ビオスの丘と言えば、ランをはじめとするトロピカルなお花と植物が生い茂る広大な植物園。で・す・が、実は小学生を中心としたちびっ子のファンが多い事をご存じでしょうか?
またビオスの丘を一度訪れた事がある親御さんたちも、「ビオスの丘であれば一日子どもが楽しめる」とおっしゃいます。
花を愛でる植物園よりも沖縄らしいテーマパークの方が楽しいような気もしますが、なぜビオスの丘は子供たちに人気なのでしょう。
<もくじ>
1.ビオスの丘概要
2.ビオスの丘を楽しむ
2-1.お花のトンネルがお出迎え
2-2.やぎのお散歩したり、水牛車に乗ったり
2-3.スタンプラリーや人造湖でアクティビティ、密かな人気ブランコ
2-4.新エリアでは〇〇が出来る予定
2-5.ビオスの丘の食事情
3.ちびっ子がビオスの丘のファンになる理由
3-1.ちびっ子(子ども)が楽しめるビオスの丘
3-2.大人が助かるビオスの丘
3-3.まとめ
1.ビオスの丘概要
ビオスの丘は那覇空港から高速利用で約1時間、リゾートホテルが林立する読谷村・恩納村や沖縄市に隣接する沖縄中部のうるま市にあります。
うるま市の中でもビオスの丘はルネッサンスリゾートやムーンビーチがある恩納村南端エリアから車で10~15分程度なので、旅行の行程にも組み込みやすい場所にあります。
年中無休で朝9:00~18:00までの営業、最終入場は17:00まで。
入場料は以下の通り。
大人 | 小人 | |
入園(乗船付) | ¥1,800 | ¥900 |
水牛車 | ¥1,200 | ¥650 |
貸カヌー | ¥1,500 | ¥800 |
平舟 | ¥3,000 | 利用不可 |
巡車 | ¥600 | ¥400 |
中学生以上から大人料金、小人料金は4歳~小学生に適用、3歳以下のお子様は入園無料です。
2 ビオスの丘を楽しむ
なにはともあれ、ビオスの丘を楽しんでみない事には分からない、という事でビオスの丘にお伺いしてきました。
2-1.お花のトンネルがお出迎え
チケットを買って中に進むと、エレベーターまでの短い渡り廊下。メインの広場はエレベーターで1階分程度降りるようになっています。渡り廊下はまるで木々の上を歩いているようでワクワク、しかもなんだか甘い匂いまでしてきます。
この匂いはシャリーベイビーという花の香りでチョコレートの香りがするとも言われています。上の写真の一番手前右側に、えんじ色のじくに白い花びらの花がみえますか?これがシャリーベイビーです。シャリーベイビーは午前中が香りが強く時間がたつにつれ薄れていきます。
エレベーターを降りると熱帯植物のトンネル。
トンネルを抜けると黄緑色の原っぱが広がっているのが見えます。広々した原っぱにアスレチックがあり、小さな子は走り出してしまいそうなシチュエーションです。
エレベーターを降りてから原っぱまでは歩いて3分程度です。
2-2.ヤギのお散歩したり、水牛車に乗ったり
アスレチックとヤギ・ブタがいるふれあい動物ゾーンは隣接しています。
原っぱの入り口の反対側一帯になりますが、原っぱの端から端まで歩いても大体5分もかからない程度の広さです。
動物の餌付けも気軽に出来ます。
ふれあいゾーンの動物たちは柵の中にいる他、地面につき立てられたパラソルの柄の部分に繋がれたヤギもいて、このヤギは園内を自由に散歩させる事が出来ます。
「今日は小さいヤギだからよかったけど、大きいヤギの日は嫌だな…」と密かに思っていましたが、ビオスの丘にいるヤギは「小さい種類のヤギ」。このヤギも立派な大人だそうでちょっと安心。
この日は偶然アグー豚の子が園内を散歩していました。このアグー豚は産まれた時から特別人間に慣れているからか、小さい(人間の)子がグイグイ近づいていました。すごいなぁ。
ふれあい動物ゾーンとアスレチックを挟んだ反対側には水牛がいます。大きなツノの水牛が干し草を食んでいました。
手前の水牛と比べるとツノの大きさが分かりますね。ご立派。とりわけ大きなツノの水牛はもうご年配で、いまはもう水牛車は引っ張っていません。いまはモデル業にいそしんでいるそうです。
ビオスの丘では、毎時00・30分(12時台はおやすみ)出発で、園内を巡る水牛車に乗れます。じつは沖縄本島で事前予約無しで水牛車に乗れるのはビオスの丘のみ! 運転手さんと楽しくお話ししながら園内をまわれますよ。
竹馬などの懐かしいおもちゃが園内のそこかしこに。
ある意味新しい鉢釣り。底の穴に針をひっかけて鉢を釣る。
ゴザの貸出もあるので、原っぱでのんびりピクニックもいいですね。
2-3.スタンプラリーや人造湖でアクティビティ、密かな人気ブランコ
もうちょっとアクティブに体を使って遊びたい方は、どうぞ森の中へ。
無料で楽しめるスタンプラリーでは、問題を解きながら森の中を歩くうちにビオスの丘について詳しくなれます。マップは入園口で配布されていて、全部で7つのスタンプを集めるとプレゼントがもらえますよ!
