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ヤエヤマヒメボタルが見られる場所・時期|幻想的な初夏限定の天然イルミネーション

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ヤエヤマヒメボタル

ホタルというと夏の綺麗な川辺にいるイメージが強いですが、沖縄県の八重山エリアには春から初夏(3〜5月)にかけて見られる陸生のホタルがいます。その名も”ヤエヤマヒメボタル”。

小さな体からは考えられないような輝きを放ち、数千と群れを成して集まった姿は、まさに天然のイルミネーション。

毎年ナイトツアーが開催されるほど人気な初夏の風物詩となっています。

今回は、ヤエヤマヒメボタルが見られる場所と時期、鑑賞時の注意点などをご紹介します。

<もくじ>
ヤエヤマヒメボタルとは
ヤエヤマヒメボタルが見られる場所
鑑賞時の注意点

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ヤエヤマヒメボタルとは

ヤエヤマヒメボタル
ヤエヤマヒメボタルは、石垣島や西表島などの八重山諸島にしか生息しない陸生ホタル。

本州でよく見られるホタルは川辺に住んでいますが、ヤエヤマヒメボタルは落ち葉や腐葉土がある森の中で成長します。

体長は約2〜5ミリと米粒ほどの小ささで、ホタルとしては日本最小。

メスには羽がないため飛ぶことはできません。またオスの飛翔力もとても弱く、活動範囲は極めて限定的で、石垣島や西表島でも見られるスポットは限られています。
ヤエヤマヒメボタルヤエヤマヒメボタルの大きな特徴は、日没後の短時間しか見られないこと。1秒間に3回程度の早いリズムで点滅を繰り返しながら低空でふわふわと飛び回り、30分ほど経過するとピタッと光らなくなります。
ヤエヤマヒメボタル高いところは飛ばず地面すれすれのところをゆっくりと飛翔するので、まるで森の中に光の絨毯を敷き詰めたかのよう。無数のホタルが美しい光を発しながらふわふわと飛び交う光景は、まさに自然の神秘です。

ヤエヤマヒメボタルが見られる場所

ヤエヤマヒメボタルは、ツアーへ参加して鑑賞するのがおすすめですが、今回は観光客でも行きやすい石垣島のホタル鑑賞スポットをご紹介します。
日没後は真っ暗になりますので懐中電灯をお忘れなく。

バンナ公園のホタル街道


バンナ公園は、石垣島中央に位置する「バンナ山」を整備した自然豊かなネイチャーパークです。ホテルが集中する市街地からも車で10分程度と近く、自分達でもアクセスしやすいのが嬉しいところ。
ホタル観賞スポットは、バンナ公園Dゾーン内にある「ホタル街道」を歩くと、ヤエヤマヒメボタルの鑑賞スポットに到着します。
最寄りのD棟駐車場からホタル街道までは片道徒歩15分ほど。

前勢岳展望台付近


前勢岳には、石垣島の星空について学べる人気の観光スポット石垣島天文台があり、その道中にある「前勢岳展望台」付近でもヤエヤマヒメボタルが生息しています。バンナ公園に比べると穴場的なスポットですが、道中はかなり暗く一方通行の細い道が続くので、運転にはご注意ください!

於茂登岳


沖縄県内最高峰の山として知られる於茂登岳(おもとだけ)にも、ヤエヤマヒメボタルを鑑賞できるスポットがあります。場所は登山口林道付近。於茂登岳に生息する島固有の珍しい生き物を鑑賞できるナイトツアーもおすすめです。

鑑賞時の注意点

ヤエヤマヒメボタルヤエヤマヒメボタルに出会えるのは、日没後30〜40分程度。タイミングを逃すと飛んでいるホテルの数がかなり減ってしまうため、前もって早めについておくことをおすすめします。

またヤエヤマヒメボタルを見る時は、以下の点にご注意ください。

・カメラやスマホのフラッシュ、懐中電灯をホタルに向けない
・生息地で虫除けスプレーや蚊取り線香を使用しない
・騒いだりホタルに触ったりしない

ヤエヤマヒメボタルの寿命は、わずか1週間程度。この短期間で発光点滅をたよりに相手を探し、交尾をして次代へ命を繋ぐため、交尾の妨げとなるストレスは与えずに静かに鑑賞しましょう。お子さんと一緒に鑑賞する場合は、あらかじめ「大きな声をださない」などの約束をしてから入場すると良いですね。
ヤエヤマヒメボタル 鑑賞時 服装
木が生い茂ったところには、日が暮れたあと危険な生物が現れることもあります。肌を守るために長袖長ズボン、足元はスニーカーや長靴を着用し、レインコートなどの急な雨に備えた装備も用意しておきましょう。

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