那覇空港から車で10分ほどの場所に位置する「沖縄ハーバービューホテル」。
小高い丘の上にあるレンガ色の建物は、落ち着いた佇まいながらひと際目をひく存在感。
正面入り口では魔除けの役割もあるヒンプン・樹齢200年を越えるガジュマルの木がお出迎えし、ホテルながら沖縄らしさもさりげなく感じられます。
開業40年を超える老舗は、天皇両陛下をはじめ国内のVIP御用達。とても格式高いホテルなのです。
今回はそんな「沖縄ハーバービューホテル」に宿泊。
気になる客室からクラブラウンジまで、一挙にご紹介させていただきます。
<目次>
1. クラブコンフォートツインに宿泊
1-1 シックな客室&充実のアメニティ
1-2 クラブラウンジ-クラブフロア宿泊者の特権-
2. ホテルの自慢は彩り豊かな朝食ブッフェ
3. 館内施設-ワンランク上の滞在を愉しむ-
4. おわりに-基本情報-
1. クラブコンフォートツインに宿泊
「沖縄ハーバービューホテル(以下、ハーバービュー)」の客室は、全352室。
宿泊棟は本館・南館の2つに分かれており、ビジネス利用にふさわしいダブルルームからスイートルームまで、部屋タイプは13種類にも及びます。
クラブフロアと呼ばれる本館8・9階では、このフロアに滞在した人のみ使えるクラブラウンジ利用特権もあり。ちょっぴり贅沢したい方にうってつけです。
また加湿器・空気清浄機をはじめ、全15種類のエクストラアメニティが無料で借りられるのも嬉しい!
中には数が限られているものもあるので、確保しておくには事前に電話かメールで予約しておくのがオススメですよ。
1-1 シックな客室&充実のアメニティ
今回筆者が宿泊したお部屋は、本館9階のクラブコンフォートツイン。ブラウンを基調としたインテリアで整えられ、落ち着いた雰囲気が印象的。
まずはベッド周りから見ていきましょう。正面右側にはクローゼットがあり、ハンガーの他に金庫・ズボンプレッサーを完備。
左側にはソファとサイドテーブル。
サイドテーブルの上にはアイウォーマー・入浴剤・お茶などがあり、寛ぎたい時に使えます。写真だと伝わりにくいかもしれませんが、このソファが想像以上に座り心地がよく、思わずウトウト。
枕元にはベッドライトのみならず、ブックライトまで。もちろんコンセントも両サイドについていましたよ。何てことないように見えるこだわりですが、かゆいところに手が届くってこういうコト。
ハーバービューでは気持ちよく寝られるような空間作りがされていて、5種類の枕のほか、フットピローやアロマディフューザーのチョイスが可能。
旅行中の疲れを取るのにピッタリです。
そしてベッド正面のビジネスエリア。広いデスクの上にはミネラルウォーター・自由に使えるコーヒーマシンなど。
ルームサービス・ルームエステのメニューもあり、すべてのお部屋で注文できます。
左の引き出しの中にはワッフル地のパジャマにランドリーバッグが入っていましたよ。
最後は気になる水回り。洗面所はこんな感じ。シンクの面積が広く、朝バシャバシャ顔を洗っても周りに水が飛び散りません。
シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・ローション、歯ブラシ、ドライヤーなど必要なものはほとんど揃っていました。
トイレはリモコン式でウォシュレット付き。
お風呂とは完全ガラス張りで別々になっていて、写真右奥に見られるように、浴槽外に洗い場のスペースがしっかり設けられています。身長160cmの筆者も楽に脚を伸ばせるほどの広さ。水圧もバッチリです。清掃もしっかり行き届いていて、申し分のない客室でした。
のんびりルームツアーをしていたら時計はすでに18時過ぎ、クラブラウンジのカクテルタイムのお時間です。
1-2 クラブラウンジ-クラブフロア宿泊者の特権-
前述した通り筆者が宿泊したクラブフロアは、ホテル最上階にある「クラブラウンジ」が使い放題。営業は6:30~22:30まで。ブレックファースト(6:30~10:30)・ティー(15:00~17:00)・カクテル(18:00~20:00)の3つの時間帯ごとに分かれで異なるドリンクやフードがいただけます。
入り口はこのように自動ドアで閉ざされていて、写真右の差し込み口にルームカードを入れると扉がオープン。訪れたのは平日の18時過ぎ。混んではいませんでしたが、それなりにお客様がいらっしゃいました。
カクテルタイムの2時間はフード、アルコールを含めたドリンクはすべて食べ飲み放題。沖縄らしい豊富な泡盛のラインナップ。定番オリオンビールから赤白スパークリングワインまで、キンキンに冷えた状態で提供されていました。チップスやナッツをはじめ、一口サイズのピンチョス、さらにはローストビーフまでさまざま!良い感じに一通りよそおってきました。
