夏の日差しが和らいで、日に日に青さを深くする沖縄の海―――。
ちょっと寂しげな景色を眺めていたら、なんだかお腹が空いてきた。
ということで、今年もやってまいりました。“食欲の秋”に恥じない満腹保証の食べ比べ企画。沖縄のコンビニ&スーパーで買える「ポークたまごおにぎり」8種類を食べ比べしていきます。
米とおかずが1つになった、コスパ最強の沖縄B級グルメ。さぁ、召し上がれ!
<ラインアップ>
0.はじめに
1.「ローソン」のポークたまごおにぎり2種
1-1.油みそ
1-2.シーチキンマヨネーズ
2.「ファミリーマート」のポークたまごおにぎり3種
2-1.油みそ
2-2.シーチキンマヨネーズ
2-3.チキナー
3.「イオン」のポークたまごおにぎり2種
3-1.油みそ
3-2.しそ昆布
4.「かねひで」のポークたまごおにぎり1種
4-1.ポーク&たまご
5.これ1つで飯チャージ
0.はじめに
「ポークたまごおにぎり」とは・・・。
ポーク(ランチョンミート)&玉子焼きを白米と海苔で大胆に包んだものが基本形となります。沖縄の“ご飯の友”油みそや、ツナマヨを一緒に包んだものも定番の味。最近は趣向を凝らした具材が楽しめる専門店も人気です。
味&コスパに優れ、1つ食べればお腹満足。コンビニ・スーパーではランチ時間を挟むと売り切れてしまうこともあるほど。みんな大好き、沖縄おにぎり界のスーパースターです(筆者の知る限りは)。
高カロリー企画の恒例ということで、あいさつ代わりに重さを計量しましたが、予想通り全て重量級。
ちなみに茶碗1杯の白米は約150g、一般的なおにぎり1個で白米は約80g~100gと言われています。
「ポークたまごおにぎり」やはり只者ではない!
心して食べ比べスタートです。
※今回も筆者の独断と偏見でレビューしております。悪しからずご容赦くださいませ。食べ比べは『まんぷく度』と『ふんわり感』『味バランス』を★5つで評価しました。
※価格は全て税抜き表示です。また店舗によっては商品の扱いがない場合があります。なお記事内は全ては2018年9月現在の情報です。
1.「ローソン」のポークたまごおにぎり2種
沖縄旅行中、必ずと言って良いほどお世話になるのがコンビニ。
まずはパスタやサンドイッチなど、定番メニューを美味しく進化させることに定評のあるローソンのポークたまごおにぎりからスタートです!
1-1.油みそ
(▲ポーク玉子油みそおにぎり/200円)
【評価】
まんぷく度:★★★☆☆
ふんわり感:★★★☆☆
味バランス:★★★★☆
「ポークたまごWith油みそ」の魅力って、絶妙な“甘じょっぱさ”にあると思うんです(筆者持論)。
基本的に、ポーク&玉子は“しょっぱい”味付けが多いので、甘くてコクのある油みそは相性抜群。コチラは、しょっぱすぎず、甘すぎず、今回の食べ比べの中では、良い意味で中間点を行く味でした。
全体的にはポークのジューシーさが出た、オカズっぽさの強いおにぎり。
ポークたまごおにぎりとしては小さめですが、満足感は◎です。
1-2.シーチキンマヨネーズ
(▲ポーク玉子シーチキンマヨネーズおにぎり/200円)
【評価】
まんぷく度:★★★☆☆
ふんわり感:★★★☆☆
味バランス:★★★★★
温めて食べると2割増くらいで美味しくなる、魔法のおにぎり。
じつは筆者“温かいマヨネーズ”は好きじゃありません。が、これは別です。
挟まれたツナマヨの主役は「ツナ」で「マヨ」は控えめ配分になているため、温めても油っこくなりません。むしろ魚の味が際立って◎。
ちなみに、油みそ・ツナマヨ共に、ローソンのおにぎりは海苔が美味しかったです。
2.「ファミリーマート」のポークたまごおにぎり3種
続いては、あなたとコンビニ♪ファミリーマート(以下、ファミマ)から、3種類のポークたまごおにぎりをラインアップ。
青い缶でおなじみ「SPAM(スパム)」のランチョンミートが使われたポークたまごおにぎりは、スパムの味に負けない個性的な味に仕上がっていました!
