宮古島との海と言えば、特異な海中地形や巨大珊瑚礁”八重干瀬”が有名ですが、もうひとつ「パンプキンホール」をご存知でしょうか?
沖縄の海は広い!けれどもパンプキンホールは宮古島唯一無二(?)のスポット。
今回、宮古島のマリンショップ「マリンサポートタイド宮古」さんのパンプキンホールツアーで私も初めてパンプキンホールに行ってきましたが、予想をはるかに上回る迫力。
これはもうツアーというより冒険でした!
<もくじ>
1.パンプキンホールは海からしか入れない鍾乳洞
2.準備と受付
3.海をお散歩|生き物いっぱい!
4.いざ、パンプキンホール内部へ
5.パンプキンホール遊ぶ
6.おわりに
1.パンプキンホールは海からしか入れない鍾乳洞
パンプキンホールとは、宮古島の保良にある鍾乳洞のこと。宮古島内にはいくつか鍾乳洞がありますが、パンプキンホールは干潮時にだけ海からエントリーできる非常に珍しい鍾乳洞です。
鍾乳洞に入っていくと、「パンプキン」の由来となったカボチャ型の大きな鍾乳石が姿を現します。この鍾乳石、別名パンプキンホールは、地層に含まれていた石灰成分が長い年月をかけて溶け出してできた、まさに天然のものなのです。
2.準備と受付
集合場所は保良泉(ボラガー)ビーチ。「海宝館」が目印です。
基本は水着+日焼け対策にラッシュガード・日焼け止めですが、水着はちょっと・・・という方は、半そで・短パン(上にラッシュガード)でも参加可能。
簡易的ですが更衣室にシャワーもあります。トイレがキレイで嬉しい♪
私が参加した日の集合時間は13時。ただし前述の通り入口が海の中にあるため、ツアーのスタート時間は干潮時刻によりけり。
日によって集合時間は異なります。
集合してからまずは受付。連絡先や体調を申込用紙に記入して、ツアー代金を支払います。
カメラのレンタルもおこなっており、私も防水のデジカメをお借りしました。
iPhoneなど防水機能が付いているスマホを持っている場合でも、なくなったり壊れたりする方が多いそう!
スマホを失うと考えると・・・おぉ怖い!写真を自由に撮りたい!という方は借りた方が無難ですね。
マリンサポートタイドさんでは水中デジタルカメラのレンタルが980円。
その場でSDカードも購入できました。
今回の参加者は私含めて6人。
マリンシューズとライフジャケットを身に付けて、水分補給も出来たらみんなで海へ出発!
3.海をお散歩|生き物いっぱい!
砂浜から海にエントリーしました。
途中、ちょっと波が高くてよろけてしまう時もあったけど、インストラクターの方がしっかりサポートしてくれました。
浅瀬の海を歩くので、日焼け対策を忘れずに。曇りの日でも紫外線はあるので、長袖やロングスパッツがおすすめです。
鍾乳洞まで行く途中にも、インストラクターの方がサンゴや海の生き物について丁寧に説明してくれます。これはウミキノコというサンゴの一種。(ソフトコーラルと呼ばれる種で、感触はやわらかい)
道中(海中?)には、「星の砂」も。星の砂の正体もしっかりと説明してくれました。知りたい方は、ぜひインストラクターの方に聞いてみてください!
さらにこの日は、大雨が降った後にしか見られないという「幻の滝」が出現!
お約束の滝修行ごっこもしっかりとやってきましたよ。
海の中を歩くこと15分ぐらい。
とうとう、パンプキンホールの入り口が見えてきました!
4.いざ、パンプキンホール内部へ
入り口は思っていた以上に小さくてびっくり。
小さな入り口をくぐるとさっそくパンプキンホールがお出まし!
水もほんのり青く光っているような・・・。沖縄本島にも「青の洞窟」というシュノーケリングスポットがありますが、それともまた違った海の輝き(写真で伝わらないのが残念~!)。
これだけでも充分見ごたえがあるのですが、なんとこのパンプキンホールの上に登れちゃうんです。
パンプキンホールに登る際、上から小さな滝が流れてくるのでちょっと注意。でも、参加者みんなで助け合いながら、ハシゴを使って無事登頂。
パンプキンホールに登ると、さらに広い空間。鍾乳洞が段々畑のようになっています。
その奥には湧水の出どころ。
昔、宮古島で水道がなかった頃は、この洞窟の湧水を生活用水として使っていたそうです。
5.パンプキンホールで遊ぶ
パンプキンホールはただ見るだけではありません!
まずは「クチャ」。粒子の細かい粘土質の泥で、お肌に塗ると毛穴の汚れをかき出し肌がすべすべになるそう。
クチャを顔に塗って写真を撮りましょー!
メインイベントはパンプキンホールの上からジャンプ!
(もはや残像ですが・・)
今回、参加した人の中には小学4年生のお子さんもいましたが、楽しそうに飛び込んでいました。
鍾乳洞に登るのも、そこからエメラルドグリーンの海に飛び込むというのも、めったにできる事ではありませんよ。
6.まとめ
私もツアーに参加する前にパンプキンホールについてはいろいろ調べていたものの、実際は圧倒的な迫力があり、写真では伝わらない神秘めいたものも感じました。
宮古島を訪れた際には、この唯一無二のパンプキンホールに行って損はないと思います!