リゾート地として知られている沖縄ですが、独特の空気感や文化も魅力のひとつ。
沖縄そばやタコライスを含め食文化も特徴的で、本州では馴染みないものも多くあります。
今回は沖縄料理の特徴・味・魅力などをご紹介。
食べた事がないものはあるかな?
1.ソーキ、三枚肉、テビチ
2.沖縄そば
3.ちゃんぷるー
4.ジューシー
5.おでん
6.天ぷら
7.島豆腐
8.ヤギ料理
9.中身汁
10.にんじんしりしりー
11.タコライス
12.チキナー
13.ポークタマゴ
14.ポーポー
15.ムーチ―
16.ヒラヤーチー
17.ぜんざい
18.ジーマーミ豆腐
19.ちんすこう
20.調味料もいろいろ
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1.ソーキ、三枚肉、テビチ
沖縄でもっともポピュラーなお肉といえば豚肉。部位ごとの呼び名も沖縄ならではです。
三枚肉は皮付き豚バラ肉、ソーキは骨つきの豚バラ肉(スペアリブ)、テビチは豚足。
どれも単体の煮付けとして食べられ、その代表が三枚肉の角煮であるラフテー。
テビチは沖縄の”おでん”の具材にもなります。
豚の顔はチラガー、耳はミミガー、内臓は中身、沖縄では「豚は鳴き声以外食べられる」と言われているほど万能です。
2.沖縄そば
沖縄そばは、出汁のベースや麺などじつは厳密なルールはありません。強いてあげれば麺に蕎麦粉は一切使われておらず、小麦粉のみで作られていることが特徴です。
縮れ麺、平麺、丸麺など地域性のある特徴もあります。
トッピングも豊富で三枚肉が基本、ソーキやテビチ、またゆし豆腐や野菜炒めがのったものなども。
沖縄での”そば”は沖縄そばのことを指し、年越しそばも日本蕎麦ではなく沖縄そばが食べられます。
3.ちゃんぷるー
ちゃんぷるーとは、沖縄方言で「混ぜこぜにしたもの」という意味で、島豆腐や野菜、圧縮麩やソーメン、ゴーヤーなどさまざまな具材を炒めた野菜炒め。
「ゴーヤちゃんぷるー」や「フー(麩)ちゃんぷるー」など、メイン食材を冠して呼ぶのが一般的。
ちゃんぷるーにも厳格な定義は無く、島豆腐がはいったものと限定する説もあるが、実際はその通りではありません。
マーミナー(もやし)ちゃんぷるーやナーベーラー(へちま)ちゃんぷるーは、県外の方はあまり聞きなれないかもしれませんね。
4.ジューシー
ジューシーは、沖縄風の炊き込みご飯のこと。
白米、にんじん、ひじきなどを、豚や昆布ダシで炊くのが一般的で、一般的な炊き込みご飯と比べると豚肉の脂でコクが増して食べ応えたっぷり!
おにぎりとしてもよく食べられますし、沖縄そばとの相性もバッチリ。
5.おでん
沖縄のおでんは、てびち、ソーセージ、青菜が入っていることが一般的。
おでんにも豚肉です。
中でも特徴的なてびちは見た目が苦手という理由で食べられない方もいますが、コラーゲンたっぷりで味も美味しいですよ。
6.天ぷら
沖縄の天ぷらは、衣が分厚くモチモチしていることが特徴で、食事としてではなくおやつとして食べられることが多いです。
衣自体にも味が付いているためそのままでも美味しいですが、ウスターソースを付けて食べたりもします。
7.島豆腐
島豆腐も沖縄の食文化に欠かせない食べ物のひとつ。
一般的な木綿豆腐よりも硬めで優しい塩味があり、約1キロほどとかなり大きいサイズで販売されていて、形が崩れにくいためちゃんぷるーなどの炒め物や、”ゆしどうふ”と呼ばれる汁物に使われることも多いです。
特別な大豆を使用しているわけではありませんが、製造過程で火を入れるタイミングの違いにより、コクがあってしっかりとした出来上がりになるそう。
8.ヤギ料理
沖縄では、ヤギ汁やヤギの刺身など一般的にヤギ肉が食べられています。
ジンギスカンに獣臭さを足したような味で、沖縄県民といえど好き嫌いがが大きく分かれる食べ物。
食事としてはもちろん、お酒の締めとしても食べられます。
挑戦するにはちょっと勇気がいりますね(笑)
9.中身汁
中身(中味)汁は、具材に豚の中身(モツ)を使ったお吸い物。
基本的に出汁は鰹節ベースで、さっぱりとした味わいの中でモツの歯応えを楽しむことができるのが魅力です。
同じように豚モツを使った料理でイナムドゥチがありますが、こちらは白味噌がベースで、沖縄版豚汁といった所でしょうか。
沖縄のお正月は、お雑煮よりも中身汁かイナムドゥチのどちらかが食べられることが多いです。
