落花生の絞り汁をじっくり煮込んで作られる、沖縄のソウルフード「ジーマミ豆腐」。
大豆を用いて作る一般的な豆腐と比べて、もっちり・ねっとりとした食感が特徴です。
ひとえにジーマミ豆腐と言えどその種類は様々!
というワケで今回は、沖縄のスーパーで気軽に買える「ジーマミ豆腐」6種類を食べ比べました。
小分けにされているサイズは、お土産にもピッタリ。あなたお気に入りの「ジーマミ豆腐」を見つけて、ぜひ持ち帰ってみてはいかがでしょうか?
<おしながき>
1. トミちゃんのジーマミ豆腐│有限会社ファイヴプロジェクト
2. じーまみとうふ│株式会社まえさと
3. じーまみとうふ│有限会社のーら本舗
4. ジーマミ豆腐│株式会社琉球うりずん物産
5. ジーマミ豆腐│有限会社沖縄デイリーフーズ
6. 琉球じーまみとうふ│株式会社ハドムフードサービス
7. もちもち食感がたまらない!
※評価は甘味・コク・もちもち感を星5つで評価しました。
あくまで筆者の主観的な意見となりますので、参考までにご覧ください。
情報はすべて2019年6月時点のものとなります。
1. トミちゃんのジーマミ豆腐│有限会社ファイヴプロジェクト
【商品情報】
内容量 :70g/1個
カロリー:95kcal/100g
値段 :129円(税込)
【評価】
甘味:★★☆☆☆
コク:★★☆☆☆
もちもち感:★★★★★
代表のお母さんであるトミちゃんが趣味で作っていたことをきっかけに、今や浦添に工房まで構える「トミちゃんのジーマミ豆腐」。
あえて機械を使わずに昔ながらのレシピで手作りすることが、美味しさの秘訣なのだそう。
フタを取ってフィルムをはがすと、ジーマミ豆腐が吸い付くほどの、もっちもちの粘り気!
結論から言うと6種類の中でも最ももちもち感が 強かったのが「トミちゃんのジーマミ豆腐」でした。
まずはそのまま一口いただくと、甘味やコクはそこまで感じられない・・・?
ですがタレをかけていただくと一転、程よい醤油の塩味が素材の味を引き立ててくれます。
バラ売り129円/1個と決して安くはありませんが、もっと買っておけばよかったと後悔。
最も在庫が少なかったほど人気商品なのも納得ができるクオリティです。
2. じーまみとうふ│株式会社まえさと
【商品情報】
内容量 :100g/1個
カロリー:77kcal/100g
値段 :101円(税込)
【評価】
甘味:★★☆☆☆
コク:★★★☆☆
もちもち感:★★★★☆
県内ではテレビCMまで流れている、「株式会社まえさとのじーまみとうふ」。
レトロなパッケージがインパクト大で、ローカル感の強さを引き立てます。
前者の「トミちゃんのジーマミ豆腐」と比べると若干粘り気は劣るものの、十分なもちもち感。
フタを開けるだけで鼻に抜ける、ピーナツの香りがすごい。ジーマミ豆腐の中のジーマミ豆腐といった表現が、適切でしょうか。
何も付けずに一口いただくとピーナツ本来のコクを感じられ、後味にほんのり甘味・香ばしさが残るのが特徴。
タレの味は割と濃いめだったので、少しずつ量を調節してかけることをオススメします。
100gとたっぷりめのサイズかつピーナツ感満点なので、「ジーマミ豆腐食べた!」という食べ応えが得られるハズ(笑)
普段はあまり食べる機会のないジーマミ豆腐を心行くまで召し上がりたい方、コチラのジーマミ豆腐ならその願いが叶いますよ。
3. じーまみ豆腐│有限会社のーら本舗
【商品情報】
内容量 :70g/1個
カロリー:81kcal/100g
値段 :321円×4個(税込)
【評価】
甘味:★★☆☆☆
コク:★☆☆☆☆
もちもち感:★★★☆☆
いよいよ食べ比べも中盤戦、こちらは比較的どのスーパーでもお目に掛ける(気がする)「のーら本舗のじーまみ豆腐」。
ピーナツにニコちゃんマークが描かれたキャラクターが印象的です。
気になるもちもち感は前者2つと比較するとそこまでではないので、星3つ。
ほど良い粘り気はありつつもスプーンがサッと刺さるので、初めてジーマミ豆腐を召し上がる方にも抵抗がないかも。
そのままでいただくと、びっくりするほどクセがない!ジーマミ豆腐であることを忘れそうになりました。
ジーマミ豆腐<プリンといった方が良いような気がします。
お醤油や黒蜜など、しょっぱい系・甘い系どちらもイケるジーマミ豆腐。
これほどクセがなければ、きっとどちらでも美味しくなること間違いナシ!コスパも良いので、バラマキ土産にも打ってつけです♪
4. ジーマミ豆腐│株式会社琉球うりずん物産
【商品情報】
内容量 :60g/1個
カロリー:170kcal/100g
値段 :103円(税込)
【評価】
甘味:★☆☆☆☆
コク:★☆☆☆☆
もちもち感:★★☆☆☆
豆腐よう・ジーマミ豆腐を作り続けて45年以上の老舗「琉球うりずん物産のジーマミ豆腐」。
のーら本舗同様、パッケージに黄色と赤が用いられているのは、単なる偶然でしょうか?
