もっと深く、沖縄を知りたい!沖縄の世界遺産スポットの全て

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公開日:2015/6/11

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今帰仁城跡沖縄本島には、もっとも有名な首里(しゅり)城をはじめ、計9つの文化財が世界遺産に登録されています。この地に存在する歴史を知ることは、今の沖縄を深く理解することにつながるもの。遥か彼方に繁栄した琉球王国に思いを馳せ、世界遺産をめぐってみませんか?また、申請に向けて動いている沖縄の世界自然遺産登録候補地の情報もお届けします。

<もくじ>
1.沖縄本島にはどのくらい世界遺産があるの?
2.9つの世界遺産をめぐる
3.世界自然遺産登録に向けた「奄美・琉球」
その1 これまでの動き、登録に向けて
その2 沖縄本島北部、やんばるを訪ねる
おわりに

1.沖縄本島にはどのくらい世界遺産があるの?

沖縄本島には、首里城をはじめとする、5つのグスク(城跡)を含む9つの文化財が世界遺産に登録されています。首里城と識名園以外は、建物らしきものはすでになく、あるのは石門や城壁だけですが、ちょっと歴史的なエピソードを頭に入れておくと見え方が全然ちがうもの。450年の歴史を刻んだ琉球王国は、1879年に消滅し沖縄県になりましたが、その時代の名残は、まだ沖縄の至るところに息づいているのです。

沖縄の世界遺産イメージ沖縄の代表的な世界遺産、首里城。

城じたいは現存しなくても、風光明媚なグスクが多いのも魅力。また、高台からはすばらしい景観が一望できます。

沖縄の世界遺産イメージ首里城内の石畳から沖縄市街を一望。

その他、世界遺産の登録基準を満たす可能性が高い地域として、奄美群島を含む「琉球諸島」が今、世界自然遺産登録に向けて、候補地として選定されています。琉球諸島ならではの豊かな自然や美しい海が世界的に認知され、大切に守られていくなんて、ステキなことですよね。

ピナイサーラの滝©OCVB
ピナイサーラの滝から望む八重山・西表島の森と海

2.9つの世界遺産をめぐる

その1 今帰仁(なきじん)城跡

今帰仁城跡©OCVB
琉球王国が成立する以前から北部を治めていた北山(ほくざん)国王の居城で、別名、北山城。標高100mほどの山の斜面に、まるで龍のように延々と石積みが続き、その長さは1.5kmにも及ぶそう。海と城壁をのぞむ絶景ポイントとしても有名です。

今帰仁城跡©OCVB
平郎門(へいろうもん)は今帰仁城の正門。1900年代初期に崩落してしまったものを、その後修復して今に至ります。
■今帰仁城跡
アクセス:那覇空港より車で約1時間40分(高速道路利用)

その2 座喜味(ざきみ)城跡

座喜味城跡©OCVB
読谷村のほぼ中央に位置し、築城の名手といわれた武将、護佐丸によって築かれたといわれています。

座喜味城跡©OCVB
これだけ広いのに小さな入口が1ヵ所のみ、通路は行き止まりになった武者隠しがあるなど、防御に徹した造りで、戦国時代の要塞として最高傑作との呼び声も。石垣の上からは読谷の雄大な海が見渡せます。
■座喜味城跡
アクセス:那覇空港より車で約1時間5分(高速道路利用)

その3 勝連(かつれん)城跡

勝連城跡©OCVB
本島東側に位置し、13世紀初頭に造られたといわれるもの。10代目の城主、阿麻和利(あまわり)は、琉球王朝時代にこの地で慕われた王として知られています。

地の利を活かし、勝連独自で中国や日本と交易をおこない、首里王府とは別の道を歩もうとしましたが、最終的には首里への反逆者の烙印を押され、阿麻和利とともに勝連城も荒廃。

勝連城跡©OCVB
もっとも高い場所にある一の曲輪は標高98mで、南は知念半島から、北はやんばるまでを見渡すことができます。
■勝連城跡
アクセス:那覇空港より車で約1時間(高速道路利用)

その4 中城(なかぐすく)城跡

中城跡©OCVB
14世紀後半に中城按司(なかぐすくあじ)の手で主な部分が築かれ、さらに座喜味城にゆかりのある護佐丸(ごさまる)によって最終形が完成されたそう。その後、護佐丸は琉球王権を狙う阿麻和利に攻められ自害しました。

中城跡画像提供元:沖縄無料写真素材館

一の郭は中城城でもっとも広く、当時正殿があった場所。中城按司や護佐丸も居城していたと伝えられているので、さまざまな歴史の舞台になったことが想像できます。廃藩置県後は、村役場として使用されていたとか。
■中城城跡
アクセス:那覇空港より車で約30分(高速道路利用)

その5 首里城跡

守礼門琉球王国の国王の居城、まさに琉球王国を象徴する存在。いつ頃できたのか正確にはわかっていませんが、琉球が統一された1429年、首里城は第一尚氏(だいいちしょうし)王統の王城として整備されていったそう。

首里城城内には正殿や北殿、南殿、守礼門など重要な建築物がありますが、実は沖縄戦で大破しています。1992年から首里城公園として復元、公開されており、今なお発掘調査は続けられているのです。
■首里城跡
アクセス:那覇空港より車で約11分

その6 園比屋武御嶽(そのひゃんうたき)石門

園比屋武御嶽©OCVB
守礼門をくぐると左手にあり、国王が城外に出るときに安全を祈願した拝所。1519年、琉球王国の第3代国王 尚真王(しょうしんおう)時代に創建されたことがわかっています。

