょう。
尚、レンタカー屋さんで出車時にバスレーン紹介付きのロードマップを貰えるところが多いです。常に最新版でチェックしましょう!
<沖縄の道は滑りやすい??>
さて、これは特に雨の日に気を付けてほしい事、それは沖縄の道は滑りやすいということ。
それは沖縄の道の舗装で、材質の一部に石灰岩が使われているから。
ということで、レンタカーの事故の中でも、後ろから追突する、追突される事案がとても多いということです。
十分に気を付けましょう。
あとがき
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沖縄ドライブは日本本州の首都高速や街中の一般道と違って、ただ移動する、それだけでも楽しめるポイントが沢山あります。
ぜひ旅行の1分1秒を大切に、出会った景色を楽しんでくださいね!