世界でここだけ!「米原ヤエヤマヤシ群落」のディープな魅力

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公開日:2015/12/11

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ヤエヤマヤシ石垣島で外せない観光地と言えば、ミシュランガイドにも掲載された川平湾を思いつく方が多いと思いますが、石垣島でしか見られない珍しい物もあります。

今回はその中で石垣島でもごく一部の地域にしか群生していない、「米原ヤエヤマヤシ群落」について紹介します。

「ヤエヤマヤシ」とは

八重山諸島の中でも、石垣島と西表島にしか生息しない「固有種」という非常に珍しいヤシ。
樹高25mにも達する大型で大きな波状複葉の葉をつけるのが特徴的で、この1種のみで「ヤエヤマヤシ属」となるほど植物学においても貴重な種類となっています。ヤエヤマヤシ

ヤエヤマヤシヤエヤマヤシは、茎が分岐しないのが特徴的でそのため、空に向かってまっすぐと伸びます。

葉っぱは長さ4〜5mに達するほど長く、大きな単羽状複葉と呼ばれる種類です。

葉柄は短めで光沢のあるツヤツヤとした皮質となっており、多いもので小葉を90対以上つけるヤシもあります。

小笠原・ノヤシと混在されたヤエヤマヤシ

当初は、小笠原諸島のノヤシに似ていることから混同されました。昔は八重山諸島の他地域にも自生していたが、現在石垣島では米原地区のみに群生しており、国定天然記念物や環境省のレッドデータ、沖縄県では準絶滅危惧種にも指定されているほど。
20〜30m級のヤシ群生は、まるでジャングルのようにダイナミックな様子を見せます。

米原ヤエヤマヤシ群では、ヤエヤマヤシ以外にも板根と太い幹に花をつけるのが珍しいギランイヌビワや、この一帯でしか見られないキノボリトカゲ等の珍しい動植物も観察することが出来ます。ヤエヤマヤシ

ヤエヤマヤシ

発見はなんと1963年と最近!価値が高まる八重山諸島

ヤエヤマヤシは、日本人植物学者の初島住彦が1963年に新種として、初めて学術誌に記載しその際の学名は「Glubia liukiuensis」とされました。その6年後に、アメリカ人植物研究家のハロルド・エメリー・ムーアによって新属の「ヤエヤマヤシ属」を立て、本種として認められます。
その後、佐竹利彦によって「ヤエヤマヤシ」と命名されました。

当時、ムーア氏と共同で研究を行っていたドランスフィールドは、「このような大型種をこれまで見逃されていたのは実に不思議だ」と発言したとされ、改めて石垣島や八重山諸島の動植物の重要性が世界に発信された出来事となりました。

ヤエヤマヤシの鑑賞性は非常に高く、「世界でもっとも美しいヤシ」と称されるほど。しかし国の天然記念物指定のため、持ち帰ることはできませんので注意してください。

ヤエヤマヤシ

米原ヤエヤマヤシ群落の様子

ヤエヤマヤシを見に行きたい方は、米原のヤエヤマヤシ群落という看板と「石垣市桴海546」(ヤエヤマヤシ群落入口のヤシ屋さん)を目印に行きましょう。トロピカルジュースやお土産品などのパーラーがありますので分かりやすいかもしれません。

そのお店では「ヤシ屋さんのバームクーヘン」とその場で絞ってくれる、石垣島でも珍しい「サトウキビジュース」もお勧めですよ。ヤエヤマヤシ

ヤエヤマヤシ
足元は木製の遊歩道になっていますが、木の根っこが生えていたりする事があるので注意が必要です。
遊歩道の所要時間はおよそ10分程度。台風の影響や生育の保存のため、途中で遊歩道がストップしている場合がありますので注意してください。

ヤエヤマヤシ川平湾からもそれほど離れていないので、川平湾観光の後にヤエヤマヤシの観光をして、マイナスイオンで観光の疲れを癒すのも良いかも。

また数ある観光スポットの中でも、人の手が掛かっていない原生に近い状態となっています。
ワイルドな雰囲気を味わいながらも、足元やお怪我などお子様やお年寄りの方は注意が必要でしょう。

ヤエヤマヤシの記念館「佐竹利彦 椰子記念館」

ヤエヤマヤシの発見と命名をした佐竹利氏の「椰子記念館」が、米原ヤエヤマヤシ群落近くにあります。入り口に看板が設置しており、徒歩3分ほどで到着。開館時間は9時〜17時で、入館料はおとな300円・小学生以下無料 、現在年中無休となっています。

ヤエヤマヤシ©サタケ八重山ヤシ記念館 公式サイトより
館内では、ヤエヤマヤシの発見から新種登録までのエピソードを紹介する「サタケンチャゾーン」や、ヤエヤマヤシ独特の葉や茎などをショーケースなどに現物模型を展示しながら分かりやすく解説しています。

世界中のヤシ105種類をまとめたコーナー「世界のヤシゾーン」では世界地図をもとにどの国や地域にどのようなヤシが生息しているのか知ることができます。

さらに、世界最古のヤシ辞典やココナッツの宝石・パール、ヤシの化石など世界的に珍しい品々が展示されている「ヤシコレクションゾーン」、日本世界のヤシ博物館を紹介している「ヤシ博物館ゾーン」など。
また、屋上から米原海岸やヤエヤマヤシ群落を一望できる展望台も完備しています。

サタケ八重山ヤシ記念館
住所:沖縄県石垣市字桴海554番地
開館時間:9時〜17時
入館料:300円(小学生以下無料)
休館日:年中無休
電話番号:0980-84-4568 FAX:0980-84-4568
公式サイト:http://www.satake-japan.co.jp/ja/palm/museum.html

米原ヤエヤマヤシ群落へのアクセス

ヤエヤマヤシ<お車の場合>石垣市米原へは、空港より車で約15分 。
<バスの場合>空港より定期観光バスで約20分。バスターミナルより定期観光バスで約50分。
市街地から、レンタカーだと約35分。

路線バスもありますが、1日数本しか走っていない地区なので、レンタカーか観光タクシーで行くのをお薦めします。
駐車場は無料で約15台停められます。蚊が多いので、長袖を着る・防虫スプレーを持参するなどの対策をしっかり行ってから行くことをお薦めします。

いかがでしょうか。世界でここだけしか見られない希少なヤエヤマヤシ。
植物の特徴性もさることながらその発見から新種登録までのエピソードや、石垣島・八重山諸島の自然の重要性を深く知ることができる大変良い機会です。
ぜひ、ご家族やご友人と石垣島のジャングル「米原ヤエヤマヤシ群落」へ足を運んでみてください!

スポット詳細

ヤエヤマヤシ

米原ヤエヤマヤシ群落
住所:沖縄県石垣市桴海546
営業時間:鑑賞無料
休業日:なし

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