沖縄と言えばキレイな海やおだやかなリゾートをイメージされるかもしれませんが、ローカルもその魅力は隠れています。
歴史的な背景や地理的な特徴から生まれた独特な慣習や文化はユニークで、沖縄県民なら当たり前だけど、旅行者からすれば「おや?」とひかっかる事も多いのでは。
この記事では、沖縄でよくみられるローカルな慣習を、内地の方でも旅行中に遭遇できそうなものを厳選して10個お届けします!
1.お酒の締めはステーキ
2.おしぼりコースター
3.お墓がでかい
4.二千円札が流通している
5.同窓会の告知は横断幕
6.難しい地名が多い
7.ぜんざいはかき氷スタイル
8.沖縄でお茶といえばさんぴん茶
9.魔除けが街中にいっぱい
10.コンビニおにぎりも沖縄感たっぷり
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1.お酒の締めはステーキ
本土で「飲み会の締めと言えば何?」と聞けば「ラーメン!!」と答える人が多いのではないでしょうか。
ところが、こと沖縄に関しては「ステーキ」という声が少なくありません。
どうやら米軍統治時代の影響だそうです。
深夜営業しているステーキ屋が多く、夜中に足を運べば「飲み会帰りだろうな」というグループを目にすることも。
おじさんたちも200gくらいはペロッと食べています。
お店によっては¥1,000前後からとお値打ちですので、沖縄旅行の際にお酒を飲む機会があれば締めステーキもオススメです。
2.おしぼりコースター
沖縄の居酒屋に行けば必ずと言っていいほど見るのが「おしぼりコースター」です。
おしぼりと言えば手を拭くのに利用すると思いますが、県民は出されたおしぼりを四角に折り、コースター代わりに使用します。
コースターよりも大きくて吸湿性もバッチリ。多少酔っても大きいから使い勝手◎
3.お墓がでかい
沖縄の一般的なお墓は上の写真のように、本土と比べると大き目で、まるで家のような造形になっています。珍しいわけでは無く、大きいのが普通なんです。
春の清明祭(シーミー)と呼ばれる行事の際には親族がお墓の前へ集まり、お墓参りとお供え物をしたり、重箱料理を食べたりといった光景が、沖縄では毎年の恒例行事です。
また、お墓の中でもとびきり大きな亀甲墓(かめこうばか)と呼ばれるがあり、これはなかなかお目にかかることはありません。
4.二千円札が流通している
二千円札が流通しているのも沖縄ならでは。2000年に沖縄サミットを記念して発行され、沖縄を代表する観光スポットである首里城の「守礼門」が描かれています。
二千円札が沖縄で流通している理由はATMにあります。
県内の銀行ATMでお金を引き出す際、二千円札が優先的に出る仕組みや二千円札が欲しい人はその旨を示せる工夫がされているんです。
せっかくの沖縄旅行、二千円札をゲットしてみるのはいかがでしょうか。
本土でも自動販売機など使えないケースはありますが、対人のレジであれば問題なく使えるはずです。
5.同窓会の告知は横断幕
同窓会の告知は交差点をはじめとした、地元の交通量の多い場所で「横断幕」として掲げられます。
「なんてアナログな!!」と思われるかもしれませんが、これは沖縄の土地柄が深く関係しています。
車社会の沖縄、幹線沿いに掲示する横断幕の広報力たるや。あとはSNSがあればあっという間に出欠席がとれるのです。
車通りの多い所で見られるかもしれませんよ。
6.難しい地名が多い
読みにくい地名が多数あることも沖縄の特色。
交通標識、バス停、ガイドブックなどなど、いたるところに難しい地名が。沖縄旅行に来られた方がぶち当たる壁でもあります(笑)
余談ですが、たとえ県民であっても自分の育った地域から離れれば離れるほど、読むのに苦戦する地名があるぐらい、沖縄の地名は難読です…
難読地名例
・謝苅(じゃーがる)
・東風平(こちんだ)
・保栄茂(びん)
・南風原(はえばる)
・勢理客(じっちゃく)
7.ぜんざいはかき氷スタイル
「ぜんざい」と言えば、きっと温かいものを想像するはず。ところが、沖縄でぜんざいと言えば「かき氷スタイル」が一般的です。
ぜんざいが器の下にあり、その上に削られた氷が添えられているのが沖縄ぜんざいのセオリーとなっています。
ちなみに、本土で言うところの温かいぜんざいは、沖縄では「ホットぜんざい」と言われたりします。
ほとんどの場合白玉団子が氷に埋められているので、固くなる前に救出しましょう。
8.沖縄でお茶といえばさんぴん茶
日本でお茶と言えば緑茶や烏龍茶が一般的だと思いますが、沖縄でお茶と言えば「さんぴん茶」。
スーパー・コンビニ・自販機などで手に入れることができ、県民にとって身近な存在です。
一口にさんぴん茶と言っても様々なメーカーが製造しており、例えば味の好みから「私はこっちのさんぴん茶がいい」「俺はこっちがいい」と、論争が起こることも。
ちなみにジャスミンティーと味が酷似していますが、ざっくりとはジャスミンティーを飲みやすくしたものがさんぴん茶です。
9.魔除けが街中にいっぱい
街中のいたるところで「魔除け」を見かけられるのも沖縄のローカルな光景です。
邪気から家を守ってくれるといわれる「シーサー」は、家はもちろん、お店や公共施設の屋根や門の上に設置されています。
ちなみに、実はシーサーには性別があって、口が開いているのがオスで魔物を追い払い、口が閉じているのがメスで家に入ってきた福を逃がさないんだとか。
また、シーサーと同じく、あちらこちらで見かけることができるのが、石敢當(いしがんとう)と呼ばれる魔よけの石板。
その他「ひんぷん」や海の方だと「スイジ貝」なんかもあります。
シーサー・石敢當は沖縄のホームセンターでも購入できます。シーサーはお土産物屋でもよくみかけますが、どうしても石敢當が欲しいという方はホームセンターに足を運んでみるのも面白いかも。
10.コンビニおにぎりも沖縄感たっぷり
沖縄旅行でコンビニへ足を運ぶ際、ぜひ注目してほしいのが「おにぎり」です。
シャケや昆布、ツナマヨといった定番の具材だけではなく、ポーク玉子やタコスといった沖縄感たっぷりのおにぎりも陳列されています。
一口にポーク玉子おにぎりと言っても、コンビニごとに違いもあり「ローソンのがおいしい!!」「いやいや!!ファミマでしょ!!」なんて、地元民で度々議論が起こるとか起こらないとか。
おわりに
この記事では沖縄のトリビアを10個に厳選してお届けしました!!観光地も沖縄の魅力ですが、こういったローカルな慣習もユニークなものばかり。
きっと旅行中に遭遇するものもあると思いますので、ちょっと通な目線で沖縄を楽しんでいただければと思います。