行ってみたい！沖縄の離島16選｜ディープな島時間を肌で感じるとっておきの旅計画

沖縄県には700近くの島々が点在し、そのうちおよそ40島が有人離島です。空路やフェリーで訪れることができる離島には、それぞれに個性豊かな自然や文化、暮らしが息づいており、本島とはひと味違った旅の魅力を味わえます。本記事では、沖縄本島周辺をはじめ、宮古諸島、八重山諸島、大東諸島まで、アクセスが可能なおすすめの離島を厳選してご紹介。ディープな島時間を肌で感じる、特別な旅のヒントをお届けします。

＜もくじ＞
【沖縄本島周辺】
　┗慶良間諸島
　　┗①座間味島
　　┗②渡嘉敷島
　　┗③阿嘉島
　┗久米島周辺
　　┗④久米島
　　┗⑤渡名喜島
　┗沖縄本島北部周辺
　　┗⑥伊是名島
　　┗⑦伊江島
　　┗⑧水納島
　┗沖縄本島中・南部周辺
　　┗⑨久高島
　　┗⑩津堅島
【宮古諸島】
　┗⑪多良間島
【八重山諸島】
　┗⑫竹富島
　┗⑬西表島
　┗⑭波照間島
　┗⑮与那国島
【大東諸島】
　┗⑯南大東島

もくじをすべて表示

はじめに

今回は沖縄本島、宮古島、石垣島からは車で行けない島をピックアップしています。行きづらい反面、濃密な島時間を堪能できるはず！もっと気軽に離島に行きたいという方は下記記事を参考にしてくださいね。
【参考記事】
・行かなきゃ損！車＆船で沖縄本島から手軽に行けるおすすめ離島14選
・日帰りでも楽しめる！沖縄の離島へ船旅にでかけよう

慶良間諸島

那覇市の泊港から高速船やフェリーでアクセスできる慶良間諸島は、座間味島・渡嘉敷島・阿嘉島などからなる群島で、世界的にも有名なダイビングスポットです。ケラマブルーと称される海の透明度は格別で、マリンアクティビティを楽しむには最高のロケーション。高速船であれば那覇から1時間もかからずアクセスできますが、島内には手つかずの素朴な自然が多く残ります。日帰り海水浴は夏のレジャーの定番で、船が満席になる事も珍しくなく、人気の高い離島です。

①座間味島

古座間味ビーチや阿真ビーチなど、白砂と透明な海が織りなす絶景で知られる座間味島。海中ではウミガメと一緒に泳げるシュノーケリングスポットが多数あり、初めての人でも気軽に楽しめます。島内はのんびりとした空気に包まれ、小さなカフェや宿も点在。夕暮れには海と空が染まり、星空観察も人気です。自然のリズムに寄り添う、癒しの島旅を楽しめます。

アクセス：那覇・泊港から高速船で約50分、フェリー（阿嘉島経由）で約2時間
参考URL：https://www.vill.zamami.okinawa.jp/
代表スポット：古座間味ビーチ
関連記事：世界が恋する楽園、座間味島！島民厳選のおすすめ観光スポット紹介

②渡嘉敷島

阿波連ビーチや渡嘉志久ビーチなど、白砂のロングビーチが魅力の渡嘉敷島。海の透明度が非常に高く、サンゴ礁やカラフルな魚たちが目の前に広がります。ダイビングやシュノーケリングに加え、島の高台からの絶景ハイキングもおすすめ。観光客向けの宿や食事処も多く、快適に滞在できる環境が整っています。美しい自然とほどよい利便性が融合した、バランスの取れた離島です。

アクセス：那覇・泊港から高速船で約40分、フェリーで約70分
参考URL：https://www.vill.tokashiki.okinawa.jp//
代表スポット：阿波連ビーチ、トカシクビーチ
関連記事：アクセス難易度別！渡嘉敷島の観光スポットランキング

③阿嘉島

静かな島時間が流れる阿嘉島は、慶良間諸島の中でも特に素朴な雰囲気が魅力。島の自然環境を保つために、時期やエリアによっては入島人数が制限されることもあり、今なお手つかずの美しいビーチや森が守られています。白砂とエメラルドグリーンの海が広がり、シュノーケリングでウミガメに出会えることも。観光地化されすぎない、本来の島の姿に触れられる場所です。

アクセス：那覇・泊港から高速船で約50分、フェリーで約90分
参考URL：https://www.vill.zamami.okinawa.jp/
代表スポット：ニシバマビーチ
関連記事：私流、阿嘉島の過ごし方【国立公園に指定された美しい海】