結論から述べるともちもち感は6つの中で一番感じられず、じーまみ豆腐というよりもまるで寒天のよう!
今までのねっとりもちもちという食感と比較すると、プルプル感が際立ちます。
甘味・コクもあまりなく、ジーマミ豆腐としての主張はそこまで強くありません。
併せてタレもあまり濃くなく、全体的に軽めでライトな印象を受けました。
あくまで個人的な意見になりますが、甘めの味付けよりもしょっぱい系が合いそうな「琉球うりずん物産のジーマミ豆腐」。
次回はお醤油にすりおろした生姜を合わせて、いただきたいなと思いました。
5. ジーマミ豆腐│有限会社沖縄デイリーフーズ
【商品情報】
内容量 :65g/1個
カロリー:74kcal/65g
値段 :321円(税込)
【評価】
甘味:★★★☆☆
コク:★★★★☆
もちもち感:★★★☆☆
クリーミーな舌触り・もっちり食感♪がそそられる、「沖縄デイリーフーズジーマミ豆腐」。6つの中で唯一常温販売されていた商品で、消費期限が約3か月とタダのジーマミ豆腐ではありません。
個人的にはもっちり食感♪と謳われているほどの、もちもち感ではなかった気がします。
で・す・が圧倒的に違うのは、そのクリーミーさ。スプーンですくっただけでも、明らかに違うトロっと感。
何もつけずにいただいてみると、ピーナツ本来の甘味・コクがかなりダイレクトに来る!
舌触りはブラマンジェのようになめらかで、口に入れるとすーっと溶けていきました。
もちもちよりもトロトロな食感が好きな方には、「沖縄デイリーフーズジーマミ豆腐」をどうぞ。
常温&長期保存が可能というのも、押さえておきたいポイントです。
6. 琉球じーまみとうふ│株式会社ハドムフードサービス
【商品情報】
内容量 :130g/1個
カロリー:139kcal/100g
値段 :106円(税込)
【評価】
甘味:★★★☆☆
コク:★★★★☆
もちもち感:★★★☆☆
ジーマミ豆腐6種食べ比べのラストを飾るのは、「ハドムフードサービスの琉球じーまみ豆腐」。
ぬちまーす(沖縄の塩)を用いてまろやかにし、琉球王朝時代の味を再現したとのこと。大容量の130g です。
フィルムを開けてスプーンを入れただけではもっちり感は分からず、まずは一口。
「お、おいしい・・・!」個人的な意見にはなりますが、6個目にして最高のクオリティ。
もちもちの加減もほどよく、ピーナツの豆の甘味・コクもふわっと口の中で広がります。甘味・コク・もちもち感、その全てのバランスが上手く調和し、洗練されている印象を受けました。
130gは少し多いかなと感じましたが、何なら少し物足りないくらい。
色んな食べ方があるけれど、ここはシンプルに付属のタレでいただくのがベストでしょう。
7. もちもち食感がたまらない!
同じ「ジーマミ豆腐」であれど、メーカーによってこんなにも違うのかと気付きの多い企画となりました。
あくまで筆者の個人的な意見にはなりますが、美味しかったランキングはコチラ。
①ハドムフードサービスの琉球じーまみ豆腐
②トミちゃんのジーマミ豆腐
③株式会社まえさとのジーマミ豆腐
往々にして、もちもち感がしっかりある+ピーナツ本来の味が分かるものとなります。
皆さんも次回沖縄へお越しの際は、ぜひ地元スーパーで気になる「ジーマミ豆腐」をお土産としてお持ち帰りください!