2-1.油みそ
(▲ポーク玉子油みそ/200円)
【評価】
まんぷく度:★★★☆☆
ふんわり感:★★★★★
味バランス:★★★★★
ポークたまご・油みその異なるしょっぱさが1つになった、まさに三位一体のおにぎり。同じ“甘じょっぱい”でも、しょっぱい寄りの仕上がりです。
おにぎりの美味しさを左右する「ふんわり感」も申し分なく、軽く温めれば握りたてを食べている気分になれます。
お母さんのおにぎりが恋しい人にもオススメ。
2-2.シーチキンマヨネーズ
(▲ポーク玉子シーチキンマヨネーズ/200円)
【評価】
まんぷく度:★★★☆☆
ふんわり感:★★★★★
味バランス:★★★★★
コンビニおにぎりの本気を感じる逸品です。
ポークたまごを引き立てるのは、シャキシャキの玉ねぎがたっぷり入った和風のツナマヨ。玉ねぎのこっくりとした甘さが、職人技と言えるタイミング&バランスで口に広がります。
美味しすぎてバクバク食べてしまうので、まんぷく度は下がるかも。
2-3.チキナー
(▲ポーク玉子チキナー/218円)
【評価】
まんぷく度:★★★★☆
ふんわり感:★★★★★
味バランス:★★★★★
チキナー=からし菜のツナ炒めのこと。
沖縄の家庭料理を白米に乗せて食べている感じがイイ。油っこさはなく、コチラもボリュームのわりにバクバク食べられます。
ファミマのポークたまごおにぎりは、総じて「ふんわり感」が素晴らしいのですが、それゆえ崩れやすいので注意。
現状、袋タイプの包装が、片手でも開けやすいテープタイプに変わったら最強だと思うのですが・・・ファミマさんお願いします!
3.「イオン」のポークたまごおにぎり2種
お次は皆様ご存知イオンの登場です。全国区のスーパーですが、沖縄のイオンにはポークたまごおにぎりがありますよ!
取材日はあいにく売り切れでしたが、この2種のほかに「ツナマヨネーズ」も販売しています。
3-1.油みそ
(▲ポーク玉子おにぎり油みそ/198円)
【評価】
まんぷく度:★★★★★
ふんわり感:★★★★☆
味バランス:★★★★☆
甘いオカズが好きな人には絶対オススメ。
油みそが甘めなのはもちろん、玉子も寿司玉子のような優しい甘さです。全体的にしょっぱさが抑えられた仕上がりで、ランチョンミートが『しょっぱすぎる!』と感じている人でも食べやすい味。
そして驚異の総重量200g越えで、食後の満足感もばっちりです。
3-2.しそ昆布
(▲ポークたまごおにぎりしそ昆布/198円)
【評価】
まんぷく度:★★★★★
ふんわり感:★★★☆☆
味バランス:★★★☆☆
食べて納得の名コンビ。
しそ昆布のさわやかな風味が、塩味と油っぽさをいい塩梅に整えてくれます。昆布おにぎり好きな筆者には堪りませんでしたが、好みは分かれるかもしれません。
いつものポークたまごおにぎりに、変化が欲しい人は是非どうぞ。
4.「かねひで」のポークたまごおにぎり1種
最後は長年にわたって沖縄の台所を支えている、かねひでのポークたまごおにぎりで〆ましょう!
4-1.ポーク&たまご
(▲ポーク&たまごおにぎり/148円)
【評価】
まんぷく度:★★★☆☆
ふんわり感:★★☆☆☆
味バランス:★★★★☆
THEポークたまごおにぎり。
あれこれ寄り道したとしても、行きつく所はシンプル・イズ・ベストなのかもしれません。
米!ポークたまご!海苔!以上。
沖縄で親しまれている「チューリップ」のランチョンミートに、キリっと塩味が効いた玉子。これに、さんぴん茶を合わせれば、もうそれだけで幸せ。
5.これ1つで飯チャージ
気取らない沖縄の美味しいソウルフード「ポークたまごおにぎり」。
アナタが気になるものは見つかったでしょうか?
うちなーんちゅが愛するだけあって、どこのコンビニ・スーパーも完成度の高いものが揃っていたのが印象的でした。これぞ、片手で食べられるお弁当。お腹大満足です。
ちなみにポークたまごおにぎり1個あたり約350kcalほどなので・・・計算するのはやめましょう。
結論「ポークたまごおにぎり」は只者ではない!
さて、皆様はどんなポークたまごおにぎりがお好きですか?
筆者:mochiking