海も空もきれいな沖縄。せっかくのきれいなビーチだし、子どもや家族の写真もと、沖縄旅行中はついつい写真を撮りすぎちゃいますよね。
ただ、シャッターを切る数とは裏腹に、タイマーがうまく使えなかったり、子どもがぐずったり、他の人物が入り込んでしまったりと、出来上がった写真で満足のいくものって正直ごくわずか。
ある日、「沖縄のキレイな景色は無いかな~」とインスタグラムを見ていると、沖縄のビーチで撮った素敵な家族写真を発見!前に私が写真を撮ったのと同じ沖縄のビーチなのに空も海も別の場所のよう。
「私もこんな素敵な写真が撮りたい! 自力で無理ならプロに頼んでしまおう! 」と思ったのが、我が家の沖縄ロケーションフォトのはじまりでした。
<もくじ>
1.ロケーションフォトを予約しよう
1-1.ロケーションフォトの撮影料金は?
1-2.ロケーションフォトの予約
1-3.衣装、小道具の準備
2.いよいよ撮影の日!
2-1.カメラマンと待ち合わせ
2-2.撮影開始!
3.沖縄でロケーションフォトってアリ!?
3-1.待ちに待った写真データ納品
3-2.おわりに ―沖縄でロケーションフォト「アリ」!―
1.ロケーションフォトを予約しよう
「沖縄でロケーションフォトを撮ろう! 」と決めてからは、インスタやネット検索でロケーションフォトをやっている沖縄のカメラマンを探し、いくつも問い合わせをしましたが、カメラマン/会社によってプランや料金も様々。まずは一般的な沖縄ロケーションフォトの概要を知っておきましょう。
1-1.ロケーションフォトの撮影料金は?
家族写真や旅の記念写真、マタニティフォトなどは、30~90分間の撮影時間でデータ納品の場合、基本料金は25,000円~30,000円が目安。基本料金の他、出張費や土日祝料金、アルバム制作などのオプションがプラスの費用としてかかってきます。
ロケーションフォトの場合、たいていは「好きな場所で撮影できます」となっているので、お気に入りの場所を指定できます。ただ、沖縄は小さな島国とはいえ、本島の南から北までは全長106kmほどあり、車でも3時間ほどかかる広さ。出張費追加もありきで予算を考えておいた方がいいですね。
1-2.ロケーションフォトの予約
同じ場所で撮影するにしても、カメラマンによって撮れる写真の雰囲気やプランは様々です。自分の好みや予算に合うカメラマンを探すには、やっぱりネット検索。「沖縄 ロケーションフォト」を検索するとロケーションフォトをやっている写真スタジオが多くヒットしますが、ウェディング関連がほとんど。なので「家族写真」や「ファーストバースデー」などのワードを入れて探してみて。
また、ネット検索だと見つかるのは写真スタジオばかりなので、個人で活動しているカメラマンを探すにはSNSの方がおすすめ。最近はインスタグラムで過去の作品を公開しているカメラマンが多いので、ぜひインスタグラムも覗いてみて。小物使いや、写真の構図、撮影後の加工の仕方に個性が出ます。
沖縄は7~9月がハイシーズン。旅行客数が多いので、予約も埋まりやすい時期です。この時期に限らず、当日予約は不可の場合がほとんど。旅行日程が決まったら、なるべく早めの予約が必須です。予約時に希望日程や、希望撮影場所、写真のイメージも合わせて伝えます。
撮影場所はカメラマンがおすすめを教えてくれることもあるので、特に希望の場所がなければ、お任せしちゃうのもアリ。ちなみに、ホテルのプライベートビーチでの撮影は専属カメラマンしかNGのことがほとんどです。
また、沖縄は台風をはじめ、天候が荒れることがよくあります。天候不良のために撮影ができない時は、日程延期で対応、無料でキャンセル可能、直前キャンセルはカメラマンの交通費のみ支払い、など対応は様々。予約時に確認しておきましょう。
1-3.衣装、小道具の準備
ロケーションフォトでは基本的に衣装は自前です。テーマカラーを決めて家族でコーディネートするのもいいし、兄弟をリンクコーデさせるのもおすすめ。もちろん、無理におそろいにしなくても大丈夫。青い海や空が、普段着さえもよそいきのレベルに引き上げてくれます。
また、撮影時はちょっとした小物を用意すると写真にアクセントができておすすめ。ただ、定番アイテムのガーランドは海だとかけるところがなかったり、風船などの軽いものは風で飛ばされやすかったりと、ロケーションフォトにそぐわない小物もあります。カメラマンが自前で貸し出してくれることもあるので、小物を使いたい時は相談してみて。イニシャルオブジェでメッセージや子どもの名前を用意するのがおすすめです。
2.いよいよ撮影の日!
