気候も少しずつ変わり、南国沖縄も3月になると外での観光スポットを巡るのが楽しくなる季節ですね。
と同時に学生さんたちが春休みに入る時期でもあり、ここは長期の旅行を狙う絶好のチャンスでもあります。
そこで今回は、春爛漫の沖縄を楽しめる見どころをまとめてみました!
気候や服装、そして3月のイベントや上旬から下旬までの旅行代金比較にも触れてみたいと思いますので、どうぞお見逃しなく♪
もくじ
1.3月の旅行におすすめの沖縄の観光地、観光スポット
2.沖縄、3月のイベント
3.3月に沖縄を旅するときに知っておきたいこと
3-1.気候・服装について
3-2.旅行代金・航空運賃について
おわりに
1.3月の旅行におすすめの沖縄の観光地、観光スポット
沖縄は日差しが強くなってくるほど緑と海の色が濃くなり、誰もが頭に描く南国の風景に近づいてきます。
その自然を満喫できる、3月の気候にピッタリのおすすめスポットを沖縄本島・宮古島・八重山諸島に分けてご紹介します!
~本島編・春の風を感じる岬巡り~
本島編では、那覇市内より車で北上しながら岬巡りができるスポットが点在しています。
道1本とっても全てが特別に見えるドライブ、それは国道58号線です。
嘉手納基地周辺は絶好のドライブスポット。
窓を開けて快適にドライブしながら次の目的地まで楽しむことができますよ♪
まず向かうのは嘉手納町より北にある「残波岬(ざんぱみさき)」。読谷村に入ってから海側へ向かったところにあります。
残波岬は、沖縄本島では最西端に位置している岬です。
断崖絶壁が約2kmにも渡って続いていて、晴天時には慶良間諸島までを望むことができる展望の良さが魅力。
何と言っても岬にある真っ白な灯台と青い空とのコントラストが最高!
この景色に出会った時、旅に出て良かったと思えるほど非日常的な世界が広がっているんです。
また残波岬いこいの広場では、日本一大きなシーサーがお出迎えしてくれます。
その大きさにビックリ!高さ8.75メートル、長さ7.8メートルもある超特大シーサーなんです。
せっかくですので、ぜひ記念写真を撮りに立ち寄ってみてくださいね。
残波岬を後にしたら次に向かうのは「真栄田岬(まえだみさき)」。
こちらは恩納海岸の岬で、隆起珊瑚礁に囲まれた景勝地として観光客から人気がある場所です。
とにかくサンゴ礁がキレイ!そして抜群の透明度を誇っています。
眼下には沢山のダイバーやシュノーケラーが何やら集まっていますが・・。
実は真栄田岬の真下には、沖縄本島で唯一の「青の洞窟」があることで有名なんです。
こちらは昔、漁師さんたちが台風時に船が持っていかれないようにするための避難所だったそうです。
現在はそういった用途はなくなりましたが、光の加減によって青く光る洞窟としてたちまち有名になり、ダイバーから愛される場所となっています。
偶然の奇跡はまさに神秘!潜ってみなければその美しさは味わえません。
今ではダイビングをしたことがない方も楽しめる「体験ダイビング」いわゆるお試しで潜ることができるツアーなどが多数ありますので、興味のある方は行ってみてもいいと思いますよ!
そしてゴールは沖縄本島の景勝地の代表とも言える万座毛。
切り立つ崖の形が像の鼻のようだとも言われていますが、写真でもその様子が伺える程ですね。
断崖絶壁でその高さは20メートルほど。
真下をまともに見るのが怖いほどの高さです。
そんな気持ちとはうらはらに、自然の創り出す造形美に圧巻!いつまでも風を感じていたい気持ちになります。
なお万座毛のもう1つの魅力(名物)はと言うと・・・。
駐車場に車を泊めるとお土産屋さんがズラリと並び、サトウキビや島ぞうりなどの観光土産が多く売られていることです。
おばぁが造ったさまざまな味のサーターアンダギーなども人気ですよ!
しかも1個100円以下というリーズナブルさも有りがたいです。
オーソドックスなものからゴマ味や黒糖などありますので、おやつにいかがでしょうか。
~宮古島編・癒されビーチで”ビーチコーミング”巡り~
宮古島は、ビーチも観光スポットの1つとして大変人気のある場所が多くあります。
その中でも「砂山ビーチ」は格別!
真っ白な砂浜へ向かうまでの坂道は、現実と感じられない程の美しさです。
また、ビーチだけが楽しみではありません。
こちらの駐車場には、ペットボトルに入ったマンゴージュースが売っていることがあります。手作りのようで、キンキンに凍らせたものが売られているのですが、砂山ビーチに着くころには飲み頃に・・・。
それがお土産に持って帰りたいほど美味しいんです!
売っていたら本当にラッキーです☆
※いないこともあるようです
もしも売っていたらぜひ買ってから砂山ビーチへ向かってみてくださいね。
そしてビーチの目の前にくると更に驚きが!
