沖縄のB級グルメの代表として人気の料理、それが「タコライス」です!せっかくだから、おいしいタコライスを食べたいですよね?
ちなみにタコライス、少し前なら「タコ(蛸)が乗ったご飯のこと?」なんて言う方も多かったのですが、最近はテレビや雑誌で取り上げられることも多くなり、沖縄県民だけでなく全国的に知名度が上がってきました。
今回は、沖縄県民が愛するタコライスについて。その、絶対に外せない「王道」をご紹介します。
<目次>
1.タコライスとは?
2.キンタコとは?
3.○○のキンタコが一番美味しいという主張
4.宜野湾市にある長田店へ
5.いよいよ実食!
6.他のメニューもおすすめ
まとめ
1.タコライスとは?
タコライスとは、温かいご飯の上に、メキシコ料理であるタコスの具のひき肉、レタス、トマト、チーズを乗せ、サルサソースという辛いソースをかけて食べる沖縄料理です。
沖縄料理といっても、沖縄そばやゴーヤーチャンプルーのように昔からあるわけではなく、タコライスの誕生は1980年代と意外と遅いです。
米軍基地があることにより、アメリカの食文化が根付いた沖縄で、軍人に人気のタコスの具を白いご飯の上に乗せたのがタコライスの始まりだと言われています。
ボリュームがあり大人から子どもまで大人気のタコライスは、今や給食の人気メニューにまでなっています。
沖縄のソウルフード、タコライス!
沖縄の観光ガイドブックを見ると、美味しいタコライスのお店がいくつも載っていてどのお店に行こうか迷ってしまいますよね。
しかし、沖縄県民に「おすすめのタコライス屋さんある?」と聞いたら、ほとんどの方がこう答えるでしょう。
「タコライスだったらキンタコ!」
2.キンタコとは?
キンタコとは、「キングタコス」というタコライス専門店の愛称です。
沖縄県民(特に中北部に住んでいる方)はこのキンタコのタコライスが大好き。
そもそもタコライスを生み出したのはキングタコスの創業者である儀保松三さんなので、キンタコのタコライスは、まさに元祖なのです。
3.○○のキンタコが一番美味しいという主張
中北部に住んでいる沖縄県民は、とにかく自分の地元のキンタコが美味しいと主張します。
キンタコは現在沖縄県内に6店舗。
宜野湾市にある長田店、普天間店、沖縄市にある美里店、うるま市にあるあげな店、与勝店、そして金武町にある金武本店です。
「店舗によって味が違う」という声が多いのですが、その真相は謎。
でも、自分の地元のキンタコが美味しいっていうのは、なんとなく分かる気がしますね。
キンタコはとにかくボリュームがあるので、学生時代によく食べていた!という方が多いんです。
キンタコは、沖縄県民の青春の味なんです。
4.宜野湾市にある長田店へ
今回は、那覇空港から最も近い長田店を紹介します。
国道330号線沿いにあるので、初めて行く方でも見つけやすいと思います。那覇空港からは車で約40分。タクシーだと約2500円かかります。
路線バスだと27番、90番に乗り「長田」というバス停で下車してください。モノレールや徒歩で行くのは厳しいでしょう。
ここは、地元の方には「長田のキンタコ」と呼ばれています。
長田のキンタコの営業時間はなんと11:00~5:00。そう、朝の5時まで営業しているのです。
沖縄の若者は深夜のドライブの途中や、居酒屋で飲んだ後のシメとして長田のキンタコを利用しているのです。
この長田のキンタコ、以前は店内でイートインできたのですが、現在はテイクアウトのみとなっています。
駐車場はお店から徒歩約3分と少し遠いのですが、ちゃんと駐車場に停めてくださいね。
キンタコは食券機システムです。
ここで注意!
「タコライス」を選んではいけないのです。
キングタコスの「タコライス(400円)」は、ご飯の上にミートだけが乗ったもの、「タコライス野菜(500円)」がご飯の上にミートとレタス、トマト。
そして「タコライスチーズ野菜(600円)」が、ご飯の上にミート、レタス、トマト、チーズが載った一般的なタコライスなのです。
タコライスチーズ野菜の食券を買ったら、お店の方に渡して店内でしばらく待ちましょう。
テイクアウトなので、家やホテルに帰ってからいただきます。
キンタコのタコライスは量が多いので、車の中で食べるのは難しいです(きっと後悔します・・・)。帰宅するまで我慢です♪
5.いよいよ実食!
沖縄県民はキンタコのタコライスの下に新聞紙を敷いて食べます。もちろんタコライスがこぼれてしまうのを防ぐため。
さあ、開けてみましょう!
見てください、この量!ぎゅうぎゅうに詰まっています!スプーンを入れるのも難しいくらいぎゅうぎゅうです。
こぼさずに食べるのは困難なので、思い切って豪快に食べましょう!
付属のソースは辛すぎないので、辛いのが苦手という方でも大丈夫だと思います。
チーズはとろけている方好きという方が多いですが、タコライスに限っては冷めていても美味しいから不思議です。
ご飯、ミート、レタス、トマト、チーズを全て一口で食べると、絶妙な味わいでまさに絶品!沖縄県民の懐かしい味、おなじみの味です!
6.他のメニューもおすすめ
タコライスも美味しいので、もちろんタコスも美味しいです!
キンタコのタコス(500円)はハードタイプで、ばりばりと食べ応えがあります。
ちょっとしたおやつが食べたいという時はタコスがおすすめです。
こちらのチキンバラバラ(800円)は、しっかりと味がついたチキンの衣が美味しいです。
沖縄県民はチキンが大好きなので、こちらも人気のメニューです!
まとめ
キンタコのタコライスは、沖縄県民のソウルフードといっても過言ではありません。
地元の人が愛する「本当の沖縄料理」が食べたいという方は、是非一度キンタコのタコライスをお試しください!