チーズとワインが疲れた体に染みます、ローストビーフの美味しいコト!ひとり席には椅子ごとにコンセントがあり、目の前にもこのように植木があって人目を気にせず利用することができます。
もちろんビジネス利用にもオススメ。
ラウンジ内にはテーブル席・カップルで夜景を見渡せるソファ席など設けられていて、ニーズに応じて使え分けられるのが嬉しいトコロです。
食べ物の補充も途切れることなく行われていましたよ。
20時を過ぎるとスタッフの方がドリンクを回収にまわります。
時間が近くなると一声掛けてくれますが、時間外のアルコールは有料となるのでご注意くださいね。
2. ホテルの自慢は彩り豊かな朝食ブッフェ
ホテルステイの楽しみといえば、やっぱり朝食。
ラウンジでブレックファーストもいただけるんですが、せっかくなので地下1階のレストラン「プランタン」でいただくことにしました。
入り口で部屋番号を伝え、スタッフさんの案内を待ちます。
朝7時頃に訪問すると、たくさんのお客様でにぎわっていました。
席に案内されるともらえる【食事中】のカード。これをテーブルの上に置いておけば、誰かに席を取られてしまう心配がありません。
さっそくメニューを見ていきましょう。入り口から一番近いところにあるサラダコーナー。
カポナータやマリネなど、色んな味付けでいただけます。フレッシュフルーツは、ライチやパイナップルなど、南国らしく彩り豊か。
そのすぐ後ろに、沖縄料理のコーナーがあります。じゅーしー(炊き込みご飯)・クーブイリチ―(昆布の炒め物)・ゆし豆腐などさまざま。
沖縄そばの麺はその場でゆでられるようになっていて、具も自由にトッピング可能です。みなさん楽しそうにオリジナル沖縄そばを作っていましたよ。
この他にも和洋食メニュー・パンのラインナップも充実。パンはすべてホテル内のベーカリーで焼き上げたもの。小さめサイズで種類も豊富です。
ベーカリーコーナーの隣には、さりげなくアイスまで。通常のよりも小ぶりサイズなので、お口直しにもピッタリ♪
そんな感じで一通り。ゴーヤーチャンプルー・にんじんしりしり・マリネや焼き立てワッフルなど目にも美しい。
どれも素材の味を活かした味付けで美味、中でもじゅーしーは少し固めに炊かれていて、パラパラとした食感がヤミツキになりました。
お腹いっぱいだけど野菜がメインなのでもたれず、色んな種類のものをたくさんいただけ、大満足の朝ご飯です!レストランを出るとテイクアウトドリンクのコーナーまであり、至れり尽くせりなのでした。
食後に中庭を散策していると「朝市」を発見!火曜日以外の毎朝開催しているそうです。
産地直送の海ブドウ・もずくをはじめ、やちむんなどの工芸品も販売、腹ごなしの散策を兼ねてお土産探しをしてみてはいかがでしょうか?
3. 館内施設-ワンランク上の滞在を愉しむ-
「ハーバービュー」は夏期限定(4月下旬~10月末)でプール営業を行っていて、シティにいながらホテルで泳げるのが嬉しいトコロ。プールは建物の地下1階。周りは建物に囲まれていて、リゾートの世界観も守ってくれます。また地下1階のビアガーデンスペースでは、県産オリオンビールが6~10月の間、水・木・金曜日限定でお楽しみいただけます。(営業は月によって異なります、詳細は公式ホームページよりご確認ください。)
キンキンに冷えた3種のビールをはじめワインなど、ドリンクは全て飲み放題。
お洒落なレストランでのディナーもありますが、ビールがすすむこだわりメニューで夏をリフレッシュ!
本館1階には24時間営業のフィットネスルームがあり、いつでも気が向いた時に運動することが可能。
室内専用シューズも23cm~30cmまで、無料でレンタルできるのも助かるポイントです。
その他女性専用のスパエリアに、男性専用のサウナゾーンなど、旅の疲れを癒してくれる施設もアリ。
上手にホテル内施設を利用して、ワンランク上のホテルステイをエンジョイしてみてくださいね。
3. おわりに-施設情報-
ハード面の良さはしかり、物腰柔らかなスタッフのホスピタリティも印象的。VIPが御用達なのも納得です。
筆者はラウンジが使い放題のクラブフロアに宿泊しましたが、静かなラウンジでの優雅な時間にヤミツキになってしまいました。
ちなみに宿泊者の方ならプラス4,000円で利用可能だそうですよ。
ちょっとリッチなステイをしてみたい方、次回那覇ステイをお考えの際はぜひ宿泊してみてはいかがでしょうか?
施設名:沖縄ハーバービューホテル 住所:〒900-0021 沖縄県那覇市泉崎2-46 電話番号:098-853-2111 総客室数:352室 チェックイン/アウト:14:00/11:00 アクセス:那覇空港から車で約10分 公式HP:https://www.anacpokinawa.com/index.html |
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