那覇・壺屋やちむん通りに、新しいお店が仲間入り。
2025年10月10日(金)、壺屋焼窯元・育陶園(代表:高江洲若菜)が6店舗目となる「壺屋のいりぐち」が、8月のプレオープンを経て、いよいよグランドオープンの日を迎えます。
新店舗「壺屋のいりぐち」
「壺屋のいりぐち」は、名前の通りやちむん通りの入口に位置します。
“壺屋の景色、沖縄の景色をつなぐ”をテーマに、育陶園の器をはじめ、沖縄の素材や技を活かした工芸品・食品・雑貨・コスメなど、幅広いアイテムが並びます。
オープンを記念して、沖縄の土や赤瓦の粉で染めたMONPEや、長年育陶園と関わってきたデザイナー・イラストレーターたちが手がけた「壺屋の景色」オリジナル手ぬぐいも販売予定。2階スペースでは、県内外の作り手やブランドを招いたポップアップやワークショップも開催予定です。
▲育陶園が使っている、壺屋の白土、赤土の素材を活かした暮らしに馴染むアイテム▲
▲壺屋で採れた「壺屋のはちみつ」▲
「壺屋のいりぐち」グランドオープンイベント
日程: 2025年10月10日(金)10:00〜17:45
場所: 壺屋のいりぐち(那覇市壺屋1-8-2/壺屋焼物博物館前)
【イベント内容】
・土染めワークショップ(11:00〜/14:00〜)
※土染めワークショップの予約はコチラから
・島唄ライブ(出演:沖縄民謡ユニット「ちんちな〜」)13:00〜
・振る舞いちんすこう(数量限定)
【お買い上げ特典】
・3,000円以上:ハートのタンナファクルー
・10,000円以上:オリジナル手ぬぐい
- 住所
- 沖縄県那覇市壺屋1-8-2(壺屋焼物博物館前)
- 営業時間
- 10:00〜17:45
- 備考
- 駐車場: なし(近隣に有料パーキングあり)
壺屋のまちとともに歩んできた育陶園
300年以上の歴史を持つ壺屋焼。その伝統を今に伝えるのが、壺屋に根を張り続ける育陶園です。
1963年に高江洲育男氏が「高江洲製陶所」を創業、1988年には壺屋やちむん通りに「育陶園本店」を開設。器やシーサーを通じて、壺屋の地に息づく“やちむん”の魅力を発信してきました。
親戚が営んでいた電気店の閉店をきっかけに、その場所を借り受け、通り沿いに開いた「gumaguwa」から始まったお店づくり。その後も小さなご縁が積み重なり、現在は、壺屋に工房をはじめ個性豊かな6つの店舗と体験工房を展開。
お店づくりは壺屋という土地の記憶や景観を未来へつなぐためのものとなり、壺屋の風景を残しながら、時代に寄り添う新しいものづくりを続けています。
高江洲若菜代表 コメント
壺屋というまちは、焼き物のまちであると同時に、沖縄の戦後復興のスタートでもあり、
逞しくしなやかに生きる沖縄の人々の暮らし、営みが今もしっかりと息づくまちです。
ここでつくられてきたやちむんは、単なる器ではなく、土地の記憶や人の営みが積み重なった文化そのものです。
私たちは特にこの20年、変わりゆく壺屋の中で“何を残し、何を次につなぐか”を考え続けてきました。
「壺屋のいりぐち」は、失われつつある景色の中に、小さくても確かな灯りをともすような存在でありたい。
壺屋から沖縄へ、沖縄からまた別の土地へと、景色や感性がつながっていくきっかけになればと思っています。
壺屋やちむん通りに新しく生まれた「壺屋のいりぐち」。
この場所から、沖縄の“景色”と“ものづくり”の新しいつながりが広がっていきそうです。