久米島周辺

慶良間諸島よりも西側には久米島、渡名喜島、粟国島などがあります。慶良間諸島と同様、那覇・泊港からフェリーでアクセスできる他、久米島には空港があり久米島-那覇線のほか夏は羽田線が季節限定で運航。

④久米島

那覇から飛行機またはフェリーで行ける久米島は、沖縄屈指の絶景・はての浜を有する離島。東洋一とも称される白砂の砂州は、まるで天国のような景色を演出します。海だけでなく、五枝の松やヤジヤーガマ洞窟、宇江城跡など内陸の見どころも多彩。車海老をはじめとしたグルメも豊富です。島全体に流れる穏やかな空気と、ゆったりとした時間の流れが旅人を癒します。

アクセス：那覇・泊港からフェリーで約3時間～、那覇空港から飛行機で約40分
参考URL：http://www.kumeline.com/
代表スポット：はての浜
関連記事：一度は行きたい久米島！観光・見どころのすべて

⑤渡名喜島

沖縄本島と久米島の中間に位置する小さな島、渡名喜島。島内には赤瓦屋根の伝統的な民家が整然と立ち並び、集落全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。石垣に囲まれた細い路地やフクギの並木道など、どこを歩いても昔ながらの沖縄らしい風景が広がります。喧騒から離れて、素朴で穏やかな沖縄を感じたい人にぴったりの“隠れ家”的な島です。

アクセス：フェリーで那覇・泊港から約2時間、久米島から約80分
参考URL：http://www.kumeline.com/
代表スポット：伝統的な町並み（赤瓦の集落、白砂の道、フクギ並木）

本島北部周辺離島

本部半島にある本部港、渡久地港、運天港から周辺離島への定期航路があります。本部港と渡久地港は近いので、間違えないようにご注意ください。

⑥伊是名島

琉球王朝発祥の地として知られる伊是名島は、歴史と自然が融合した離島。尚円王ゆかりの史跡が残り、文化的にも価値の高い島です。島の周囲はサンゴ礁に囲まれ、カヤックやシュノーケリングなどのマリンアクティビティも充実。田園風景や地元の人とのふれあいも心温まる体験。観光地というよりも、暮らしとともに旅を感じられるディープな島です。

アクセス：運天港からフェリーで約50分
参考URL：https://vill.izena.okinawa.jp/
代表スポット：伊是名玉御殿・伊是名城跡、神の岩座（伊是名山森林公園）

⑦伊江島

沖縄美ら海水族館がある海洋博公園からも見える伊江島は、島のシンボル「城山（タッチュー）」頂上からの絶景が有名。施設が充実した伊江ビーチとプリミティブな雰囲気のGIビーチ、ゴールデンウィーク頃にはユリが咲き誇り、離島ならではの素朴さの中にも個性を感じられ、観光も充実♪

アクセス：本部港からフェリーで約30分
参考URL：https://www.iejima.org/
代表スポット：城山、伊江ビーチ、ニャティヤ洞
関連記事：伊江島の観光スポット｜沖縄本島から船で３０分の島旅

⑧水納島

その形から“クロワッサンアイランド”とも呼ばれる水納島は、本部町から高速船で15分とアクセス抜群。港のすぐ隣に島のメインビーチがあり、夏には海水浴やバナナボートなどマリンスポーツが人気となっています。公共交通機関のほか、本部港からの日帰り海水浴ツアーもあり。

アクセス：渡久地港から高速船で約15分
参考URL：https://www.minna-beach.com/access.php
代表スポット：水納ビーチ
関連記事：沖縄本島から船でたった15分！驚きの海の美しさ、水納島の魅力

本島中・南部周辺離島

⑨久高島

久高島（くだかじま）は、「神の島」とも呼ばれる琉球の聖地。島全体がどこか神秘的な雰囲気に包まれており、古くからの信仰が今も日常の中に息づいています。島内には御嶽（うたき）と呼ばれる神聖な拝所が点在し、訪れる人を静かに迎えてくれます。神事、祭祀に関連して島内各所に立入制限区域がありますので、島をじっくり巡りたいという方はガイドを利用するのもひとつの手段。

アクセス：安座間港から高速船で約15分、フェリーで約25分
参考URL：https://kudakakaiun.jimdofree.com/
代表スポット：カベール岬、久高殿
関連記事：レンタサイクルで行く！神の島「久高島」旅のすすめ

⑩津堅島

うるま市の平敷屋港からアクセスできる津堅島（つけんじま）は、ニンジンの産地としても有名な小さな島。遠浅のトゥマイ浜は約1kmにわたるロングビーチで、エメラルドグリーンの海と白砂のロングビーチを満喫できます。島内には民宿や売店もあり、素朴な島時間を体験できます。日帰りでも十分楽しめる気軽さと、のんびりとした空気感が魅力です。

