長い夏も終わり、沖縄はとっても過ごしやすい季節になりました。
こんな時は美味しいお弁当を持って、外でのんびり過ごしたくなります・・・よね?
そこで今回は、食べ比べ史上最強の超高カロリー企画。
沖縄県内のスーパーで買える「うちなー弁当」10種類を食べ比べてみました!
沖縄を代表する5つのスーパーを回り集めたお弁当は、『リーズナブル・満腹・美味しい』の三拍子そろった強者ばかり。
さぁ、アナタが気になるのはどれ?
<ラインアップ>
0.はじめに
1.「イオン」のうちなー弁当3種
1-1.ポーク玉子弁当
1-2.うちなー弁当(チキン)
1-3.うちなー弁当(鯖)
2.「サンエー」のうちなー弁当1種
2-1.おにぎり弁当(鮭&ジューシー)
3.「ユニオン」のうちなー弁当2種
3-1.フーチャンプル弁当
3-2.おにぎりおかずセット
4.「かねひで」のうちなー弁当2種
4-1.タコライス(うちなー風)
4-2.おにドラチキン弁当
5.「丸大」のうちなー弁当2種
5-1.タコライス
5-2.ジューシーセット
6.うちなー弁当より愛をこめて
0.はじめに
今回も筆者の独断と偏見でレビューしております。悪しからずご容赦くださいませ。食べ比べは『まんぷく度』と『うちなー度』を★5つで評価しています。
「うちなー弁当」と一言でいっても多種多様なため、ラインアップしたお弁当は下記のような基準で選びました。
・沖縄っぽさがあること。
・お弁当は400円(税抜)以下であること。
・おにぎり弁当は300円(税抜)以下であること。
※購入店舗等によってお弁当の内容や価格が異なる場合、取扱いがない場合があります。なお記事中の表記価格はすべて税抜きです。
また『うちなー弁当=ボリューム満点』という筆者のポリシーから、各お弁当の重さも計ってみました♪
一般的に、白米茶碗1杯=150g、大盛りで200g~240gになるそうです。ご参考までに。
以上お含みおきのうえ、食べ比べをお楽しみいただければ幸いです。
1.「イオン」のうちなー弁当3種
まずは全国区の大手スーパー「イオン」からスタートです♪
沖縄のイオンを運営するのはイオン琉球株式会社。イオンモールは県内に6店舗、系列店も合わせれば、その数なんと41店舗(2016年5月現在)!
ちなみにイオンモールには沖縄らしい専門店やお土産屋さんもあります。良く知った「イオン」ですが、旅行中にちょっと立ち寄ってみても意外と楽しめるスポット。
さて大手スーパーの実力やいかに!?
1-1.ポーク玉子弁当
(▲ポーク玉子弁当/398円)
【評価】
まんぷく度:★★★★★
うちなー度:★★★★☆
ポーク玉子といえば沖縄のソウルフード!
おにぎりや天ぷらにすることが多いですが、コチラのお弁当はなんとも上品?に彩りよく仕上がっています。玉子の上のチリソースがにくい。
副菜に「クーブイリチー(昆布の炒め煮)」「にんじんシリシリ(人参と卵の炒め物)」といった沖縄料理が入っているのも◎。
全体的に濃い目の味付けで、何を食べても『白米食え!』と言われているような存在感です。もちろん、白米はハンバーグの下まで“みっちり”。上げ底なんてしていません。
うちなー弁当の定番『揚げ物の下にパスタ』もしっかり踏襲。結果、見た目と重量を裏切らないまんぷく感でした・・・。
1-2.うちなー弁当(チキン)
(▲うちなー弁当(チキン)/398円)
【評価】
まんぷく度:★★★★☆
うちなー度:★☆☆☆☆
うちなー弁当において、茶色が占める面積は重要です。(筆者持論)
見よ、この肉の素晴らしい存在感を・・・!
照り焼きチキン&チキンカツの下には、もちろんパスタ。そして彩りのため、苦し紛れに乗せられた鮭と高菜。所在なさげな「にんじんシリシリ」が何だか愛おしくなりませんか?
温めなくても美味しいチキンは『さすが!』ですが、全体的に“お惣菜っぽさ”を強く感じたので、うちなー度は★1つにしました。
このお弁当が『腹八分目』と感じるようになったら、アナタもうちなーんちゅの仲間入り(たぶん)。
1-3.うちなー弁当(鯖)
(▲うちなー弁当(鯖)/398円)
【評価】
まんぷく度:★★★★☆
うちなー度:★☆☆☆☆
『ダイエット中だから肉より魚かな』なんて人にはコチラ。
上げ底なしの白米に、山盛り焼きそば、ハンバーグも付けちゃうよ!
