ふわふわアツアツ揚げたての「天ぷら」。沖縄に行ったら食べたいご当地グルメの1つですよね。
街を歩けばいたる所で「天ぷらやー(天ぷら屋)」さんの看板を見かける沖縄ですが、絶対においしい天ぷらが食べられる場所が、そう奥武島!
連日、天ぷらを求める人々が行列を作る、ココはまさに天ぷらの聖地。ウチナーからも愛される“天ぷらアイランド・奥武島”の魅力をたっぷりご紹介します!
※沖縄県には、今回ご紹介する南城市の他に、名護市、久米島町、座間味村に「奥武島」があります。紛らわしいですがご注意ください!
<目次>
1.天ぷらの島・奥武島ってどんなトコロ?
2.奥武島の天ぷら屋を食べ歩こう
2-1.中本鮮魚てんぷら店
2-2.大城てんぷら店
2-3.テルちゃん いまいゆ市場
3.奥武島のみどころを散策
3-1.「イカ天日干し」と「いまいゆ市場」
3-2.絶景スポットと猫
4.奥武島へのアクセス
4-1.車の場合
4-2.公共交通機関を利用する場合
5.魅力がいっぱいの奥武島
1.てんぷらの島・奥武島ってどんなトコロ?
那覇空港からドライブすること約40分。沖縄本島南部・南城市の南端にぽっこりと浮かぶ小さな島が「奥武島(おうじま)」です。
車で行ける離島としても人気の奥武島は、なんと言っても天ぷらが有名。
1歩島へと足を踏み入れれば、どこからともなく天ぷらのイイ匂い・・・。絶品天ぷらを求め、沖縄県内からも多くの人が訪れます。
沖縄天ぷらの魅力といえば、ちょっと濃い目の味付けとふわふわの衣。値段も1つ60円前後のものが多く、お腹いっぱい食べてもとってもリーズナブル。
何もつけずにパクッと頬張れるので、沖縄県民にとっては定番のおやつでもあります。
奥武島で天ぷらを食べるなら、名産のもずくをたっぷり使った「もずく天」は忘れずに。
沖縄の青い海を眺めながら、揚げたての天ぷらを頬張る。そんな至福の時間を楽しめるのが、奥武島に人が集まる理由なのかもしれません。
2.奥武島のてんぷら屋を食べ歩こう
それでは、奥武島の天ぷら食べ歩きスタートです!
お店ごとにメニューや衣・味に違いがあるので食べ比べをするのも楽しいですよ。
アナタはどの天ぷらやーがお好み?
2-1.中本鮮魚てんぷら店
奥武島へ渡ると、目の前にあるのが「中本鮮魚てんぷら店」。
平日・休日問わずお店の前には常に行列ができています。時間帯によっては30分以上待つこともある人気店です。
沖縄天ぷら定番のさかな・いか・野菜をはじめ、ウムクジ(紅イモ)や田イモといった沖縄ならでは天ぷらを味わえるのが魅力。
値段は1つ65円~。
ショーケースには揚げたての天ぷらが次々と並べられていきます。
美味しさに納得の有名店。サクサクとした衣が好きな人にオススメです。
【店舗情報】
<中本鮮魚てんぷら店>
■TEL:098-948-3583
■営業時間:10:00~18:00(11月~3月)
10:00~19:00(4月~10月)
■定休日:木曜日(※詳細はHP参照)
■URL:http://nakamotosengyoten.com/
2-2.大城てんぷら店
奥武島の入り口「おうばし」を背に、右回りに車で1分ほど行くと「大城てんぷら店」があります。
県外のお客さんはもちろん県内にもファンが多く、お店の前には天ぷらの揚げあがり待つ人たちがたくさん。注文書にオーダーを記入しお会計をしたら、番号札をもらってしばしの待機です。
番号が呼ばれるのを待つ間も、容赦なく食欲を刺激するイイ匂いが漂ってきます。
笑顔がとってもカワイイお姉さんから揚げたての天ぷらを受け取ったら、是非その場で食べてみてください。
ふわっふわっの衣は『これぞ、沖縄の天ぷら!』という逸品です。
お店の前には青い海が広がりロケーションも最高。美味しい天ぷらをさらに美味しくしてくれます。
値段は1つ80円。“ウチナーが愛する天ぷら”を心行くまで楽しめる名店です。
【店舗情報】
<大城てんぷら店>
■TEL:098-948-4530
■営業時間:11:00~19:00
■定休日:月曜日(※祝祭日は営業 翌火曜休み)
2-3.テルちゃん いまいゆ市場
「おうばし」を背に、左回りで少し行くと「テルちゃん いまいゆ市場」があります。
こちらは奥武島に3店舗ある天ぷらやーの中では隠れた名店。お店の右端にある注文口からオーダーをすると目の前で天ぷらを揚げてくれます。
定番から、ゴーヤや海ぶどうといった沖縄の味を堪能できるメニューが豊富に揃っています。お姉さんの鮮やかな揚げ技に見とれているうちに天ぷらが完成。
奥武島イチ大きい天ぷらは、外はカリカリ中はふわっモチッ。
香ばしい衣は1口食べたら止まらなくなる美味しさです!
