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今日も乾杯@名護「呑み喰い処 宝鮨」―親父たちが晩酌に通う店―

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公開日:2016/12/5

宝鮨
国道58号線沿いとは異なり、地方色を色濃く残す名護市街地。
およそ目的が無いと曲がらないであろう路地を数十メートル。白や灰色のコンクリート造りの建物が立ち並ぶ中、ひときわ目を引く緑色の外装のお店が今回ご紹介する「宝鮨」さんです。


<もくじ>
1.宝鮨開店、まずはオリオンで乾杯!
2.本部半島で獲れた地物の魚を
3.宝鮨に地元の親父たちが集う理由

1.宝鮨開店、まずはオリオンで乾杯!

「この通りにお店なんかあるのかな」と思いながら水路沿いの道を進んでいくと、簡単にお店の看板が見つかり到着。
宝鮨

少し早く着いてしまったので、お店の横にある駐車場に停めた車の中でしばし待機。
ほどなくして開店時間の17:30を迎えると、いつの間にか店の入り口にビビッドカラーの暖簾が掲げられ、宝鮨が開店します。
宝鮨

入り口の引き戸を開けてお店に入ってみると誰もいないようだったので、「すみませーん」と声を掛けると、大将と女将さん、バイトの女の子がキッチンの奥から顔をのぞかせました。

店内はネタケースを囲むようにL字カウンターがあり、小上がりは4人用テーブルが3か所と6人用テーブルが1か所あります。
宝鮨

カウンターの端っこ大将の前を陣取りとりあえずオリオンと烏龍茶(ハンドルキーパー用)を注文
冷えたビールとお通しをいただきながらメニューを選びます。
宝鮨

知ってる魚と知らない魚の名前が半々、ちゃんぷるーのような一品料理も結構多いです。

食べ物メニュー
宝鮨

【宝鮨 メニュー】
握りずしもしくはちらし寿司のセットはいずれも名護・喜瀬・宝の3段階、サラダ、茶わん蒸し、汁、デザートまでついて名護¥1,500、喜瀬¥1,000、宝¥800とかなりリーズナブル。

おまかせのお刺身は1人前¥1,500から¥3,000、¥5,000の3段階。

〆鯖刺身¥580や島蛸刺身¥680も気になります。

一品料理
明太ゴーヤチャンプルー ¥680
豚耳ピーナッツ味噌和え ¥400
ラフテー(豚の角煮) ¥700
田イモ唐揚げ ¥600
若鶏唐揚げ ¥600
海老天ぷら ¥880
白身魚天ぷら ¥880
天ぷら盛り合わせ ¥1,000

沖縄ならではのメニューと白米な合いそうな家庭料理が並びます。
面白いのが白米・味噌汁・サラダ・お新香の定食セット。お昼の営業はされていないので、夕飯を宝鮨で食べられる方も多いのかもしれません。

お隣の方が天ぷら盛り合わせを注文されていましたが、かなりのボリュームがありました。

メニューに載っているほか、その日のおすすめ商品が大将の背後の壁や冷蔵庫に(次回ゴルフコンペの予定も一緒に)張り出されていますし、常連さんと女将さんのやり取りを聞いていると、食べたい(かつ材料がある)ものも自由に作ってもらえるようです。

例えば、、、

常連「なんか焼いたの食べたい」

女将「例えば?」

常連「さんま」

女将「無い」

常連「鮭」

女将「無い」

常連「何があるのさ~」

こんな具合です。(笑)

この時はたまたま材料がありませんでしたが、とても自然なやり取りで、食べたいものをリクエストする事が日常茶飯事なんだろうなと分かりました。まるで家庭の食卓のようです。

【飲み物メニュー】
宝鮨

泡盛をはじめとするボトルコーナーの存在感。
美しきふるさと720ml(20度) ¥1,200
美しきふるさと720ml(30度) ¥1,800
残波ホワイト720ml(25度) ¥2,500
残波ブラック720ml(30度) ¥1,800
久米仙ブラウン720ml(30度) ¥1,800
久米仙ブラック古酒720ml(30度) ¥2,500
(他焼酎やワイン等が続く。。。こりゃのんべぇが多そうだ!)

