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人気の「石垣島天文台」で、日本随一の星空を鑑賞しよう!

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公開日:2016/7/12

石垣島天文台 ドーム石垣島にある「石垣島天文台」は、日本有数の大きさの望遠鏡もさることながら、無料で参加できる一般向け観測イベントでも知られる施設。

とくに、無料で参加できる「4D2U(4次元宇宙映像)鑑賞会 」と「天体観望会」が人気です!
ここでは、日本一の星空と言われる石垣島に作られた「石垣島天文台」の魅力をご紹介します。


<目次>
1.「石垣島天文台」とは?
2.九州・沖縄で最大!「むりかぶし望遠鏡」
3.石垣島から宇宙の果てへ!観測会レポート
4.石垣島天文台へのアクセス
5.番外編…天の川の地図!?「VERA石垣島観測局」

まとめ

「石垣島天文台」とは?

石垣島天文台は、国立天文台と石垣市が2006年に共同で建設した観測研究施設です。

【石垣島天文台】
住所:〒907-0024 沖縄県石垣市字新川1024ー1
TEL:0980-88-0013
営業時間:10:00~17:00
休館日:(月・火)を除く
石垣島天文台HP

石垣島は天体観測に理想的な場所

石垣島を含む八重山諸島は、実は日本の中でも特に美しい星空を観測でき、また天体観測には最適な条件がそろった場所。
だからこそココに建てられたのですが、なぜそれほど星空が美しいのか、ご存知でしょうか。

単に空気がきれいなだけではありません。
日本の上空には「ジェット気流」と呼ばれる偏西風が流れています。よく、“星が瞬く”“チカチカ光る”と言いますが、これは大気の流れが星の光を揺らしているせい。

でも、八重山諸島の上空は、この「ジェット気流」の影響が少なく、星がクリアに、”チカチカ”でなく止まって見えるのです。

九州・沖縄最大の大きさの「むりかぶし望遠鏡」を備え、一般の方に施設公開をするとともに、夜間の天体観望会を行っています。

【石垣島天文台 施設見学】
公開日:休館日(月・火)を除く毎日
時間:10:00~17:00(予約不要)
石垣島天文台 むりかぶし望遠鏡で撮影した天体画像はこちら

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2.九州・沖縄で最大!「むりかぶし望遠鏡」

はいむるぶし望遠鏡
石垣島天文台には、九州・沖縄における最大級、105㎝もの光学赤外線望遠鏡「むりかぶし望遠鏡」があります。

「むりかぶし」とは、石垣島の言葉では「群星」と書き、「すばる(小さな星の群れ)」を指します。ハワイ観測所にある「すばる望遠鏡」と同じ形式の望遠鏡です。

「むりかぶし望遠鏡」は、直径8mもの大きな半球状のドームの中にあり、観測をする際は、ドーム部分の扉が両側に開く仕組みになっています。夜の「天体観測会」は、このむりかぶし望遠鏡で石垣島の夜空を楽しむことができます。肉眼では見えない神秘的な宇宙が広がっていますよ!
石垣島をひとり旅

開館している日は毎日無料で施設見学ができますので、夜の観測会に参加しなくても、間近でこの大きな望遠鏡を見ることができます。スタッフの方が実際に動かして見せてくれることもありますので、ぜひ石垣島天文台に行ったら声をかけてみましょう。

3.石垣島から宇宙の果てへ!観測会レポート

「4D2U(4次元宇宙映像)鑑賞会」体験レポ

4D2U 石垣島天文台で毎日行われているのが、「4D2U(4次元宇宙映像)鑑賞会 」です。
特殊な眼鏡をかけて、4次元の世界へ。石垣島から宇宙へひとっ飛びできちゃう、本当におススメの鑑賞会なのです!しかも、無料!!

まず、宇宙の旅への案内係となるスタッフさんが自己紹介。つづいて、200インチの大きなスクリーンに「その日」の石垣島の夜空が映し出されました。

夜空に向けて地上を飛び抜けると、もうそこは惑星が点在する宇宙空間。
国立天文台の4次元デジタル宇宙プロジェクトが開発した映像なので、映像もリアル!
本当に宇宙の中に迷い込んだような立体的な映像空間が広がります。映像で月が映し出された時は、自分が本当に月面着陸した気分になりました。

この4D2Uの鑑賞ができるのは、日本国内で13カ所しかないようです。事前予約が必要となりますので、HPで確認しましょう。
私が行った際は満席状態でしたので、早めの時間に行くのがお勧め。観光客の方や親子連れ、外国人のお客様も多く見られました。