園比屋武御嶽©OCVB
沖縄では、神は高い木に降りてくるとされ、門の後方に広がる森が聖地とされていたそう。琉球王府の最高位の神女、聞得大君(きこえおおぎみ)もここで祈願したと伝えられています。
■園比屋武御嶽石門
アクセス:那覇空港より車で約15分

その7 玉陵(たまうどぅん)

玉陵©OCVB
1501年に尚真王が、父の尚円王(しょうえんおう)の遺骨を改葬するために創建した陵墓。墓室は三つに分けられ、中室は遺骸を安置し、東室は王と王妃、西室は限られた親族が葬られたそうです。

玉陵©OCVB
琉球石灰岩の高い石垣に囲まれ、珊瑚砂利が敷き詰められた墓陵内は、とても厳か。東の御番所は、法事の際に国王の控室として使用されていました。
■玉陵
アクセス:那覇空港より車で約15分

その8 識名(しきな)園

識名園©OCVB
1799年に創建された、琉球王家最大の別邸といわれるもの。王家の保養や中国からの冊封使(さくほうし。使者のこと)を接待するために利用したようです。池の周りを歩きながら景色のうつろいを楽しめる「廻遊式庭園」になっており、アーチ型の石橋や、池に浮かぶ六角堂も風情があります。©OCVB
識名園赤瓦やねの御殿は木造建築で、民家風の趣。冊封使をもてなす一番座の部屋や茶の間など、なんと15も部屋があるのだとか。
■識名園
アクセス:那覇空港より車で約15分

その9 斎場御嶽(せーふぁーうたき)
斎場御嶽©OCVB
琉球最高の聖地といわれる斎場御嶽。琉球の始祖アマミキヨが最初に造った7つの御嶽のひとつとされ、琉球の最高神女だった聞得大君の就任儀式が執りおこなわれたそう。何か建物があるわけではなく、このむき出しの石場が拝所。
三庫理(さんぐーい)は、2つの巨岩がつくる三角形の先にある拝所で、神はこの岩の上から香炉に降りて来ると考えられていました。

斎場御嶽©OCVB
巨岩におおわれた石のステージは寄満(ゆいんち。いわゆる厨房のこと)と呼ばれるもの。豊穣を祈願し、神女たちがこの上で祈りを捧げたといわれています。
■斎場御嶽
アクセス:那覇空港より車で約35分

3.世界自然遺産登録に向けた「奄美・琉球」

その1 これまでの動き、登録に向けて

奄美群島(九州の南に点在するトカラ列島、沖縄諸島の間に連なる奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島)を含む「琉球諸島」は、平成15年、知床や小笠原諸島とともに、世界遺産の登録基準を満たす可能性が高い地域として選定されました。ですが、奄美群島においては、まだ国定公園など自然の保護地域が少ないと見なされ、今なお整備が進められています。

同時に、奄美野生生物保護センターでは、絶滅の恐れのある野生生物の保護増殖や、自然植生の衰退を招く恐れがある天敵(野生ヤギやマングース)除去などの取り組みも同時におこなわれているのです。

平成25年には、政府が奄美大島・徳之島・沖縄本島北部・西表島の4地域に絞り込んで、ユネスコの世界自然遺産登録候補地として選定。平成29年度の世界自然遺産登録を目指しているところです。暫定リストに記載された上で、審査で認められれば、日本では屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島に続く5ヵ所目の自然遺産となります。

奄美のマングローブ奄美大島のマングローブ。鬱蒼とした手つかずの自然が残されています。

アマミノクロウサギアマミノクロウサギは、奄美大島と徳之島だけに分布している希少野生動物。耳や後ろ足が短く、原始的なうさぎといわれていますが、自然環境の変化で生息数が激減。1921年に特別天然記念物に指定されています。

西表島・星砂の浜©OCVB
西表島(星砂の浜)。亜熱帯の大自然と、浅瀬でも熱帯魚が見られるほど透明な海が美しい、沖縄で2番目に大きな島。

その2 沖縄本島北部、やんばるを訪ねる

すでに9つの文化財が世界遺産に登録されている沖縄本島が、自然遺産登録に向けて調査をおこなっているのは、北部の山原(やんばる)地域。本島最高峰の与那覇(よなは)岳を中心に山々が連なり、亜熱帯の植物が生い茂るネイチャーゾーンです。大自然の景観を満喫しながら、トレッキングやカヌーでの川遊びなど、エコツアーが人気。

与那覇岳©OCVB
沖縄本島内で最高峰(503m)の与那覇岳。亜熱帯の自然を身体いっぱい感じることができる登山コースがあります。また裾野には、自然度が高く保たれた国頭(くにがみ)村森林公園が広がります。

比地大滝©OCVB
沖縄本島内で最大規模を誇る比地(ひじ)大滝。落差は25.7m。森の中にある滝までは遊歩道が整備されているのでトレッキングに最適。木々に囲まれ、夏場でもひんやりと癒されます。

慶佐次のマングローブ林©OCVB
慶佐次(けさじ)のマングローブ林。やんばるの東海岸に位置する慶佐次川には、沖縄本島随一のマングローブが広がっています。自然を熟知したガイドとカヌーでめぐるネイチャーツアーや、マングローブで暮らす生き物たちを観察できる自然観察ツアーなど、さまざまなプログラムが開催されるので、マングローブ探検に出発してみましょう!

おわりに

世界遺産をめぐる沖縄の旅、いかがでしたか。エメラルドグリーンの海や、白い砂浜もステキですが、沖縄は琉球と呼ばれていたときから、さまざまな歴史を重ねて今の姿があります。ずっと残しておきたい、そんな沖縄の「姿」を、ぜひめぐってみてください。

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