沖縄そばはお店によって味は違えど、ここまでビックリしたのは初めて。
何と言ってもモチモチ麺に絡むスープがたまらない!でもちゃんと「宮古そば」しているから不思議なんです。
宮古島には宮古そばで有名な名店がいくつも点在していますが、地元の人も足かせに運ぶ美味しさの秘密は何なのでしょう?
2015年にはJTA機内誌にも掲載された噂のお店というコトで・・すごく気になる中休味商店を取材してきました♪
<もくじ>
1.中休味商店?食事屋ですよ?
2.初めて出会う味!鶏ガラスープの宮古そば
3.オススメの食べ方で一石二鳥に♪
4.アクセス情報
おわりに
1.中休味商店?食事屋ですよ?
中休味商店は、大阪で和食の修行を積み重ねた店主さんが2014年にオープン。
それからは地元ファンだけではなく、ホテルの従業員さんに聞いて来たという観光客も多く訪れるようになりました。
一見名前だけでは食堂と認識しがたいかもしれませんが、お店の前に立つとスープのいい香りが漂います。
中へ入ると昔ながらの座敷やテーブルがあり、女性1人でも入れる明るい雰囲気が◎。
噂を聞きつけ数々の著名人も訪れているようで、サインがズラリを飾られていました。
お店の名前の通り、「なかやすみ」にはピッタリの場所です。
メニューはメインの鶏そばのほか、定食ものがリーズナブルな価格で食べることができます。
地元のかた曰く「何を食べても美味しい!お腹いっぱい食べられる」とのこと。
でもやっぱり旅行者が最も注文するのは“鶏宮古そば”なのだそう。
鶏ソーキやミニカレーのセットも人気ですよ♪
2.初めて出会う味!鶏ガラスープの宮古そば
一般的な宮古そばのダシ汁は、豚のだしが2割、かつおだし8割を塩で整え、それ以外の調味料を使わないようです。
中休味商店のスープは沖縄県産の鶏ガラがベースになっていて、加えて宮古島産のかつおぶしや野菜、黒糖や雪塩で整えてあります。
注文されてからゆで上げる自家製の生麺は宮古そばを意識した太さや形で、スープがよく絡みます。
あっさりしているけれどコクがあり、飽きることなく飲み干せるスープは研究のたまものです♪
3.オススメの食べ方で一石二鳥に♪
中休味商店のテーブルには、沖縄の基本であるコーレーグース―のほかコショウやラー油などが置いてあります。
色々な変化を楽しんでほしい・・という意味から、そばにかける調味料があるのですが・・。
まずは何もかけずに汁をすすって普通に食べたあと、コショウをかけて味に変化を付けます。
次にラー油をかけてさらにコクをUP!これが意外と合うのです。
筆者は基本的に麺類を食べる際は何もかけない派なのですが、こんなに美味しくなるならアリだな、と感動すら覚えました。
普通のラー油なのに、鶏の旨味を引き出す魔法のスパイスにように感じます。大げさではなく、ホントに。
さて、鶏そばを食べ終えたあとは、お待ちかねのご飯タイムが始まります。
お気づきのかたも多いと思いますが、メニュー内にあった「※そばにはライスがお付けできます」・・・。
この秘密は麺を食べたあと、鶏ぞうすいにするためにあるのです!
通常宮古そばはあらかじめ紅ショウガが乗っているコトも多いのですが、別皿で出してくれている意味がようやく分かりました。
ぞうすいになるため、じっと待っていたご飯をスープへ投入します。
麺を食べ終えるまでに入れていたコショウやラー油が程よくまざったスープは、ご飯との相性も抜群なのです!
そして残しておいた紅ショウガを入れて“鶏ぞうすい”のできあがり!
一口すすると濃いめだったスープがまろやかに。女性でも最後までペロリと食べられます。
マイルドな美味しさはお子様も喜んで食べるハズ。
ご飯は+50円で大盛りも可能なので、親子で半分こという手もアリ♪
また宮古そばとセットで頼むかたも多いミニカレーはわりと辛口で、ガツンとパンチの効いた味。
鶏そばとぞうすいだけでもボリュームあるのですが、こちらのカレーもクセになるコクがGOOD!
お腹に余裕があればぜひ味わってほしい逸品です。
4.アクセス情報
【中休味商店】
住所:沖縄県宮古島市平良字西里2050−1
電話番号:0980-72-2868
営業時間:11:00~14:30( L.O)
定休日:日曜日
駐車場:あり
※まもる君の目の前
おわりに
ご夫婦で営む中休味商店。
接客もそうですが、すべてにおいて丁寧な手作業が味にも現れています。
そして麺にしてもスープにしても、宮古そばの伝統を反映しているからこそ、地元のかたにも旅行者にも受け入れられる「味」になっているのだと感じた一杯でした。
今までになかった新しい鶏宮古そばは、また宮古島に来たときは必ず寄りたいお店にランクイン!というかたも多いハズ。
鶏そば、ぞうすい、大変美味しゅうございました!