それは隆起珊瑚が海の風を受けて空いた天然アーチがあることです。
このアーチは砂山ビーチの象徴とも言える程存在感があり、自然のパワーを直に感じることができるはず。
そしてこちらは潮が引くと洞穴の先まで行くことができますので、できれば干潮を狙って行くのがオススメですよ。
砂山ビーチを堪能したあと向かう先は、宮古島で一番賑わう「前浜ビーチ」。
真っ白な砂浜に透明度の高い海がザバーンと打ち寄せ、ビーチコーミングにも最適です!
前浜には沢山の貝殻やサンゴが集まります。
波や風、その他色々な条件で細かく砕かれているから本当に真っ白!
よく見てみるとカワイイ貝殻や白化したサンゴが見つかるので、小さな子供さんも楽しめますよ!
※ヤドカリ君もいます!!
なお日差しが温かい日は、足だけ浸かってみるといいかも・・。
とにかく海が抜群にキレイ!来間(くりま)大橋も絶好の位置で望めますので、南国を思いっきり味わえる場所になりますよ!
そして最後は「イムギャーマリンガーデン」へ
こちらは自然が造りだした形がそのまま活かされている海浜公園です。
かなり広くデコボコしていますので、ちょっとしたアドベンチャーワールドな感覚が味わえます。
干潮時はズボンを膝までめくって砂浜をぜひ歩いてみてほしいです!
海に棲む生物たちが顔を出しているかも知れません。
インギャー橋を境に広がる内海は、波もなく天然プールになっていますので、浅瀬からもカラフルな熱帯魚たちを見ることができますよ♪
また、遊歩道の先にある展望台に登ってみましょう。宮古牛のオブジェが目印になっていますので、すぐ解るかと思います。
北側からの景色も美しく、公園全景も見ることができますので、くまなく探索してみましょう。
~八重山諸島西表島編・水牛車と三線+由布島を渡る旅~
今ではこれが目的で西表島を訪れる方も多くなった「水牛車」。
ポスターやパンフレットなどにもよく登場する景色を、自分の目で見てみたいと思う方も多いはずです。
西表島からすぐ隣にある由布島まで間は400mほど。
満潮の時でも1mほどにしかならないため、移動手段として船などではなく水牛車を利用したのが名物となり、今では大切な観光スポットになっています。
由布島は島自体が亜熱帯植物園になっていることから、島へ渡る際に入園料を払って渡るというちょっと変わったしくみになっているんです。
膝まで浸かる海の中を徒歩で通勤する方、トラックを慣れた運転で渡る方など日常の風景も広がります。
水牛車に揺られておじいとの会話が楽しめるのは約15分間。その間、ほぼ100%の確率で「安里屋ユンタ」を三線で弾いてくれます。
安里屋ユンタは実在した人物で、美人だった女性が生涯結婚をせずに竹富島に残ったことが有名になり、歌になっているんです。
由布島に渡るとさすが島全体が植物園だけあってブーゲンビリアガーデン、おじぃの手作りオブジェや貝の館、蝶々園などを見ることができます。
そして必見は蝶々園!
こちらには日本最大級の“オオゴマダラ”という蝶が沢山飛んでいます。
運が良ければ羽化する瞬間が見られることも。お子様にとっても大変嬉しい偶然が待っているかも知れません。
なお食事場所や休憩場所などもありますので、せっかくですから1日かけて楽しんでみてくださいね!
2.沖縄、3月のイベント
沖縄の3月はイベントが目白押し!
マイナーなものから有名なものまで沢山ありますので、確定しているイベントを一挙にご紹介していきますね!
■3月4日:第28回 ゆかる日まさる日さんしんの日
開催場所:読谷村文化センター(鳳ホール他県内外)
■3月1日~3月24日:第38回 東村つつじ祭り
開催場所:東村村民の森 つつじ園
■2月29日~3月1日:やんばる国頭(くにがみ) 第21回 全国ふれあいパークゴルフ大会
開催場所:くいなパークゴルフ場、くにがみ鏡地パークゴルフ場
参加申込期間:2020年1月7日(火)~2020年2月15日(金)
※先着順:県外80名・県内80名(高校生以上)
■3月12日~3月15日:第18回 沖縄市工芸フェア
開催場所:プラザハウス フェアモール1F~3F
■3月8日:第38回 東村つつじマラソン大会
開催場所:東村村営屋外運動場
■3月18日:第30回 なんぶトリムマラソン大会開催場所:西崎総合運動公園(スタート・ゴール)
■3月14日:日本最南端!八重山の海びらき2020
開催場所:石垣島・マエサトビーチ
~長期イベント~
■3月1日~5初旬:ビオスの丘うりずんの花祭り
開催場所:ビオスの丘(うるま市)
沢山ある中で筆者がオススメのイベントをご紹介したいと思います。
4日のイベント「さんしんの日」は、毎年コンセプトテーマを元に琉球文化でもある三線を「奏でる日」ということで、読谷村で行われます。
主なイベント会場の読谷村文化センター鳳ホールでは、ステージで繰り広げられるアーティストたちが多数登場して三線を披露するというもの。
他にも三線を片手に訪れた観客と一緒になり、「かぎやで風」を演奏。
会場内に響き渡る幾つもの音には圧巻です!
