気持ちをホッとさせたいとき。
頑張った自分にご褒美をあげたいとき。
明日も元気に過ごしたいとき。
とびきりの香りと甘さで、私たちの心と体にパワーをくれる魔法の食べ物―――チョコレート。
今回は、そんなとっておきのチョコレートを探しに、宜野湾の「Jacaranda Blue」へ行ってきました。
“温暖な沖縄でチョコレート”と聞くと少し意外な感じもしますが、原料となるカカオ豆は高温・多湿な地域で栽培される熱帯の植物。
暑さに負けそうなとき、暑い場所で育ったものを食べるというのは、実は人の体にとってとても理に適ったことなのだそうです。
南国・沖縄だからこそ味わえる、とっておきの1粒を探す旅へ、出発です!
<もくじ>
1.Jacaranda Blueってどんなお店
2.沖縄素材がいっぱい!Jacaranda Blueのチョコレート
3.沖縄を感じるスイーツたち
4.Jacaranda Blue店舗情報
5.とっておきの1粒に恋して
1.Jacaranda Blueってどんなお店
お店の案内板を頼りに住宅が立ち並ぶ路地を抜け、小さな坂を上った先にあるのが、今回ご紹介する“とっておきの1粒チョコレートがあるお店”「Jacaranda Blue」です。
扉の先で待っているのは、思わず深呼吸したくなるような甘い香り。
そして『そこにあるもので作る=地産地消』というフランス菓子の理念をベースに生み出された、チョコレート菓子をはじめとしたシェフ自慢のスイーツたち。
お菓子を販売する女性の専門職“ヴァンドゥーズ”として店頭に立つ、シェフの奥様に迎えられ、正面のガラスケースに目を向けると―――ありました!
シンプルに気取らず、それでも隠し切れない存在感を放つパリジェンヌのような「ボンボンショコラ」たちです♡
見ているだけでため息が出てしまう美しさですが、よく見ると「宮古みそ」「春うこん」「島まーす」など、およそチョコレートとは思えない文字が踊っています。
この見慣れない文字のほとんどが、沖縄の食卓では馴染み深いものばかり。
そうJacaranda Blueでは、沖縄素材を取り入れた個性的なチョコレートと出会えることが、大きな楽しみのひとつなのです。
その土地でとれる食材・その生産者たちに敬意をはらう、シェフが大切にするフランス菓子の理念は、このボンボンショコラたちにも息づいています。
2.沖縄素材がいっぱい!Jacaranda Blueのチョコレート
△沖縄しょこら 9個入/2,500円(税込)
個性的なチョコレートが大好き。
そんなツウ好みのアナタには「沖縄しょこら 9個入」がオススメ。
キレイにラッピングされたチョコレートは、自分へのご褒美としてはもちろん、大切な人へのお土産やプレゼントにもピッタリです。
チョコレートの小さな箱を開ける瞬間のドキドキは、やっぱり格別。せっかくなので、沖縄ショコラ9種を食べ比べてみました。
ヴァンドゥーズの奥様によると、美味しいチョコレートをより美味しく楽しむコツは『クチの中でゆっくり溶かして、舌で味わうこと』なんだとか。
たしかに、そうやって食べると、呼吸をするたびに体中をチョコレートの香りが駆け抜け、幸せが倍増します!
1:宮古みそ
舌に感じる麹の風味が不思議とチョコレートに合います。食べ終わった後も、心地好いふくよかな塩味が残る大人のチョコレート。お酒のお供にもオススメ。
2:黒糖
黒糖の香ばしい甘さとカカオの苦さが絶妙。濃厚なのに口に残る余韻はとっても繊細。普段チョコレートをあまり食べない男性にもオススメしたい味。
3:たんかん
たんかんは沖縄で良く食べられているミカンの仲間。ピールのほろ苦さ+柑橘の香り+カカオの苦み=間違いない美味しさ。
4:島とうがらし
舌の上で溶かしていくと、エスニックでスパイシーな香り。その後には予想以上に鮮烈な辛さ。なぜか次が食べたくなる、魅惑の1粒です。
5:春うこん
うこんの香りが気づけばカカオの香りになり、カカオの香りは気づけばうこんの香りになる。優雅に香りを楽しむチョコレート。濃い緑茶にも合います。
6:島まーす
島まーすは「沖縄の塩」のこと。舌にのせた瞬間に濃く甘いお塩の味。驚くほどなめらかで、交互に訪れる塩味・甘味の波が芸術的に美味しい、余韻だけで幸せを感じる1粒です。
7:じーまみー
じーまみーは「落花生」のこと。“知った味”だと思って食べると、良い意味で予想を裏切ってくれる1粒です。上に載った落花生の食感も絶妙。とにかく、食べてみて!