あ、バランス良く野菜も食べなきゃね。「フーチャンプルー(お麩の炒め物)」と「にんじんシリシリ」もオマケだぃ☆
結論。うちなー弁当を食べるならダイエットは諦めましょう。
胃が限界まで膨れるようなボリューム感まで堪能してこそ、うちなー弁当なのです。
2.「サンエー」のうちなー弁当1種
続いてやって来たのは「サンエー」。沖縄ではイオンと双璧をなすスーパーです!
大型店~地元密着の小型店まで、すべて合わせると店舗数は66店(2016年2月現在)とイオンを上回ります。
県民のなかには『デパート』と呼ぶ人も多く、沖縄にはなくてはならない存在といっても過言ではありません。これは、うちなー弁当への期待も高まります!
2-1.おにぎり弁当(鮭&ジューシー)
(▲おにぎり弁当(鮭&ジューシー)/290円)
【評価】
まんぷく度:★★★☆☆
うちなー度:★★☆☆☆
サンエーのお弁当コーナーは広いのですが、筆者が行った日に見つけた“沖縄っぽい”お弁当はコチラだけでした。残念。
一見すると可愛らしい「おにぎり弁当」ですが、実際食べるとなかなかの満足感。
というのも、量・味ともにおかず&おにぎりのバランスが素晴らしいんです!
唯一の沖縄っぽいメニュー「ジューシーおにぎり」は、少し濃い目で“五目おこわ”のような味わい。
個人的にツボだったのは「からあげ」。今回、食べ比べた中ではダントツでジューシー!ちょっとピリ辛なのもたまりません。さすがサンエーさん、『揚げた鶏肉好き』のうちなーんちゅを良くわかっていらっしゃる。
次は、ぜひ別のお弁当も試してみたいと思いました♪
3.「ユニオン」のうちなー弁当2種
お次は沖縄最後の砦、「フレッシュプラザ ユニオン(以下:ユニオン)」。
県内に18店舗(2016年11月現在)あり、年中無休・24時間営業というだけでなく『台風が来ても閉まらない。ユニオンが閉まったら本格的にヤバイ』といわれているスーパーです。
♪24時間 今も開いてます 勿論それは UNIONですから!♪
というCMソングと『ユニオンですから!』のキャッチフレーズで県民に親しまれています。美味しいうちなー弁当もありますよ、勿論UNIONですから!
3-1.フーチャンプル弁当
(▲フーチャンプル弁当/397円)
【評価】
まんぷく度:★★★★★
うちなー度:★★★★★
出ました、今回の食べ比べ最重量!
『重さが美味しさの証』とでも言いたげな重量感です。
名前だけあって「フーチャンプルー」は鬼盛り。ついでに「クーブイリチー」も山盛り。揚げ物on the白米なのも、うちなー弁当っぽくて◎です。
メインの「フーチャンプルー」は、ポークの塩味と野菜の食感が絶妙!「クーブイリチー」はダシの味がしっかり。
食べていて筆者は気がつきました・・・これは買ってきたお弁当ではなく『お母さんが作ってくれたお弁当』なのだと。
食べ盛りの我が子のために“あんまー(お母さん)”が作ってくれたお弁当。そんな愛情と質量を感じることができるのも、勿論、ユニオンですから!
3-2.おにぎりおかずセット
(▲おにぎりおかずセット/298円)
【評価】
まんぷく度:★★☆☆☆
うちなー度:★★☆☆☆
『彼の前ではガツガツ食べられない』という恥ずかしがり屋な彼女にはコチラ。
ヒトクチサイズのおにぎりは「油みそ」「ツナマヨ」「鮭」の3種類。沖縄の定番、油みそとツナをちゃんと押えているのがイイ!
見た目で『少食』をアピールしつつも、実はしっかりオナカにたまる『ちゃっかり系』。
オカズがほぼ肉系なのも素晴らしい。
複雑な乙女心を理解してくれるのも、勿論、ユニオンですから!
4.「かねひで」のうちなー弁当2種
4店目は「タウンプラザ かねひで(以下:かねひで)」へ。
こちらも創業以来、沖縄の台所を支え続けているスーパーです。系列店も合わせると県内に60店舗(2016年11月現在)。その数からも、地元に根付いているのが良くわかります!