オリオン生ビール(中) ¥550
オリオン生ビール(小) ¥400
シークヮーサーチューハイ ¥400

ソフトドリンク各種 ¥250

メニューが多く迷いましたが、とりあえずおまかせ握り(2~3人前)、蟹の味噌汁をお願いしました。

2.本部半島で獲れた地物の魚を

「本部で獲れた魚くらいしか無いですけど」と謙虚な大将。
私のわがままでお寿司を盛りでお願いした所ジャーン!絨毯のごとく寿司が並ぶ!
宝鮨
自分はなんて幸せ者なんだ。。。

大皿に並ぶ寿司のネタは、マグロ赤身、マグロ中トロ、タコ、エビ、カチュー(かつお)、黒ムツ、シャコ、夜光貝、トウハギ。
宝鮨

本日一押しネタのカチューは臭みが全然無くて、うまーい!

夜光貝はアワビとホッキガイの中間ぐらいの絶妙な歯ざわり、うまーい!

中トロ、文句なしにうまーい!

沖縄のお魚はおいしいなー!

テンコ盛りで出していただいたお寿司と蟹の味噌汁をテンション高めにいただいていましたが、ふとテーブルにセットされた醤油や塩に混ざってお酢が置かれている事に気づきました。
宝鮨

お酢を何に使うか聞いてみると、ニヤリと笑う大将。
「それもう聞いちゃうの」と笑いながら小鉢に酢醤油とお刺身を少し切り出してくださいました。
宝鮨

なんと、わさびがとれない沖縄ではお刺身を酢醤油で食べる習慣があるそうです。
お酢と醤油の割合は大体1対1。チョチョチョっと付けて食べてみると、、、
宝鮨

超絶あうーーーー!

よく考えれば無くはない組み合わせなんですが、酢醤油でいただくお刺身かなり美味しい!極めてさっぱりとお刺身をいただけます。
わさびも好きですが、これからお刺身を食べる時は酢醤油も用意したいうまさです。

※ちなみに上記写真右下のオレンジ色の巻物は山ごぼう。あっさりした味と歯ざわりが食事終盤にいい仕事してました。

3.宝鮨に地元の親父たちが集う理由

小上がりの地元の親父グループは、キープしている泡盛ボトルに水割りセット、刺身とちゃんぷるーを注文しました。晩酌なので、ご飯では無くお酒のあてになるものが良いようです。
私たちも追加で黒ムツの煮つけとハラコのバター焼きを注文。飲み物は泡盛にチェンジ。

火を使う料理は女将さんの担当です。

黒ムツの煮つけ、でっかーい!これはメニューには載っておらず、この日3キロの黒ムツが獲れたので特別に作られた1品。
淡泊な身をたっぷりとって、大根おろしと醤油につけて口いっぱいに頬ばります。
宝鮨
黒ムツのうまみがジワーっと滲み出てきます。

ハラコのバター焼き、ハラコとはトロの事です。
ここまであっさり料理が続いたのでバターのコクとジューシーな身がめちゃうまいー!気取ることなく添えられたマヨネーズでまろやかさがプラス!でもつけなくても十分おいしい~♪
宝鮨

泡盛を飲み干してかなりいい気分、ふと店内を見渡します。

奥の棚に並ぶキープされている一升瓶、カレンダーに書き込まれた今月の予約、ゴルフコンペの結果表。小上がりの男性たちは恐らく漁師の仲間うち。カウンターで並んでいる2名はお店の常連さん同士。
それぞれ内輪話をしたり、大将交えて魚の話をしたり和やか。
それぞれの日常の中に宝鮨がある事が分かります。

ガイドブックに載っているようなお洒落なお店では無いけれど、大将と女将さんからにじみ出る安心感は、家の食卓のように寛げる空間を作り出しています。

宝鮨に地元の親父たちが集うのは、この居心地のいい空間が好きなんだな~としみじみ感じました。

程よく食べて飲んで今日はここで〆。食べきれなかったお寿司は包んでもらいました。
きっとまたおじゃまします、ごちそうさまでした。


呑み喰い処 宝鮨
住所:沖縄県名護市大南1-4-15
電話:0980-52-4747 予約可能
駐車場:5台
営業時間:17:30~24:00(LO 23:30~)
休業日:月曜定休

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