宮古島の海と言えば、高い透明度に種類豊富な生き物、そして特異な海中地形から、世界的にも有名なシュノーケリング・ダイビングスポットです。
なかでも「八重干瀬(やびじ)」は、”日本のグレートバリアリーフ”とも呼ばれ、国内最大級のサンゴ礁郡が広がっています。
今回は八重干瀬(やびじ)の見どころ・楽しみ方を存分にご紹介していきます。
「八重干瀬(やびじ)は聞いたことあるけど、どんなところなの?」「どうやって行けばいいの?」という疑問にもお答えしていきますので、参考にしてみてください。
はじめに.八重干瀬(やびじ)とは
1.八重干瀬(やびじ)の「すごい」ベスト3
2.八重干瀬(やびじ)への行き方
3.八重干瀬(やびじ)見られる海の生き物
4.どこで遊ぶ?八重干瀬(やびじ)の名スポット
5.八重干瀬(やびじ)ツアーのおすすめショップ
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はじめに.八重干瀬(やびじ)とは
八重干瀬(やびじ)とは、宮古島の北の沖合い15㎞の所にある日本最大級のサンゴ礁です。
「八重干瀬(やびじ)」の由来は、「八つの干瀬(サンゴ礁)が重なっている」というところからきていると言われています。
豊かなサンゴ礁が広がっているためボートエントリーでのシュノーケリングツアーが盛んで、ポイントによってサンゴや熱帯魚、ウミガメなど見れるものも多数。
ダイビングではドリフトができるポイントもあり、大物と遭遇できるチャンスも。
宮古島の海を”ガッツリ”堪能したいという方にはイチオシのスポット。
1.八重干瀬(やびじ)の「すごい」ベスト3
1:圧倒的な広さ
宮古島の北側の海にある八重干瀬(やびじ)は、なんと周囲25㎞もの広さがあります。
と、周囲25㎞と言われても、あまりピンと来ませんよね。
たとえば、皇居は1周約5㎞、東京ディズニーリゾートの外周は約5.7㎞です。八重干瀬(やびじ)の広さには到底及びません。
JR山手線は1周34.5㎞なので、山手線の内側にならすっぽりと収まるイメージでしょうか。
日本のサンゴ礁としては、石垣島の「石西礁湖(せきせいしょうこ)」と並んで国内最大級。
※石西礁湖は竹富島・小浜島・黒島・新城島周辺一帯
八重干瀬(やびじ)は国の天然記念物にも指定されているんですよ。
2:日本随一のシュノーケリングスポット
超巨大サンゴ礁・八重干瀬(やびじ)は、「幻の島」とも呼ばれています。
というのも、八重干瀬(やびじ)は水深がとても浅く、年に数回ある大潮~中潮の日に潮が引くと海面からその姿を現します。
その光景から「幻の島」と呼ばれるのようになったそうです。
サンゴ礁は、熱帯魚やウミガメなど多くの海の生き物たちの棲み処です。
八重干瀬(やびじ)は水深の浅い場所にあるため、サンゴ自体、またその周辺を生活の場とする生物たちとの距離が近く、シュノーケリングでも”海の中の世界感”をより深く堪能できます。
3:100以上のポイント!それぞれに名前がついている
八重干瀬(やびじ)は8つの大きなサンゴ礁と、それを中心に小さなサンゴ礁が集まってできています。
その大小100以上ものサンゴ礁には、それぞれ名前がついているのも八重干瀬(やびじ)の特徴です。
「カナマラ」「ウツ」「ムーナガビジ」「イフ」「キジャカ」「サグナナガビジ」など、そこで多く生息する生き物や地形などを表す島古来の方言で名前がつけられています。
サンゴ礁の種類もイシダンゴ、ハマサンゴ、キクメイシなど多種にわたり、海の中のお花畑の様なサンゴ礁ではスズメダイ、クマノミ、ミーバイ、チョウチョウウオなどを観察する事ができ、運がよければウミガメにも出会う事ができます。
スポットごとの特徴は、4.どこで遊ぶ?八重干瀬(やびじ)の名スポットの章でご紹介しています。
どうやって行けばいいの?|八重干瀬(やびじ)への行き方
八重干瀬(やびじ)は宮古島から北へ15㎞ほど離れたところにあるため、船でしか行くことができません。
人が住む島から離れているからこそ、今もなお多様性が保たれているのかもしれませんね。
宮古島から八重干瀬(やびじ)に行く際は、ダイビング・マリンスポーツショップが主催しているツアーを利用しましょう。
多くの八重干瀬(やびじ)ツアーがありますが、まずは発着地にチェックしましょう。
八重干瀬までの移動にかかる所用時間が大きく異なります。
【発着地と八重干瀬までの移動所要時間(片道)】
①宮古島市街地近く/45分~1時間
②池間島/15~30分
※所要時間は時期・潮流によって変動
特に11月以降の冬季に八重干瀬(やびじ)へ行かれる方は、市街地近く出発だと八重干瀬(やびじ)への往復にさらに時間がかかるので、レンタカーがある・送迎があるのではあれば、池間島発の方がおすすめです。
八重干瀬(やびじ)見られる海の生き物
八重干瀬(やびじ)には、サンゴや海の生き物の宝庫です。
たとえば、サンゴで言えば、テーブルサンゴやユビエダサンゴ、クシハダミドリイシなどを見ることができます。
テーブルサンゴなんかは、大きなダイニングテーブルサイズのものがごろごろ生息しています。
また、生き物では、カクレクマノミやチョウチョウウオなどの熱帯魚をはじめ、運がよければウミガメやロウニンアジなど大物にも出会うことができますよ。
また、イルカの目撃情報もあるので、運がよければ見られるかも!
