美味しいパン屋やおしゃれカフェが集まる読谷村。
最近では沖縄そば屋が増える中、2017年にオープンの「まいにち食堂」が地元で大人気と聞き、行ってきました。
イエローの外観はとてもそば屋には見えず、店内に入ってもまるでカフェ。
ところがそばの味は本格派で、その出汁のおいしさが地元客を魅了しているのだそう。
キッズスペースがあったり、椅子がカラフルでポップな雰囲気だったり、ちょっと異色の沖縄そば屋「まいにち食堂」の魅力を探ります。
<目次>
1. 元気の出るイエローの外観に引き寄せられ
2. カフェ風店内はゆったり広々
3. そば屋なのにキッズスペース?!
4. 最後の一滴まで飲み干せるスープ
5. サイドメニューも充実
6.まとめ
1. 元気の出るイエローの外観に引き寄せられ
「まいにち食堂」があるのは沖縄県中部に位置する読谷村。やちむんの里のほど近くにあります。
ナビで近くまで行くと出てくる看板に沿って進むと現れるのは、このナチュラルながらパワーあふれるイエローが印象的なお店。
この1枚だけを見るとカフェとしか思えない佇まい。
「まいにち食堂」という店名から、定食屋さんなのかとはじめは思いましたが、まぎれもなく沖縄そば屋。カフェでも定食屋でもありません。
外観と店名からもすでに異色感をはなっている、「まいにち食堂」です。
2. カフェ風店内はゆったり広々
店内には色とりどりな椅子が並び、ポップでカジュアルな雰囲気。広さに対して席数が少なく、とてもゆったりしています。
沖縄そば専門店というと、窮屈でガヤガヤしているイメージもありますが、こちらはカフェにいるかのような空間のなかで沖縄そばをいただけますよ。
カウンターの向こうからはお出汁のいい香りがただよい、店内は幸せな香りでいっぱい。
そしてやちむんがずらりと並ぶ姿にほれぼれ。
カウンター越しに見える厨房もカラフル!
3. そば屋なのにキッズスペース?!
まさか!と思ったのがこちらのキッズスペース。
沖縄そば専門店でキッズスペースがあるお店なんて、今まであったでしょうか。
ほんの1畳ほどのスペースですが、靴を脱いで畳に上がり、絵本やおもちゃで遊ぶことができます。
飲食店では注文したものが来るまでの時間に子どもが退屈してしまうので、このスペースは子連れ客にはとってもありがたいですね。
バウンサーまで用意があります。もちろん、子ども用の食器や椅子も。
4. 最後の一滴まで飲み干せるスープ
さて、注文したのは軟骨ソーキそば。分厚いソーキが2枚のっていてボリュームたっぷり。
カツオ出汁の香りに誘われてまずはスープからいただくと、驚きのおいしさ。
さっぱりしているけど旨味はたっぷり、脂っこさが全然なくスープだけ飲み続けたくなるほどです。
そんなスープと細平麺、甘辛くトロトロに煮込まれたソーキは絶妙なバランス。
あっさりスープとこってりソーキのコントラストが味わい深く、どんどん食べ進められます。
そして普段は残す麺もののスープも、この日ばかりは最後の一滴まできれいに完食。
こちらは軟骨ソーキあーさそば。「あーさ」とは沖縄の言葉であおさのこと。
磯の香りがほんのり漂い、また違った味わいに。
2回目の来店時や連れの方とシェアするなら、あーさそばにもぜひチャレンジを。
三枚肉そばやゆし豆腐そばもありますよ。
5.そば以外のメニューも充実
そばは単品でも注文できますが、おすすめはじゅーしーセット。こちらもそばと同様、とっても優しくて上品な味わい。
その他にも、タコライスや軟骨ソーキ丼などのメニューもあるので、おそば以外を食べたい人と一緒の時も困りません。
沖縄そば屋のデザートの代名詞であるぜんざいや、店主こだわりのコーヒーなんかもぜひ食後に味わってみてください。
まとめ
まだガイドブックなどに大きく載っておらず、地元の常連客が多いという「まいにち食堂」。
お仕事中であろう作業着のおじさまグループや子連れファミリーが続々訪れ、様々な世代に愛されているのが分かります。
地元の知り合いに聞くと「ここが今自分的沖縄そばナンバーワン!」と全力で推していましたが、きっとそう思って通い詰める常連客は多いのでしょう。
地元客に交じって、じんわりとやさしい沖縄そばをゆったりいただこう。