値段は1つ60円。他では味わえない絶品天ぷらはこちらでどうぞ。
【店舗情報】
<テルちゃん いまいゆ市場>
■TEL:098-948-7920
■営業時間:11:30~19:00
■定休日:月曜日(※祝日は営業 翌火曜休み)
3.奥武島のみどころを散策
お腹がいっぱいになったら、腹ごなしに奥武島を散策するのがオススメ。
賑やかな観光地にはない沖縄ならではのノンビリとした時間を楽しむことができます。
3-1.「イカ天日干し」と「いまいゆ市場」
実は奥武島は「イカの天日干し」も有名。
沖縄の夏を知らせるイカの天日干しは、6月ごろからシーズンを向かえ秋まで見ることができます。
見せていただいたのは「中村鮮魚店」さんの天日干しの様子。
青空の下ズラリと並んだイカは壮観です。
中村鮮魚店のイカ天日干しは、昨年11月にオープンしたばかりの「奥武島いまいゆ市場」で買うことができます。
サッと直火で炙ったイカはお酒との相性バツグンですよ。
また、中村鮮魚店が入る「いまいゆ市場」は、沖縄県外では中々お目にかかれない珍しい品をいっぱい見ることができます♪地元で採れた海鮮や野菜・グルメを楽しめるお店が並ぶ注目の新スポットです。
【店舗情報】
<中村鮮魚店>
■場所:奥武島いまいゆ市場内
■詳細:同施設参照
<奥武島いまいゆ市場>
■TEL:098-948-7632
■営業時間:9:00~18:00
■定休日:なし
3-2.絶景スポットと猫
奥武島を散歩すると、いたる所に貴重な文化財や絶景スポットを発見することができます。
島の人々が大切に守ってきた文化や信仰そして美しい海を見れば、慌しい日常を忘れ心が洗われていきます。
そして、必ずと言っていいほど遭遇するのが猫!特に天ぷらを持っている時は、どこからともなく猫たちが集まってきます。
奥武島の天ぷらが美味しいってことを、猫たちもちゃんと知っているんですね。
4.奥武島へのアクセス
4-1.車の場合
那覇空港から奥武島まで車で約40分。
那覇空港自動車道(名護方面)へ入り南風原南ICまで。
南風原ICを降りたら県道48号方面へ。国道331号を経由し「奥武島」の看板を目印に「奥武海道」へ。
4-2.公共交通機関を利用する場合
奥武島には「奥武(おくたけ)」というバス停があり「琉球バス交通53番 志喜屋線」が乗り入れていますが、時間や本数がかなり限られます。(土日は特に少ないです)
また現在、那覇バスターミナルからは「琉球バス交通53番 志喜屋線」が出ていないため、バスの乗継ぎが必要になります。
さらに奥武島から那覇バスターミナル方面へのバスは午前中しか運行していないため、帰りは331号線にあるバス停まで歩くか、バスの乗継が必要となります。
時間や行動が制限されてしまうため、路線バスでの旅にこだわりがなければ、レンタカーまたはタクシーを使う方がオススメです。
【バス情報】
<琉球バス交通>
■URL:http://www.ryukyubuskotsu.jp/index.html
<バスなび沖縄>
■URL:http://www.busnavi-okinawa.com/map/
5.魅力がいっぱいの奥武島
©OCVB
天ぷらと美しい海、のんびりと流れる離島の時間。
車で1周するのに10分もかからないほどの小さな島ですが、奥武島には沖縄の“トクベツ”がいっぱい詰まっています。
ドライブ途中に天ぷらを食べに行くもよし、ゆっくり散策するもよし。
美味しい食べ物だけじゃない、奥武島の魅力をぜひ見つけてくださいね。