亜熱帯の楽園、西表島。
暖かな気候ならではの進化を遂げた植物や動物が豊富に生息している、大自然が魅力の島です。
そんな西表島に行くなら、絶対外せないのが由布島です!
島全体が亜熱帯植物園となっており、色とりどりの植物を一年中楽しむことができます。
由布島といえば西表島から水牛車に乗って島へ渡ることで有名ですが、島内は一体どんな所になっているのか気になりますよね。
まだ由布島に行ったことのない方や、これから西表島へ旅行を検討している方に必見の、由布島の魅力をお届けします♪
もくじ
1、由布島の成り立ちと歴史
2、のんびり水牛車に乗って由布島へ…
3、美牛モデル真由ちゃんと記念撮影
4、由布島のオススメスポットをご紹介♪
4-1、レストラン&由布島売店
4-2、貝の館
4-3、マンタの浜と島茶屋
4-4、子供の広場
5、由布島へのアクセス
6、さいごに…
1、由布島の成り立ちと歴史
由布島は周囲2.15km、西表島からわずか400mほどの距離にある小さな島です。
もともと無人島だった島に竹富島や黒島から移り住んだ人々が定住し始め、最盛期には100人を超える人々が住んでいました。
その頃、農耕のために台湾から開拓民と共に渡ってきたのが水牛です。
水牛は各世帯に一頭飼育されるほど、島の産業に欠かせないものになりました。
ところが、昭和44年のエルシー台風で島は大きな被害を受け、ほとんどの島民は西表島などに移り住んでしまいました。
多くの島民が由布島を去っていく中、西表正治夫妻は「また島に人々が戻ってきてほしい」と願い、島に残ってヤシの木を植え続けました。
島の再生に10年の歳月をかけ、昭和56年ついに夫妻の念願が叶い由布島植物園を開業することができました。
開業当時たった2頭の水牛、大五郎と花子が始祖となり水牛たちも徐々に繁殖、今では40頭以上もの水牛たちが島の観光を盛り上げています!
2、のんびり水牛車に乗って由布島へ…
西表島から由布島へ渡る方法は、なんと水牛車!
満潮時でも水深が1mほどしかないため、水牛車が島と島を行き来しています。
まず、水牛乗り場の側にある「旅人の駅」という施設で入園チケットを購入します。
このチケットには、由布島のレストランで使えるドリンクチケットがついています。
水牛車に乗り込むと、ゆっくりゆっくり水牛が歩き出します。
陽気なおじさんが水牛のことや由布島のことを紹介しながら、のんびり島へ向かいます。
時には三線を弾いて歌を歌ってくれることもあるそうです。
水牛は生後2~3年から調教を受けているため、人にも慣れていてとても大人しい性格です。
気ままな水牛のトイレタイムも途中にありながら(笑)、何にも急かされないこの時間こそが、すでに由布島タイム♪
3、美牛モデル真由ちゃんと記念撮影
島に到着すると係の方が色白美牛モデル真由ちゃんと記念撮影できる場所へ案内してくれます。
色白なのかは分かりませんが、確かにお美しい顔立ちの真由ちゃん!
お花の飾りも可愛く付けて、撮影も慣れた様子でこなしていく、さすが人気アイドル!
真由ちゃんとの記念写真はその場ですぐにアルバムなどにもしてくれるので、とてもいい記念になります♪
入口の売店付近には水牛たちの家系図が記されていました。
これを見ると、先ほど記念撮影した真由ちゃんは、大五郎と花子の子孫であることが分かりますね。
4、由布島のオススメスポットをご紹介♪
4-1、レストラン&由布島売店
チケットと一緒にもらったジュースのドリンクサービスが受けられるのが、こちらのレストラン!
島内ではトイレもこちらのレストランと水牛車待合所にしかないため、ここで一旦休憩をとられることをおすすめします。
八重山そばやカレーライスなど、豊富なメニューから選ぶことができます♪
食券を購入して注文をすると、料理を席まで運んできてくれます。
レストランと併設している由布島売店では、ここでしか販売されていない由布島グッズが数多く販売されています!
由布島ならではの水牛オリジナルグッズや、ヤマネコグッズ、直営農場のフルーツを使ったジュースやリキュールはお土産にぜひゲットしておきたい商品です♪
4-2、貝の館
ホラ貝や万年貝など西表島近海に生息している貝や、深海にしか生息していない珍しい貝など数多くの種類の貝が展示されています。
流木や貝殻を埋め込んだ飾りで、海をイメージしたカワイイ内装も魅力です♪
壁に展示されている手描きで描かれた貝の絵も、シンプルで尚且つオシャレ!
意外と奥が深い貝の世界を知れる、世にも珍しい貝のミュージアムです。
由布島に訪れたらぜひ訪れてみてください♪
4-3、マンタの浜と島茶屋
約2㎞沖合にある小浜島を始め、嘉弥真島(かやまじま)、石垣島、黒島、新城島(あらぐすくじま)などの島々も見ることができるマンタの浜。
小浜島との間の海はヨナラ水道といい、別名「マンタウェイ」と言われるマンタが回遊する有名なダイビングスポットとして知られています。
マンタの浜のほとりには小さな島茶屋さんもありました。
ケーキやコーヒーなども味わうことができ、気持ちのいい浜辺でステキなティータイムを楽しめます。
島バナナや西表黒糖などのジェラートもオススメ!ビーチでまったりひと休みしながら食べたいですね♪
4-4、子供の広場
木漏れ日が差し込む気持ちのいい、子供の広場。
木で作られた滑り台などの遊具やベンチがあり、子供たちも思いっきり遊ぶことができます♪
南国の強い日差しに疲れたら、ここでひと休みしていくのもいいですね!
広場周辺の道には様々な植物が植えられていて、ゆっくり見て回るのも楽しいです♪
ハイビスカスやブーゲンビリア、アダン、ヤシの木など南国ならではの植物に囲まれて、ここが日本だということを忘れてしまいそう!
5、由布島へのアクセス
由布島へは大原港からレンタカーやタクシー、バスで行くことができます。
上原港からも行くことができますが、どちらかといえば大原港の方が距離的に近いです。
レンタカーの場合、石垣島から事前に予約しておくと安心です。
※シーズンは満車で取れないことも多いので要注意!
大原港からバスの場合、所要時間約22分、料金は400円です。
「由布島水牛車乗り場」というところで下車してください。
また、その後の予定によってはバスのフリーパスを利用した方がお得になる場合もあるので、スケジュールに合わせてチケットをお買い求めください。
水牛車は30分間隔で島を行き来しているので、好きなタイミングで乗ることができます。
西表島での移動でバスを利用する場合、島を巡回しているバスの数がそれほど多くありません。
あらかじめ、行き帰りのバスと水牛車の時刻表の確認をしておくと安心です♪
6、さいごに…
由布島では人も動物も植物も共に生きてきた歴史があり、今もその思いを引き継いだ子孫たちが島を守りながら暮しています。
まさに牛歩の如く、のんびり気ままに進む水牛車。
立ち止まったり、また進みだしたり。
人もまた急ぐわけでもなく、三線を弾いて歌ってみたり、ただ波の音に耳を傾けてみたり。
海を渡る水牛車に揺られて、たどり着いた小さな島は花と動物たちの楽園♪
「由布島をまた人々が集まる楽園に・・・」
心のこもった南の島の小さな楽園で、時間を忘れてのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
由布島 亜熱帯植物楽園
【住所】沖縄県八重山郡竹富町字古見689番地
【電話番号】0980-85-5470
【FAX】0980-85-5571
【WEB】http://www.yubujima.com