”具志川城跡”は、糸満市喜屋武にある沖縄本島最南端の城跡。
多くの城跡が残る沖縄ですが、具志川城跡ほど海に近い城跡は少なく、城跡としてはもちろん、絶景スポットとしても楽しむことができます。
国指定文化財ですが、訪れる人も多くなくまさに絶好の穴場スポット。
この記事では、具志川城跡の歴史やアクセスを紹介していきます。
1.具志川城跡への行き方
2.具志川城跡を歩く
3.具志川城跡のタイドプールは遊泳禁止
4.おわりに
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1.具志川城跡への行き方
具志川城跡があるのは糸満市喜屋武、沖縄本島のほぼ最南端”喜屋武岬”のすぐ近く。
喜屋武岬への案内板に沿って車を走らせると、喜屋武岬に到着するすぐ手前で見えてきます。
以前は路線バスも出ていたようですが現在は廃止されているため、基本的には自家用車などで行く必要がありますが、予約をすれば糸満市のコミュニティバス” いとちゃんmini”の利用も可能。
簡易的なものではありますが、10台以上駐車可能な駐車場もあります。
以前、駐車のマナー違反によって近隣住人から苦情の声が上がっているので、路上駐車はせずにきちんと駐車場に停めましょう。
2.具志川城跡を歩く
糸満市喜屋武の崖上に築かれた具志川城跡は、久米島にある”具志川城”の城主が攻め込まれた際、本島のこの地に行き着き、同じ名前である”具志川城”を築いたと言われています。
そんな具志川城跡は、畑道沿いの小道を入った先にあるのですが、城跡までの道が真っ直ぐ伸びており、入り口からワクワクさせてくれます。
道を進んで行くと目に写るのは、石垣の城跡と広がる水平線。
遠くの方は絶好の見晴らしですが、崖下の方は見ることはできません。
崖下からの侵入を検知できるよう、崖下を見張るために階段を作り、石垣の上面に登って見張りをできるようにしていた様子が残っています。
岬の郭を囲んだ石垣は東西の高さや広さが異なるのですが、これも見渡しをよくし、見張りを強固するための工夫のようです。
また、この石垣ですが、外面との組み合わせが綺麗なことから当時崖に足場を組み、外から積んだとも考えられています。
こういった情報は、説明書きもあるので、確認してみてくださいね。
具志川城跡は城の中に、ヒーフチミー(火ふき穴)と呼ばれる穴があります。
現在は草も生い茂っているため中は見えませんが、内部は空洞になっており海へと通じていたそうです。
荷物の上げ下げや、避難用の道として使われていたと考えられています。
このようにさまざまな工夫が見られる具志川城跡ですが、先述した通り、目の前は海。
景色を楽しむ場所としても絶好のポイントになっています。
西海岸のためサンセットも見ることができるので、夕暮れ時もオススメですよ。
3.具志川城跡のタイドプールは遊泳禁止
タイドプール(しおだまり)が目当てで具志川城跡をお調べになっている方もいらっしゃるかもしれませんが、マナーの悪さや安全面から、現在は遊泳禁止になっています。
近隣住民から多くの苦情も寄せられたとのことなので、ルール・マナーを守った行動をしましょう。
- 住所
- 沖縄県糸満市喜屋武1730−1
- 備考
- アクセス:那覇空港から車で約25分