沖縄旅行と切っても切り離せない観光スポットNO.1なのが「沖縄美ら海水族館」ですよね。
世界最大級のスケールで展示されている水族館を子供に見せてあげたい!と思い立ち、2泊3日のスケジュールの中で何とかその願いを叶えてきました。
そこで今回は、実際子供を連れて行った感想や館内を回るのにどのくらいかかったか、どういったところが反応していたか、絶対に見るべきポイントなどをまとめてみました。
その他子供連れだと何かと不安な休憩場所や食事、人の多さなども合わせてどんな感じだったかをご紹介したいと思いますので、お子様連れの方はぜひ参考にしてみてくださいね!
<目次>
1.美ら海水族館に到着するまで
2.水族館をこう楽しみました!
3.水族館内の休憩・お食事スポット
4.水族館内のおみやげスポット
まとめ
1.美ら海水族館に到着するまで
沖縄美ら海水族館は、「海洋博公園内」にある水族館です。
海沿いに広がる公園には幾つもの施設が点在し、その一角にあるのが水族館です。
ゲートは南ゲート・中央ゲート・北ゲート・備瀬ゲートの4つにざっくりと分かれていて、沖縄美ら海水族館へは「中央ゲート」もしくは「北ゲート」から入ります。
今回わが家は「北ゲート」の駐車場へ。間違えると移動が大変です。
水族館がメインの場合はこちらを強くオススメします。
そしてもう1つ覚えておきたいのが駐車場の表示。今や一般的になった、位置を示すアルファベトなどですが、とにかく広いのでメモを取ったり写メを取ったとしておくことをオススメします!!
北ゲートの駐車場を出ると目の前にはクールダウンできる場所などがあります。
噴水ではなくミストになっているので、びしょびしょにはならないので遠慮なく飛び込めますよ♪
左右にはコバテイシの木や、島唄でお馴染みの「デイゴ~の花が咲き~♪」のデイゴの木などが沖縄を感じさせてくれます。
ミストの前には解りやすい案内板が出ているので安心!まずは緩やかな坂を下っていきます。
すぐそばには子供が楽しめる遊具もあり、思わず寄り道したくなる場所ばかりです。
坂を下っていくと看板を発見!胸が高鳴ります。
エスカレーターを下ってやっと入口へ到着です!いよいよドキドキの海の世界へ!!
2.水族館をこう楽しみました!
通常料金で入場の場合は、券売機でチケットを購入できます。が!、
レンタカー受付の際に沖縄美ら海水族館の割引券をGETしていた為、200円安く購入できました!いそいそと券売機右隣の有人売り場へ行きます。
レンタカー会社では、カウンターそばに優待券などを取り揃えた雑誌などが置いてある場合も多く、また他にもホテルのフロントなどでも優待券を
扱っている場合がありますので、少しでも活用することをオススメします。旅行申し込み時に優待券がついていたりすることもありますよ♪旅行を計画する際美ら海水族館に行くことをプランに盛り込む場合は、要チェックしておきましょうね!
いざ美ら海の世界へ!
沖縄美ら海水族館は、3階から入って2階~1階へと降りて行くのが一般的なルートです。
一番はじめに見えてくる岩の先には、ナマコやヒトデなどを見たり触れたりできるタッチプールのコーナーがあります。
海の中でもなかなか触ることが難しいナマコやヒトデを触れるということで、子供たちも大興奮!