8:ふーちばー
ふーちばーは「よもぎ」のこと。和菓子で使われるよもぎとは印象が異なり、華やかで甘味のあるグリーンな香りが特徴です。新感覚の美味しさが楽しめます。
9:島こしょう
島コショウは「ピバーチ」などとも呼ばれる、沖縄の香辛料の一種です。シナモンのようなハーバルでスパイシーな香りが特徴のチョコレートで、コーヒーと良く合います。
3.沖縄を感じるスイーツたち
△マカロン/1個 160円(税込み)
Jacaranda Blueでは、ボンボンショコラのほかにも、沖縄の素材を使ったスイーツたちが数多く揃っています。
通常アーモンドの粉を使って作られるマカロンには、1週間かけて油抜きをした「落花生の粉」を使用。軽くサックリした食感と、香ばしい落花生の香りが楽しめます。
バニラ・フランボワーズなど、お馴染みのフレーバーのほかに、「黒糖」「よもぎ」などの沖縄らしいフレーバーがあるのも嬉しいポイント。
個包装になっているので、+αのお土産としてもおススメです。
△沖縄サンゴ 5個入/400円(税込)
日々、技術の研鑽と研究を惜しまないシェフが、試行錯誤を重ねて作った「沖縄サンゴ」も、お土産にオススメしたいとっておきの逸品。
白いキャラメルは、口に入れるとホロリとほどけ、芳醇な香ばしさと甘さが広がります。後味は優しく、シンプルな材料から生まれたとは思えない奥深さ。
名前のとおり本物のサンゴ入りで、旅の思い出をおしゃべりしながら、みんなでワイワイ食べたくなる不思議で美味しいキャラメルです。
4.Jacaranda Blue店舗情報
【Jacaranda Blue|店舗詳細】
■住所:沖縄県宜野湾市長田1-8-7メゾン友利1F
■電話:098-892-8654
■営業時間:11:00~19:00
■定休日:火・水曜日
■駐車場:あり(店舗前3台)
■HP:https://jacarandablue.ti-da.net/
生ケーキなど一部の商品を除き、ほとんどの商品が地方発送OK。温度変化に敏感なチョコレートも安心してお土産に持って帰ることができます!
事前の発送予約なども相談可。詳しくは上記お電話までお問い合わせください。
5.とっておきの1粒に恋して
『訪れてくれたお客様には、軽やかな気持ちで笑顔になって帰って頂きたい。決して立ち寄りやすいとは言えない場所にあるからこそ、お店に向かってくる道すがら、お店でお菓子を選んでいる時間、そして箱を開けて食べる瞬間まで、お客様に楽しんで頂けるようなお店でありたいと思っています。』
『喜んでいただける味を作るのはもちろんですが、誰かと一緒に食べる喜び、誰かにプレゼントする喜びもお届けしたいんです。』
そう柔らかな笑顔で語ってくれた、シェフ・ヴァンドゥーズの友利夫妻の言葉どおり、Jacaranda Blueに並ぶスイーツたちはどれも、ワクワクする驚きと、どこかホッと安心するような優しさが詰まっていました。
1粒できっと誰もが笑顔になれる。
沖縄の住宅街にある素敵なお店「Jacaranda Blue」で、沖縄を感じるとっておきのチョコレートを味わってみませんか?
筆者:mochiking