【4D2U(4次元宇宙映像)鑑賞会」】
開催日:開館日は毎日
場所:石垣島天文台「星空学びの部屋」
時間:午後3時~(上映時間:約30分)
要予約:定員30名
※前日の17時までに電話予約が必要です。(石垣島天文台 TEL:0980-88-0013)

天体観望会

はいむるぶし望遠鏡で天体観測石垣島天文台「むりかぶし望遠鏡」を使って週末の夜に無料で行われているのが、「天体観望会」です。

大きな望遠鏡を近くで見られるのにも感動ですが、この望遠鏡を実際に使って石垣島の夜空に広がる天体を説明を聞きながら見ることができます。
はしるむぶし望遠鏡を操作

ドームの大きな扉が開いて、巨大な望遠鏡が静かに動き出します。そこから望む普段は見られない光景には興奮しますよ!

私が参加したときは、太陽系の惑星のほか、星雲などを見せてもらいました。「これがあの有名な!」と、本で写真を見るより身近に感じるから不思議です。

南半球でしか見られない南十字星が見えたり、21個ある1等星全てを見ることができるのも、日本では八重山諸島だけ。日本の中でも特にすばらしい星空を、大きな望遠鏡で見ることができるなんて、貴重な体験です。

この天体観望会は、週末しか行っていないため、なかなか予約が取れないほど人気です。特に夏シーズンはすでに満席になっている日程もありますので、早めの予約をおススメします!

 

【天体観望会】
開催日:土曜・日曜・祝日
TEL:0980-88-0013
場所:石垣島天文台
時間:第1回 20:20~20:50 /第2回 21:20~21:50
要予約:定員30名
※前日の17時までに電話予約が必要です。
※天候によっては中止。また、天候不良でなくとも雲が多く観測が困難な場合は、画像の紹介になります。

4.石垣島天文台へのアクセス

石垣島天文台 玄関石垣島天文台までのアクセスは、一方通行の道路となり、行きと帰りで道が変わりますので注意が必要です。カーナビでは正しい道案内をされないことがありますので、必ず地図やホームページで確認しましょう。

また石垣島天文台は標高197mの前勢岳山頂にあります。「天体観望会」に参加する際は、 真っ暗な林道でカーブの続く道になりますので、自転車やバイクでは危険です。レンタカーがない場合は、タクシーを利用しましょう。

タクシーで天文台へ

駐車場から施設までの道のりも、街灯がなく本当に真っ暗です。(地元のタクシー運転手さんですら、林道ではちょっと不安げに……)

夜の天体観望会へ行く際は、懐中電灯が必須となりますので、忘れずに持参しましょう。
スマホのライト機能もそれなりに光りますが、ここでは力不足。
室内の暗闇と違い、山中では周囲360°に光が分散するので、自分の足元くらいしか明るくなりませんでした。
百円均一でもいいから懐中電灯をぜひ!

5.番外編…天の川の地図!?「VERA石垣島観測局」

VERA石垣島観測局石垣島には、石垣島天文台の他に、「VERA石垣島観測局」という施設があります。

口径20mの電波望遠鏡があり、国内では4カ所(岩手県水沢・東京都小笠原・鹿児島県入来・沖縄県石垣島)に設置されています。
この4カ所に配置された20m電波望遠鏡で、同時間に同じ星を観測すると、「直径2,300㎞の望遠鏡」を使ったときと同じ性能を発揮するんだとか!
現在VERAで取り組んでいるのが、「天の川銀河の地図作り」計画。VERAは、世界最高の性能を生み出していて、今まで分からなかった星の位置や動きを特定することができるのです。夢がひろがる国内有数の天文学施設です。

こちらの施設も無料で口径20mの電波望遠鏡と観測室の施設見学ができます。

【VERA石垣島観測局】
時間:10:00~17:00(年末年始を除く毎日)
問い合わせTEL 0980-88-0011

まとめ

「石垣島天文台」と「VERA石垣島観測局」についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
どちらも無料で施設見学ができますので、国内でも貴重な施設を間近で体験してください!

そして、時間が合う方は、石垣島天文台の「4D2U鑑賞会」、週末夜の「天体観測会」にもぜひ参加してください。

夜空を見上げれば満天の星が広がっていますが、本格的な望遠鏡で眺める宇宙の世界はさらに奥深い魅力が溢れています!

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