10.にんじんしりしりー
にんじんしりしりーは、にんじんを千切りにし、スパムやツナ缶、卵と一緒に炒める料理のことです。
しりしり器という大き目の千切りが作れる専用のスライサーを使ってすり下ろすことから、しりしりー(すり下ろすの意)と呼ばれています。
沖縄ではお弁当の定番おかずでもあり、沖縄県内のにんじん消費量は国内上位3位以内に入っています
参照元:https://todo-ran.com/t/kiji/21920
11.タコライス
メキシコ料理「タコス」の具材である、牛挽肉、レタス、トマト、チーズを白米の上に乗せて食べるタコライス。
スパイシーなチリミートとチーズのコクが、トマトとレタスでさっぱりと。それに白米も一緒にとなれば、どんどん食が進みお腹いっぱいに♪
タコライス発祥のお店「キングタコス」(キンタコ)が最も有名ですが、お店によって味が異なるので、食べ比べもおすすめです。
12.チキナー
からし菜のことを沖縄の方言でシマナーと言うのですが、シマナーを塩漬けにして油でいためたものがチキナーです。
沖縄ではコンビニおにぎりの定番具材。
からし菜の上品な辛みが炒め油のコクと相まってご飯が進む逸品。
13.ポークタマゴ
ポークタマゴは、ランチョンミートと卵を使った料理。
ランチョンミートは”スパム”と言った方が分かる方も多いかもしれませんが、沖縄では”ポーク”と呼ばれています。
スパムは一商品名で、沖縄ではチューリップというメーカーのポークも親しまれています。
おにぎりの具材になったり、食堂ではポークタマゴ定食なんてのもあります。
14.ポーポー
ポーポーは、クレープ状にした小麦粉の表面に、薄く油味噌を塗ったものです。
手軽に作れて腹持ちも良いため、おやつとして親しまれています。
また、同じような見た目で茶色ぽい色の「ちんびん」と呼ばれるものがありますが、これはポーポーの生地に黒糖を溶かされています。
15.ムーチ―
ムーチーは沖縄の方言で餅のことを意味しますが、月桃の葉に巻いた餅のことを指すことがほとんどです。
餅粉、水、砂糖とシンプルな材料で作られた餅自体も美味しいのですが、月桃の葉の爽やかで甘みのある香りが病みつきになります。
沖縄では旧暦の12月8日(現在の1~2月頃)はムーチ―の日で、健康・長寿の願ってムーチーを食べる日があります。
16.ヒラヤーチー
水で溶かした小麦粉を平たく焼くことから、平焼きを意味するヒラヤーチーと呼ばれています。
薄く焼いたお好み焼きのようなもので、簡単に作れる上に腹持ちが良いのでおやつとして食べられることが一般的。
お好みでツナやニラなどの材料を入れたり、ソースを付けて食べたりと家庭によって食べ方はさまざまです。
17.ぜんざい
本州の方がイメージするぜんざいに、かき氷を乗せたのが沖縄のぜんざいです。
また、小豆ではなく金時豆を使っていることも大きな違いの一つ。
夏の暑い日に、ふわふわの氷を崩しながら食べるぜんざいは格別です。
18. ジーマーミ豆腐
すり潰した落花生に豆乳を混ぜ、でんぷんを固めて作るジーマーミ(地豆)豆腐。
出汁や醤油を使った甘いタレともっちりした食感が絶品!
居酒屋ではジーマーミ豆腐の揚げ出し豆腐を出しているお店も。揚げられて熱が入った事でモチモチトロリして、個人的に大好きな料理です。
19.ちんすこう
沖縄で最も有名なお土産品の一つであるちんすこうは、小麦粉と砂糖、ラード(豚の油脂)を原料にした焼き菓子。
お菓子にも豚、さすが豚!
サクホロ食感とラードが効いたコクある甘さが特徴で、チョコや紅芋、塩などバリエーションもさまざま。
今なお愛されている伝統菓子、メーカーによって味わいが異なるので色々試してみてください♪
20.調味料もいろいろ
特徴的な料理が多い沖縄ですが、調味料やトッピングもさまざま。
フーチバー(よもぎ)やコーレーグスー(唐辛子の泡盛漬け)、A1ソース、長命草、ピパーチなど独特のものが数多くあります。
独特な味のものも多く好みが分かれるため、まずは少量で試してみることをオススメします。
おわりに
特徴的なものが多い沖縄料理ですが、知らないものはいくつありましたか?
中には好みが分かれるものもありますが、恋人や友人とシェアをするなどしながら挑戦するといいかもしれません。
せっかくなので、沖縄の独特な食文化も楽しんでくださいね!