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シルミチューの霊場・アマミチューの墓ガイド|沖縄神話の島・浜比嘉島

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公開日:2023/7/26

シルミチューの霊場,アマミチューの墓

アマミチュー、シルミチューは琉球開闢(かいびゃく)神話で登場する神様。海のかなたの理想郷「ニライカナイ」より女神のアマミキヨ(アマミチュー)と、男神のシネリキヨ(シルミチュー)が舞い降り、琉球を創造したと言われています。

現在、うるま市・浜比嘉島には、アマミキヨとシネリキヨが暮らし、子を宿したとされる洞穴「シルミチューの霊場」、アマネキヨ、シネリキヨが眠るお墓「アマミチュー」があり、地元の方はもちろんのこと、子宝、豊穣、無病息災、子孫繁昌を願う参拝客が絶えません。

<もくじ>
1.シルミチューの霊場
1-1.シルミチューの霊場へのアクセスと駐車場
2.アマミチューの墓
2-1.アマミチューの墓へのアクセスと駐車場
3.おばぁのもずく直売所、島パーラー浜比嘉店

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1.シルミチューの霊場

シルミチューの霊場 鳥居
シルミチューの霊場は浜比嘉島の南側(浜比嘉大橋と反対側)の森の中にあります。石で出来た鳥居をくぐって108段の階段を上り、階段上にあるもう一回りちいさな鳥居をくぐるとシルミチューの霊場へと繋がっています。

森の中にあるという環境も相まってか、まるで外界とは切り離されたかのような空気感。
シルミチューの霊場 説明書き

▲鳥居手前の説明書き▲

シルミチューの霊場 階段

▲日中でも薄暗い森の中▲

シルミチューの霊場 鳥居

▲小さな鳥居の先に拝所▲

シルミチューの霊場は、アマミキヨとシネリキヨが住んでいたとされる洞穴で、洞穴の入り口前は小さな広場になっています。
シルミチューの霊場
この洞穴内には鍾乳石の陰石があり、子宝が授かる霊石として崇拝されています。参拝の際は洞穴の手前から。
シルミチューの霊場 拝所

1-1.シルミチューの霊場へのアクセスと駐車場


目指すは駐車場のある「シルミチュー公園」。シルミチュー公園からシルミチュー霊場の入り口でもある鳥居までは200mほど、徒歩移動です。
シルミチュー公園
駐車場から森の中へ続く道、はじめは未舗装ですがやがて石畳と鳥居が見えてきます。
シルミチューの霊場への道

シルミチューの霊場 入口
シルミチューへの道のりは、集落内を通り、道幅が細い上に車が行きかうため運転に自信のある方がドライバーを務めるのが良さそうです。
シルミチューの霊場 浜比嘉島集落

2.アマミチューの墓

アマミチューの墓は、浜比嘉島大橋にもほど近く、「アマジン」と呼ばれる小島にあります。
アマミチューの墓
小島と言っても、浜比嘉島とは舗装された道で繋がっていて、歩いて渡れるようになっています。
アマミチューの墓 アマジン
小島に渡ると道が左右に分かれるので向かって左、波打ち際へ降ります。足もとはコンクリートで舗装されていて、そのまま島の岩肌に沿って進むと小さな広場に出ます。
アマミチューの墓 アマジン
この広場にある階段をのぼっていけばアマミチューの墓があります。
アマミチューの墓 アマジン
アマミチューの墓は、洞穴に囲まれ沖縄のお墓を連想する佇まい。豊穣、無病息災、子孫繁昌が祈願できると言われています。
アマミチューの墓
小島は海抜が低く、潮の満ち引きや波の荒れ具合によっては通路が海に浸かることもあります。海の状況を踏まえ安全を確認してからアマミチューの墓へ行くよう注意しましょう。

また、小島の歩道は波や雨の影響で濡れると滑りやすくなります。道なみ自体は平坦なのですが、見た目以上に滑りやすいのでこちらも注意してアマミチューの墓を目指すようお気を付けください。

2-1.アマミチューの墓へのアクセスと駐車場


浜比嘉大橋を渡るとT字路が見えてくるので、こちらを左折。
シルミチュー アマミチュー アクセス 浜比嘉島
道なりに2~3分ほど車を走らせると、左手にアマミチューの墓を示す看板と小島が見えてくるので、こちらで到着です。
アマミチュー アクセス 浜比嘉島
駐車場は、アマミチューの墓を示す看板から100mほど進んだ先に「比嘉港湾」の砂利の駐車場スペースがあるのでそちらに駐車しましょう。
アマミチュー アクセス 浜比嘉島

3.おばぁのもずく直売所、島パーラー浜比嘉店

アマジンのY字路右手のスペースでは、島のおばぁが浜比嘉島でとれた「もずく」を販売しています。明るくてマスコットキャラクター的存在のおばぁから、アマミチューはもちろん浜比嘉島のことを聞きながら、買い物するのも楽しい時間です。
アマミチュー おばぁ もずく直売所
こちらでは、すぐに食べられるワンカップの「もずくシィークワーサ(100円)」はじめ、お土産にピッタリな塩もずく(350円)、もずくで作った塩(550円)が販売されています。
アマミチュー おばぁ もずく直売所
営業時間は特に定められていないようで、「天気が悪い日と、用事が無いとき以外の日中はここにいるさ~」とのこと(笑)お値段もお手頃なので、おばぁが居るならぜひ浜比嘉産のもずくを味わってみてはいかが。

またアマミチューの墓の対岸には、ひと休みにピッタリな「島パーラー浜比嘉店」が営業しています。白いコンテナに沖縄らしい赤瓦の屋根が可愛らしい建物です。
アマミチュー 浜比嘉島 島パーラー
ポークたまごおにぎりやかき氷といった、お手軽なメニューが小休止にうってつけ。店舗の周辺にはベンチが用意されていて、腰を据えてお食事が楽しめますよ。
アマミチュー 浜比嘉島 島パーラー
また、アマミチュー・シルミチューにあやかった無病息災、子宝のお守りも販売されているので、お土産として購入するのもいいかも。浜比嘉島のマース(塩)が入った縁起の良いお守りとなっています。
シルミチュー アマミチュー お守り

おわりに

浜比嘉島の海
琉球開闢神話として最も有名な神様のアマミキヨとシネリキヨ。浜比嘉島はそんな神様のご利益にあやかりながら、琉球の歴史・文化に触れられるスポットです。久高島や斎場御嶽など、沖縄には多くの神話スポットがあります。今でも信仰は厚く、地元の人が大切に守っている場所なので、マナーとモラルを守りながら足を運びましょう。

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