そしてビオスの丘で人気の湖水観賞舟。これも船頭さんのガイドで楽しく沖縄の植物や小動物について知る事が出来ます。
同じ湖でカヌーと平舟(サーフボードの上に立ってパドル漕いでで進むアクティビティ)も体験出来ます。
湖のオプショナルツアーは湖畔の売店で申込みができます。
ちょうど出発するお客様、ボンボヤージュ。
カヌーは4歳から体験できますが(大人同伴が条件)、人造湖のビオスの丘では水流に流される心配が無いので親御さんも幾分安心して挑戦させる事が出来るのではないでしょうか。普段着で出来るのも楽でいいですね。
ひそかな人気のブランコもお忘れなく。順番待ち発生中!
特に湖水観賞舟乗り場の対岸にあるブランコは、前に漕ぐと地面から体が飛び出すような形になるので特に人気です。
ただ、高さを出すためにはかなり体力を消耗。思わぬところで老いに気づかされます。
2-4.農場エリアでBBQも出来る
さて、ふれあい動物ゾーンの傍らにある巡車(みぐいぐるま)。
巡車では高台の農場エリアに行けます。
いまの所巡車に乗った人が入れるゾーンに突入!
高台エリアはビニールハウスが並び、ハウスの中では南国のフルーツが育っています。巡車でビニールハウスにも入っていきます。
温室育ちの花やフルーツ。
楽しみなのは目下育成中のトマト!そしてその横にはバーベキュー場がオープンする予定だとか。
今はまだ巡車という汽車に乗って農場を見て回るだけですが、いつかビオスの丘でバーベキューが出来る日が楽しみです!
農場エリアの本格オープン日はまだ未定という事なので、詳細はビオスの丘HPで随時チェックしてください。
ビオスの丘ホームページ http://www.bios-hill.co.jp/
2-5.ビオスの丘の食事情
園内には2か所食事処があります。沖縄そばやタコライスなど軽食を中心に、ブルーシールのアイスクリーム等もあります。
屋外にも広めの飲食スペース。
帰り際の売店の中にもお食事を提供されていますよ。
3.ちびっ子がビオスの丘のファンになる理由
さて、ざっとビオスの丘を1周して、ちびっ子がビオスの丘のファンになってしまう理由を考えました。
3-1.ちびっ子(子ども)が楽しめるビオスの丘
・気軽に動物に触れ合える
四方八方動物だらけで恐怖!という事がありません。ある程度<逃げる余地>があるからこそ、お子さんも触れ合ってみようと思えるのかもしれません。
・楽しみながら沖縄に触れ合える
とてもびっくりしたのが、水牛車の運転手さんがお客様(小さい子)の名前で呼びかけて、会話をするようにガイドをしていた事。たまたま乗っていたのがひと家族だけだったからかもしれませんが、ガイドさんとお客様の距離が近くとても楽しそうでした。
・植物、動物、遊びのバランスがよく飽きない
園内に植物・動物・遊びそれぞれの要素が満遍なく配置されていて、なにか1つに飽きても次の何かがすぐあります。
3-2.大人が助かるビオスの丘
・ほどよい広さ
園内のメインエリアをサッと見るだけなら30分もあればまわれるビオスの丘。巡車でなくては行けない農場エリアを抜かせば、ザックリとは「原っぱエリア」か「森エリア」の2択です。遊ぶ範囲がある程度限られていればお子さんが走り回っても見守る側は気が楽ですよね。
・大人も楽しめる沖縄
帰り道にある売店にも小さい子を飽きさせない工夫があります。売店の一角にある琉球衣装を着て写真が撮れるスポットでは、お母さんが琉球衣装を選んでいる傍らで、お父さんと小さい子たちが木製の魚釣りを楽しんでいました。
・割引チケットがコンビニで手に入る
JTBホームページの「現地観光プラン・レジャーチケット・定期観光バス」から割引チケット購入のための商品番号を調べ、対応コンビニで発券・支払いをすれば、割引チケットを入手できます。そのほかにもレンタカーの待合所等にも割引券が置かれてる事があります。
3-3.まとめ
ただの植物園だと思うとなかなか足が向きづらいかもしれませんが、ビオスの丘は子どもが喜ぶ工夫に溢れています。だからちびっ子のファンが多いんですね。
またベビーカーの貸出やオムツ替え台もありますので、幼児連れでも安心。飛行機をがんばった分めいいっぱい遊ばせてあげたい!ビオスの丘では毎年フォトコンテストを開催しているので、とびっきりの笑顔を残したいですね。
ビオスの丘フォトコンテスト http://www.bios-hill.co.jp/photocontest/
- 住所
- 沖縄県うるま市石川嘉手苅961-30
- TEL
- 098-965-3400
- 営業時間
- 9:00~18:00(最終入場16:30)
- 備考
- <料金>大人1,800円 小人900円 臨時休園日があるので各自公式HPにてご確認ください。。