移動したヒトデをなるべくお客様側へ随時移動してくれる飼育員さんもいます。
ヒトデにも沢山の種類がいて、生きていて、海には欠かせない生物だということを実体験で学ぶことができる、オススメのコーナーでした。
タッチプールの先に広がる水槽は「サンゴの海」の展示です。生きているサンゴを間近で見ることができるリーフアクアリウムには、ソフトコーラルやテーブルサンゴなど数々の種類が生息しています。
そして時間があればぜひ足を止めて聞いてもらいたいのが、飼育員さんによるサンゴにまつわるお話です。「キレイだね!」だけで通り過ぎて行くのは勿体ない!と思いました。
サンゴの生態について、ぜひお話を聞いてみてくださいね。因みに南国には多くのサンゴが生息していて、白化したサンゴや貝殻が流れ着いて細かく砕け、砂浜が白くなるのが南国の特徴のようです。
白化したサンゴがどういう手触りなのかもぜひ感じてみましょう。
こちらのコーナーには、ダイバーの憧れ!ベラの仲間では最大となる「メガネモチノウオ」も楽しそうに泳いでいます!※別名ナポレオンフィッシュとも言います。
子供たちも生まれて初めて見る魚やサンゴに圧巻!なかなか次に行こうと言っても動いてくれませんでした・・・
水槽内にいる魚は何がいるのか、こちらも要チェックです♪1つでも覚えてから見ると、また楽しさが増しますよ!
注目したいのが、所々にあるこちらのコーナーです。
クイズ形式になっていて頭に入りやすい!楽しく覚えることができますよ♪
まだ字が読めないので、私が読んでめくらせてあげました。意外と一発で覚えてビックリです・・・
海には沢山の危険な生物も存在しています。それを知ることができたのがこちらのサンゴの部屋でした。
ただ見るだけではなく、体験することで実際何が危険なのかを知るいい機会になります。
このようにボタンがいくつかあり、押してみると・・・
背びれが光りました!この部分が猛毒となっています。とても解りやすいですね。
そして見せ方を工夫しているのがすごいところで、模型の隣には本物が泳ぐ水槽も展示されています。
こちらはクラゲです。一般的にいる水クラゲとは違って、猛毒を持つクラゲの展示もありました。光っている触手が猛毒ということがわかります。
こちらはガンガセです。右側が模型、左側が本物です。
実はこのガンガセ。沖縄だけではなく、どこにでも生息しているんです。しかも浅瀬からいるので一見ムラサキウニと間違えそうですが、針の長さと「目ですか?」とも思える白や紫に光る丸いものがついているのが特徴です。
ちょっとでも触れると針が刺さって折れ、しびれたり麻痺したりします(経験済です)。。海遊びでは危険も知ることも大切だと思いました。
2階へと向かう途中、ぜひゆっくり見てもらいたいのがこちらの水槽です。
沢山の種類のエビがゆっくりまったり過ごしている様子が伺えます。上のほうにはイセエビが、下のほうにはゾウリエビなどがいます。
一番手前に構えていたのがイセエビの仲間、ニシキエビでした。重さ5キロにもなるニシキエビは、イセエビの中では最大級クラスです。子供たちもとても興味があったようで、かなりじっと見ていました。
そしていよいよメインへ!黒潮の海へと向かいます。
薄暗い館内に眩しく輝く水槽が、沖縄美ら海水族館の大きな特徴でもある黒潮の海と呼ばれる水槽です。ゆるやかな坂を下る途中には、所々にせり出した箇所があり、水槽にぐっと近づくことができます。
階段を降りると、雑誌などでよく見かける風景が目の前に広がります。また、写真の左側には映画館のように並べられたシートがあり、映画を観ているかのような雰囲気も味わえます。
なお水槽の規模は深さが10m、幅が35m、奥行きが27mものスケールで迫力ある海の風景を間近で見ることができます。
水槽には沖縄美ら海水族館人気者が勢ぞろい!一番人気のジンベエザメは、繁殖を試みた複数飼育は世界初と言われています。また、マンタ群れが見られるのもここだけのようで、大水槽を気持ちよさそうに回遊する姿にも注目です。
ジンベエザメやマンタ、その他カツオやキハダなどの群れがストレスなく泳いでいます。水槽の真ん前で魚影を見ていると吸い込まれそうになりますが、写真スポットとしては少し離れた方がオススメですよ♪
水槽の前は途絶えることなく人であふれますが、人影を映すことで水槽がどれだけ大きいかが解るので、気にせず写真をぜひ撮ってみてくださいね!
