沖縄を愛する皆様こんにちは!
突然ではありますが、今回は沖縄の家庭でよく食べられている野菜を使ったレシピをご紹介したいと思います。
ピックアップする野菜は「パパイヤ」。県内のスーパーはもちろん、お土産屋さんや道の駅などでも簡単に購入できます♪
パパイヤというとフルーツとして食べるイメージが強いですが、沖縄では“おかずの1品”として食卓にのぼるポピュラーな野菜。
今回は簡単にできて、常備菜やおつまみとしてもピッタリのお漬け物2品を作ります!
<もくじ>
1.パパイヤの豆知識
2.【レシピ】パパイヤのピクルス
3.【レシピ】パパイヤの醤油漬け
4.毎日パパイヤで沖縄気分♪
1.パパイヤの豆知識
[沖縄とパパイヤ]
沖縄ではとてもポピュラーな野菜・・・ですが分類的にパパイヤは果物。
とはいっても、フルーツとして食べるのは黄色く熟したもの。沖縄では調理用として、熟す前の「青いパパイヤ」を野菜のように使っています。
フルーツ用と区別するために、「青パパイヤ」「野菜パパイヤ」「調理用パパイヤ」なんて呼んだりもします。ちなみに庭に植える庭木としてもメジャーです。さすが南国。
[パパイヤの使いどころ]
パパイヤはとにかく栄養豊富。しかもクセが少なくて食べやすい!
お肉と一緒に調理すれば、お肉を柔らかく美味しくしてくれます。炒め物・煮物・漬け物などレシピのバリエーションもたくさん。
[期待できる健康効果]
消化吸収の促進・高血圧抑制・免疫力UP
[チャームポイント]
調理方法によって変化する食感。
火を通すとなめらか、生だとシャキシャキ&ポリポリ
[オススメ時期]
6月~12月
[おいしいパパイヤの選び方]
緑が濃く、表面に白い粉(果粉)がついているものが◎。手に持ったときのズッシリ感が美味しい証拠。
[価格]
150円~500円(※購入場所、大きさによる)
[保存方法]
新聞紙などにくるんで冷暗所か野菜室へ。冷やしすぎはNGです。
購入から1週間ほどが美味しく食べられる期間。
ご注意
パパイヤに含まれる酵素「パパイン」は刺激になることがあります。生で食べる場合は水にさらしてから食べるのがオススメ。
また肌が弱い人は、かぶれることもあるので調理の際はよく水で洗い流してくださいね!
2.【レシピ】パパイヤのピクルス
1品目は「パパイヤのピクルス」から。
パパイヤを大きめに切ると、ポリポリとした食感をより楽しめます♪
沖縄を吹き抜ける海風のような爽やかな1品です。レシピはパパイヤとパプリカですが、ゴーヤーを入れても美味しい!
【材料/500mlの保存ビン1つ分】
■パパイヤ …大サイズ1/2個
■パプリカ(赤・黄) …各1/2個
☆酢 …150cc
☆水 …150cc
☆砂糖 …大さじ3
☆塩 …大さじ1
☆ローリエ …1枚
※「パパイヤ」小~中サイズなら1個。(200g程度が目安)
※パプリカは正味1個分。2色以上使うと見た目が鮮やかになります。
【1】
☆の材料を鍋にいれ1~2分煮立たせたあと、常温まで冷ます
※ラップをして600Wの電子レンジで2分加熱でもOK
【2】
パパイヤの下処理をする。タテ半分に切り、タネをスプーンなどで取り除く
(※パパイヤによってはタネがないものあります)
【3】
スジを取り除く
(※取らなくても大丈夫ですが、ない方が見た目・食感が良くなります。取りにくい場合は、さらにタテ半分にカットしたあと、包丁でスジに沿ってV字に切るようにするとキレイに取れます)
【4】
皮をピーラー等でむく
【5】
パパイヤをさらにタテ半分にカットし、5mm~7mm程度の厚さに切る
【6】
パプリカはタテに切ってヘタとタネを取り、5mm~7mm程度の厚さに切る
【7】
【5】【6】に軽く塩をふり(分量外)、10分程度おいたら余分な水分をふく
【7】
保存ビンやタッパーなどに、パパイヤ・パプリカ・【1】を入れ、冷蔵庫で1晩置いたら完成!
★ポイント
漬けてから2~3日が食べごろ。
保存期間は冷蔵庫で1~2週間が目安。長期保存したい場合は、容器の煮沸消毒をしっかりしてください。
3.【レシピ】パパイヤの醤油漬け
2品目は「パパイヤの醤油漬け」です。
にんにく&とうがらしを入れて大人向けに。辛いのが苦手な人はとうがらしを抜いてもOK。
最短30分ほどで漬かるので、ちょっと1品欲しいときにも重宝します。1週間ほど漬けていてもパリパリの食感が楽しめますよ♪
【材料/500mlの保存ビン1つ分】
■パパイヤ …大サイズ1/2個
■塩 …大さじ1/2
☆しょうゆ …100cc
☆酒 … 50cc
☆みりん … 50cc
☆酢 … 50cc
☆砂糖 …大さじ3
☆にんにく …2片
☆とうがらし …お好みで
※「パパイヤ」小~中サイズなら1個。(200g程度が目安)
【1】
にんにくは皮をむき、タテ半分にカット。とうがらしはタネを取り輪切りに
☆の材料をすべて鍋にいれ1~2分煮立たせたあと、常温まで冷ます
【2】
パパイヤの下準備をする
(※「パパイヤのピクルス」レシピの【2】【3】を参照)
【3】
パパイヤをさらにタテ半分にカットし、1/3は皮付きのまま、2/3は皮をむき1mm程度の薄切りにする(※パパイヤの皮は苦味が強いので、苦手な人は全部むいてOK)
【4】
塩をふり、かるく揉んだら10分~15分程度おく
【5】
全体がしんなりしたら水洗いをし、クッキングペーパーなどに包み水気をしぼる
【7】
保存ビンやタッパーなどに、パパイヤ・【1】を入れ30分ほど置いたら完成!
(※その日で食べ切ってしまうなら、深めの器などでも大丈夫です)
★ポイント
漬けてから1日以上置くと、より漬かって◎。
保存する場合は冷蔵庫で。保存期間は1~2週間が目安。長期保存したい場合は、容器の煮沸消毒をしっかりしてください。
4.毎日パパイヤで沖縄気分♪
沖縄で食べられているものをお家でも食べられるって、ちょっとした贅沢。それに、なんだか沖縄との距離が近くなった感じがしますよね!
パパイヤは、おきなわ野菜の中でも年間通して入手しやすい野菜です。見慣れない食材って最初は手を伸ばしにくいですが、1度知ってしまえば何にも怖くない!
さぁ、アナタのお家の食卓も“沖縄色”にしてみませんか?