住宅地にさりげなく建っていることが多く、地元色が濃いのが特徴。沖縄マニアなら間違いなくワクワクするスポットです♪
4-1.タコライス(うちなー風)
(▲タコライス(うちなー風)/380円)
【評価】
まんぷく度:★★★☆☆
うちなー度:★★★★☆
沖縄B級グルメといえばコレ「タコライス」。
かねひでには「タコライス」と「タコライス(うちなー風)」があるのですが、その違いは『オカズとして茶色いモノが乗っているかどうか』。
つまり、タコライス+茶色いモノが乗っていたら、かねひで的には「うちなー風」になるらしい!なんかスゴイ説得力がある・・・気がする!
本来なら、お漬物orポテサラ的なものが乗るであろう場所には「カラアゲ」が鎮座。うちなーを掲げる以上、一切妥協はいたしません。
メインのタコライスは予想以上に本格派。お肉にはしっかりスパイスが効いてて、チーズもたっぷり。素直にウマイ!止まらない!
たっぷりに感じたご飯も、あっという間に食べてしまいました。
これなら別に無理して「うちなー風」にしなくても―――と思ったのは秘密です。
4-2.おにドラチキン弁当
(▲おにドラチキン弁当/288円)
【評価】
まんぷく度:★★★★☆
うちなー度:★★★★☆
先ほども言いましたが、沖縄県民は『揚げた鶏肉が大好き』です。
そんな無類の揚げ鶏好きを象徴するメニューが「ドラムチキン」。老若男女みんな大好き、スーパーの惣菜コーナーには必ずと言っていいほど置いてあります。(ない場合はきっと売切れているだけです)
ということで、コチラのお弁当。
「おにぎり」+「ドラムチキン」=「おにドラチキン」です。
こんなの美味しくないワケないんです。
もぅ言うなれば、おにぎりがオカズです。サブです。美味しいんだけど、ジューシーおにぎりの肩身の狭さといったらありません。
沖縄のスーパーに行った際は、ぜひ「ドラムチキン」を。肉好きならドラムチキン食べ比べもオススメです♪
5.「丸大」のうちなー弁当2種
いよいよラスト「丸大」にやって来ました!
こちらも沖縄の人々とともに歩んできたスーパー。県内には11店舗(2016年11月現在)あります。ちなみに、沖縄県外にある同名店や食品会社とは無関係だそうです。
昔からある店舗も、新しい店舗も、どこか懐かしいホッコリする雰囲気が特徴。沖縄らしい“まったりお買い物タイム”を楽しめます♪
5-1.タコライス
(▲タコライス/398円)
【評価】
まんぷく度:★★★★★
うちなー度:★★☆☆☆
ソースカツon the タコライス。
タコライスなのにソースカツをガッツリ乗せちゃうあたりがスゴク好き。もはや説明不要かと思いますが、下は“みっちり白米”です。
甘口のソースカツと、タコライスの相性が◎。
というのも、タコライスのお肉が「和風より」なんです。普通のタコライスと思ってコレを食べると驚きます。タコライス風そぼろ丼です。
ちなみに、ピリリと辛いホットソースが付いています。でもコレをかけても、そこはかとない“そぼろ丼”感。美味しいんですけどね!
フレッシュなトマト&レタスもたっぷりで、個人的にはかなり好きでした。そしてかなりオナカいっぱいになりました。
5-2.ジューシーセット
(▲ジューシーセット/271円)
【評価】
まんぷく度:★★★☆☆
うちなー度:★★★☆☆
〆はやっぱり?おにぎりでしょう!
今回の食べ比べでジューシーおにぎりをいくつか食べましたが、コチラは一押し。根菜やキノコの素朴な味が家庭的で美味しい一品です。
冷めてても温めてもおにぎりが美味しいのは、本当に美味しいからだと思います!
ちなみに、ゆで卵に塩味が付いているのがイイ。パスタ&茶色いモノも乗っているのがイイ。
コンパクトながらうちなー魂を感じるお弁当でした!
6.うちなー弁当より愛をこめて
沖縄のスーパーで買える「うちなー弁当」にスポットをあてお送りした今回の食べ比べ。皆様お楽しみいただけましたでしょうか?
もちろん、各スーパーにはご紹介できなかった美味しいお弁当がまだまだあります。ぜひ1度足を運んで、アナタのお気に入りを探してみてくださいね♪
皆様からの「美味しいうちなー弁当」情報もお待ちしています!