2-1.カメラマンと待ち合わせ
カメラマンとの待ち合わせ場所は「○○ビーチの監視室の前」など、なるべく具体的にしましょう。こんな服着ていきます、など伝えておくと親切ですね。たいていカメラ機材を色々持参していて荷物も多く、カメラマンらしき人は見つけやすいと思います。
2-2.撮影開始!
ロケーションフォトでは着替え場所がないことがほとんど。あらかじめ撮影用の服を身に着けておくと効率的に時間を使えます。
撮りたい写真のイメージを事前に伝えていない場合は、スマホの画面や雑誌など参考になる写真を見ながら、撮影前にしっかり伝えて。
いよいよ撮影スタート! 子どもと一緒の撮影なら、子どものご機嫌を損ねないようにおもちゃやおやつも用意して。もちろん笑顔の写真が撮れればベストですが、人見知りの子どもや赤ちゃんは何かと泣き顔になりがち。それでも諦めないで。撮影時間はたいてい1時間程度はあるので、後半はカメラマンにも慣れて子どもの表情も明るくなってきます。そうなれば、「こっちに向かって走って~!」などのカメラマンのオーダーにも素直に応えてくれてこっちのもの!
また、1時間半以上の撮影時間が長いプランは近距離なら場所の移動もOKの場合も。ハシゴする場合のおすすめ撮影スポットは沖縄美ら海水族館の近くにある「フクギ並木」とそこを抜けた海岸。海の写真も、緑いっぱいでマイナスイオンあふれる写真も両方撮ってもらえます。
真夏の撮影時は、途中で水分補給をしたり、日傘を使ったりと熱中症にも注意しましょう。そして何より、みんなで楽しんで撮影してもらって思い出の一日に!
3.沖縄でロケーションフォトってアリ!?
3-1. 待ちに待った写真データ納品
撮影写真はカメラマンが補正や確認をしてから納品されます。データ納品の場合はDVD-Rでの郵送が多く、納期は1週間~1か月と幅があります。急ぎの場合はデータ便で送ってくれる場合もありますので、納期と納品形態をあらかじめ相談しておきましょう。アルバムなど印刷を依頼する場合は、データ納品よりもさらに納期が遅れますが、沖縄らしくの~んびり気長に待っていましょう。
3-2.おわりに―沖縄でロケーションフォト「アリ」!
届いた写真はどれも素敵で感動! エメラルドグリーンのキラキラした海。フクギ並木での木漏れ日。沖縄特集の雑誌で見るような素敵な写真に自分たちが溶け込んでいて、とっても満足な仕上がりでした。
撮ってもらった写真は年賀状にも使いましたが、友達からも大好評!
カメラを向けられると緊張しちゃって、写真を撮られるのはちょっと苦手。そんな私でしたが、沖縄でロケーションフォトを体験したらスタジオ撮影には無い解放感があって思いがけず楽しく、撮影自体がいい思い出に。
次に撮る時は、子どもの替えの洋服や帽子、お気に入りのおもちゃやぬいぐるみも用意して、もっといろんなパターンの写真にもチャレンジしたいです。
これからは、1年に1回、子どもの成長記録も兼ねて沖縄でロケーションフォトを撮るのが定番になりそうな予感です。
このページの画像は、フリーカメラマンの「ナカンダカリ マリ」さんに撮影していただいたものです。
ナカンダカリ マリ |
アサミ
沖縄愛が止まらない東京在住ライター。2人の怪獣男児と沖縄を旅しながら、子連れにやさしいお店や宿、旅行テクニックを蓄積中。
著書「子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117 」