水槽前にはジンベエ・マンタコーナーが設けられており、生態について詳しく知ることができます。
オススメは・・・まずは水槽でジンベエザメやマンタを鑑賞⇒⇒ジンベエザメ・マンタコーナーで生態を楽しく学ぶ⇒⇒もう一度水槽へ。
知らなかった時と知った時の見る印象がまるで違うので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!より一層愛着がわきますよ♪
次は海の奥深く、深層の海へと向かいます。
深層の海へ向かう途中にはアクアルームがあり、頭上を泳ぐジンベエザメやマンタを見ることができます。ダイビングなどで見る光景と若干感覚が似ていると思いました。
真横で見るのと、頭上をスーっと通る魚たちを見る違いを肌で感じることができます。
偶然見かけた飼育員さんによる水槽の掃除風景。すぐ後ろをジンベエザメが通り過ぎる姿を見ることができました。ジンベエザメがどれだけ大きいか解りますね!手を振ったら、振り返してくださいました♪
そしてまたまた所々にあるクイズを発見!こちらには、サメやエイのオスメスの見分け方が書かれています。思わず「へぇ~~!」と声が漏れてしまいました。そして2度見!
些細な発見も大きな思い出になります。
そんなこんなで最後のコーナー、深層の海へ。
こちらでは、普通では見ることが難しい深海に住む魚の展示がされています。
写真はダイオウイカのはく製です。
その他沖縄の海の奥深く、水深約200mに住む魚や甲殻類などが展示されていて、神秘の世界を覗くことができます。
出口にはアクアラボというコーナーがあり、もっと魚について詳しく知りたい方へ向けて飼育員さんによる生態の説明などを聞くことができます。
沖縄の海や川に住む魚やサンゴ礁について詳しく知ることができるので、お子様であれば夏休みの自由研究などにもピッタリです!質問もできますので、何でも聞いてみましょう。
ちなみに、イルカのショーが楽しめる「オキちゃん劇場」は、出口から徒歩4~5分程度。水族館に続いて楽しみたい、という方は、ショーの開始時間の30分前(夏休み以外の平日なら15~20分前)に出口に到着できるよう、時間調整しながら楽しまれる事をおすすめいたします!
©OCVB
なお、「オキちゃん劇場」やイルカラグーンなど、美ら海水族館外の施設は、水族館に入らなくても無料で楽しむ事ができますよ♪
イルカショーのスケジュールなど、詳しくはこちらをどうぞ。
3.水族館内の休憩・お食事スポット
水族館内には特徴を活かした食事スポットなどがあり、その他ちょっと足を休めたい、休憩したい時に一息つける場所がありますので参考にしてくださいね!
<館内3階・サンゴの海前【無料スペース】>
湾曲した水槽前に円形状の休憩スペースが設けられていて、イスもあるのでちょっとした休憩に便利です。水槽側に座ってゆっくり鑑賞もできますよ!
<館内1階・黒潮の海前【無料スペース】>
先でも少し触れましたが、黒潮の海前にある映画館のような作りのイスが並べられているスペースです。映画のような感覚で水槽を眺めながらひと休みできます。
<館内1階・アクアルーム【無料スペース】>
ゆっくり腰を降ろして悠々と泳ぐ魚たちをさまざまな角度から見ることができます。
水槽が近いので、迫力が違いますよ!
<カフェ・オーシャンブルー【有料スペース】>
黒潮の海が一望できるレストランです。
ホットドックやパスタ、マフィン、タコスなどの軽食を取ることができます。
店内には水槽内の魚たちを見ながら食事できるという、ここでしか味わえない楽しみがあります。
せっかくなので、水槽前の席が空くまで待ってみました。目の前で泳ぐジンベエザメやマンタなどが席に向かってくるたびに、子供たちはドキドキワクワク♪貴重な体験です。
エサをあげようとしたのか、マフィンを魚たちの前へ差し出す子供。大人はエサをあげることができないと解っているのですが、純粋な子供の気持ちをこういった形で見ることができて、少し感動しました。
疲れているのか、泳ぐことをさぼって寝ているサメくん。こんな光景も大スクリーン前では気づくことが難しいですよね!レストランに入って意外な姿も見ることができました。
一番人気のジンベエザメを独占気分♪子供たちも大興奮でした!