この日だけは流派関係なく心を1つにして演奏する姿に魅了されると思います。
また、9日に行われる沖縄市工芸フェアは、運命の逸品に出会えるチャンスです。
こちらのイベントは沖縄県内の作家さんや一般の方々が一同に集い、工芸品が展示即売されるというもの。
染色や織物、陶芸にガラス、木竹工作品など数々の展示品が並びますので、他のお土産屋さんでは手に入らないものもあります。
見ているだけでも楽しいので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
そして18日に行われる「八重山海開き」は、毎年場所を変えて行われる八重山の一大イベントです。
※今年は小浜島に決定だそうです。
これから賑わう海で安全を祈願したあと、初泳ぎを体験することができるというもの。
当日は地元の方を含め観光客も一緒になって賑わいますので、なかなか貴重な現場を目の当たりにできます。
日本で一番早い海開きの様子を見てみるのも面白いですよ!
3.3月に沖縄を旅するときに知っておきたいこと
では、実際に旅行へ出かけた際に役立つ情報をご紹介したいと思います。
3-1.気候・服装について
上記のグラフは2015年3月1日~31日まで、那覇市のデータを元に作成しました。
3月も中旬になると1日の平均気温が20度を超えることが多く、ぽかぽか陽気というよりは、若干汗ばむ気温になってくることもあります。
降水率も低いので、雨の心配もなく外でのスポットを楽しむことができるでしょう。
とは言っても体感温度はまた違います。
沖縄は風の強い日も多く、特に海辺は風の音によって大声で話さないと聞こえないほどピューピュー吹く日があります。
そうなってくると体感温度は、その日の気温マイナス2度程度と言われていますので結構寒く感じることも。
グラフだけで判断するのはキケンですので、服装にも気を使ったほうが懸命です。
薄手のカーディガンだけではなく、朝晩の対策も兼ねてパーカーなどあったほうが良いでしょう。
そして服装と同時に忘れてはならない小物類。
通年紫外線対策も必要となれば、更に荷物が多くなりそう。
でも余分に持って行って結局使わずに重いだけだった・・・。とならないように、スッキリまとめて快適に過ごせる「旅のお役立ちアイテム」としての7つ道具をご紹介します!
・帽子(頭の保護に)
・サングラス(紫外線から目を守る為、特に日差しの強い日は必要)
・日焼け止め(UV対策をしっかりと)
・ビーチサンダル(ビーチコーミングにとっても便利)
・常備薬(酔い止め・虫刺され・虫よけなど)
・ウェットティッシュ(海風に当たると色々ベトベトになるため)
・折りたたみ傘(急なスコール時に)
※参考までに例を挙げてみました。
3-2.旅行代金・航空運賃について
さて、では一番気がかりな旅行代金・航空運賃についてですが、2泊3日を例にご紹介致します。
大手旅行会社の料金を覗いてみましたが、3月上旬から17日木曜日頃までの旅行代金は平日ですと45,000円前後、金曜日出発が53,000円前後となっています。
17日以降は急に値上がりますが、こちらは皆さまもご存じの通り、学生の春休みが影響してきます。
一般的には3月25日~4月5日頃となっており、こちらは幼稚園~中学まで同じようですが、それぞれの地区で若干のズレはあるとのこと。
ところが大学生は2月~3月に行われる定期考査が終わるとそのまま4月までお休みになるので、その間沖縄旅行へ行く方も多いようです。
どちらにしても学校が長期休みの間を利用して家族旅行を計画される方が多いので、混み合うことは避けられません。
が、利用次第では上手く交わせることもあります。全ては計画と出発日次第。
家族旅行の場合は金曜出発を外して土、日出発もしくは平日木曜日を狙って有給を2日間取り、土曜日帰りで日曜日にゆっくり休む、というのが負担のかからない旅行の仕方かと思います。
また、航空運賃も当然ながら影響してきます。
例えば一番安いLCCを利用する場合、3月1日のセールですと往復で5,690円という破格値で飛ぶことができます。
ただし成田発で18:35分フライト、那覇に到着するのが21:55着というマイナス要素も理解した上で利用する必要がありますね。
なおLCCでも18日を機に値上がり、上記と同時刻で17,290円と3倍以上の価格になります。
プラス2泊分の宿泊代を考えるとパッケージの方が何かとお得な部分があるかも知れません。
利用の仕方によっては大変お得に楽しむことができますので、色々と情報を集めてみてくださいね!
おわりに
沖縄は通年旅行者に愛される場所ですが、その季節に合った観光地を巡り、変わり目を体感することで何倍もの楽しさが味わえます。
3月は多くのイベントも開催されていますので、合わせて計画を立てみると一味違う旅行になるかも知れませんね。
そして本島のみならず八重山諸島も、散策や観光スポットを巡るのに丁度いい気候です。ぜひ春の訪れを感じながら沖縄を楽しんでくださいね♪
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