八重干瀬(やびじ)の名スポット
続いて、八重干瀬(やびじ)の人気シュノーケルスポットを紹介します。
「ドゥ」
ドゥは八重干瀬(やびじ)で最大のサンゴ礁郡で、島古来の方言で「胸」「胴」という意味です。
一面に色とりどりのサンゴが広がり、フタイロハナゴイやケラマハナダイなど熱帯魚の楽園となっています。
「キジャカ」
キジャカは池間島から最も近いサンゴ礁で、お花畑と呼ばれるほど美しいサンゴが咲いています。また、ウミガメの遭遇率が高いのも、キジャカの人気の理由です。「ウミガメと泳いでみたい!」という方はここがおすすめです。
「ユラビジ」
八重干瀬(やびじ)の中央付近に位置するユラビジは魚の数がとても多く、まるで「竜宮城に来たのか」と思うくらいカラフルで素晴らしい世界が広がっています。ウミガメも見ることができ、シュノーケリングだけでなくダイビングスポットとしても有名です。
八重干瀬(やびじ)ツアーのおすすめショップ|アクアベース
八重干瀬(やびじ)ツアーをおこなっているマリンショップを探している方に、ぜひおすすめしたいのが池間島にある八重干瀬ツアー専門の「アクアベース」です。
アクアベースのおすすめポイント
①池間島発着なので船での移動時間が短い&冬季は市街発着ツアーよりも催行率が高い
冬季は風の影響で、市街地発着は欠航だけど、池間島発着ツアーは催行可なんて事もあります。
②男女別温水シャワー、更衣室、貴重品ロッカー、パウダールーム完備
本当にありがたい”温水”シャワー。休憩スペースもおしゃれです。
③レンタル充実。こだわりのウェットスーツにマスク、船上での防寒着も!
ウエットスーツは600着以上。子ども用機材や度付きマスクなどもあり
アクアベースでは、ファミリー向けから本格派向けのものまで、お客さんのニーズに合わせてさまざまな八重干瀬ツアーが用意されています。
シュノーケリングツアーはツアー時間別に3パターン、さらに体験ダイビングも出来るものもあります。旅の予定に合わせて楽しむことができます。
アクアベース人気八重干瀬ツアーBEST3
①八重干瀬シュノーケルトリップAコース
おひとり様9,500円/所要時間約3時間/2~3ポイント/1日2~3便
②八重干瀬体験ダイビング&シュノーケルトリップ
おひとり様15,000円/所要時間約3時間/2~3ポイント/1日2~3便
③八重干瀬シュノーケルトリップBコース
おひとり様13,000円/所要時間約4.5時間/3~4ポイント/1日2便
レクチャーも丁寧におこなってくれるので、世代を問わず家族みんなで楽しめますよ。
また、「海には入らないけど、八重干瀬(やびじ)は見てみたい」という方には「八重干瀬クルージング」がおすすめ。
海の透明度が本当に高いので、船の上からでも存分に八重干瀬(やびじ)の魅力を感じられます。
八重干瀬(やびじ)以外おすすめ宮古島のマリンツアー
パンプキンホールツアー
潮がひいている時しか現れない入口の中にある鍾乳洞。そのまるまるとした形からパンプキン鍾乳洞と名付けられました。
ちょっとした冒険も楽しめる宮古島ならではのマリンスポットです。
ウミガメツアー
宮古島ではビーチエントリーでもウミガメと出会えるスポットが複数あります。ツアーに参加すれば遭遇率UP!
ユニの浜上陸ツアー
干潮によって伊良部大橋の近くにあらわれる砂の島までカヤックでGO!
誰もいない砂浜に宮古旅行の思い出を描いてみてください。
青の洞窟
伊良部島にある青の洞窟。海底が白い砂で、光が差し込む洞窟など、いくつもある青の洞窟出現条件を満たした場合にだけ見られる貴重なスポットです。
まとめ
八重干瀬(やびじ)は、宮古島に来たら必ず寄りたいスポットのひとつです。水深が浅いので、シュノーケリングでもいろいろな生き物たちを間近で観察できます。ダイビングのライセンスを持っていなくても問題ありません。
八重干瀬(やびじ)に行って、最高のシュノーケリング体験をしてみてはいかがでしょうか?