私は子供が生まれる前はダイビングをしていてよく潜っていました。潜っている時に海面を見上げるのが大好きでしたが、それと全く同じ光景を見ることができました。
水槽内はとても広く、窮屈さを全く感じさせない作りになっています。大勢の魚が共存する姿をゆっくりお食事しながら観察できるので、とてもオススメです!
4.水族館内のおみやげスポット
<沖縄美ら海水族館内1階・ブルーマンタ>
出口の先には沖縄美ら海水族館ならではのお土産がズラリ。子供が喜ぶぬいぐるみから大人がもらって嬉しいお菓子などが店内に所狭しと並べられています。なお、お土産を買ってもう一度水族館内へ入りたい方は、腕に蛍光スタンプを押してもらいましょう。
これを忘れると、もう入れなくなりますので注意!
~~他にもあります!こんなショップ編~~
<熱帯ドリームセンター・ミュージアムショップ南国>
熱帯・亜熱帯都市緑化植物園内にあるショップでは、南国特有の花々が顔を揃え、切り花なども購入することができます。花好きにはたまりません。
<オキちゃん劇場内・オキちゃんショップ>
オキちゃん劇場では、イルカのショーや水中で泳ぐ姿を見ることができます。可愛くて賢いイルカたちをモチーフにしたお土産品が並んでいますので、いい記念になりますよ!
<総合案内所付近・やんばるの社>
こちらでは、沖縄土産を中心とした商品を買うことができます。特産品に名産品などが並び、沖縄ならではの品をゲットするのにオススメです。
出口にあるショップマップを参考に、欲しいものが売っている場所でぜひ品定めしてみてくださいね!
水族館出口には、写真のような遊覧車も出ていますので、大いに活用しましょう!同じ敷地内(沖縄海洋博公園)にある熱帯植物園やエメラルドビーチなどに行くときはとても便利ですよ♪
まとめ
沖縄美ら海水族館は何度も行ったことがありましたが、子供を連れては初めてでした。
やっぱり違うのは、子供のペースに合わせるところ。もっとゆっくり見たい場所も子供が興味なければ素通りされがちですが、子供も大人も楽しめる方法をしっかり押さえているのが、沖縄美ら海水族館の優れているところだと感じました。タッチプールでヒトデに触れたり、館内の生物については、絵本を読むように子供に語りかけることで興味の持ち方も変わってきます。
ぜひ「キレイだね!かわいいね!」だけではなく、「このお魚さんは○○を食べるんだって!すごいね!」などお母さんのアイディア満載のオリジナル絵本を、子供に実際見て触れながら読んであげてください。子供の情操を育てるのにとてもいい場所です!
キラキラ輝く子供の姿を見ることができて、連れて来て良かったと思えた瞬間でした。沖縄へ来たら1日まるごと遊んで、ステキな思い出を作ってくださいね。
- 住所
- 沖縄県国頭郡本部町字石川424番地(海洋博公園内/駐車場は北ゲート駐車場が最寄り)
- TEL
- 0980-48-3748
- 営業時間
- 8:30~18:30(入館締切:17:30)
繁忙期 8:30~19:00(入館締切:18:00)
休日:12月の第1水曜日とその翌日(木曜日)
オキちゃん劇場・イルカラグーン・マナティー館・ウミガメ館…8:30~17:30(繁忙期~19:00)
イルカショー…10:30 / 11:30 / 13:00 / 15:00 /17:00
- 備考
- <料金>
通常料金
大人2,180円/中人(高校生)1,440円/小人(小・中学生)710円/6歳未満 無料
※国際通りにある美ら海水族館アンテナショップ「うみちゅらら」やおんなと許田の道の駅で割引チケットが購入できます。(現金のみ)
※本記事の沖縄美ら海水族館内の画像は、すべて筆者により撮影(2015年7月)したものであり、当時の訪問をもとに執筆したものです。ご訪問される時期により、館内情報等内容がかわっている場合もございますので、予めご了承くださいませ。