アクセス：平屋敷港から高速船で約15分、フェリーで約30分
参考URL：https://tsuken.shimatabi.jp/
代表スポット：トゥマイ浜、ホートゥガー
関連記事：わざわざ行きたい離島の海！キャロットアイランド津堅島

宮古諸島

宮古島と池間島、来間島、伊良部島・下地島の５島は橋で繋がっているため、じつは車で島巡りができてしまいます。沖縄県内でも宮古島周辺の海は指折りの美しさ。

⑪多良間島

宮古島と石垣島の間にある多良間島は、広大なさとうきび畑が広がる、のんびりとした雰囲気の島。沖縄県内で唯一（2025年5月時点）「日本で最も美しい村」連合に加盟、沖縄の原風景が広がる島内では島の方言（タラマフツ）など島独自の文化が色濃く残り、濃厚な島時間を肌で感じられるはず。宮古諸島の交通安全を見守る「宮古島まもるくん」のうち１体は多良間島に駐在しています。

アクセス：宮古空港から飛行機で約20分、平良港からフェリーで約2時間
参考URL：https://www.vill.tarama.okinawa.jp/kankou/
代表スポット：八重山遠見台公園、塩川御嶽とフクギ並木

八重山諸島

⑫竹富島

石垣島から高速船で約10分の竹富島は、赤瓦の古民家や白砂の道が美しい伝統的な景観が残る島です。水牛車観光やレンタサイクルでのんびりと集落を巡りながら、沖縄らしい景観とゆるやかな時間を楽しめます。コンドイビーチやカイジ浜では美しい海を眺めることができ、日帰りでも訪れやすい手軽さが魅力。

アクセス：石垣島離島ターミナルから高速船で約10分
参考URL：https://painusima.com/access/
代表スポット：伝統的集落、西桟橋
関連記事：白砂の道が誘う昔ながらの沖縄・竹富島へ―観光スポット・島内の移動を解説―

⑬西表島

沖縄県内で本島に次ぐ広さを誇る西表島（いりおもてじま）は、手つかずの自然が広がる“東洋のガラパゴス”。マングローブ林をカヌーで巡ったり、滝を目指すトレッキングなど、大自然の冒険が楽しめます。また島のほぼ全域が国立公園に指定されており、固有種も多く、自然との共生を肌で感じられます。アクティブな旅を求める人に最適です。島内には港が２カ所あり、それぞれ離れているので、目的の場所にはどちらの港が近いかは必ず確認しておきましょう。

アクセス：石垣島離島ターミナルから高速船で約40分～
参考URL：https://painusima.com/access/
代表スポット：ピナイサーラの滝、仲間川マングローブ
関連記事：西表島おすすめの滝8選｜ジャングルの先にある絶景を見にいこう!

⑭波照間島

日本最南端の有人島、波照間島（はてるまじま）。どこまでも青く澄んだ海と、白砂がまぶしいニシ浜が代表的な景観です。夜には南十字星が観測できる星空の聖地としても有名で、全天88星座のうち84星座を見ることができます。観光地化されすぎていない素朴な島で、のんびりとした時間を過ごしたい人におすすめです。

アクセス：石垣島離島ターミナルから高速船で約100分
参考URL：https://painusima.com/access/
代表スポット：日本最南端の碑、ニシ浜
関連記事：日本最南端の有人島・波照間島の観光スポットのすべて！

⑮与那国島

日本最西端の島、与那国島。断崖絶壁の海岸線や、謎に包まれた海底地形など、ダイナミックな自然と神秘が共存しています。与那国馬に乗って海辺を歩く体験や、ドラマの舞台となった風景など、見どころも豊富。独特の文化や方言も残っており、まるで異国を訪れたような感覚が味わえます。沖縄離島の中でも個性際立つディープな魅力が詰まった島です。

アクセス：石垣島離島ターミナルからフェリーで約4時間、飛行機で新石垣空港から約30分、那覇空港から約90分
参考URL：https://welcome-yonaguni.jp/
代表スポット：東崎（あがりざき）と与那国馬、「Dr.コトー診療所」ロケ地
関連記事：日本最西端・与那国島を後悔なく楽しむ為の観光モデルコース

大東諸島

沖縄本島から東へ約360kmの海上に位置する大東諸島は、南大東島と北大東島の2つからなります。東京・八丈島からの移民開拓者・子孫が大半を占め、八丈島に由来する歴史文化が今も残ります。台風の通り道にあり、島の周囲は切り立った断崖に囲まれているため、島へのアクセスは飛行機がメイン。フェリーもありますが便数は週に1〜2回ほどで欠航も珍しくありません。2つの島の間は10㎞も離れていませんが、行き来は那覇経由が基本。